国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み(キルギス暴動は民族対立の様相)

2010/06/13


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 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成22年(2010)6月14日(月曜日)
         通巻2992号 (6月13日発行)
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 キルギス南部の暴動、またも深刻化。死傷数千人、外出禁止令
  ロシア、PKF派遣を検討。オトゥンバエワ臨時大統領が悲鳴
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 6月10日深夜からキルギス南部で発生した暴動は、最初はバキーエフ前大統領支持派が引き起こした反政府暴動だった。
 ところが潜在していた民族紛争の火に油を注ぐ結果となった。

 ビルは放火され政府庁舎焼き討ち、火をつけられ燃えた車が400台、ガス水道電機がとまり、市内は無政府状態となった。
 「63名が死亡」(CNN、6月12日)
 「80名死亡、1000名が負傷」(AP,6月13日)。
 南部最大のオシェとジャララバードには非常事態宣言と外出禁止令が発令されており、住民は武装している。商店には略奪がおきている模様。

 暴動は反政府運動の性格から、民族紛争へと飛び火した。ウズベキスタン国境目指してウズベク系の難民が数万おしよせ、真相が判明したのだ。
 ウズベキスタン政府が国境をあけたため一万人が越境し、その後、国境を閉じている(アルジャジーラ、13日速報)。

 キルギスは人口的に70%のキルギス人、15%のウズベク人、そして少数のタジク人とロシア人が住む。中国系は少ないが山岳部にドンガン族がいる。

 キルギスは北部と南部でまったく国が異なるほどの対立関係にあり、前大統領のバキーエフは南部ジャララバード出身。その前のアカーエフは北部出身。
もともとが熾烈な対立関係である。

 南部のオシェは人口25万、反北部感情がつよく、現在のオトゥンバエワ臨時大統領を支持していない。フェルガモ盆地はキルギス国内に位置するウズベキスタンの飛び地というのもややこしく、ここが反ウズベク政府運動のメッカ、過激派が盤踞し、数年前にJICA職員四名が誘拐されたこともある。


 ▲1990年暴動でも数百名が死亡した

 くわえて民族同士の対立関係が深く根強く、1990年にもキルギス系住民とウズベク系渋面が武力衝突を繰り返し、数百名が死亡、ソ連軍が介入し、暴動はおさまった。
 これは宗派と民族が入り乱れてのモザイク状態で、強圧的政治が去ると、かつてのユーゴスラビアの血なまぐさい内戦(セルビアvsクロアチアvsボスニアvsコソボvsマケドニア)が突如勃発したように、ある日突然潜在的民族対立に火が付くのだ。

 北部に位置する首都のビシュケクではオトゥンバエワ臨時大統領がモスクワへ何回も電話をかけてメドべージェフ大統領に軍隊の派遣を要請した。
クレムリンは「それは内政問題だ」として軍派遣を断り、ナタリア・チモコバ報道官は「連邦と協議し、PKFを派遣する方向にはある」と記者会見。

 あきらめずオトゥンバエワ臨時大統領はプーチン首相にも電話をかけてロシア軍の急派を要請した。

 キルギスはビシュケク近郊のマナス国際空港に2000名の米国海兵隊が常駐し、アフガニスタン最大の兵站基地となっているほか、ケント地区にはロシア軍500名が駐屯している。

