国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み(トンチンカンな中国)

2010/09/24


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成22年(2010)9月24日(金曜日)貳
        通巻3074号 臨時増大号
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 さあ、これで駐北京無能大使召還の条件は整った
  経済戦争に打って出て自分で自分の首を絞めはじめた中国
****************************************

 風呂敷を広げ始めたらとまらない。しかも風呂敷は畳めない。畳む能力がないのが中国人の特色である。

 自分でこんな愚劣なことやったらまずいんじゃないか、と気がついていても周囲がやっているからもっと他よりも過激に真似をせざるを得ないのである。
 
 フジタの社員四人を「軍事施設を撮影した」と難癖をつけて拘束した。もともと日本に責任のない化学毒ガス兵器の処理をさせられているわけで、これを口実に「管理は中国にあるわけで日本の善意で処理してきたが、あとはお任せ」と言って堂々と日本へ帰る口実ができた。

 毒ガス兵器の処理をなぜ日本のカネと技術で行わなければいけないのか誰もが不思議に思ってきた。正しくは日本軍の「遺棄」ではなく武装解除後、目録もつけて、ちゃんとソ連軍と中国軍に引き渡したものであり、日本に管理責任はない。しかも現在日本が処理している兵器の大半がソ連製、中国製である。

 レアアース輸出中止。これも通商を自ら拒否したわけで、WTOに訴える手もあるが、日本はハイテク設備、部品の輸出をすべて中断する口実ができた。
 たとえば自動車鋼板に協力している日本人エンジニアは全員を引き上げさせよ!

 東京ビッグサイトの「観光展」に出展を予定してきた中国旅行パネルも自ら中止した。
日本から中国旅行へ行かなくても良いということだから、日本人ツアーの中国ブームは再び他の仕向地へむかう。
これはSARS騒ぎ以来の椿事。あの時は中国から頭をさげに来て、ようやく中国へのツアーが恢復したことがある。


 ▲やること殆どがトンチンカンな中国

 中国人の日本へのツアーを次々と取りやめだそうな。
 どうせ日本に来る団体はマナーが悪い、浴槽を汚す、浴衣やポットが無くなると言って旅館やホテルから悲鳴があがっていた。行儀の悪い中国人団体は、どうやったら減るのかと頭を痛めてきたが、先方から辞めるというのだから大歓迎ではないのか。

 日本語弁論大会もやめる。
 これも日本の援助で行われてきたイベントであり、中止して困るのは中国人であって、日本は負担が減って助かるのでは?

 というわけで、毎日中国が繰り出してくる制裁<?>が全部とんちんかんであり、日本のナショナリズムを刺激してくれることもさりながら、裏返して言えば、日本の国益になることばかり。もっと嫌がらせが続けば、撤退する日本企業も出てくるだろう。いや撤退したくて仕方がない日本企業が多いのだから、かれらにも格好の口実ができて喜んでいるのではないのか。

 取り急ぎ政府が行うべきは、かの駐在北京大使を召還することである。かれが無能であることが、この一連の事件がすでに実証した。かれを強く推挽した当時の外務大臣の岡田もなにがしかの責任をとるべきだろう。
  ◎◎◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ◎書評 ブックレビュー しょひょう BOOKREVIEW 書評◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 いきいきと生きるイタリアの男女をいきいきと描く
  日本人の人生は、彼らの楽しさ、悲しさから遠くなった


