宮崎正弘の国際ニュース・早読み
発行日:2/28
☆宮崎正弘のHPを更新しました http://miyazaki.xii.jp/
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成22年(2010年)2月28日(日曜日)
通巻2891号
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ガイトナー財務省の落ち着きのないデータ改定、拙速な再発表
日本が一位を瞬間で回復したのではなくて米国債保有は中国が一位だったとサ
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ワシントンポスト(2月26日付け)によれば財務省は速報値を修正し、奇妙な発表を行った。
米国国債を保有しているのは、やっぱり中国がトップで8948億ドル、日本は二位で7688ドル(09年12月末現在)とした。
ガイトナー財務省の落ち着きのなさ、北京への異様なほどの忖度が仄見える。
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ドイツ国会、68%の圧倒的賛成でアフガニスタンへの増派を決定
米英軍は次にヘルマンド県に集中攻撃作戦を展開
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ドイツは622定員の議会で429名が賛成にまわり、アフガニスタンへの兵隊増派をきめた。
850名が増派され、合計5350名になる。
撤退を表明したオランダやインド洋給油という安全地帯からも逃げ戻った日本とは対照的な政治的動きを見せ、さらに27日には、いよいよドイツがギリシアの銀行危機救済に立ち上がったというニュースが加わった。
「ドイツが主張を始めた」という動きを象徴している。この増派決定も、ギリシア救済も周辺諸国へ「独立主権国家」=ドイツの主張をしている構図、日本とはまるで対照的である。
さてアフガニスタン現地ではマルジャにおけるタリバン征討作戦が功を奏し、つぎにモシュトラク征討作戦を始める。
マクリスタル最高司令官は、マルジャから逃れたタリバンがカンダハルへ多数逃げ込んだこともあり、次のモシュトラク(地名)征討作戦はきわめて重要とのべた。
一方、首都カブールで自爆テロがつづきインド大使館近辺が集中的に狙われる。
アフがニスタンのすぐ北の隣国=タジキスタンではアフガニスタンからの難民が激増し、国際赤十字は「難民が三倍、7500名になっている」と発表している(アルジャジーラ、27日)。
日本では中国からの「難民」(密入国、不法就労、偽装留学、結婚詐欺?)がゆうに百万人をこえている。
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(読者の声1) ロイヤル・ファミリーの問題はコストだと発言した勝間和代氏が『週刊文春』で批判されています。畏れ多くも皇室を伝統や歴史を無視して、『コスト』の問題だと結びつけるという安直で野放図で、思い上がった考えかたをするエコノミストが、日本の論壇で活躍することは憂うべき精神と思想の劣化現象ですが、いかがお考えですか?
(KY生、渋谷)
(宮崎正弘のコメント)皇室を軽んじ、外国からのVIPには、ルールを無視しても拝謁を強要した「小さな小さな小さな小さなマキャベリスト」がうごめく政界。論壇にも歴史を無視した人が跳梁跋扈するのでしょうね。
ところで勝間和代という人は何をする人ですか? 寡聞にして存じません。
♪
(読者の声2)貴誌書評にあった遠藤浩一さんの『政権交代のまぼろし』に関してのコメントですが、民主党は下記の点では全くぶれていません。
1.韓国の嫌がることは絶対しない
2.中国の嫌がることは極力しない
3.北朝鮮の嫌がることはある程度しない
優先順序は上記のとおりです。
(KR生)
(宮崎正弘のコメント)朝日新聞とNHKの言うことを聞く点でもぶれないのでは?
♪
(読者の声3)「永田町の不動産王」「小さな擬似ヒトラー」などと言われた小沢一郎氏への批判が続いていますが、宮崎さんが命名された「小さな小さな小さな小さなマキャベリスト」という小沢一郎への形容は、より実態に即していると思います。
「平成の脱税王」(与謝野馨氏の鳩山評)など、比喩の世界ではヒットが多い。この類いの暗喩を連発して下さい。へんな激励ですが。
(UY生、麹町)
(宮崎正弘のコメント)60年安保騒動の当時、岸信介首相を三島由紀夫は「小さなニヒリスト」と比喩したことがあります。ニーチェに造詣の深い氏ならではの文学的比喩だと話題になったものでした。
話は飛びますが、冬のオリンピック。日本期待の真央ちゃんは銀メダルでしたね。英字新聞はKIM、MAOです。キムは韓国系というのはすぐ分かりますがマオは、毛沢東の「毛」ですから、欧米メディアでは真央ちゃんは中国系とみられています。
あれは浅田(ASADA)のほうが良いのでは?