 キルギスは今月26日に憲法改正を問う住民投票を予定している。
 日本外務省は「渡航注意喚起」を呼びかけている段階(13日現在)。
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(お知らせ)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/3708
菅首相、200兆円くらい財政出動しませんか? 宮崎正弘のコメント
ラジオ日本、マット安川番組がJB・PRESSで活字化されました
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●◎ブックレビュー◎●BOOK REVIEW◎●書評◎●ブックレビュー◎●
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殿岡昭郎編著『尖閣諸島 灯台物語』(高木書房)
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 殿岡さんと言えば反日記者の本多勝一との裁判で勝訴したこともある。
その前まではタイへ飛んでゲリラと戦った行動派。大学の職をなげうって自由のために戦ってこられた。
 いまはウィグル、チベットの少数民族問題をあつかう『中国少数民族問題』を主宰されて東西奔走、主張されていることは日本民族原理主義的過激思想ともとれるが、じつに物静かな人である。
 本書は、その殿岡元教授が丹誠込めて綴った灯台物語始末。
 尖閣諸島は日本領である。
にもかかわらずモンデール元駐日大使が「あれは日米安保条約の対象ではない」と言いだし(その失言によって駐日大使を更迭された)、中国がずかずかと軍艦をいれ、来年は大がかりな上陸計画を反日グループが計画している。
 鳩山前首相は歴史認識が浅く『日中間には領土問題があり、友愛の海に』と宇宙語を駆使していたが、日中間に領土問題は存在しない。尖閣諸島はわがくに固有の領土である。
 鳩山前首相は、じつにじつに国際情勢に無知だった。
 さて本書は尖閣諸島が日本領であり、その証拠として荒波をこえて現地に上陸し、汗水たらして灯台をたてた熱い男たちの物語である。
 「尖閣に灯台の燈を絶やすまじ われら防人、夕日に誓う」
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福田博幸『中国の日本乗っ取り工作の実態』(日新報道)
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 日本外交はいつしか、多くの国民が知覚しないあいだに、中国の積極工作(アクティブ・メジャーズ)によってねじ曲がり、マスコミは中国の指示で先兵役となり、へんな情報を流し、右顧左眄する政治家に北京の示唆をあたえ、北京の考え方を植え付け、あまつさえ「影響力のある代理人」というスパイ工作に欠かせない文化人、学者、ジャーナリストの多くを中国のいうままに靡かせている。
 おどろくべし、いまや日本は実質的に中国の精神的植民地と堕したのではないか。
 ついに日本の中枢を中国の工作が侵し、隠れたところから小沢を菅と鳩山を動かし、いやいや嘗ては自民党を動かし、乗っ取り計画は半ば達成されたかの様相だと本書は言う。
 著者は豊富な公安情報を駆使し、日中友好の原点を振り返りながら具体例を網羅して、いかに日本が中国の代理人たちにいいように振り回されてきたかをまとめている。福田氏によれば安岡正篤も中国に結果的にはだまされていたという。
 鳩であれ菅であれ、いまの民主党はどうしようもない、中国の傀儡政権だと、動かぬ証拠を豊富にならべて断言している。
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☆読者の声 ☆読者の声☆ どくしゃのこえ  ☆読者の声 ☆読者の声☆
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(読者の声1)中国人が語る「南京虐殺」(石平著『中国大虐殺史』(ビジネス社)には、その数か月前に中国兵が通州において「実際に」日本人居留民300名近くを戦慄すべき方法で惨殺した、そのやり方がそのままの形で語られております。すなわち、中国殺戮文化の物語の一つが、南京虐殺物語であるということです。
 石平氏は「虐殺」は中国の歴史において繰り返されてきた、一種の文化であるということを歴史をさかのぼり、詳述しております。
しかもその虐殺文化は、共産中国においても変わることなく繰り返され、特に毛沢東は自己の政権奪取とその維持のために、大々的に虐殺を実行した事実が述べられております。
中国政府の「南京虐殺非難」は、日本にはこうした虐殺文化が全く存在しないことに対する無知に基づき、日本に虐殺の罪をなすりつけることによって、自己の虐殺事実を覆い隠そうとするものであるという事がこの書によってよくわかってきます。
このほど全文英訳したものをサイトに載せ、下記の通り海外の識者4千余りに紹介しました。 
                              発信する会 茂木
Mr. Seki’s this book documents the use of mass slaughter by the Chinese as a normal 
method of political and social control. In the past, dynasties have been both 
heralded and terminated with massacres of thousands of soldiers and civilians. 
The current communist regime in Beijing is unexceptional in this regard. In fact, 
based on the historical use of massacres as a means of control, the Tiananmen Square 
Incident of 1989, in which hundreds if not thousands of civilians were killed, was 
an appalling but nonetheless predictable Chinese response to social unrest.
* Summary: http://www.sdh-fact.com/CL02_1/71_S2.pdf 
* Full document:  http://www.sdh-fact.com/CL02_1/71_S4.pdf
* Author profile: http://www.sdh-fact.com/CL02_1/71_S3.pdf 
Questions are welcome.
Sincerely, 
MOTEKI Hiromichi
 

