国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2010/10/02


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成22年(2010)10月3日(日曜日)
        通巻3086号 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

(本号は日曜版)

****************************************
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ◎書評 ブックレビュー しょひょう BOOKREVIEW 書評◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 戦後の意気消沈した日本に活力と勇気を呉れた快著、復刻
  風来坊がアメリカで暴れまくったーー痛快な日本男児これにあり

  ♪
ミッキー安川『ミッキー安川のふうらい坊留学記』(復刊ドットコム)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 あの快著(迷書?)が復刊された。
これはひとつの復刊運動の成果でもある。多くの関係者の努力が影にあった。
ネット上に投書を重ね、じっさいに予約をあつめて復刊に漕ぎ着けたのだ。ラジオでも呼びかけた。拙メルマガでも呼びかけて、ようやく完成した。
 英語をまったく喋れず単身でアメリカに渡ったミッキー安川は、日本人とみるとぶん殴ってくる荒くれ野郎たちのつどう南部を、黒人、インディアンに混じりながらアルバイトで学費を稼ぎ、まずは小学校からはいって英語を習得しつつ転々と食いつなぎ、しかも不思議な魅力で差別されながらも愛され、女性には人気があり、つらい思いをしながらも友人に恵まれ続けた。
なんと強靭な精神の持ち主であったのか、それだけでも元気を呉れるのだ。
この破天荒の留学記は、戦後うちひしがれていた日本人の若者にぶるぶる震えるほどの勇気を与え、大ベストセラーになった。中公文庫にも入ったが、以後絶版状態だった。
本書により、突如、ミッキー安川は時代の寵児にもなった。芸能界デビュー以後のことで、書けと薦めたのが当時の流行作家だった石原慎太郎、題名を「風来坊留学記」としたのも石原氏だったそうな。
 こんどの復刊の発起人は評者(宮崎正弘)と平沢勝栄、田中慶秋の両衆議院議員。じつはこの三人でラジオ日本で特別追悼番組を作った。
 復刊なって序文を石原慎太郎都知事が、解説を佐藤優氏が書いていることも新鮮、また四十年ぶりに再開した留学時代の友(それもルームメートだった)ロナルド・キャリアー氏がジェイムズマジソン大学の総長となっていて、ミッキーとの特別対談が収録され、これまた破天荒に面白くて、一段と味わい深い復刊となった。
 復刊ドットコム 定価1800円+税
 http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68313846

    ○○

下記の書籍を寄贈されております。拝読後、書評させていただきます。

 ♪
加瀬英明『人生最強の武器 笑いの力』(祥伝社新書)

 ♪
チャールズ・マックファーレン、渡辺惣樹訳『日本 1852』(草思社)
    ○ □
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  @@@@@@@@@@@@@  読者の声  @@@@@@@@@@@@@@
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
(読者の声1)ロシアのメドヴェージェフ大統領が北方領土訪問を延期したと聞いたが、日本人政治家の反応が全く聞こえてこない。
こういうとき、どうコメントするかで政治家の器がわかります。私だったらこう答える。「大歓迎ですよ。是非いらしてください。ただし日本に帰化してからです。大統領在任中でも結構です」。
もし、予め示し合わせるなら、法務大臣にこういわせて、首相が記者会見でどう思うかと訊かれたら、「結構ですね。ついでにプーチン首相もいらしてください」と答える。
こういったユーモアを越えた諧謔が今の日本の政治に欠けているのではありませんか。ところで、最近また石油価格が下がリ気味でロシア経済きびしいようですね。
  (ST生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)メドチャンをみていると、口ぱくぱくの操り人形をどうしても連想しますね。



  ♪
(読者の声2)中国でまだ人質になっているフジタの社員は本当にお気の毒です。
10年ほど前ですが夜8時ころ西安駅の写真を撮っていたところ荷物検査の女性係員に怒鳴りつけられ公安へ。
派出所のようなところで出てきたのは気の良さそうなおじさん二人。カタコトの中国語と筆談、中国では当時まだ珍しかったデジカメの画像をいろいろ見せたら単なる日本人観光客と納得したようでした。二人の写真を撮ってみせると笑顔で日本はすごいとか、画像を消去されるわけでもなく無事放免。ただ調書のようなものに住所氏名他を書かされましたが。
韓国でも高速鉄道の新駅建設現場で写真を撮っていたら質問され、これも画像を見せたら観光客と納得。マニラのMRT(鉄道)でも車両の写真を撮っていたらすぐにセキュリティがやってきてノー・フォトと怒鳴られました。
日本人はよく平和ボケといわれますが、国内のテロや近隣諸国・地域と紛争を抱えている国では軍事施設でなくとも空港・鉄道・港湾・橋脚などの撮影には十分な注意が必要ですね。
  (PB生)


