国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み(クリントン元大統領が台湾訪問へ)

2010/10/20


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成22年(2010)10月21日(木曜日)
      通巻3107号  <10月20日発行>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 なぜ、この時期を撰んで? クリントン元大統領が台湾を訪問
  馬英九総統を表敬、国際会議場で講演を予定と表向きの理由だが
***************************************

 ビル・クリントン元大統領が台湾を訪問する。
 表向きの訪問理由は「講演」と「総統表敬」のためとされるが、本当の目的は明らかではない。現職国務長官の夫であり、いまも民主党内では根強いファンがいる。密書を携行するか、あるいは馬英九にオバマからの内緒の伝言を伝えるのか。

 ただし民主党内にはヒラリー夫人が国務長官就任の条件として夫はたとい元大統領といえども外交に容喙しないことを条件とされたので、「単なる講演旅行さ」と冷淡にみる向きもある。

 ビル・クリントンは大統領を退任後、NYハーレムに事務所を設置し、裁判費用を捻出するために各地で講演活動。やめてすぐに日本にやってきた時の講演料が4000万円だった。

 その後、とくに香港のファンドに招かれて何回か講演しており、数千万円とせしめるので、評判はよくない。「商売人」という評価もある。この講演料は所詮、中国のロビィストとしての役割を潜在的に負わされるから精神的負担になるだろう。

台湾にも05年2月に講演のため訪問し、わずか22時間しか滞在せず、しかし当時の民進党政権は、キリスト教団体が招待した名目で25万ドル(当時のレートで3000万円)を支払った。大統領になる前、アーカンソー知事時代には四回、訪台している。

05年のおりは、講演を聴きに来る人も入場料は台湾ドルで一万元(邦貨換算3万円)を支払わなければならなかった。

 台湾外交部は「民間人の訪問である」と強調している。11月14日に台北新都心の国際会議場で講演する。
  ▽


(編集部より)台湾在住の小誌の読者で、もし聞きに行かれる方がいたら、後日、報告をおまちします
 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  三島由紀夫研究会「公開講座」のお知らせ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

22日の「公開講座」は新保祐司・教授をおむかえします!
 どなたでも予約なしでご参加いただけます!

とき   10月22日(金曜日) 午後六時半(六時開場)
ところ  アルカディア市ヶ谷 五階「赤城」
     http://www.arcadia-jp.org/access.htm
講師  都留文科大学教授 文藝評論家 新保祐司
演題  「日本の優雅なる衰退、ベネチアと三島由紀夫」(仮題)
会費   おひとり 2000円(三島研究会会員、賛助会員は1000円)
(新保氏は「海ゆかば」(大伴家持)を作曲した信時潔の伝記を書かれ、正論大賞新風賞受賞。気鋭の評論家、産経コラム「正論」でも活躍中です。ベネチアの衰退と日本の現在の衰微は「優雅さ」において近似しているとされる新保氏の熱弁に期待しましょう)
◎○◎○◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  @@@@@@@@@@@@@  読者の声  @@@@@@@@@@@@@@
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

(読者の声1)いつもマスコミでは絶対に知ることのできない真実の情報をありがとうございます。毎日楽しみにしております。
尖閣諸島のことで日本の多くの有志が抗議デモを行ったことを貴誌によって知りました。
また先日は『週刊ポスト』に宮崎先生の記事が掲載されましたので、生まれて初めて週刊ポストを買いました。週刊ポストは、誠に目を見張るような変貌振りで驚きました。
エロとスキャンダルのイメージしかなかった雑誌社にも憂国の士が大勢いらっしゃることを知り、大変うれしい思いです。
また8月15日の靖国神社参拝者は過去最高で、若者も非常に多かったということも貴誌で知りました。
私は昭和29年生まれですが、戦後生まれの者は「愛国教育」などは全く受けていないどころか、下手に「愛国」などと発言すれば、「右翼」だの「軍国主義」だのと批判される、そういった愛国心を絶対に芽生えさせないような教育を受けて参りました。
それなのに、なぜそういった世代の人々に「愛国心」があるのか? 私は、「どうしてなのだろう?日本という国は不思議な国だ」と思っておりました。
ところがこのたびその理由がはっきりわかり、今はそれを確信いたしております。
実は、このたび渡部昇一先生の「日本史百人一首」を読みましたところ、次のように書かれていました。
「私は上智大学で戦前から日本にいて本当に日本語が上手な神父さんを何人も知っているが、その人たちでも和歌は詠めない。詠めないという以前に、五七五七七という形式をつくれないのである。言葉は話せたとしても、外国人がぽっと来て和歌をつくるのは至難の業なのである」
 