(宮崎正弘のコメント)英訳作業、じつにお疲れ様でした。



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(読者の声2)6月15日は、半世紀前の安保反対騒動で樺美智子さんが死んでサヨクが混乱した日です。あれから半世紀も閲して、まだ日本は自前の防衛力をもたない、なさけない国になりさがり、あの安保世代の後輩で、もっとたちの悪い全共闘世代が我が国の政治を壟断しています。
 感慨深く、宮崎先生と西部邁さんの共著『日米安保五十年』(海龍社)を読みかえしております。
  (SY生、姫路)


(宮崎正弘のコメント)六月、本来なら安保論議あってしかるべきでしょう。我が国の国会は、じつにじつに重要問題をすりぬけ、選挙目当てのパフォーマンスがうまい政治家だけが生き残り、政策論議が不在の国家ですね。
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樋泉克夫のコラム樋泉克夫のコラム樋泉克夫のコラム樋泉克夫のコラム樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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   ――“いま”を語る2つ巨大看板
          愛国主義教育基地探訪(その7)
 


道路は黒い大地をまっすぐ左右に分けるようにして進む。目に入ってくるのは対向車と、道路の側壁、集落の壁、横断歩道橋などに記された防火を呼びかけるスローガン、加えるに極くたまに農作業中の農夫。

スローガンに慣れた目に新鮮に映ったのが、直径50センチほどで高さは15メートルほどと思われる鉄製の円柱の上部に設置された、縦4,5メートル、横10メートル前後はあろうかというほどの2つの企業――1つは安売り航空チケット、1つは農場の巨大な看板だった。

安売りチケットの広告主は春秋航空。春秋なのに英語表記ではSPRING AIRLINSというのが、なんともオカシイ。
看板の下半分には上海を思わせる近代的都市が描かれ、看板の向かって右端には嫣然と微笑むスチュワーデスの巨大な上半身。

そして看板の中央には、一段と大きな文字で「黒河⇔哈爾濱 網上特価機票99元起」。黒河とハルピン間の航空チケットだが、ネットで注文すると99元から購入できますよ、ということだ。
いったい黒河・ハルピン間の正規料金が判らないので高いとも安いともいいようはないが、広告の常で、他にも割安チケット各種扱っていますとアピールしたいのだろう。

この看板を眺めてみて、なにか不思議。改めて眺め直すと、わずかな漢字以外、ロシア文字で埋め尽くされているのだ。
ということは、この航空チケット安売り企業の営業ターゲットはロシア人ということになる。
ならば彼らは黒龍江を渡り、黒河の春秋航空で安いチケットを手に入れ中国各地、さらに中国以外の国々へ旅行するということか。

黒河に近い黒龍江沿いのロシア人にとって、黒河は世界に開かれた窓口になるわけだ。とにもかくにも黒河経由ルートの方が簡便・安価に違いない。
それは成田空港、セントレア、さらには関西空港へのアクセスの悪い地方の旅行者が、先ず韓国の仁川空港に飛び、そこから海外に向かったほうが時短・安価であるのと似ているように思えた。

既にそうなっているのか。それとも、将来的にそうしようとしているのか。
それは地方政府なり中央政府の方針なのか――何れにしたところで、黒河が中国人だけの街ではなく、黒龍江の向こう側に住むロシア人にとっては世界との接点であることは間違いなさそうだ。

