国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2010/01/07


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  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
     平成22年(2010年)1月7日(木曜日)
       通巻2829号  
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 イエーメンはテロリスト秘密軍事訓練基地の「聖域」なのか
  米国、イエーメン政権への軍事援助本格化。ロシア、中国は武器輸出
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 オバマ政権はちかく議会にイエーメンへの軍事援助1億5000万ドルを要請する。
 従来の二倍の予算で、おもにイエーメン軍の訓練が目的。軍の近代化を導くという。

 これまでイエーメンへの武器供与はロシアが筆頭である。
2004年から08年までにロシアはミグ21,ミグ29,スホイ22,戦車などイエーメンの全ての武器輸入の59%を占めた。ついでウクライナが25%、イタリアが10%。
 さらにモスクワとイエーメンは武器協定をむすび、あと10億ドル分の武器を購入する。胴元は殆どがサウジアラビア。累積20億ドルの援助と見積もられる。

 近年、中国もイエーメンへの武器輸出を始めており弾薬、火薬、砲、機関銃など2億―4億ドル分を輸出した(アジアタイムズ、1月7日付け)。

 それにしても石油を生産しない、世界最貧国のイエーメンに列強が武器供与を増大させているのは、ひとえにテロリストの出撃拠点としての「聖域」化を防ぐためである。

イエーメン情報部は「国内に300名から500名のアルカィーダの潜伏がある」と公表している。

「シバの女王」伝説のくに、その地政学的要衝に位置するがゆえに外国の過激派の侵入を許し、とんでもない事態に遭遇している。
 
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(読者の声1)「戦略・情報研究会 2009年度 東京第9回講演会」の御案内
 〜 地球環境をめぐる国際関係
     −『環境問題』の名を借りた政策誘導とその背景 〜
講 師: 海上知明(国士舘大学/東京海洋大学講師)
日 時: 1月24日(日)18:30〜20:45(開場18:00)
場 所: スター貸会議室 四谷第2(03-5217-5577、
     東京都新宿区四谷1-8-6 ホリナカビル301号室
     http://www.kaigishitsu.jp/map/map-yotsuya.html
     JR中央線・総武線「四谷駅」四谷口徒歩1分
     東京メトロ丸ノ内線「四ツ谷駅」2番出口徒歩1分)
参加費: 社会人1500円 / 学生1000円(事前申し込みの学生に限り500円)
定 員: 80名(定員になり次第申し込み締切)
お申込/お問合せ先: 久野 潤
kunojun@amethyst.broba.cc
[当日] 090-2933-8598 kunojun@ezweb.ne.jp
<御名前・御通勤御通学先を明記のうえ事前お申込頂きますと当日の御記帳無しで入場頂けますので御協力頂ければ幸いです>



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(読者の声2)民主党 副代表である円より子議員が付託した「外国人住民基本法の制定に関する請願」というものがあるそうですが、請願として参議院に提出されていたとか。
民主党は、あの手この手を使っているようですね。
テレビと新聞報道の情報鵜呑みの周囲の知人・友人達は民主党のやる事を褒めちぎってますが。。。
   (東京・筆名・玄海鷹子)


(宮崎正弘のコメント)民主党は旧社会党、民社党、労組過激派、市民活動家。そして旧自民党田中派の野合集団ですから、思想的には右から左まで。ですから肝心の綱領がない。政党で綱領がないために、党内のコンセンサスは有り得ず、各派が勝手に政策を推進をしているのが現状ですが、ここで党内過半数をしめる独裁者が出てきたため党の性格が変わる、というプロセス。それが現状でしょうか。
 それにしても党内で議論がないという、或る意味では自民党より鵺的な、曖昧な、不気味なパルタイ(党、集団)ですね。



