国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2009/12/13


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  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
     平成21年(2009年)12月13日(日曜日)貳
          通巻2802号  
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 パキスタン軍、南ワリジスタン平定作戦は終了と宣言
  しかしパキスタンタリバンはオラクザイ地区へ大量に潜伏
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 十月から開始された南ワリジスタン(パキスタンとアフガニスタン国境に拡がる無法地帯)の平定作戦は、パキスタンの精鋭軍三万を投入した。
 同時にパキスタンのあちこちで爆弾テロが急増し、パシャワール、ラホール、ラウルピンジ、イスラマバード、カラチに自爆テロの猛攻がなされた。

 「南ワリジスタン平定作戦は終わったが、つぎにオラクザイ地区への攻撃に移る」とジラニ首相が会見(12月12日)した意味はタリバン制圧に「失敗」したと同義語。現実にパキスタン・タリバンは、南ワリジスタンの北方、カイバル峠とのあいだに拡がるオラクザイ地区へ逃げ込んだからだ。

 オラクザイ地区には30000のタリバンが潜伏している可能性があり、先週から武装ヘリの攻撃が開始されている。

 じっさいにアフガニスタンを追われたタリバンが逃げ込んだパキスタン国境では2007年七月以来、2680名が死亡したが、およそ300万人が難民となって地域に溢れ、そのなかにタリバンが混入し、あるいは貧困のなか、若者はタリバンに加盟している。
 どこまで続く泥濘(ぬかるみ)ぞ。
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(読者の声1)行動あるのみ! 街宣活動・FAX抗議・・・出来る所で、活動して頂けませんか!
★【12.15 習近平中国副主席、訪日反対、天皇陛下会見強行反対、東京駅前街頭宣伝活動】
日時:12月15日(火)午前9時から12時半まで
場所:東京駅丸の内北口前  日本生命丸の内ビル付近に集合
主催:草莽全国地方議員の会  チャンネル桜二千人委員会有志の会
 
★小沢氏の天皇の政治的利用に断固反対を!
   習近平副主席はウイグル弾圧の首謀者です。   
  抗議しましょう・・・
 【首相官邸】TEL 03-3581-0101 FAX 03-3581-3883
    http://www.kantei.go.jp/jp/iken.html 
   鳩山由紀夫首相    FAX 03−3502−5295
  平野  博文官房長官 FAX 03−3502−5025
  【外務省】 TEL 03-3580-3311   FAX 03-5501-8260         
   https://www3.mofa.go.jp/mofaj/mail/qa.html    
          岡田克也外相      FAX 03-3502-5047
   【民主党】 TEL 03-3595-9988 FAX 03-3595-9961
   https://form.dpj.or.jp/contact/
(以下引用)
「特例で天皇会見を要請 副主席訪日で中国政府 【共同通信12月11日】
 中国政府が14日に訪日予定の習近平国家副主席と天皇陛下との特例的な会見を日本側に求めていたことが11日、複数の政府関係者の話で明らかになった。
  平野博文官房長官は午前の記者会見で、「日中関係は政治的に重要なので(宮内庁に)お願いした」と述べ、応じる方向で調整していることを認めた。習氏は胡錦濤国家主席の有力後継候補とされている。中国は陛下との会見に向けた所定の手続きをとっていないが、会見を実現できなければ習氏の体面を傷つけ責任を問われかねないと判断、働き掛けを強めている。外国要人と陛下との会見については、1カ月前までの文書での正式申請が前提。関係者によると、中国側からの申請は11月下旬だったが、鳩山由紀夫首相は民主党の小沢一郎幹事長らの働き掛けを受けて、9日に平野氏に会見が実現できないか検討を指示したとされる。平野氏は「要人が来るので、お会いできないかと(陛下に)お願いするのは政治利用でも何でもない」と強調。宮内庁幹部は「ルール違反であり、天皇陛下の負担軽減の問題もある」と指摘しながらも、首相官邸の意向に配慮する考えを示した。
(引用終わり) 」
  以上です。
   (YM子、杉並)



   ♪
(読者の声2)貴見にある「権力闘争の果てに、習は李克強には差をつけたと思いきや、重慶特別市党書記の薄き来の追い上げ凄まじく、しかも薄は来年二月頃、訪日予定です。かれは政治局常務委員ではないので、よもや天皇陛下に拝謁は許されない。だから、ここで次期総書記レースに頭ふたつリードするためにも、しかも同時に胡錦涛の顔に泥を塗るためにも、習近平一派が政治利用を思いついたという「穿ちすぎ<?>」の分析があります」とあります。
 胡錦涛はそんなに力が無いでしょうか?
 その気になればいくらでも邪魔出来るのではありませんか?
 これはやはりウイグル問題への幕引きでは無いでしょうか?
 天安門の再現です。
 通巻2800号の下記貴殿コメントに同意します。非常に残念ですが。
  「今回の鳩山政権の暴挙は、明らかに「日本は中国の属国で御座います」ということを内外に鮮明にしたことと同義語です。「北京の軍門に下った屈辱の日」として、後世の歴史家は書くことになるでしょう」。

 中国人とたびたび仕事を致しますが、人が言うほど有能ではありません。勤労精神のかけらもない奴ら。そのくせ、見栄っ張りでプライドばっかり高い。過大評価し過ぎです。自らこいつらの後塵を拝すとは。。。
   (MU生)