もう1つの看板は、上が白、下の方の5分の1ほどが淡い緑の緩やかなカーブで描かれ、白の部分の真ん中辺りを、やや小さめな文字で横に黒龍江省紅色辺境農場。その下に小さくHEILONGJIANG HONGSE BIANJIANG FARMと漢字の音をローマ字表記にして記されている。
その横に小さく北大荒集団の5文字。これまで中国でみたこともないようにシンプルですっきりと洒落たデザイン。
眺める者の注意を喚起するに十分だろう。

紅色やら辺境やら、さらには文革中に下放された若者が送り込まれた北大荒などと、なんとも意味深な文字が並んでいるが、じつは北大荒集団とは黒龍江省農墾総局が経営する中国最大規模の国営農場が率いる企業集団であり、鉱山、農業・畜産製品加工、自動車部品・薬・酒類・肥料・農機具・セメント製造、映画製作、テレビ局経営まで650社を超える企業を抱える巨大コングロマリットなのだ。
2つの巨大な看板は、確かに“東北部辺境の明日”を暗示していると見た。



▲孫呉の夜の街に「足療」を探すも・・・
                       
 

 北大荒の3文字からは否が応でも文革、紅衛兵、下放を連想し、「大後退の10年」「動乱の10年」と形容される文革に思い至るに違いない。
大方の大人の中国人なら、文革など思い出したくもないだろう。だが、そのマイナス・イメージを逆手に取って企業名にしてしまうとは、小憎らしいばかりの企業戦略だ。確かに、北大荒集団の名前を一度聞いたら、文革体験者は忘れようにも忘れられないはず。

だが、苦痛・苦闘の日々は暫しの時が過ぎれば淡い思い出と化すこともまた事実。文革という悪夢を最新ビジネスに取り入れようとは、なんとも破天荒で天晴な商魂。流石に商業民族だけのことはある。恐れ入るばかりだ。

孫呉に向かって走る幹線道路の左手には畑、その向こうにはなだらかな丘陵地帯が続き、道路からは丘陵地帯が邪魔をして見えないが、さらにその奥を黒龍江が流れている。

いまから65年ほど昔の昭和20年8月9日夜、ソ連軍戦車2個旅団、狙撃3個師団で編成されたソ連第2極東方面軍は黒龍江を強行渡河した。
この一帯ではソ連軍戦車の轟音が唸りを挙げ、戦闘機が爆音を轟かせ、猛禽と化したソ連兵は略奪と凌辱の限りを尽す。逃げ惑うしかない開拓民は筆舌に尽し難い緊張と恐怖の日々を過ごす。阿鼻叫喚の地獄絵図さながらの世界が繰り広げられたことだろう。

黒河を発って1時間半余り。車は孫呉の街に近づく。
老朽化した平屋の民家が立ち並ぶが、その様は満洲国当時を記録したセピア色の写真に残る開拓民の住まいと同じ。60年以上も変化のない生活が営まれているわけでもなかろうと思うが、老朽家屋の壁に丸で囲まれた「折」の文字がみえる。

ということは、ほどなく再開発のために解体されるのだ。やけに広いメイン・ストリートは整備中で、建設中の高層ビルもちらほら。この街にも経済成長の波が確実に押し寄せているようだが、家電量販店やスーパーマーケットなどは全国規模のチェーン店というわけではない。ならば大手企業が進出を手控えるほどに市場規模が小さいのか、それとも、この街の経済成長は緒に就いたばかりということなのか。

この街を中心に広がる孫呉県の広さは4500平方キロほど。人口規模は関東軍最大駐屯時と同規模の10万人ほど。木材、大豆、小麦が特産品だが、忘れてならないのがきくらげ。炒め物だけではなく、生のままをわさび醤油で味わうものも、またオツなもの。

