国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み(青海省地震報道を情報操作)

2010/04/19


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成22年(2010年)4月19日(月曜日)貳
         通巻2945号  
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 やっぱりそうか、チベット被災地で漢族の軍隊と住民との軋轢
  死体の扱いがぞんざい、チベット族の怒りが現場で沸騰している
****************************************

 ダライラマ法王はチベット(青海省)の地震被災地への慰霊の旅を希望している。中国政府は、これを受け入れる度量はあるまい。

 そればかりか外国からの救援チームを一切謝絶した中国は青海省チベット自治県へ軍を中心に一万余の救援と医療チームを派遣した。
台湾からも20名の医療チームが現場に入る予定。

温家宝首相はインドネシア訪問を中止して真っ先に現場に入った。
胡錦涛は訪問先ブラジルから飛んで帰って現場に入った。このような「親民路線」(中国的ポピュリズム)は、旧共産党の遣り方とは異なるが、つまりは映像時代のイメージ宣伝という政治戦略の一環でしかない。

 映像を見る限り(北京の官製放送だから)、えらく軍隊が現場で感謝され、大活躍している様子が映し出されている。また派遣されたのは良いが高山病に倒れる兵士も取り上げている。なんだか軍隊が大活躍のイメージをもつ。
 これで漢族とチベット族の対立も災い転じて福となしたかのように。

 実態はまったく違うとヘラルドトリビューンが現場から伝えている(4月19日付け)。
 「かれらはプロパガンダが目的で被災地にやってきた。チベットの犠牲者への同情も希薄で、死体の扱いが仏教儀式に反する。かれらが後片付けをしているのは政府関係のビルだか、つぶれた民家の片付けは後回しにされている」と住民の不満を拾っている。

 人民解放軍報道班はチベットの僧侶達の救援活動を撮影しないで、自分たちの活動だけをカメラに収めている、とする僧侶の発言も同紙は拾っている。
 また四川省地震のときと異なり、民間ボランティアの現地入りを禁止している。

 日本のマスコミは地震被災地の「青海省」をあたかも中国の版図で描いているが、青海省から四川省、貴州省、雲南省の山岳地帯は共産党の侵略以前まで、れっきとしたチベットである。
  ▽
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇+++++◆+++++◇+++++◆+++++◇+++++◆+++++◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
 (読者の声1)17日武道館には一万人以上が集まり「外国人参政権に反対する一万人大会 」が開催されました。
以下のyoutubeで全ての発言、会場の雰囲気がご覧になれます。
(1)平沼赳夫(たちあがれ日本代表)外国人参政権に反対する一万人大会 
http://www.youtube.com/watch?v=3XgRSJTiOEU
(2)エドワーズ博美(大学講師)外国人参政権に反対する一万人大会
http://www.youtube.com/watch?v=NXFi4BFEDKk
(3)亀井静香金融担当大臣(国民新党)―外国人参政権に反対する一万人大
http://www.youtube.com/watch?v=ZlxoTkX5RpI
(4)渡辺喜美(みんなの党代表)外国人参政権に反対する一万人大会 
http://www.youtube.com/watch?v=6QDNwF9xP3s
(5)佐々淳行(初代内閣安全保障室長)外国人参政権に反対する一万人大会 
http://www.youtube.com/watch?v=AxhXdolonds
(6)関岡英之(ノンフィクション作家)外国人参政権に反対する一万人大会
http://www.youtube.com/watch?v=HZZR708mjXk
(7)小杉直(熊本県議会議長)外国人参政権に反対する一万人大会
http://www.youtube.com/watch?v=4nlfMZjD_TY
(8)百地章(日本大学教授)外国人参政権に反対する一万人大会
http://www.youtube.com/watch?v=CgHjItx_Ax4
(9)石田一夫(UIゼンセン同盟副会長)外国人参政権に反対する一万人大会
http://www.youtube.com/watch?v=QmPRa2h7r34
(10)大島理森幹事長(自民党)―外国人参政権に反対する一万人大会
http://www.youtube.com/watch?v=tzTEq5J7dnY
(11)松原仁(民主党)外国人参政権に反対する一万人大会
http://www.youtube.com/watch?v=Our8BTPH40g
(12)加戸守行(愛媛県知事).外国人参政権に反対する一万人大会 
http://www.youtube.com/watch?v=yvp1UtVLscE
(13)外国人参政権に反対する一万人大会に参加した国会議員
http://www.youtube.com/watch?v=yE6WnrjgSeo
 以上です。
 (TA生)



  ♪
(読者の声2)ワシントンポストが鳩山首相を非難したコラムを載せたということですが、
米国にとって最高指導者である大統領との会見に、鳩山のような人を送ってくる日本は大変失礼だと思っているのではないでしょうか。
トラストミーに騙されたのですから。これは相手の国の立場から見るべきでしょう。
そしてこれはもはや冗談ではないのです。日本人は真剣に鳩山の処分を考えなければなりません。
国民全体に災いが降りかかってくるからです。
(東海子)

  ▽
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇樋泉克夫のコラム ◇樋泉克夫のコラム ◇樋泉克夫のコラム ◇樋泉克夫のコラム
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
樋泉克夫のコラム
@@@@@@@@

 ――同文同種などというウソを真顔で口にしてきたヤツは誰だ
   『支那の幌子と風習』(ルヰーズ・クレーン 朝日新聞社 昭和15年)



