国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み(オバマ訪日で日米安保共同宣言はなし)

2010/10/29


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成22年(2010)10月29日(金曜日)
       通巻3117号 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 土壇場で、この失態は何だろう? 前原外相は虚仮(こけ)にされたのか
   オバマ来日に「日米安保宣言」なし、クリントン訪日せず
****************************************

 11月横浜APEC目前になって、オバマ大統領はAPEC議案に専念するために「日米安保共同宣言」を出さないことに決まった。菅直人首相との会談は行うが、新しい日米安保条約の路線を策定すると予測された共同宣言を見送ることは、北京が欣喜雀躍しそうなニュースである。

 表向きの理由はともあれ、普天間基地でもたつく民主党への不信感の表れ、一種しっぺ返しとも受け取れる。

 予定されていた日米安保共同宣言は、北朝鮮の核、中国の軍事力の拡充に対しての日米の鉄壁の抑止力を誇示すると考えられていただけに、これは民主党の失態としか言いようがない。

 くわえてヒラリー・クリントン国務長官は横浜APECに欠席することが分かった。ヒラリーは月末にベトナム入りし「アセアン会議」にゲストで出席したあと、カンボジア、マレーシアを訪問し、豪州で開催される「2+2」に出席する。このため前原外相との会談は来月末にハワイで開催される。
  ◆
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  @@@@@@@@@@@@@  読者の声  @@@@@@@@@@@@@@
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
(読者の声1)「果たしえていない約束」を拝読しました。たいへん感動的な内容でした。
 小生も面識があった三浦重周氏も没後はやくも5年ですね。 歳月の流れに感慨無量です。
最近日本政治の劣化は外国人である小生にとっても 慨嘆にたえません。日本人は日本が日本でなくなる危機から目覚め、奮起することを願ってやみません。 
憂国忌がその奮起のきっかけになることを願っております。
      (池東旭、ソウル)


(宮崎正弘のコメント)御激励、有り難う御座いました。



  ♪
(読者の声2)貴誌に掲載された「正論」からの転載の宮崎さんの「果たしえていない約束」の記事を読みました。
すべてのキャリア組に読んでいただきたい原稿です。全共闘世代の先輩は左翼:右翼とも真剣に日本の将来を危惧していました。
今の現場は医療機関:学校:消防:警察:自衛隊ともサラリーマン化しています。国を守る情熱や気概がありません。何で民主党を恐れるのですか? なぜ官僚は戦わないのですか?
自己保身? それとも国会議員が怖いのですか? 
国民は自分たちが政権交代をして何も問題が解決しないことを気がつくべきです。いやすでに坂道を下って没落に向かっている。私は宮崎先生についていきます。
(つけめんだいおう)


(宮崎正弘のコメント)わかりました。でも老兵にはついて来ないで下さい。若い人がリーダーにならないと。。。。



  ♪
(読者の声3)結局、「平和な東アジア」とかは左翼の思い込みでしかない。中共支那は強力な米軍の後ろ楯の無い日本など屁とも思ってない。
逆に言えば、支那と友好関係を持とうと思えば、今以上に米国との関係を強化するしかないという事が分からないのでしょうか?
しかし韓国が誇る愚か者盧武鉉の失敗をそのまま繰り返した民主党は二倍愚かなのか、それとも確信的に日本解体をめざす「日本のアル・カイダ」なのだろうか? そんな中で先月米国が思いやり予算の大幅な増額を要求する事にした。天晴れ、米国も日本の足元を見るという点で支那に劣らない。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100922/plc1009220121000-n1.htm
ここでも発想の豊かさが必要です。
例えば思いやり予算を増額する代わりにその金額で米国からF15戦闘機の後継機で世界最強のステルス戦闘機F22を25〜30機程度を30年レンタル出来るようにする。
これなら米国議会で可決された同機の輸出禁止法をクリア出来るし、これだけでかなり日本の航空戦力が強化される。
そしてそのままなし崩し的に輸出許可へと持っていけば良い。F35はF16の後継機であまりにも多くの国に輸出されるので従来の日本の航空優位が崩れる。同時にF15をベースに国産ステルスを開発するというという形がベストです。
(道楽Q)


(宮崎正弘のコメント)おもいやり予算とは率直に言って「みかじめ料」。或いは番犬の餌代。だからこそ有効に狡猾に使わないと。。。
◎○◎○◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<<<<<<<<<<<<<<<< 宮 >>>>>>>>>>>>>>>>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<宮崎正弘の最新刊>
 『上海バブルは崩壊する』(清流出版、1680円)
 http://www.amazon.co.jp/dp/486029341X/
 (↑ アマゾンから入手できます!)


<宮崎正弘のロングセラーズ>
http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
『猛毒国家に囲まれた日本』(佐藤優氏との対談。海竜社、1575円)
http://www.amazon.co.jp/dp/475931122X/
『日米安保、五十年』(西部邁氏との対談。海竜社、1680円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4759311092/
『中国ひとり勝ちと日本ひとり負けはなぜ起きたか』(徳間書店、1680円)
『増長し無限に乱れる「欲望大国」中国のいま』(石平氏との対談。ワック、945円)
『朝日新聞がなくなる日』(ワック、945円)
『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
     ○◎○
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ◎宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有)宮崎正弘事務所 2001−2010 ◎転送自由。ただし転載は出典明示。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • 横浜の銕2010/10/30

    貴メルマ 通巻3117号 (読者の声2)のコメントに「わかりました。でも老兵にはついて来ないで下さい。若い人がリーダーにならないと。」とありますが、私はその逆ではないかと思ひます。それは私の少ない韓国人、中国人(北京在住)体験だと、地位が同程度(上司部下や身分がほぼ同じくらい)であれば、目上を敬う傾向があるということです。

    孫正義氏の王監督に対する態度が象徴的です。よって日本の首相は常に中国の主席、首相や韓国の大統領より年長であるべきだと思ひます。彼らは国際的常識や法より、そのような「秩序」を好むような気がします。

    (横浜の銕)