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(読者の声3) 貴誌2828号の読者の声でスタティンの副作用が第二次世界大戦の復讐につながっているという意見がネット上に出回っているとのことですが、サプリメント好きなアメリカ人のことですから、ビタミンDやCoQ10もカプセル剤で取っていることでしょうから復讐にはつながらないと思います。
それにスタティンを発見したのは日本の研究者ですが、論理を打ち立てたのは後にノーベル賞を受賞することになったアメリカの研究者です。
スタティン開発の経緯については「世界で一番売れている薬」という本に詳しく描かれていて参考になります。
ところでこのスタティンが市場に出る際に三共(現・第一三共)が共同研究していたアメリカのメルク社に出し抜かれてしまった訳ですが、さぞかし悔しい思いをしたことだろうと三共の先輩にそれとなく感想を聞いてみました。
その方、曰く、あれでよかったのです、当時の三共には単独でFirst in classの薬を製品化する力はなかったのですから・・・と。
まだ日本人の美徳が残っている世代の方です。
   (MI5)


(宮崎正弘のコメント)復讐説は、もちろん戯れ言でしょう。
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(櫻チャンネルからお知らせ)本日(7日)午後10時からの「防人アワー」(浜口和久キャスター)に宮崎正弘が30分ほど出演します。
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○ 西村真悟のコラム ◎西村真悟のコラム ●西村真悟のコラム
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西村真悟のコラム
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あっぱれ、陸上自衛隊歩兵第三十七連隊の参拝
                         No.477 平成22年 1月 5日(火)

 四日の朝、信太山駐屯地の歩兵第三十七連隊の広報に電話して尋ねた(防衛省では普通科連隊というのだが、普通科とは歩兵のこと)。
「部隊は、大阪市内に行軍に出ると聞いたが、何時でるのか」
「もう出発している」
「目的地は」
「住之江公園です」
「何人でたのか」
「連隊が全部でている」
「鉄砲を担いで行軍しているか」
「え、いや、鉄砲は担いでおりません」

 これで分かった。歩兵第三十七連隊は、連隊長 大庭秀昭大佐以下八百余人、午前六時四十五分、駐屯地を大阪護国神社に向けて徒歩で出発したのだ。住之江公園には大阪護国神社がある。
 信太山から護国神社までは、距離十五キロほどで、十一時過ぎには全部隊が住之江公園に到着予定という。
 そこで、予定を変更した。お役所の新年互礼会よりも護国神社に行くことにした。その時、十一時前。
 護国神社に近づくと、海よりの歩道を迷彩服の兵隊姿の若者が続々と歩いている。要所ごとに警察官がでて交通整理をしている。軍隊が警察に守られて行軍するのもけったいだなー、と思いながら神社に着き、柳沢宮司に挨拶する。そして、部隊が集まる神社の背後にある公園に行った。
 公園の森の入り口には、連隊旗を持つ兵がおり、その前で半袖服の大庭連隊長が大きなリュックを担いだままで到着してくる部隊を「ご苦労」と迎えていた。
 公園の入り口に、十数名の雰囲気の違う人が集まって到着する隊員達を見ていた。
 警備の警察に聴くと、憲法九条の会や自衛隊違憲を叫ぶ連中だという。「そうか、今の与党の連中だな」と言いつつ、連隊長や警察の気苦労が分かった。
 こういう一握りの連中と防衛省内局の為に、号令の下に部隊として護国神社に参拝することができず、行軍の目的地を護国神社と言えずに住之江公園と言わざるを得ないのだ。
 既に明らかなように、自衛隊を軍隊にしてはならないという戦後の狂った思い込みを存在理由としてしがみつく防衛省内局は、日本は良い国だという田母神航空幕僚長の首を切り、日本は悪い国だという村山富市談話を自衛隊公式史観として部隊に強制しているのだ。防衛省内局は、憲法九条の会よりたちが悪い。
 この中で、よくぞ連隊長、正月の四日、「住之江公園」に向けて行軍をしてくれたものだ。
 到着した隊員達は、休憩と自由行動を与えられたらしく、鳥居をくぐって神社境内に向かって三々五々進んでいる。
 鳥居から出てくる隊員に、「参拝したか」と聞くと、「はい!」という答えが返ってきた。
 私も参拝した。そして、柳沢宮司と話す。宮司は言う。
「三十七連隊の護国神社参拝は、戦後初めてです。英霊が喜んでおられます。どんなに喜んでおられるか。
 先代の宮司、私の父の属した部隊は、南方で全滅しました。生き残った父は、戦後は、戦友とともに亡くした命と思い、誠心誠意、宮司を勤めていました」
 宮司が見せてくれた戦前の写真には、護国神社の境内一杯に銃を担って整列した部隊の姿があった。私は言った。
「三十七連隊が、このように整列して祖国防衛を誓い護国神社に参拝するときが、戦後が終わったときです」
 四日同日、鳩山総理大臣が、伊勢神宮を参拝していた。自衛隊第三十七連隊の参拝に比ぶれば、この総理の参拝は、何の意義もない。
 神社を後にするとき、寒風に半袖、笑顔の連隊長に挨拶する。
 なお、大正八年に大阪和歌山の郷土部隊として創設された信太山に駐屯する、陸上自衛隊歩兵第三十七連隊は、日清日露を戦った帝国陸軍の三十七連隊のナンバーをそのまま踏襲した郷土の連隊で、大阪で唯一の実戦即応部隊である。
 従って、同連隊が大阪、和歌山、奈良などの市内や郊外をくまなく行軍することは、都市防衛のみならず、災害の際の任務遂行のため必要なことである。
 この度の行軍を実施された大庭連隊長に感謝して敬意を表し、同連隊の、正月四日の護国神社までの行軍が恒例となり、銃を担った徒歩行軍となることを願う。

