国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み(中国メディアの前にも出てこない「ならず者船長)

2010/09/30


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 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成22年(2010)10月1日(金曜日)
        通巻3084号 (9月30日発行)
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 あの「ならず者船長」は旧軍人、特殊訓練? 情報源はゴードン・チャン
  すでに帰国して一週間ちかく、誰とも面会が許可されない不思議
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 福建省普江市の晋濾港。
 海保の巡視船に意図的にぶつかってきた乱暴者漁民が住んでいる町。
 ここへはマルコポーロが訪ねたという伝説が残る泉州から南へ車を二時間ほどぶっ飛ばして行ける。高速道路が繋がって、かの「凱旋船長」は病院でちょっと検査したあと、実家へ戻った。

 不思議なことの第一。「死んだはず」の母親がでてきた。ネットでは「日本の逮捕にショック死」などという裏付けのない情報が飛び交った、あの母親である。
 地元漁民は町をあげて凱旋将軍を迎えたが、公安に脇を囲まれ、中国のメディアには一切発言せず、そのまま「引きこもり」を続けている。
 誰とも面会が許可されないのはおかしくないか。

 第二.先に釈放され、おなじくチャーター機で帰国した十四人の乗組員も、メディアばかりか親戚との接触を禁じられたまま。

 第三.「ならず者船長」は旧軍人、特殊訓練を受けているとする情報源はゴードン・チャンで米国のラジオ番組での発言だった。裏付けがとれていないことも判明した。
チャンは『やがて来る中国の崩壊』(邦訳もある)の著者として米国で活躍するジャーナリスト。在米華人。

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 狭い日本、そんなに急いでどこへ行く。広い中国、急いでもどこへも行けない?
  上海―杭州新幹線が416キロの猛スピードを達成したけれど
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 中国が鳴り物入りで走らせる上海リニアカーは時速450キロ(上海浦東空港―市内の入り口)。これ、宣伝文句。
 実際に筆者が数回乗った経験から最大431キロという日が一回。雨の日は300キロの徐行運転。

 北京―天津は最速350キロ。30分で着いてしまう。景色をみる暇もないのに、車内では弁当や珈琲を売りに来る。
試運転段階で、この間の最速記録は394キロだった。
(しかし、どうして中国は安全性よりスピードに拘るのか?)

 さて建設中の上海虹橋―杭州間の新幹線、試運転で416キロを達成した。人民日報日本語版2010年9月29日付けによれば、新型車両のCRH380A,上海と杭州間は202キロ。従来は特急で二時間。高速バスでも二時間半。これが40分となった(9月28日に試運転で達成)。
 なおCRH380Aというのは中国国産。エアバスをヒントに銘名した。

 同区間は新駅が殆ど、上海虹橋―関行、松江、金山、嘉興、杭州―杭州東駅。
 料金は一等133元、二等84元となる予定という。バスより五割ほど高い設定。強気である。
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(読者の声1)産経に以下の記事がありました(9月30日付け)。
 (引用開始)「中国の程永華駐日大使主催の中国建国61周年を祝うレセプションが29日夜、都内のホテルで開かれた。政界からは細川律夫厚生労働相や大畠章宏経済産業相、松本龍環境相ら与野党の国会議員50人以上が出席。日本経団連の米倉弘昌会長ら経済人や文化人、ルース米駐日大使らも姿を見せた。日中双方の要人の発言にマスコミの注目が集まっていたが、出席者のあいさつはなかった。レセプションは10月1日の中国国慶節(建国記念日)にあわせ毎年開かれ、昨年は当時の崔天凱駐日大使、平野博文官房長官があいさつしていた。今回招待されていた仙谷由人官房長官は30日の衆院予算委員会の答弁準備を理由に欠席。自民党では中国とのパイプを持つ加藤紘一元幹事長や野田毅元自治相、野中広務元官房長官が出席したが、谷垣禎一総裁は「多忙」を理由に欠席した」。
 (引用止め)
 で、こんなおりに出席した議員のリストを作成したらどうでしょう? 重大な危機に直面しても中国にお祝いに駆けつけるという「見識」を疑いたい。
   (UH生、横浜)


(宮崎正弘のコメント)いずれ週刊誌がやるのではありませんか。『週刊文春』あたり?

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