♪
(読者の声4)バンクーバーオリンピックに関して、大変面白い”噂話”を拾ったので、報告致します。
何分噂なので、笑い話(ネット上ではワロスワロスって言います(苦笑))と思って下さい。日本のマスゴミでは真央VSヨナの女子フィギュア・スケート対決を煽りまくっておりましたが、結果はヨナの男子でも勝てないようなあり得ない高等点で圧勝に終わりました。
実は2ちゃんねる中では、これを昨年10月の段階で”予言”されてました。
概要は、韓国は、”圧倒的”な成績でヨナに金メダルを取らせる必要がある。その理由は、次回ソチの次の冬期五輪に韓国平昌が3度目の正直で再々度の立候補を行うため。今回のバンクーバー、次回のソチと2度連続で僅差で敗れ、そのロビー活動で消費した莫大な資金回収の為には、必ず平昌への招致が必要とされ、前回までの敗因を広報の「顔」の無さと分析しており、その「顔」にヨナを据える為には、金メダルを取らせる必要がある。
これは謂わば国家ぐるみの謀略である。
詳しくは以下URLをご覧下さい。
<http://awfuljapan.livedoor.biz/archives/51300312.html>
試合の後で捏造されたものではありません。このスレッドは当時私も見ておりましたので。
いくら何でもそんな事あるか?と思っていましたけど。笑い話で済ませるには当たりすぎです。だってあの異常な高得点。
(MU生)
(宮崎正弘のコメント)冬季五輪、バンクーバー。狂態。ようやくやってきた静けさ。
次はソチですか。クリミヤ半島の保養地。その頃、プーチンはふたたび大統領に復活していますね。
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樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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――「巨大な変化」の嘘っぱち
『中国的変化』(安娜・路易斯・斯特朗 香港朝陽出版社 1970年)
△
安娜・路易斯・斯特朗とはアンナ・ルイス・ストロングのこと。
そう『中国の赤い星』のエドガー・スノー、『中国の歌ごえ』や『偉大なる道 朱徳の生涯とその時代』のアグネス・スメドレーと共に「3S」で略称される「中国革命を支援したアメリカ人ジャーナリスト」の1人。
ソ連経由で中国入り。20年代後半に香港や武漢に滞在。46年には9ヶ月にわたって共産党支配地域に滞在し、毛沢東に「原爆は張子の虎」といわせている。
猫を噛んだ窮鼠の大言壮語というべきか。彼女は49年にスパイ容疑でソ連から追放処分を受け、名誉が回復された3年後の58年に中国へ。64年以降は「北京からの手紙」を発行し続けた。
この本は「中国からの手紙」を中心に、60年代後半に書かれた文革礼賛の文章を集めたもの。この本の最後に置かれた「中国からの手紙(第69便)」は、
「第69便をもって1969年は閉じますが、私は必ずしも喜んではいません。来るべき70年の上半期に最終便が書けることを希望します。最終便で新中国に対する、そして私が生涯を通じて求めてきた事業に与えた中国の影響についての私の思いを伝えたいと思います。それが来るべき第70便であり、同時に私の書く最後の手紙となります」
で閉じられている。
彼女の死は文革の最中の70年3月29日。ということは、第70便を書きたいという希望を果たせぬままに、彼女は「マルクスに見える旅」に向かったということだろう。
さすがに「3S」の1人だけのことはある。どの文章をみても毛沢東万歳、文革礼賛がテンコ盛り。なんとも鼻白むばかりだ。
たとえば「20年前、1949年10月1日、中華人民共和国は北京で建国を宣言した。この20年の中国国内の発展と中国と世界の関係は、歴史的に意義のあること」ではじまる「中国20年の巨大な変化」を読むと、
「20年前、中国は無力の国家だった」が、「現在の中国は強国であり、帝国主義者が連合しても屈服させることは不可能だ」
「20年前、中国は内外債務を持つ国だった」が、「現在の中国には如何なる債務もない」
「20年前、中国は領土・人民の面で分裂した国家だった」が、「現在の中国は統一した国家であり、一年又一年と団結は固まっている」
「20年前、中国人民は暴力革命によって、帝国主義、封建主義、官僚資本主義から自らを解放した」。以来、革命を継続し、「1966年には文化大革命において思想を解放した」
「20年前、中国は水害や飢饉が頻発することで知られた国だった」が、「今日では洪水は制圧され、過剰な水は農地に灌漑されるだけでなく、飢餓に苦しむ者はいなくなった」
「20年前、中国は疫病が流行した国家だった」が、「現在の中国はすでに健康国家だ」
「20年前、中国は文盲で有名な国家でもあった。中国人の80%以上が文字が読めず、書けなかった」が、「現在では、このような情況はすでに克服された」
確かに「20年前」に較べれば「巨大な変化」だろうが、その多くは眉ツバもの。いまとなっては叶わぬ望みとはいえ、是非とも「最終便で新中国に対する、そして私が生涯を通じて求めてきた事業に与えた中国の影響についての私の思いを伝え」て欲しかった。
最後の筆を擱いた時、彼女の心に去来するのは後悔、懺悔、悔恨、疑心、苦渋、苦悶、煩悶・・・85年の彼女の人生から中国政治の核心が宣伝にあることを、改めて痛感するのだ。
《QED》
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(MXテレビからお知らせ)番組予定。3月6日午前1100 再放送7日午前0730
「目覚めよ、長き平和の昼寝から」。出演:西部邁、木村三浩、秋山祐徳太子、宮崎正弘。
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三月下旬発売予定!
宮崎正弘 v 佐藤優
『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社 予価1680円)
<虚言と虚構に包まれた世界を見抜く力、動かす力>
◎
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宮崎正弘最新刊
『中国のひとり勝ちと日本のひとり負けはなぜ起きたか』(徳間書店、1680円)
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宮崎正弘 v 西部邁
『日米安保、五十年』(海竜社、1680円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4759311092/
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<宮崎正弘のロングセラーズ>
『増長し無限に乱れる「欲望大国」中国のいま』(石平氏との対談。ワック、945円)
『朝日新聞がなくなる日』(ワック、945円)
『中国分裂 七つの理由』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
『人民元がドルを駆逐する』(KKベストセラーズ、1680円)
『絶望の大国、中国の真実』(石平氏との共著、980円。ワック文庫)
『中国がたくらむ台湾・沖縄侵攻と日本支配』(KKベストセラーズ 1680円)
『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
http://miyazaki.xii.jp:80/saisinkan/index.html
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◎宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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発行者プロフィール
宮崎正弘
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/
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