  ♪
田丸公美子『シモネッタの男と女』(文藝春秋)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 イタリアを舞台に恋多き美女と野獣と綺麗事を言うドンファンと平凡な主婦が繰り広げる霊感と波瀾万丈とドタバタ。まさに喜劇と悲劇。しかも全部実話(?)で、著者が深く関与する。
 ぱらぱら読み急ごうとして読み出したら面白いのなんのって。自分の原稿をほったらかしで二時間か三時間。読み切ってしまった。
 溢れいずる悩みじゃなくて、ペーソス。
 イタリア人は情緒を理解できる点で中国人とはまるで違う。
古代ローマには切腹があった。武士の精神も理解できるイタリア人。だからローマで憂国忌も開催される。評者がローマ憂国忌のためローマへ講演に行ったときも熱情的なイタリア女性の学者がいて街をいろいろと案内してもらった。いきなりカフェで人生論を戦わせ、美術館では芸術論となった。たった三日のつきあいなのに別れるときは辛かった。
 そもそも田丸さんはイタリア語の通訳で、国際会議ばかりか、日本と欧州を足繁く行き来されながら、子育てに執筆にグルメに温泉に。そして彼女の通訳仲間で親友だったのは、通訳世界の女王といわれた、かの「エ勝手リーナ」様こと米原万理女史。
 著者のことをユーモラスな下ネタがすきなので「エ勝手リーナ」様は「シモネッタ」と渾名した。この経緯は田丸さんの前作の随筆集でも知っていた。随筆の名手でもあり、抱腹絶倒やがて哀しきという筆力には、これまでにも感心してきたが、こんどは短編小説集ですか。『オール読み物』に連載された。
 作家としての力量がしっかりと作品に現れてきた(随分とお目にかからないうちに小説家になっていたのですね)。
 イタリアにおけるプレーボーィの女たらし人生の内幕から、イタリアの美女を何人も侍らせた色男は、なんと日本人ウタマロ(歌麿)。霊感をもつ女性起業家、エステ経営者などソフィアローレンばりの登場人物がもつ独特な個性、その会話や行動から醸し出される、およそ日本人とはかけ離れた生活感覚。男女観と世界観。
 ストーリーは紹介しないほうが良いだろう。
読む楽しみが失われてはいけないから。
 というわけで話は飛躍するが、ソフィアローレンとベルルスコーニの国であるイタリアは古代ローマの歴史を矜恃とする一方で、カソリック総本山をローマ市内に抱え、つい先年まで離婚は禁止だった。堕胎も禁止だった。イタリア女性は情熱的で恋が多く、躍動的で人生に前向き、つつましやかな女性なんかいるものか。
 それがまったく違うのだ。ユーモアひとつ言わない実直な亭主関白につかえた平凡な主婦が、しかし子育てが終わり、年老いてから若い男と恋愛したり、ドンファンの晩年がきわめて寂しい人生だったり。

 評者にとってのイタリアは古代ローマ、コロセウム、上院、カエサル、トレビの泉くらいだったが。38年前に初めて行ったとき、すべての景色に既視感があった。そうか、ヘップバーンの『ローマの休日』で見ただけなのに。
 35年ほど前にハーマン・カーンの弟子のガレット・スカレラと知り合って、イタリア観が変わった。
スカレラは独特のキャラを発揮し、女性に目がなく、いつも飲めや唄え、ダンス、恋愛沙汰。朗らかに人生はつねに前向きで楽しく、しかし仕事をしているときだけは難しい顔をしている。議論は真剣にやるが、政治スタンスは迅速に変える。
 仕事はしかしのろい。饒舌。大言壮語の癖アリ。人が良い。頼み事はどんな無理をしても「友達じゃないか」と言って引き受けてくれる。だからこちらも彼に頼まれたらやれるだけのことをしてあげる。米国に帰国中、日本のヴィザを取り忘れて成田から72時間滞在許可で東京へ入ってきたときなど、翌日あらゆるルートをたのんで、それから成田の入国管理事務所へ『保証人』となって、一緒にいって、ほぼ一日をつぶした。
なんとか特別滞在許可がでた。重要な会議の最中だった。
どこかの財閥の娘と出来たときは刃傷沙汰、銀座では一時間も飲んでいないのに隣りに座ったユダヤ人の美女をもう口説いていた。女性を得る早業。よく飲み、食べ、カンツォーネを唄い、ポルカを踊り、そして急ぎ足でガンに冒され召されてしまった。その彼のことを、田丸さんが描いた波瀾万丈のイタリア人たちの凹凸激しく起伏に富んだ人生と重ねた。一種の懐かしさと同情心を抱いて読んだ。
    ○○
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
**************************************
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
(読者の声1)御新刊『上海バブルは崩壊する』のタイミングの良さ!
 中国共産党という名の強欲一党独裁主義者の内部で孵化の時を待っていた身勝手強欲中華帝国のDNAが爆発・・・中華身勝手無反省貪欲金権亡者の群れと如何に対決すべきか。
まさに真の意味での「暴支膺懲」の時代がやってきたと思います。
気温変化急。時には休肝を。ご自愛下さい。
(KH生、名古屋)