また数学者の藤原正彦先生も「国家の品格」の中で、欧米人にとっては「虫の音」も雑音に過ぎないとおっしゃっています。
私は時を同じくして、ある国語教育の先生が書かれた文章を読みました。
その中には、
―日本人の脳は欧米人や中国人、韓国人とは全く仕組みの違う「日本語脳」というべきものである。
―その「日本語脳」は、6歳から8歳の間に形成される。
―この期間に外国で育った人の脳は「日本語脳」ではなくなる。
ということが書かれてありました。
以上の諸々の情報から、私は日本人が祖国を愛する心は、特別な「愛国教育」によって形成されるものではなく、「日本語」そのものによって自然に形成されるものであると確信した次第です。
つまりアメリカはわが国の軍隊を葬り、財閥を解体させ、憲法を作り変えさせ、教育制度まで変えさせ、日本人を骨抜きにしようとしましたが、一番肝心なことを一つ見逃していました。それは、国語を「英語」に変えさせなかったことです。
 ということは、現在小学校で、国語の時間を減らして英語やパソコンを教えているそうですが、それがいかに亡国の行為であるか、ということです。しかしその弊害もいずれは矯正されることでしょう。多くの心ある先生方も、声を大にして指摘されています。
何しろわが国は、柿本人麻呂の歌、
「磯城島の大倭の国は言霊の助くる国ぞまさきくありこそ」の国なのですから。
正しい日本語を使っている限り、それだけで「大和心」は代々伝わり、わが国は不朽不滅であると信じます。
 その結果、平時は昼行灯の国民であっても、いざ有事の時には、多くの國士が立ち上がるのが日本の国であるとこのたび確信いたしました。
  (AW生、広島県福山市)


(宮崎正弘のコメント)わすれかけていた、よいご指摘を改めていただきました。有り難う御座います。



  ♪
(読者の声2)貴誌3105号の(読者の声1)でHS氏が「四川省、陝西省、河南省の書記が上海派人脈なのか、共青団人脈なのか」について、「河南省となりますと、党書記はご存知の周強、それこそ胡錦濤の腹心の中の腹心です」としているのは大間違いです。
したがって「河南省は趙紫陽いらい、実務派がおさめています」云々も連鎖的な誤認です。
河南省の書記は盧展工であり、周強は湖南省書記です。従来から胡錦涛直系の第六世代で実力No.1という呼び声が高かった周強が湖南省書記となったニュースは注目を集め、知る人ぞ知る話であるはずです。
河南省の盧展工は浙江省出身で44歳まで浙江省の役職を歴任、前任地は福建省で習近平の後釜で省長(数年間は習近平と一緒に副書記)。従い盧展工は上海グループに近いかもしれないし、習近平と親しいかもしれない人物と思われるが、共青団系統では決してない。
HS氏は陝西省についても「省長の袁純清は生え抜きの共青団出身幹部でバリバリの共青団人脈のはずです」と書かれているが、これも間違い。袁純清は2010年7月に山西省書記に栄転しており、現在は袁純清の後任の趙正永が代省長となっています。趙正永は安徽省出身でずっと安徽省にいましたので、同じ安徽省を本籍としている胡錦涛系列につながるのかもしれません。
省トップはあくまで書記ですから、書記の趙楽際がポイントですが、長年にわたり青海省で勤務していた人物でどっちつかずの感じがします。
(商社員)


(宮崎正弘のコメント)最新情報の御教示、有り難うございます。
  ◎◎ ◎◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ◇◆◇◆◇みや◆◇ざき◆◇◆◇ ● ◇◆◇◆まさ◇◆◇◆ひろ◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<宮崎正弘の最新刊>
 『上海バブルは崩壊する』(清流出版、1680円)
 http://www.amazon.co.jp/dp/486029341X/
 (↑ アマゾンから入手できます!)


<宮崎正弘のロングセラーズ>
http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
『猛毒国家に囲まれた日本』(佐藤優氏との対談。海竜社、1575円)
http://www.amazon.co.jp/dp/475931122X/
『日米安保、五十年』(西部邁氏との対談。海竜社、1680円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4759311092/
『中国ひとり勝ちと日本ひとり負けはなぜ起きたか』(徳間書店、1680円)
『増長し無限に乱れる「欲望大国」中国のいま』(石平氏との対談。ワック、945円)
『朝日新聞がなくなる日』(ワック、945円)
『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
     ○◎○
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ◎宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有)宮崎正弘事務所 2001−2010 ◎転送自由。ただし転載は出典明示。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。