国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2009/12/17

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 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成21年(2009年)12月18日(金曜日)
        通巻2809号 (12月17日発行)
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 ロシアがNATOにアフガニスタン戦争への貢献を口約束
  メドベージェフ大統領、NATO軍にヘリ、ヘリ部品供給の可能性を示唆
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 「アフガニスタン戦争はテロリスト撲滅の闘いであり、ロシアがNATOに協力するべきではないか」とラムスソンNATO事務局長はモスクワへ談判に出かけた。
 NATOとロシアは08年8月のグルジア戦争以来、すきま風。

 「タリバンが復活し、テロリストが再結集するとなると中央アジアが不安定化し、それは地政学的にロシアの国益に叶うまい」と説得するNATOにメドベージェフは、「もちろん、テロリズム排撃のためにロシアは協力を惜しまない」とした。

 その協力の中味はヘリ(武装ヘリ)と、その部品の供与というみみっちい範囲で、NATO軍のロシア領空通過の回数増便には消極的だった。
 しかしNATOの相対的軍事力低下をひそかに期待していたロシアがアフガニスタンにおけるテロとの戦いに前向きな協力姿勢を示唆したことは、注目しておくべきだろう。
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 ◆(読者の声)宮(読者の声)崎(読者の声)正(読者の声)弘(読者の声)◆
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(読者の声1)鳩山政権は普天間基地移転問題を先送りしました。「半年以内」というあきれるほどの時間的観念の希薄さ、すこぶる付きに感性と感覚が鈍いことを言い出しました。米国は激怒している。中国は高笑い。
この政権はもうお終いでは?
   (百度)


(宮崎正弘のコメント)オバマ大統領の支持率、就任後十一ヶ月で過半数を割り込みました。鳩山政権の支持率、おそらく年明けと共に激減ペースに陥り、夏の参議院選挙は、民主党惨敗のシナリオが浮上するようになりましたね。
 日米離間、日米安保条約に亀裂がはいって、いまの北京は提灯行列をしたいでしょうね。中国が日本を嗤う声が聞こえてきませんか?



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(読者の声2)宮崎先生、こんにちは。私は一主婦ですが、3、4年前から政治に目覚め、先生のメルマガを拝読し勉強させていただいております。
たいへんお忙しい中、日に2度も3度も更新してくださるだけでも有り難いのですが、その上に、読者の声に対してコメントを一つ一つ丁寧に返していらっしゃることにとても感銘を受けております。先生のお人柄ですね。 
これからも応援しております。どうぞお体に気をつけて頑張ってください。
(YT子、世田谷)


(宮崎正弘のコメント)御激励有り難く、老骨にむち打つ励みとなります。大事なタイミングには何回も配信したくなるほど、日本の政治は滅茶苦茶です。というものの、今週からは忘年会忘年会忘年会とつづき、胃袋を鍛える訓練も。



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(読者の声3)日米軍事経済関係が鍵なのです。いわば、夫婦関係に亀裂があるので、中国の独占経済体制に遅れている。
日米の狼が賢明な選択を取れば、羊の群れに勝てないわけがない。小沢民主党を追い出して、自民の再建を期待したい。だが、自民党には、カリズマ(VALOR・蛮勇)が不足。叱られるかも知れないが、日本国民の知性は相当低い。一億素人評論家となっている。
そこには、蛮勇を含む行動も実践もない。宮崎正弘翁はお元気であるが、、。
(伊勢ルイジアナ)


(宮!)正弘のコメント)好々爺扱いですか。まだ頭の中は昭和二十一歳ですが。元気な保守陣営の御一統もありますよ。
http://sankei.jp.msn.com/photos/affairs/crime/091215/crm0912151016003-p1.htm
しかし習近平来日に大きな抗議行動が行われたのに日本の新聞は殆ど伝えなかったのは中国への配慮も度が過ぎるからか。
 中国も、ところでオザワ訪中団が胡錦涛とひとりひとり握手し、記念写真を撮ったことを国内では報じていません。