  ♪
(読者の声2)先日「日米同盟の正体〜迷走する安全保障〜」の著者、孫崎享氏の講演を聴きました。聴講者の中に西尾幹二先生の姿も拝見しましたが講演内容は相当にレベルの
高いものと感じました。
さてこの講演の中で孫崎氏の面白いクイズがありました。皆様もご自分の理解度を試すつもりでやって見て下さい。
日本近海のの島嶼に対する米国の態度に関して3問あり、それぞれ共通の3択クイズです。
その3択とは、
1.安保対象
2.安保対象外
3.中立
のどれかというものです。
第一問:千島列島は?
第二問:竹島は?
第三問:尖閣列島は?

皆さん如何でしょうか、答えてみて下さい。小生は残念ながら全部間違えました。
答えは千島列島は2.安保対象外、ロシアの管轄
竹島も2.安保対象外、つまり韓国領ということ
さて今現在急に問題化した尖閣列島は3.中立でした。

これまで米国は尖閣列島に対して態度を明確にしてこなかった訳ですがついにクリントン国務長官が「尖閣諸島は安保条約の対象」と言明し態度を鮮明にした訳ですが、これは米国の対中戦略、対日戦略の変化の兆しでしょうか?
(ちゅん)。


(宮崎正弘のコメント)ですから尖閣諸島くらい、日本は自分で守れってことでしょ。中国はそれを知っているから日本を試しているわけです。これが突破できたら次は沖縄です。布石は打っています。すでに沖縄トラフは中国の領海であり、沖縄独立運動を日本政府は抑圧していると言っているわけですから。
 蛇足ですが、孫崎氏はイラク公使のときにバグダッドで会ったことがあります。安保議論は大変緻密ですが、政治的主観がはいると、かなりリベラルな人です。



  ♪
(読者の声3)「憲法改正」「核武装」などといわずとも地道にできる108か条で「日中の煩悩を滅却しよう!」
●すぐすること

1. 国民新党幹部が「憲法第九条のみの改正を大至急に検討すべきである。今なら国民の理解が得られるのではないか」と発言する (※最近、存在感ないですから、チャンスですよ!、発言だけね、発言)
2. 軍事評論家が述べ政府首脳が賛同して「今後、国際法・国際慣例に従い、領海(領域)侵犯に対しては、海上保安庁の治安出動ではなく、自衛隊(軍隊)の防衛出動(領域侵犯阻止行動)で対処できるように自衛隊法の改正を検討する必要がある」と発言する?
3. 政府首脳または野党幹部が「黄砂対策など、中国向けの環境ODAを即時停止し、有償援助の償還を直ちに求める必要がある」と発言する?
4. 連合幹部または野党幹部が「中国に進出している日本企業はすべて日本に撤退し、日本に生産拠点を戻して、日本国内で日本人を雇用すべき」と発言する
5. 官房長官が音頭をとり、全マスコミで「日中記者交換協定の無効を宣言し、全国民に謝罪する」と声明する。

