国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2010/02/05


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  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
     平成22年(2010年)2月5日(金曜日)貳
          通巻2864号 
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 中国のインターネット監視網の毒牙は「オスカー」にも及んでいた
  四川省地震のドキュメント作品、アカデミー受賞(?)を早くも妨害
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 グーグル騒ぎ。インターネットの検閲。U=Tube禁止措置。ブログへの介入等々。とても正常な国家とは言えない、言論と通信への干渉を平気で行う中国は全体主義システムであることをお忘れなく。

 オスカーの審査過程で中国の監視網は短編ドキュメンタリー部門に出品された「四川省大地震ドキュメンタリー」がノミネートされたことに異様なほど神経を尖らせていることが判明した(英紙テレグラフ、2月4日付け)。

 題名は「中国の非自然災害――四川省の涙」。印象としては人工的災害の感覚。この作品はオスカーの短編ドキュメンタリー作品部門にノミネートされた五つのフィルムの中の一つ。

 中味はと言えば08年五月に四川省全域を襲った地震は70000人の犠牲だったが、そのうち一万人が手抜き工事の小学校のビルの下敷きとなった幼い命だった。フィルムは犠牲となった子供とその家族、その後の精神的トロウマを追求した。

「小学校舎は鉄筋の替わりに竹が使われていた」と証言する都江堰の住民。生き残った両親グループが当局に抗議する場面もフィルムに収められた。「モルタルの替わりにボロ雑木でごまかしてあった」と抗議しても共産党幹部は無視している表情も、40分のドキュメンタリーフィルムに挿入されているという。

 この作品は中国での上映が禁止され、U−tubeは妨害され、インターネットからも「非自然災害」という語彙は削除された。
これらの情報を送ろうとした広東省の携帯電話が90万台、妨害されたことも判明した。

 そしてオスカー授賞式の中継は行われず、ドキュメンタリー部門は、存在さえ報道されず、オスカーにノミネートされたというニュースは中国で伝えられていないのである。

 オスカー授賞式は3月8日。日本のテレビは生中継するほど力を入れている。グーグル問題で立腹している米国、しかもリベラル派の巣窟であるハリウッドゆえに、この作品の受賞は却って確定的ではないのか。
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読者の声◇どくしゃのこえ☆ ☆DOKUSHANOKOE◆ 読者の声
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(読者の声1)「朱に交われば赤くなる」。小澤の発言はシナの高官の発言と変わりません。決して非を認めず牽強付会、すり替えなど何でもありであります。
ここにきてトヨタのブレーキ問題で責任者が「利用者の感じ方と機械のタイミングに少しずれがあるようだが、基本的な欠陥ではない」という趣旨の発言をしているのを偶然TVで見ました。
これもシナの言い方に酷似しているように思います。
シナに深入りすると発言もシナ的になるのかもしれません。そろそろシナとの付き合い方を根本的に見直さないと、我が国全体がシナのような殺伐とした雰囲気に染まってしまうような気がします。
  (宮崎太郎)


(宮崎正弘のコメント)シナ化する日本、日本化するシナという逆方程式、ですか。
「シナ化」とは非道徳化と同義であるとすれば、なんとしても回避したいものです。



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(読者の声2) 小沢一郎が不起訴になりました。然しもちろんこれは小沢の身の潔白が証明されたと言ふことではありません。
起訴に持ち込むだけの証拠が見つからなかったと言ふことであり,これはとりも直さず,小沢がいかに用意周到に尻尾を掴まれないやう工作をしたかを物語るものです。
と言ふことは小沢はダーティーな裏金作りを長年やって来た確信犯であり,今後も続けるに違ひないと言ふことです。
今回の不起訴で小沢が潔白だなどと思った国民はほとんどゐないと思はれます。
検察の追及が甘い,と言ふ意見も多いでせうが,今回の不起訴措置はその小沢の狡猾な常習犯ぶりを印象付けるために行った検察の作戦とも取れないことはない。ともかく側近が三人も逮捕されながら,そして国民の疑惑の視線を浴びながら,権力の座にとどまることができるものか.まづ無理であらうと思はれます。
今回の不起訴処分が小沢一郎の終りの始まりになるのではないかと思ひます.
  (NN生,横浜市)


(宮崎正弘のコメント)小沢独裁に反旗も翻せない民主党につどう政治家ども。あの人たちも断罪されてしかるべきでしょうね。



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(読者の声3)第二次大戦記念館へ行き、沖縄戦を勉強してきました。
戦史家と話しができて、「82日間の沖縄戦が台風の影響と、日本軍の縦型塹壕作戦で、戦死者1万人を出し米軍はほとんど戦意が尽きていた〜日本本土上陸は無理と判断した〜原爆投下を決定した」と。「沖縄戦が太平洋で民間人を含む始めての地上戦だった」と。「さらに、ドイツ降伏後の戦死者の統計が届いて、トルーマンは、これ以上の地上戦は不可能だと悟った」と。
ところで、前号の拙見に貴兄は「大宅壮一とバイオーターの脈絡がよく了解できませんが、大宅壮一は林房雄が「おおやおいそがし」と揶揄していました」
とあります。
脈絡で言えば、バイオーターの忠誠心ハエリザベス女王陛下に対して〜山本五十六は裕仁天皇陛下に対して〜王政復古のなかった時代の赤穂の大石は主君に対して。大宅さんの忠誠心は何だった? と指摘したかったのです。
中国人に忠誠心がないのはわかりやすい。
(伊勢ルイジアナ)


(宮崎正弘のコメント)大宅氏の忠誠心? さて。大宅文庫と大宅賞を残したことは結果的に日本のジャーナリズム界におおいに貢献したことには間違いないでしょうが。。。
  
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