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(読者の声4)貴誌通巻2808号(読者の声2)でアシカビヒコ氏がアインシュタイン氏の来日時の言葉といわれる文章を引用されていた。
この文章は今まで多くの人たちに引用されてきましたが典拠が判っていません。本当にアインシュタイン氏がいったものか甚だ怪しいものです。
憲法学の世界的権威であったウィーン大学の憲法学のシュタイン教授の元に、憲法を制定するに当たって日本政府が留学生を数名派遣しました。以前から日本の歴史を学んで、そのすばらしさに感銘していた教授は、その留学生達になぜ日本の歴史はそんなにすばらしいかと尋ねたところ、天皇を中心とする国体を説明したそうです。
それを聞いたシュタイン教授は、感嘆の言葉を述べたそうです。この話が田中智学氏に伝わり、それを現在アインシュタイン氏の言葉として伝わっている文章の原型に田中氏が作り上げ、それが弘ったというのが現在の定説です。
ただし田中氏がシュタイン氏をアインシュタイン氏にすり替えたのか、話が伝わっていくうちにすり替わったのかは不明です。
いずれにしろ、あの文章はアインシュタイン氏が日本滞在中に語ったものではないと確信いたします。なぜならあの短い滞在中に語ったのなら何時、どこで語ったものか記録が全くないにも関わらず、あれだけの長さのもが残ることは考えがたいからです。
田中智学氏は、日本書紀にある「八紘為宇」を「八紘一宇」と言い換え、それが伝わるうちにその意味が変わっていき、ついには狂気じみた日本の伝統精神を貶めるものその中からさえ出てきました。まったくもって、困ったものです。
自分独自の考えを述べるのなら、新しい表現を使うべきです。既に有る先哲の言や伝統の中にある古人の言をまげて使うことは、不遜なだけでなく、それが弘った場合、先哲の言や古人の言を誤解させる危険があります。
それはともかく、日本の歴史、伝統、日本の国柄はなにもアインシュタイン氏に褒めてもらわなくてもすばらしいものです。
アインシュタイン氏が褒めてくれたと自慢げ言うことは余にも日本という国をまた国民を辱め貶めるものです。
まさに、習近平氏が天皇陛下を表敬訪問してくれたと自慢するようなものです。あの文章をアインシュタイン氏が日本を褒めたものだということは厳につつしみたいものです。
    (ST生)



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(読者の声5)貴誌12月16日発行ですが、「習近平訪日、普天間基地で大騒ぎの日本を尻目に胡錦涛はカザフスタンとトルクメニスタン訪問でカクカクたる実績。パイプラインの全通を祝った」
とありました。
現状のまま推移すれば、ユーラシアの覇者は中国ですね。エネルギー源を確保できたのですから。敵ながら天晴れ。これでウズベク、カザフは中国への傾斜をさらに。キルギスとて抵抗できないでしょう。日本の新聞は、どれかこの特報を載せているのでしょうか? 貴誌のセンスを高く評価します。
(SJ生)。


(宮崎正弘のコメント)カザフとキルギスでは中国の存在は意図的に目立たない。アルマトゥの中国大使館は森の中に沈んでいるかのようにひっとりとした、住宅街の死角にありました。キルギスでは「キタイ」(シナを指すロシア語)はなにほどの「期待」もされず、驚くほど親日です。
 カザフとウズベクはナゼルバエフ大統領とカリモフ大統領のそれぞれが独裁国家、キルギスは民主国家。おなじ中央アジアのイスラムでも、冷戦が長期だったため、これほどの違いが浮き彫りになったのですね。



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(読者の声6)私の会社の一般社員も小沢独裁体制の意見が満ちてきてます。おそらく一般国民も同様の意見を持っていると思います。
小沢は独裁をもってなにをしたいのか? これについてご教示いただければ幸いです。
    (天地人)


(宮崎正弘のコメント)あの人は選挙に勝って絶対多数の与党をつくることが目標だった。だからキョクサ、組合、日教組と平気で手を結び、連合などの下部組織をまわり、組織をかためて、そうやっているうちに左翼の思想が頭にこびり付いて、おそれおおきことも口にする。国体論が彼の中に無いからでしょう。
 天皇の国事行為を政府が助言し云々というのは占領憲法の条文ですが、日本の伝統にそむく条文で守る必要はありません。そもそも皇室典範を国会が決めるというのは根本的間違い。国会は皇室典範にタッチしてはならないのです。
 さて「独裁」オザワですが、彼の目標だった多数派与党ができた。目標が達成され、国体論もビジョンもないから次に何をやってよいのか、小沢自身が分からないんでしょう。だから雨を突いて田中角栄の墓参に行くのですね。巨悪タナカが彼のモデルとは、ちっぽけな政治屋でもあります。
 かれは独裁者にもなれない。過大評価です。カナマルの二の舞がオチではありませんか。
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◎サクラ(櫻チャンネルからお知らせ)SAKURA◎(櫻チャンネルからお知らせ)
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(櫻チャンネルからお知らせ)
番組名:「闘論!倒論!討論!2009 日本よ、今...」 
テーマ:経済討論第9弾!〜民主党政権と経済問題Part!)

放送予定日:平成21年12月26日(土曜日)
20:00−23:00
日本文化チャンネル桜(スカパー!217チャンネル)
インターネット放送So-TV(http://www.so-tv.jp/
パネリスト:(50音順敬称略)
有澤沙徒志(日本金融通信社国際室長) 
藤井厳喜(国際問題アナリスト) 
廣宮孝信(経済評論家・作家)
三橋貴明(経済評論家・作家)
宮崎正弘(作家・評論家)
司会:水島総(日本文化チャンネル桜 代表)

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◎宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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