●その次に体系的に
1. 閣僚全員で靖国神社に参拝する
2. 教科書検定における、近隣諸国条項を廃止する
3. 「中国漁船が我が海保巡視船に悪質な体当たり」と正しく表現する?
4. NHKワールドで、繰り返し尖閣列島領有の正当性について報道する
5. WSJ、NYタイムズ、ワシントンポスト、エコノミスト、ルモンドに尖閣列島領有の正当性について、日本の立場の記事が掲載されるようロビー活動する
6. NHKにて、孫文や中国革命を応援した日本人の特集を流す
7. 日中記者交換協定を暴露し、廃止を宣言する
8. 南京事件の真相を暴露し、政府の公式見解とする
9. シナ事変の真相を暴露し、政府の公式見解とする
10. 満州事変の真相を暴露し、政府の公式見解とする
11. BBC制作の天安門事件ドキュメンタリーをNHKで流す
12. NHKにて、反ポスコロ番組を特集して流す
13. NHKにて、中国の汚職・腐敗を特集して流す
14. NHKにて、中国の公害・食品汚染を特集して流す
15. NHKにて、中国の政治教育の内容を解説して流す
16. NHKにて、中国の革命の真相を暴露し特集して流す
17. 中国でひどい目にあった会社の叫びを報道する
18. 対中進出している企業から、中国現地政府の汚職情報を収集し暴露する
19. 上海万博の日本館を、安全が守られないといって撤収する
20. 丹羽大使を弱腰であるといって、更迭する
21. 日本国内で五星紅旗の掲揚・中国国歌の演奏を禁止する
22. NHKの中国語講座を停止する
23. NHKにて、対中国ODA6兆円の実績を延々と流す
24. 民放にて、対中国ODAの「闇」を特集する
25. 対中ODAの有償部分をただちに返済するよう請求する
26. NHKを分割民営化する
27. 外務省のチャイナスクールを血祭りに上げる
28. マスコミのチャイナロビーをパージする
29. 中国から政治資金を受領した議員を厳罰に処す
30. 東シナ海ガス田問題を、国際海洋法裁判所に提訴
31. 東シナ海ガス田を「日米共同開発」で着工する
32. 日中遺棄化学兵器覚書を破棄
33. 黄砂対策など、中国への環境ODAを即時に停止
34. 京都議定書から脱退する
35. 中国共産党を破防法の対象団体とする
36. 共産主義思想・人権思想・平等思想・ポスコロ思想等をカルト宗教指定する
37. スパイ防止法を制定する
38. 占領時に廃止された刑法の一部を復旧する
・皇室に関する罪の復活 − 大逆罪・不敬罪(旧73条〜76条)、皇宮等侵入罪(旧131条)
・外国元首・使節に対する暴行・脅迫罪(旧90条、91条)の復活
・利敵行為の罪(旧83条〜86条)の復活
・外患援助罪などを戦時同盟国に対して適用すること(旧89条)の復活
・安寧秩序ニ対スル罪(旧第2編第7章ノ2)の復活

39. レッドパージを敢行する
40. 警察を増強する
41. 自衛隊法の84条を改正し、領海保全・領土保全の権限を自衛隊に付与する
42. 海上保安庁法の25条を廃止する
43. 海上保安庁と自衛隊をデータリンクする
44. 自衛隊の交戦規約を見直し国際法に準拠させる
45. 国立大学へ軍事国際法の講座開設を指示
46. 警官・自衛官への恩給を復活する
47. 若年層に農山村協力隊を義務付け教錬を施す
48. 中国船入港の港湾は、いつでも爆破できるよう改造する
49. 武器輸出を解禁する
50. 全世帯に「民間防衛」を配布する
51. チベットのダライ・ラマ法王と政府首脳がモンゴルで公式会談する
52. 7イヤーズ・イン・チベットをテレビで流す
53. 台湾の馬総統と首脳会談を行い、多数の議員団で台湾を訪問する
54. インドの海軍基地へ政府首脳が国会議員を連れて訪問する
55. インドにあるチベット亡命政府を政府首脳が公式訪問する
56. 東トルキスタン問題をNHKで特集する
57. 中国の核実験の健康被害をNHKで特集する
58. ベトナムとEPAを締結する
59. タイの反タクシン派を全面支援する
60. ネパールの王室を日本へ迎える
61. EUと対中知的財産保護について戦略会合を開く
62. アメリカとレアアース問題について戦略会合を開く
63. 北朝鮮経済制裁を例に、様々な経済活動への制限を設ける
64. 対中輸入の通関処理を「長崎出島」に限定する
65. 中国からの食品輸入を禁止する
66. パチンコを非合法とする
67. 中国人による犯罪を実名にて報道する
68. 人種差別撤廃条約を破棄する
69. 中国人の公務員就任を禁止する
70. 中国人による政治活動を禁止する
71. 中国人による風俗営業を禁止する
72. 中国人による土地・不動産所有を禁止する
73. 中国人による法人設立・売買、過半数の役員就任を禁止する
74. 中国人による株式の保有を禁止する
75. 「孔子学院」の設立・運営を禁止する
76. 中国人による国民健康保険の加入を停止する
77. 中国人への生活保護を停止する
78. 偽装結婚・偽装養子などの実態を暴露する
79. 日中租税条約の内、アルバイトや親族送金の免税を破棄する
80. 中国人の不法滞在を一斉摘発し、強制送還する
81. 中国人の永住資格を停止する
82. 中国人からの帰化を停止する
83. 中国人の親族呼び寄せを禁止する
84. 中国人への国費留学生・私費留学生学習奨励費の停止
85. 中国からの研修・留学の受け入れを停止する

