国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み(中国と交渉するコツはなにか)

2010/09/28

★ 小誌愛読者 16750名! 
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 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成22年(2010)9月28日(火曜日) 貳
        通巻3079号 
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 中国のチキンゲーム感覚と日本の譲歩の考え方の違い
  東シナ海に調査船集結、丹羽大使の面会拒否。フジタの四人釈放せず
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 国際法上の基本のルールは中国に通じない。
 白を黒と言い張り、風呂敷を広げあって畳まない相手を「説得」できると錯覚するから事態は悪化し、こじれるのである。
 解決法はただひとつ、日米軍事演習を当該海域で展開し、護衛艦隊を尖閣周辺に常駐させる事である。スーダン海域に派遣している護衛艦を呼びもどせ!

 中国は次の譲歩を狙い、示威的な集団行動をこれからも持続させるだろう。調査船十数隻がすでに東シナ海に出現し、日本の領海からガスを盗掘するためのドリルを運搬している。
 「漁船」を偽装した中国海軍の軍用船も、出没している筈である。

 フジタの社員四人の拘束は中国側の「カード」であり、日本はこれに囚われると、また譲歩を迫られる。げんに中国は丹羽大使の面会要請を今度は拒否した。都合がわるいからである。
 前原外相は「無条件即時釈放」を要求しなかった。交渉の遣り方を知らない。

 譲歩とは日本側の理解では「こちらが一歩下がれば、先方も一歩下がるはず」という思いこみ。ところが中国は「日本が一歩下がったのは(日本が非を認めたのであり)、さらに攻める」という発想になる。
 つまり「こちらが一歩下がれば、相手は二歩、踏み込んでくる」のであり、絶対に譲歩しない。
 これが中国との交渉に基本であり、へたな譲歩は火に油を注ぐだけなのである。
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(読者の声1)いつも貴重な情報をありがとうございます。貴誌前号「(読者の声1)過日、都内で日経政治部次長の秋田浩之氏の>講演を聴いていましたが、秋田氏は尖閣問題では菅内閣は少なくとも船長の起訴まではゆかざるを得ないだろうと予想されていましたが、講演会直後の速報で船長釈放を知り愕然、呆然としました。日経エ−ス記者の予想も外れた?」
とありました。
民主党は、長年、政権公約(沖縄ビジョン)で、沖縄を日本から独立させると宣言しています。管首相も、昨年公言しています。その大前提として、米軍基地を順次減らして行くとしています。
日米間の約束を無視した普天間基地問題からも、沖縄を独立させる事が本気である事がわかります。今回の中国の行為は、どこまで本気か試したのではないでしょうか?
私は、さっさと釈放されると思っていました。
沖縄独立後に、人民解放軍が進駐するのではないでしょうか。
  (TH生)


(宮崎正弘のコメント)沖縄独立を煽り(人民日報系の『環球時報』など)、万が一、沖縄が独立すれば、中国と沖縄が安保条約を結び、当然ですが、人民解放軍が進駐します。詳しくは拙著『中国がたくらむ台湾・沖縄侵攻と日本支配』(KKベストセラーズ刊)。



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(読者の声2)清流出版から上梓された貴著『上海バブルは崩壊する』を拝読しました。
最新の中国事情をたくさんレポートしておられ、大変、参考になります。中国経済だけではなく、中国人の民族性や人民元の為レート問題などホットな話題がたくさん含めてきっと読者から好評が得られると思います。
最近、尖閣問題で日中の間、波乱な展開になりました。中国の対応は日本側に大変ショックを与えたと思います。やっと中国の真相が現れ、少々不気味な感じでした。ぜひ大いに警鐘を鳴らしてください。
  (SB生、港区)


(宮崎正弘のコメント)ご指摘有り難う御座います。拙著は書店で売りきれの様子です。アマゾンに申し込まれても二週間待ちの状態ですが、近日中に再版の勢いにあると思います。



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(読者の声3)宮崎さんが会員雑誌『エルネオス』に連載されている中国新幹線の最新レポートが楽しみです。
ともかく中国の新幹線がここまで広がっているとは思いませんでした。
 以前、北京にいたころ平岩経団連会長らの新幹線の売り込み団が来たことがあります。確か竹下を名誉会長にしていたと思います。でも結局、ダメでした。技術を盗まれるだけの結果でした。
 結局は中国に押し切られるんでしょうね。「泣くこと中国には勝てぬ」。尖閣のように。
   (KS生、在台北)


