国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み(アルカィーダのナンバー3を殺害)

2010/06/01


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 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
     平成22年(2010)6月2日(水曜日)
       通巻2980号 <6月1日発行>
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 アルカィーダのナンバー3、パキスタンで死亡を確認
   ビンラディン、ザワヒリに継ぐ実力派、組織化に辣腕ぶり
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 米政府は国際テロリスト組織アルカィーダのナンバー3だったムスタファ・アブ・アル=ヤジドを殺害した事実を31日に追認したとアルジャジーラが伝えた(6月1日)。
 アル=ヤジドは妻、家族らとパキスタン北西部を移動中に殺害された。

 この男はエジプト人。1981年、エジプト大統領サダト暗殺の「イラスム聖戦機構」のメンバーとして活躍してエジプト国内に拘束されていた。

 2001年9・11テロ事件では実行犯の葬儀を組織化して頭角を現し、アフガニスタン支部長、またアフガニスタンとパキスタン両国にまたがる構成員の組織責任者をつとめていた。
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(ラジオ日本よりお知らせ)6月4日(天安門事件から21年)の午後一時よりラジオ日本「マット安川のずばり勝負」に宮崎正弘が生出演します。
温家宝来日を機に日中問題を考える。午後三時まで。
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(読者の声1)今朝のNHKのニュースでの出来事です。
なんと、温家宝首相の市民交流のシーンを報道していたのです。そして、「市民」なる人たちが温家宝首相に対して好感度を抱いているような発言をするシーンも報じられていたのです。
これはNHKによるイメージ操作ではないでしょうか? 温家宝首相さらには中共に対する『いいイメージ』を日本国民に植え付けるための…。 
そもそも温家宝首相と一緒にいた「市民」なる人たちは、本当に一般市民だったのか?
あれだけの重要人物が、護衛もなく、一般市民と一緒にいるなんて、ちょっと信じられません。もしかしたら、あの「市民」の中には、私服のガードマンもいたのでは? あるいは特別に選ばれた「市民」(=同志)だったのでは?  そんな疑念をおおいに抱かせてくれた報道でありました。
    (T.T)


(宮崎正弘のコメント)人為的演出、またはやらせに近いことでしょうね。
 温首相来日を、いったい日本の誰が歓迎しているのですか?
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樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム  樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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  ――「中ロ双子城」から「一区両国」へと変貌するのか
             愛国主義教育基地探訪(その5)



厚い氷の張る時節はホーバークラフトで、氷が溶けたら船舶で結ばれる黒河と対岸のブラゴヴェシチェンスクの関係を、中国側は「中ロ双子城」と呼ぶ。
ここでいう「城」は「城市」、つまり都市を意味する。だから「中ロ双子城」という表現は、いずれ2つの都市を1つにしてしまえという構想にも繋がるとも考えられる。

なんせ彼らは利に敏く、時にセッカチが過ぎるのだ。利を前にしたら、「無原則」という大原則が唸りを上げて動き出す。

中ロ国境線の長さは全体で4300キロ。
黒龍江省が抱える3000キロほどの国境線には、!)、!)、!)類と交易規模に応じていくつかの「口岸」と呼ばれる国境関門がある。最大級の!)類は2都市で、黒河に加え、黒龍江省の東端に位置し極東ロシアの要衝で知られるウラジオストックとナホトカに近い綏芬河だ。

92年、中国政府は黒河を辺境経済合作区に指定する一方で、綏芬河を中国最初の沿辺開放都市と位置づけた。じつは88年、黒龍江省政府は綏芬河を通貿興辺試験区としているが、黒龍江東端を東に向かって開きウラジオストックとナホトカを経由して、日本、韓国、アメリカなどと結び辺境を対外交易の最前線に変貌させようとしたのだろう。

通貿興辺試験区から辺境経済合作区へと省レベルから国家レベルのプロジェクトへと格上げされた綏芬河開発は、さらに国際レベルに格上げされる。
99年6月、中ロ両国政府は綏芬河を「中ロ互市貿易区」と指定した。それというのも、綏芬河はロシア側国境の街であるポクラニーチナヤとはわずかに21キロしか離れていないからだ。

いわば綏芬河とポクラニーチナヤとの関係は、もう1つの「中ロ双子城」でもあるわけだ。ここに目を付けて、土地を買い漁り不動産開発を進めたのが、遥か南の広東生まれでオーストラリアからUターンし中国最大級の不動産集団である世茂集団にのし上がった許栄茂だ。

02年2月には、両国は綏芬河とポクラニーチナヤとを一体化する「綏・ポ貿易総合体」を発足させている。
この経済協力システムを香港やマカオで行われている「一国両制」に因んで「一区両国」と呼ぶそうだが、国家統計局によれば、以後、綏芬河市は全国百強県(市)入りし、総合経済力では黒龍江省内の県(市)のなかでトップ・クラスを維持している。もちろん、許栄茂の懐が大いに潤ったことも想像に難くない。

先んずれば人を制す、である。許栄茂の成功に倣って、黒河の土地を買い漁っている不動産業者がいたとしても、いや、いなければおかしい。
いないわけがないだろう。

そういえば国境口岸事務所ビル前の駐車場、ということは事務所ビルの真正面であり、ここから入国するロシア人が真っ先に目にする場所に、豪華マンション、瀟洒なタウンハウス、繁華街のショッピング・モールなどの巨大な不動産広告がびっしりと並んでいた。

凡てロシア文字。漢字は1字も見当たらない。ロシア人向けであることは確かだ。
黒河のマンション価格は1平米当りブラゴヴェシチェンスクの5分の1程度で200ドル前後とか。

そこで黒河側業者はロシア人専用の不動産物件を用意する。年間で30万人を超えるロシア人が黒龍江を渡り、ロシアより値段の安い日用雑貨や電化製品を購入しているとか。1人当たり手荷物は50キロまで免税だそうだ。
たぶん、この街にも「一区両国」を狙っている関係者が蠢いているに違いない。
                   (つづく)
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  • 名無しさん2010/06/02

    (宮崎正弘のコメント)人為的演出、またはやらせに近いことでしょうね。

     温首相来日を、いったい日本の誰が歓迎しているのですか?

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    NHKの番組で温首相が「他国を侵略した事が無い」と言っていたので呆れてしまいました。チベット、ウイグル、米軍が去った後のフィリピン界隈、その他の無人島等等、尖閣列島。

    盗人猛々しいとは中国共産党のことですね。あ、韓国人ともども世界の嫌われ者でした。今更ですね。

  • 名無しさん2010/06/01

    NHKは韓国ドラマに、温カホーの遣らせ

    どうにも成らない、共産主義者に乗っ取られたのか?。

  • 名無しさん2010/06/01

    温氏との交流など「やらせ」に決まってる。何でも完璧を期する日本の警察が選別したのか、中国大使館の推薦した人だけでしょう。