●さて、このような方法をとりつつ、時期を見て次の事を行う事になるだろう。

1. 「我が国は防衛力増強を望んでいないが、責任はすべて中国側にある」と声明する
2. 海上自衛隊を沖縄に常駐させる
3. 沖縄に米第7艦隊の母港を提供する
4. 自衛隊の常備兵力を増強する
5. 自衛隊の弾薬の備蓄量を増強する
6. 自衛隊の演習量を倍増させる
7. 対地攻撃兵器を装備する
8. 集団的自衛権を合憲とする
9. 日印安全保障条約を締結する
10. 台湾の独立を承認する
11. 日台安全保障条約を締結する
12. 対人地雷制限条約を破棄する
13. 周辺事態または海賊行為と認定し、関係法を発動する
14. 尖閣諸島にヘリポートを設置し海上保安官を常駐する
15. 空母・弾道ミサイル・巡航ミサイルを合憲とし「日米共同開発」を宣言する
16. 通常型弾道ミサイルの発射サイトを公共事業で日本中に建設する
17. 自衛隊を軍隊であると法改正する
18. 対中対処を大義名分に救国大連立内閣を樹立する
   (平岡憲人、大阪)


(宮崎正弘のコメント)現実的な対応とやや実現不可能なアイディアとが混交されていますが、参考になります。



  ♪
(読者の声4)9月20日から23日までデルタ航空の特典航空券が20000マイルで取れたためバンコクに行ってきました。
ノースウエストからデルタになりWEBサイトのマイレージプログラムの説明はアメリカ発のみ、しかも提携航空会社によるマイルの獲得・利用条件の記述も全くないという使い勝手の悪さがデルタの不人気の理由かも。
バンコク深夜着、本来なら入国審査場は人で溢れているはずが各列10人ほど、なぜか身障者などの優先レーンに案内され、わずか5分で入国完了。
観光客が減って空港のサービスが改善されているのかも。空港から市内へ向かうタクシーは時速120km、それを8月に開通したばかりのエアポートリンク鉄道がゆっくりと追い抜くから時速130km程度か。