満鉄弘報課の井上胤信が翻訳し、朝日新聞の「大陸叢書 第三巻」として出版された本書の原典は、日本では大正から昭和への改元の年に当たる1926年に上海で出版された”China in Sigu and Symbol”である。著者のルヰーズ・クレーン(Louise Crane)女史が中国各地で接し、驚き、興味をもった庶民の生活文化を綴っている。
どうやら日本と同じく欧米でも、中国と中国人に対する見方は戦前の方が地に足が着いたものであり、正鵠をえていたように思える。

かつての中国では眼医者は目を、古着屋は古着を、菓子屋は菓子を、酒屋は酒ビンを象った看板を店頭にぶら下げ、通行人に一目で何を商売にしているかが判るようにしていた。この看板を書名の一部になっている「幌子」と呼ぶ。

著者は「幌子の美しさは、白日の下に晒されてゐる時だといへようか。紺碧の空の、朗らかな陽の光を受け、青、赤、黄はまだしも、金泥と銀泥の極彩色に塗られた幌子は、エトランゼの眼に強く魅力をもつて映ずるのである。

そして、誰もが、こヽに遺された風俗と、住民の思想にて深い関聯性があることに氣付くのである」と語る。
本書は著者が街を歩き、「エトランゼの眼に強く魅力をもつて映」じ、「住民の思想にて深い関聯性がある」であろう幌子に惹かれて店舗の佇まいを眺め、店内に足を踏み入れ、そこで繰り広げられる庶民生活を観察し、街角の屋台や天秤棒を担いだ売り子の姿を追いながら、庶民の立ち居振る舞いに様々な考察を加え、庶民の生活や考え方を明らかにしようとしたものだ。

彼女が幌子を目当てに訪ね歩いた店舗は、酒鋪(酒屋)、湯麺舗(うどん屋)、粗飯舗(蒸しパン屋)、麺舗(乾麺屋)、蒸鍋舗(慶祝用菓子屋)、糕乾舗(餅屋)、澡堂(風呂屋)、剃頭舗(床屋)、成衣舗(仕立て屋)、質屋、両替屋、薬舗など。
くわえて屋台に行商人。

著者は行く先々で興味深い観察をしている。たとえば広東の街角の魚売りの行商の話。
天秤棒に振り分けた桶に生きた魚を入れて歩く。客に呼び止められるや、道行く人々は魚の入った桶を取り囲む。

と、「魚賣りは釣針に餌をつけてやつた。買手は釣糸を魚桶に垂らすのである。桶の中の魚は、・・・釣針を恐れて桶の縁の方に身をよせてしまふ。見物人の興味は昂つて行くのである」。

桶の中には各種の魚が泳いでいる。客の狙いは50銭の味のいい「大きな赤い魚」。客は「二十銭を出して釣をや」る。足を止めて桶を取り囲んだ道行く人々は、どの魚が釣れるのかを賭けるわけだ。かくて「支那獨特の喧騒が、その横町を包んでしまふのである」

見物人は自分が賭けた魚が餌に近づくと興奮し、離れると落胆する。
結局、客は10銭の不味い魚を釣る。客は10銭の損で魚売りは10銭の儲け。桶を囲んで賭けた人々は儲けた者もいれば損した者もいる。

「これで横町の喧騒も一時に静まり、魚賣りは天秤棒を擔いで」、次のカモを求め去る。なんのことはない高い魚には餌をタップリ食わせてあるから、客の針の先の餌など食いつくわけがない。
「安い魚は二、三日餌もやらず、餌をやれば眞先に食ひつくやうにして置くとは、如何にも支那人の商賣ではないか」

いかにもセコく愉快な商法だが、これを日中関係に当てはめると、「如何にも支那人の商賣」式外交に日本は翻弄され続けているということだろう。反省・三省・猛省。
《QED》

(ひいずみかつお氏は愛知県立大学教授。日本の京劇、華僑研究の第一人者。このコラムは小誌に独占的に連載されています。毎回、書き下ろしです)。
    ◎○□
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
@@ @@@ +++ +++ ◇ +++ +++ @@ @@@
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    ♪
<< 宮崎正弘の最新刊 >> 
宮崎正弘 v 佐藤優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社、1575円)
<ロシア、中国、北朝鮮の猛毒国家に囲まれて日本はいかに生き延びるのか?>
http://www.amazon.co.jp/dp/475931122X/

♪♪
<宮崎正弘のロングセラーズ>
http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
『中国ひとり勝ちと日本ひとり負けはなぜ起きたか』(徳間書店、1680円)
『日米安保、五十年』(海竜社、1680円。西部邁氏との対談)
http://www.amazon.co.jp/dp/4759311092/
 
『増長し無限に乱れる「欲望大国」中国のいま』(石平氏との対談。ワック、945円)
『朝日新聞がなくなる日』(ワック、945円)
『中国分裂 七つの理由』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
『人民元がドルを駆逐する』(KKベストセラーズ、1680円)
『絶望の大国、中国の真実』(石平氏との共著、980円。ワック文庫) 
『中国がたくらむ台湾・沖縄侵攻と日本支配』(KKベストセラーズ 1680円) 
『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
     ★ ☆ ★ ☆
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ◎宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有)宮崎正弘事務所 2001−2010 ◎転送自由。ただし転載は出典明示。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。