 ところで、せっかくだから、昨日四日の、総理大臣についてコメントしておきたい。
 信太山の第三十七連隊のみならず、全国各地の自衛隊の若者達が、国防のため昨四日も体を動かし、その任務を果たしている。
 これに比べ、鳩山氏は、国防のことを考えずに総理を続けている。
 昨年の観艦式には欠席するという最高指揮官としてあるまじき所為、実にあるまじき所為、サボタージュに及んでいる。
 そして、普天間基地移設問題という日米同盟にとって重要な案件に関してサボタージュを続けて年を越している。この不作為によって、我が国は危機に直面する。しかし、この夫婦には自覚がない。責任感もない。
 従って昨日、総理大臣として、何を誓いに、何を決意して、伊勢神宮に参拝したのか。ただ、チャーチルが、第一次世界大戦後のイギリス政界の高位の政治家について語った次の言葉が一番ぴったり当てはまるだけである。
 言っておくが、チャーチルは、評論家ではない。次に述べたこのような者達が政治の舵を取っていたが故に、国家を危機に陥れ起こらなくて済ませたはずの第二次世界大戦を勃発せしめたと言っているのである。
チャーチルは言う。彼、鳩山氏は、「考える能力がないのか、素人なのか、はたまた世の中がまるで見えていないのか・・・。
 何も決定しないことを決定し、優柔不断でいることを決意し、成り行き任せにするということでは断固としており、変心しやすいという点では頑固であり、全力を挙げて無能であろうとする」総理大臣である。
(了)

(にしむらしんご氏は元衆議院議員)
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(お知らせ)二月の宮崎正弘の講演会」は、次のように計画されています。

 2月11日 「紀元節を奉祝する集い」(日本青年館)で記念講演。時間未定。
2月17日 「正論を聞く会」(大手町産経プラザ)午後六時半。
2月18日 「シナ人とは何か」シンポジウム(文京シビック小講堂)午後六時。
      (詳細は後日、小誌でも告示します) 
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<< 単行本、まもなく発売! >>

 宮崎正弘 vs 石平 『増長し無限に乱れる「欲望大国」中国のいま』
(ワック、1月10日発売。定価945円)
 宮崎正弘 vs 西部邁 『日米安保、五十年』
(海竜社、1月10日発売。定価1680円)
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< 宮崎正弘のロングセラー 絶賛発売中 >
宮崎正弘+内田良平研究会編
『シナ人とは何かー内田良平の『支那観』を読む』(展転社、定価1995円)
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 http://miyazaki.xii.jp:80/saisinkan/index.html
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『中国分裂 七つの理由』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
『人民元がドルを駆逐する』(KKベストセラーズ、1680円)
『絶望の大国、中国の真実』(石平氏との共著、980円。ワック文庫) 
『やはりドルは暴落する! 日本と世界はこうなる』(ワック文庫、980円)
『中国がたくらむ台湾・沖縄侵攻と日本支配』(KKベストセラーズ 1680円) 
『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
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◎宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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