翌日、エアポートリンクで市内と空港を往復。現在はプロモーション期間で各駅停車のシティラインが全線15バーツ均一(将来は15〜45バーツ)、空港からマッカサン駅まで無停車のエクスプレスラインが100バーツ。
どちらも10〜15分に1本程度の運転間隔。空港駅もマッカサン駅も乗り場は普通と特急で完全分離。いまのところ自動券売機も自動改札機も使用せず、窓口で大きな紙のチケットを買い、改札で半券をちぎる。
ホームのビデオでは成田が都心から55km、時速130km、料金1100バーツ。対するエアポートリンク、市内まで25km、時速160km、料金150バーツとアピールしているが3人以上ならタクシーのほうが安いし便利、いまのところ鉄道に勝ち目はない。
マッカサン駅にはシティ・エア・ターミナルができる予定。案内図では地下鉄と連絡とあるが、暑い中、大通りを5分以上歩くのは辛い。
現状では利用価値のあまりない駅。各駅停車のシティラインでひとつ先の駅で降りるとバイヨークスカイホテルやインドラリージェントなど至近距離。さらにパヤタイ駅は空港から25分、BTS(市内高架鉄道)との接続工事も完了し乗換も簡単。荷物が多くなく、ホテルがBTS沿線、かつ渋滞時なら利用価値あり。
朝夕の利用状況は通勤通学客でけっこう混んでいる。
パヤタイ〜ランカムヘンなどバスなら朝夕は最低でも1時間、それがわずか10分、しかもエアコンバスより安いのだから将来性有望。並行在来線もマッカサン駅あたりでは木の枕木の単線、ランカムヘン駅ではそれとは別にコンクリート枕木の複線が引かれ将来の通勤・通学需要を見越しているように見える。

この鉄道は高速道路よりもさらに高いところを走るので眺めは最高。地下の空港駅を出て高架区間になるとバンコクの高層ビル群が見渡せ離発着する飛行機もよくみえる。
空港近くでは緑に囲まれた一戸建てが、マッカサン駅周辺では高層コンドミニアムが建設ラッシュ。ただBTSの開業から10年、スクンビットに奪われた商業施設を取り返すには駅が少なすぎる。

マッカサン駅を過ぎると広大な国鉄用地に廃車となった機関車・客車が大量に打ち棄てられ、廃墟マニアにはおすすめ。台北駅に隣接する場所に日本時代の家屋や三井の倉庫がなかば廃墟化してありますが、それの規模をもっと大きくした感じ。
駅のホームは25mスパン×7に見えるが電車は車体長20mの3両編成(シティライン)と4両編成(エクスプレス)だから8両編成でも対応できる。車体はBTSや地下鉄の車両
よりだいぶ小ぶりで日本の在来線よりも狭い。
SIEMENSが車両限界の小さなイギリス向けに作った車両をそのまま持ってきたようです。そのためホームとの間にギャップがあり新線なのにもったいない話。遮音性能は日本の通勤電車や新快速と比べるとはるかに良好で特急車両並み。開業が3年も遅れたためか車体はだいぶ汚れが目立つ。
駅のエスカレータはティッセンクルップ社製とこれもドイツ企業。タイでは自動車の排ガス規制もユーロ4、電球・蛍光灯や家電はフィリップスなど欧州企業の存在感は大きいですね。
5月のデモで焼き打ちにあった商業施設、煤で真っ黒になった壁や天井が電車から見えますが伊勢丹はよく無事でいられたもの。ただ伊勢丹だけでは集客力が弱いのか他の百貨店とくらべ客数は落ち込んでいるように見えます。サイアムの焼き打ちにあったビルも取り壊し中。取り壊しといえばBTSナナ駅から見えていた97年通貨危機からの建設中断ビルも取り壊されていました。バブルがはじけて元に戻るには10年以上かかります。

今回、バンコクでいちばんの変化は携帯電話。電車内ではほぼ5割がスマートフォンでキーボート付きのブラックベリーが圧倒的人気。
音楽を聴きながらメールやゲームをしている。iPhoneやサムスン・ノキアのスマートフォンは店での展示は多いものの実際目にすることは少ない。旧機種を下取りに出し新機種を買う新しいもの好きのタイ人のことだがいつまで人気が続くやら。
夜の街にも大きな変化。アフリカ系黒人娼婦が激増、5月の3倍〜5倍増の勢い。
デブ専だけではなく細身もいる。3人組に国籍を尋ねてみたところ、ケニア・ニジェール・ナイジェリア。比較的スマートな4人組は全員ジャマイカ出身、キューバの南からバンコクまで長旅ご苦労様。
日本人と見るや「シャチョー」と声をかけてくる女もいる。だれが教えたのやら。ちなみに言い値はショートで千バーツ、タイ人娼婦と変わらない。観光客を増やすために当局も黙認しているのかもしれないが、これほど増えるのはビザ要件の緩和でもあるのだろうか。
路上の土産物屋は夜10時〜11時で店を閉めるところも多いからよほど観光客が減っているのだろう。ホテルの料金もほぼ3年前の水準に戻っている。
新築のブティックホテル(日本ではラブホテルの言い換えですが、バンコクではフローリング+モダンなインテリアのホテル)が増える中、設備の古いホテルは値段で勝負するしかないようです。