(宮崎正弘のコメント)中国新幹線の和諧号、写真をご覧になったことがあると思いますが、あの流線型のモデル、日本の新幹線とそっくり、というより「うりふたつ」です。



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(読者の声4)貴誌により中国関するにさまざまな生きた上を提供して頂いて、世界情勢を理解する上で大変役に立っております。
前号に「中国はなぜ日本国債を大量に取得するのか」という質問がありましたが、一言。
前提にあるのは「中国はなんでもありの国」ということがあります。
中国の日本国債取得は、たんに円高期待だけなのでしょうか? 私には、とてもそう単純には思えないのです。うがった見方と言うこと承知の上で書かせてもらいますと、当面は円高狙いで購入しているのでしょうが、真意は別のところにあると思います。
それは、日本が財政破綻をしたときに、日本国債を暴落させるための「種玉」として購入しているのではないでしょうか。
もちろん、中国は自国のバブルが崩壊しないで、いまのままの経済発展を続けることができるという自信があるからでしょう。
そして、日本のありとあらゆるものを買い占め、日本を中国の領土の一部にしようという中華思想の一端ではないかと思うのです。
たとえ、そういう意図が中国になくても、そのようなことを念頭に置かないと中国と渡り合うことはできないと思います。
  (KK生)


(宮崎正弘のコメント)あらゆる想定と、その対策が必要であることは言うまでもありません。しかし、現時点に限定して申し上げますと、中国が買った日本国債は二兆円強です。日本の国債発行残高は八百兆円。0・25%内外ですから、市場を揺らすには力量不足ですね。



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(読者の声5)私は北九州在住の30代半ば。普通の男子です 。
尖閣問題で揺れる亡国政権が担う国政に一人娘と日本の小さな子供たちの将来を托すには余りに不安を覚えて夜も眠れません。
かといって、私自身が扇動し反民朱のデモを行える状況にもあらず憂いとジレンマの日々を送っています。ぜひ福岡でも議員や識者をお招きし、デモを開催してください。
必ず馳せ参じ微力ながら声を枯らしたく存じます。私のような国民は数多く存在していることは言うまでもありませんし、行動と信念で怒りの声をていたらく民朱党に伝えたいと考えます。
これからも情報弱者の国民に正論とリアルな現実を御発信し続けていただきますよう併せてお願い申し上げます。
 (ST生、北九州)


(宮崎正弘のコメント)九州は黒竜会、玄洋社の流れをくむ保守、草もうの志士が多く集う土地柄、既に多くの抗議集会やデモが行われたのではありませんか?
 桜チャンネルの告示板などにもご注目ください。



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(読者の声6)しかし本当に「9割は愚民の国」ですよ(誰でも周囲を見渡せばスグ分かる事実)。
 このまま行けばかなりの確率で2020年くらいには公用語は北京語になっているのでは? 
(都下下人)


(宮崎正弘のコメント)日本中、街を歩いているオバサンでも、家庭の主婦でも、今度の事では怒り心頭。女子学生でも怒っていますね。ナショナリズムに火が付いたようです。明日、選挙があれば与党惨敗は明らかです。
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【9/29】日中国交断絶せよ!第9回9・29反中共デー東京大会のお知らせ
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昭和47年9月29日、我が国は中共との国交を樹立しました。しかし、我が国と中共との関係が正常かつ友好的であった事はありません。
靖国神社に対する冒涜、歴史教科書への介入、我が国の領土および領海への侵犯…など、中共による主権侵害や内政干渉は数限りなくあります。中共の脅威は、我が国だけではありません。満州、南モンゴル、東トルキスタン(ウイグル)、チベット…などに対する侵略・虐殺・苛政。また台湾に対する侵略の野望。さらに中共に支配されている全ての人民たちの苦難。中共は、アジア全民族の脅威であり、人類の敵と断言できます。
我々は草莽の有志として、祖国の危機を坐視する事は、断じてできません。平成14年9月29日、所謂「日中国交正常化」30年の秋、我々は中共との国交断絶を勝ち取る為、第1回9・29反中共デーを開催しました。第8回となった昨年は、東京だけではなく、北海道(札幌)でも、東北(仙台)でも、中部(名古屋)でも、関西(大阪)でも、九州(福岡)でも、反中共デー闘争は展開されています。第9回となる本年も「9・29反中共デー」の旗の下、勝利を目指して、同志道友が共に起ち上がり、共に闘う事を熱望します。

[日時]9月29日(水)雨天決行 午前11時〜集会開始 正午〜行進出発
[場所]三河台公園(東京都港区六本木4の2の27/六本木通り沿い/俳優座の横)
[合意事項]超党派の運動のため、会旗など団体の旗の掲揚は禁止します。また、車輛での参加および徒歩行進に適さない服装での参加はご遠慮ください。
  (三沢浩一)
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