国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み(日本株、年初来安値)

2010/08/24


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 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成22年(2010)8月25日(水曜日)
        通巻3044号  (8月24日発行)
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 24日年初来安値。日本の株価はなぜ上昇しない?
  円高は世界の投機筋が仕組んだ日本経済弱体化の罠ではないのか?
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 円高に無策な日本。
 かつてドルを守るために34兆円もの介入をおこなった国が自分の国の通貨を守るのに為替介入をしないのだ。
 誰が考えてもおかしいのに、いまの政権トップは中・韓に謝罪する文案をひねり出すことに熱心でも、肝心の国の経済運営に無関心である。「為替介入といっても国際協調で実行しなければ意味がない」と当該官庁のトップが発言したりしている。
 官房長官は「事態を注視する」と述べた。

 ついに株価は9000円を割り込む(24日午前)。

 外人投資家たちが日本株の乱高下の主役である。
ところが彼らは全体の三割の株式売買株しか展開していないのに市場を主導している。日本勢は、株式の持ち合いがあるため、自由な売り買いをしないのも外人主導を許す主因である。

日本独自の投資家が不在で、かつての是川銀蔵タイプは消えた。四大証券といわれた野村、大和、日興、山一も後者は倒産に追い込まれ、日興は外国証券傘下となり、大和は青息吐息、元気いっぱいの野村と雖もコクサイカに忙しく、国内の株価形成の主人公役を果たせない。

 ところが日本の企業業績はあがっていて、株主への配当が米国並みになっている事実を見逃している。スズキは八倍増益、ほかの企業でも四倍はざら、しかもPERが16倍である。

 つまり日本国債は1%台の利回りだが、日本株(優良株に限るが)は2・5%台の配当がつくほどに企業利益が上がっているのだ。

にもかかわらず株価が上昇しない。
要するにおっかなびっくり、石橋をたたいて渡る日本人の性格が如実にあらわれていて、個人金融資産のわずか4%しか株式投資に向かわないからだ。

この円高無策、株安無策の日本をみてほくそ笑んでいる国々はつぎに何を仕掛けてくるだろうか。
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(休刊のお知らせ)小誌は海外取材のため8月26日―31日を休刊します。
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 ◎宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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  • フライパンさん2010/08/24

    直接記事の内容と関係無い話で失礼します。当方このメルマガを携帯で受信しており、非常に楽しみにしております。しかし最近は記事の触りのみ配信され、続きはWebでとなっており、非常に不自由迷惑しております。出張の多い仕事柄、当方のウィルコムは繋がりにくい場合も多々あります。

    無料記事だからコスト削減なのでしょうか?課金すれば宜しいのでしょうか?メルマさんが何故このようなつまらない事をなさるのか理解に苦しみます。是非以前のスタイルに戻してください。

    宜しくお願いします。

  • 名無しさん2010/08/24

    >にもかかわらず株価が上昇しない。



    民主党政権が、企業叩き的な政策をとって先行きの不透明感を増していることも理由ではないでしょうか?。

    例えば、温室効果ガス25%削減。これが本格化したら、炭素税その他で国内の製造業の多くはギブアップでは?



    外国人が仕掛けてきても、企業を元気付かせるような政策を政府が次々打ち出してくれれば、企業も勇気を奮い立たせるだろうし、株価も上がるだろうに、、、



    まずは、温室効果ガス25%削減なんてバカな方針を民主党政権は放棄すべき

    ( もっとも、鳩山が先日中国に行ったらしいけど、そこで、25%削減を中国側からダメを押されているのかも、、、その後、菅に鳩山が25%削減を菅支持の条件に強調しているみたいですからね )

  • 名無しさん2010/08/24

    怖いのか責任を問われると考えるのか?余りにも消極的な日銀・政府は何を恐れているんでしょう?大蔵省出は商売人がやるべき、土田・榊原等碌な奴はいない。