市内で見かけるクルマ、マツダが久々にヒット。
タイ生産のマツダ2(デミオ)とフィリピン生産のマツダ3(アクセラ)をけっこう見かけます。タイでの全量生産で話題になった日産マーチもちらほら。BTS車内ではスズキが貸切広告、2年後の乗用車工場稼働に向け小型車をアピール。これでダイハツ・スバルを除く日本車メーカーがすべて進出。NHKの番組ではタイの金型メーカーが日本企業を買収し、日本人技術者の教え方に文句をつけるシーンもありましたが、タイの技術力も着実に上がっているようです。
中国生産からのシフトも見込めますし、リスク分散の観点からもタイの自動車産業は有望株ですね。
  (PB生)


(宮崎正弘のコメント)五月政変以後のバンコックの表情が活写されていて、事態が手に取るように分かりました。有り難う御座います。
  ◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  @@@@@@@@@@@@@  宮崎正弘  @@@@@@@@@@@@@@
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<宮崎正弘の最新刊>
 『上海バブルは崩壊する』(清流出版、1680円)
 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
  全国主要書店で発売中! 品切れ店続出につき暫時おまち下さい!

  ♪♪
宮崎正弘 v 佐藤優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社、1575円)
http://www.amazon.co.jp/dp/475931122X/

   ♪♪♪
『日米安保、五十年』(西部邁氏との対談。海竜社、1680円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4759311092/

♪♪♪♪
<宮崎正弘のロングセラーズ>
http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
『中国ひとり勝ちと日本ひとり負けはなぜ起きたか』(徳間書店、1680円)
『増長し無限に乱れる「欲望大国」中国のいま』(石平氏との対談。ワック、945円)
『朝日新聞がなくなる日』(ワック、945円)
『人民元がドルを駆逐する』(KKベストセラーズ、1680円)
『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
     ○◎○
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ◎宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有)宮崎正弘事務所 2001−2010 ◎転送自由。ただし転載は出典明示。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • Medusa2010/10/11

    宮崎様、

    いつも鋭い視点の示唆に富んだメルマガ拝読しています。

    今回、初めてコメントさせて頂きます。



    宮崎様へのコメントの対支方策の数々、是否、政治家が実行して欲しいと思います。

    今の民主党政権では望むべくもありませんが。



    この対支方策を見ていてある動画を思い出しました。

    http://www.youtube.com/watch?v=m3duPCqftrM

    説明に保守への提言と書かれており、

    日本が普通の国ならばとっくにやっているべきことのリストが載っていました。



  • 名無しさん2010/09/24

    >孫崎氏はイラク公使のときにバグダッドで会ったことがあります。安保議論は大変緻密ですが、政治的主観がはいると、かなりリベラルな人です。



    孫崎さんもツイッターをやられているようで、それを見ると、今回の尖閣問題については、おおよそ次のような主張のようです。



    ・事件が米国の「陰謀」(関与)による可能性を示唆

    ・尖閣問題は既に国際的には領有権問題と認識されていることを強調

    ・尖閣は日米安保の対象にはならないことを再三強調(これは本文にもあるように昨日覆ったが)

    ・船長は早期釈放を主張



    また、見た感じでは、フォロワーからの自身に都合の悪い質問については回答していない印象もあり、お忙しいこともあるんでしょうけど、失礼ながら、その主張も含めて、今のところ、いまいち信用がおけない。