孫呉での宿舎は北苑賓館。部屋に入ってインターネットに接続しようと係りを呼ぶが、そんな設備はないとそっけなく断られた。
昨年の河北旅行の際には田舎の小さな2階建てホテルでもインターネットが、しかも無料で使い放題だったことを考えると、田舎町とはいうものの、大都会の北京や天津を囲む河北省のそれと北辺の黒龍江省とでは大違いだ。

きくらげ料理も並んだ夕食後、今日の疲れをほぐそうとフロントで「足療(足マッサージ)」のサービスを尋ねたが、莫明其妙(チンプンカンプン)。
どうやら足療の2文字が判らないらしい。疲労回復のための足の按摩だと説明すると、「裏手にある風呂屋で尋ねてみたら」。

風呂屋の女性フロントの応対も要領をえない。これでは諦めるしかないと部屋に戻るが、こうなると好奇心の虫が動きだす。そこで再度ホテルを出るが、街は暗く商店街のシャッターは軒並み下ろされていて通行人もいないから尋ねようがない。
怪しげな場所すら見当たらない。この街では、インターネットに続き足療も諦めるしかなかった。
(つづく)
(ひいずみかつお氏は愛知県立大学教授。華僑、京劇研究の第一人者)
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(宮崎正弘のコメント)北大荒。右派闘争時代、作家の丁玲らは黒竜江省の北大荒に下放され、労働改造書で奴隷のようにこき使われた。1960年に北京を訪問した野間宏、亀井勝一郎、竹内実、大江健三郎、開高健らは毛沢東、周恩来とも会見するほど厚遇を受けたが、これら反右派闘争で寒冷地の労働改造へ送られて知識人55万人の悲運について一言も語らず、中国を礼賛していたっけ。
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★藤井厳喜さん関連のイベント★
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「藤井げんきと語り、励ます会」お知らせ
日時: 6月16日(水曜) 午後 7時開演 (6時受付開始)
会費:1万円 (当日受付可)
場所:青山ベルコモンズ9F
   クレイドル・ホール (03-3475-8123)
http://www.bellcommons.co.jp/rentalhall/access/index.html
※ ゲスト多数予定
 問合せ先:藤井厳喜事務所 (事務局担当:石蔵)
mail:  info.cfg.future@gmail.com 
Fax: 03-3650-7873
(この催しは、政治資金規正法第8条の2に規定する政治資金パーティーです。従来の「政治家を励ます会」ではない、全く新しいスタイルのパーティーを企画しています。若い人達が気軽に集えるような場所と雰囲気で、日本の明るい未来を語りたいと思います。ゲスト多数の中には、日本大好きなラップ・グループ、英霊来図も来てくれます。私が作詞した曲をこの日、御披露目できる予定です。また、私の作詞、訳詩したシャンソンやオリジナル曲も、プロの歌手の方に歌って頂く予定になっています。一人でも多くの方に御集り頂きたく願っております。)
  
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呉竹会 藤井厳喜講演会 「強く明るい日本のヴィジョンを語る!」
 特別ゲスト:平沼赳夫・たちあがれ日本代表

日時: 6月17日(木) 午後6時開演
会場: 憲政記念館   参加費: 3000円
問合せ先: 呉竹会アジア・フォーラム 03-3556-3880
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  • 名無しさん2010/06/14

    (宮崎正弘のコメント)六月、本来なら安保論議あってしかるべきでしょう。我が国の国会は、じつにじつに重要問題をすりぬけ、選挙目当てのパフォーマンスがうまい政治家だけが生き残り、政策論議が不在の国家ですね。

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    首相と幹事長が辞めただけで、支持率を上げるような愚民がつくる愚民の国ですが、欲から離れて、命から離れて、なるようになるさと云うようにして、生きていればそれで良いのです。

    中国やアメリカ等の真の支配者も、そのうち改心するでしょう。