国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2009/12/14


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  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
     平成21年(2009年)12月15日(火曜日)
          通巻2804号  (12月24日発行)
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 清水寺貫首の恒例「漢字一文字」は「新」でしたが
  新政権で気分一新? 大事な故事を忘れていませんか?
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  前漢の外戚だった王莽が前漢を簒奪し、新王朝「新」を建てた。
西暦8年である。

 新皇帝・王莽は儒教の復権を主唱し、懐古的政策を用い、地名から官位の名称も変え、つまり何がなんでも「新」のイメージで最後は土地の国有化、低利融資による通貨膨張と鋳造による貨幣乱発で経済が大混乱に陥った。

 外交的にも「新」思考でのぞんだ結果、きょうど、高句麗と外交亀裂を生じ、国力が劇的に凋落した。

おりから山東省におきた赤眉の乱、湖南省の緑林の乱に対抗する軍事力ももたず、23年に長安が陥落し、王莽皇帝は殺された。皇城の腐敗は目も当てられないほどで、周囲に知識人はいなかった。
 新王朝は西暦23年に滅んだ。

 どこかの国の某政権、この「新」のたどった運命に酷似していませんか?
 前政権との違いを打ち出すためにやン場ダムを建設中止、仕分けにより自民党政権の政策をほぼ全否定。新政権ができてから日本経済はうなりをあげて悪性スパイラルに陥落し、円高無策、株安放置、鳩山不況が固まった。
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(読者の声1)貴誌に転載されたアンディ・チャン氏の台湾コンフィデンシャル、「馬英九の影武者」は、じつに興味津々。おもしろい読み物でした。あれは下手な推理小説より、面白く台湾政界の内幕もわかりました。
 ついでにお聞きしますが、先生の台湾レポートは何時になるのでしょうか?
   (TY生、栃木)


(宮崎正弘のコメント)12月25日発売の『正論』二月号にでます。ほかにも月刊情報誌に匿名で書いております。いずれも発売期間がすぎて、小誌にダイジェストを改めて掲載することがあります。
小誌には簡単なルポを12月7日、8日付けに書きました。



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(読者の声2)貴誌にでた投書ですが、「日本に現在核弾道弾を現実に向けている国はどこか。素人で恐縮ですが、私は中国の対日核弾道しか知りません。北朝鮮は対米核としたかっただけ。であれば中国に飴を持っていくのが日本防衛の現実的姿ではないか。小沢氏の政治手法やら人相への毀誉褒貶は承知していますが、今現実的に日本の核攻撃リスクを下げているのは小沢氏ではないかと素人は思います。
 浅学で恐縮ですが、核先制攻撃に対して、日本は防衛力をもっていない以上、相手国の核発射ボタンから15分以内に日本ができるのはせいぜい役立たずのMD配備程度。無理。現実的には諦めるしかありません(アシカビコ)」とあります。
感想です。
核弾頭はロシアが大量にもっています。北朝鮮の核は東京を火の海にすると金が脅迫してから久しい。核が中共しかないと思ったら大間違いです。彼らは本気で日本に打ち込んできます。
どうするのか。これは他人ごとではないのです。
    (東海子)


(宮崎正弘のコメント)日本の政権与党って、中国が核保有国であることを忘れていますね。
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< 今月の拙論と今後の予定 >

(1)「米中パートナーから米中共治へ」(『月刊日本』1月号、22日発売)
(2)「台湾馬英九政権に赤信号」(『正論』二月号、25日発売)
(3)「日本のマスコミが伝えない日米中関係の舞台裏」(『撃論ムック』、まもなく発売)。
(4)「中国の炭鉱事故に思う」(『共同ウィークリー』、12月14日号)
(5)「台湾地方藤一選挙の報道分析を追う」(『エルネオス』、十二月下旬発売号)

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 ( 単行本刊行予告 )
 宮崎正弘 vs 石平『欲望の大国、中国の裏側』(仮題、ワック、12月末発売予定)
 宮崎正弘 vs 西部邁『日米安保、五十年』(対論、海竜社、1月12日発売)
 拙論「人民元がドル、日本円を蹴散らす」(PHP編『2010中国経済はこうなる』(PHP文庫)に所載。月末刊行予定)
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<宮崎正弘の最近刊>
 『朝日新聞がなくなる日』(ワック、945円、発売中)
マスコミ・エリートの挫折 斜陽産業の典型が朝日新聞となった!
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  (↑ アマゾンから申し込めます)
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< 宮崎正弘のロングセラー 絶賛発売中 >
 http://miyazaki.xii.jp:80/saisinkan/index.html
宮崎正弘 + 内田良平研究会 編
『シナ人とは何かー内田良平の『支那観』を読む』(展転社、定価1995円)
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『中国分裂 七つの理由』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
『人民元がドルを駆逐する』(KKベストセラーズ、1680円)
『絶望の大国、中国の真実』(石平氏との共著、980円。ワック文庫) 
『やはりドルは暴落する! 日本と世界はこうなる』(ワック文庫、980円)
『中国がたくらむ台湾・沖縄侵攻と日本支配』(KKベストセラーズ 1680円) 
『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
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◎宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2009 ◎転送自由。ただし転載は出典明示。
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創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
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  • 名無しさん2009/12/14

    55年体制の自民党の悪癖一掃するのは江戸幕府滅亡に匹敵する快挙なり。民族史の違う中国愛好者の宮崎先生のいつも論調と鳩山新政権の功罪は少なくとも4年間は待ってあげましょう。宮崎歴史先生も、自民党独裁の悪弊をあげつらってください。そのようが公平無私なる論調となるでございましょう。      民主党党員 石 讃岳