(宮崎正弘のコメント)中国では旅順の軍港も、胡廬島の潜水艦製造基地も、写真撮影OK、北京空港もOK、駅もOKとなりました。軍事施設だけ、危ないですね。基地の正面玄関とかを撮影すると公安が飛んできます。瀋陽の日本領事館も、北京の日本大使公邸も撮影したら、公安から怒鳴り声。それでも撮影したけど。
 ラサの飛行場でもOKでした。基準は相当ゆるんでいます。
    ○○ ◎◎ ○○
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪ 川端康成 三島由紀夫展 のお知らせ ♪
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「川端康成と三島由紀夫展」を鎌倉文学館で12月まで開催
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 昭和20年3月、川端康成は、20歳の三島由紀夫から最初の小説集『花ざかりの森』を贈られ礼状を認めます。
そして、終戦をはさんだ翌年の1月、三島は原稿を携え川端を訪ねました。川端はそれを読み雑誌「人間」に推薦、三島は本格的に文壇デビューします。そこから、三島が亡くなるまで24年にわたり二人は深く交流しました。本展では、二人の交流の軌跡を多彩な資料でご紹介します。
鎌倉文学館は鎌倉市長谷。下記にアクセス
http://www.kamakurabungaku.com/info/index.html
(月曜休館)

  ♪♪
関連イベント
○文学講演会
  10月26日 午後一時〜三時
  場所     鎌倉生涯学習センターホール
         川端香男里(川端記念館理事長)
         松本 徹(三島記念館館長)
         事前に申し込み(定員280名)

○伝統へ、世界へ 文学講座
 11月5日  午後一時〜二時半
 場所     鎌倉生涯学習センターホール
 講師     佐藤秀明(近畿大学教授、文藝評論家)
        事前申し込み(定員280名)

 申し込み方法 官製はがき、メール、FAXに郵便番号、住所、氏名、電話番号、参加人数を書いて、鎌倉文学館「文学講演会」「文学講座」係まで。
  はがき  248−0016 鎌倉市長谷1−5−3 鎌倉文学館
  メール  bungakukan@kamakura-arts.or.jp
  FAX  (0467)23−5952
    ♪
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 三島由紀夫研究会「公開講座」のお知らせ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

次回「公開講座」は新保祐司教授をおむかえします!

とき   10月22日(金曜日) 午後六時半
ところ  アルカディア市ヶ谷 五階「赤城」
     http://www.arcadia-jp.org/access.htm

講師  都留文科大学教授 文藝評論家 新保祐司
演題  「日本の優雅なる衰退、ベネチアと三島由紀夫」(仮題)
会費   おひとり 2000円(会員は1000円)
   新保氏は「海ゆかば」(大伴家持)を作曲した信時潔の伝記を書かれ、正論大賞新風賞受賞。気鋭の評論家、産経コラム「正論」でも活躍中です。ベネチアの衰退と日本の現在の衰微は「優雅さ」において近似しているとされる新保氏の熱弁に期待しましょう。
  △
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  @@@@@@@@@@@@@  宮崎正弘  @@@@@@@@@@@@@@
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<宮崎正弘の最新刊>
 『上海バブルは崩壊する』(清流出版、1680円)
 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
  全国主要書店で発売中です! 

  ♪♪
宮崎正弘 v 佐藤優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社、1575円)
http://www.amazon.co.jp/dp/475931122X/

   ♪♪♪
『日米安保、五十年』(西部邁氏との対談。海竜社、1680円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4759311092/

♪♪♪♪
<宮崎正弘のロングセラーズ>
http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
『中国ひとり勝ちと日本ひとり負けはなぜ起きたか』(徳間書店、1680円)
『増長し無限に乱れる「欲望大国」中国のいま』(石平氏との対談。ワック、945円)
『朝日新聞がなくなる日』(ワック、945円)
『人民元がドルを駆逐する』(KKベストセラーズ、1680円)
『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
     ○◎○
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ◎宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有)宮崎正弘事務所 2001−2010 ◎転送自由。ただし転載は出典明示。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。