(宮崎正弘のコメント)与えられたノルマを、いかにもやったように見せるか、あとは如何にさぼるか、効率よく稼ぐにはどうすれば良いか。働いている職場では、利用できるものはすべて利用し尽くす。友人も友情も利用の対象です。これがかれらの流儀です。
 ですから「友愛」ほど利用しがいのなる対象はないでしょうね。



   ♪
(読者の声3)皆様に提案です。
 日本の民主党の実態、小沢一郎の実態、鳩山由紀夫の実態等々を、アメリカに広く知らせる必要があると思います。それが、民主党政権の崩壊につながると思います。
 新聞、雑誌の記事で、皆様がこれはアメリカに知らせたほうが良いと思った記事をコピーしてアメリカ大使館の大使宛てに送るのです。日本文で構いません。翻訳する人は、いくらもいると思うのです。
 アメリカも日本の今の実態は、そんなに情報収集しきれていないと思います。アメリカにとって、全体から見ると、今の日本問題は、そんなに大きい問題ではないからです。アメリカは、今、アフガニスタンの問題や金融の問題、北朝鮮の問題を抱えています。だからといって日本問題は大したことではないでは済まされません。
 日本にとって中国よりアメリカとの同盟のほうが良いに決まっています。
日本の民主党や小沢一郎、鳩山由紀夫の記事を、皆様の判断でこれはと思った記事を、日本文のままでよいので、日本のアメリカ大使宛てに送ってください。今の日本政府は、中国一辺倒ですからアメリカも勇気づけられると思いますし、小さな情報収集もできると思います。
 私は、先月、WILLの12月号の山際澄夫氏(だったと思います)の寺島実郎に関する記事をコピーして、米国大使宛てに送付しました。
今日(2009年12月12日)の産経新聞の記事に、寺島実郎が鳩山由紀夫の特使として、訪米したが、米国政府関係者には、一人も会えなかった。それには、米国大使館の提案があったという記事がありました。
先月、私の送ったWILLの記事のコピーが関係しているかどうかは、全く分かりません。偶然の似たような記事かもしれません。でも私は自分だけでも、今後も続けるつもりです。
アメリカ大使館の住所は、以下のとうりです。
 港区赤坂1ー10ー5、
 ジョン.ルース駐日米国大使殿
 です。
   (TK生、目黒)



(宮崎正弘のコメント)「寺島実郎が鳩山由紀夫の特使として、訪米したが、米国政府関係者には、一人も会えなかった。それには、米国大使館の提案があった」という記事、見落としていました。その報道が真実であるとすれば、アメリカは鳩山を見限ったということじゃありませんか。



   ♪
(読者の声4)貴誌の中国分析には関心を持って読んでおりました。一方で、国内政治に就いての見解が知りたいとも思っていました。
 貴誌のコメントにある「「ハト山宇宙人と同程度か、それ以下のレベルの政治家が多い米議会で、戦争の理想が通じるのは、おそらくあと一年であろう。」
  の文章から、それでは貴方の満足するレベルの日本の政治家とは例えば誰なのか教え
て頂きたいと思った次第です。
辛口の評論は歓迎ですが、その先のヴィジョンも伺いたいものです。
    (憂国の在外邦人より)


(宮崎正弘のコメント)おそらく岸信介が最後の「宰相」と呼んでも良いレベルの政治家、以後は佐藤栄作、池田あたりがまあまあ。中曽根は国政センスは良かったけれど、「わたしの任期中は改憲をいわない」と、最初から政治生命を田中派に売り渡し、自民党中枢に後藤田などのキョクサを入れてしましましたから平林たい子女史が、その昔、青年将校と言われた頃の政治家・中曽根をして、いみじくも比喩したように「カンナ屑より軽い」。
 以後ですか?
 いません。
政治家が政治屋になり、いまはPTA総会ていどのものですから。
 この政治の閉そく状況に風穴を開けようとすれば中川一郎親子のような悲劇をうみ、安倍晋三政権のように短命で終わり、西村真悟のように議席を失い、あるいは平沼赳夫のように孤立するか、ということになります。
 戦後日米関係の安泰状況に、無自覚的に風穴をあけた、という文脈では小沢、鳩山、オカダの三馬鹿コンビは、日本の政治に珍しい緊張をもたらした。日本人がいま、緊張に陥った、久しぶりに祖国の運命とか、これからの政治のあり方を真剣に考える糸口を、かれらが、まさに無自覚的行為の結果として、日米関係にすきま風を入れ、日中関係に回天状況をもたらしたという意味で、よくやった、と言えるのは皮肉というほかはないのですが。。。。。
 緊張と危機の連続状況からでしか、本物の政治家は育たないのです。明治維新のときの西郷も大久保も木戸も、その後の伊藤も井上もすべては「そのへん」の下級武士から、ある日、政治の本質に目覚め、駆け上ってきて、役目を果たすとさっと消えていった。かれらにあったのは祖国のためには命をすてる覚悟です。
  ◎
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  • 名無しさん2009/12/15

    宮崎殿の国際ニュースの読者の声を読みますと、日本の将来について不安がつのります。まるで、数十年前にマスゴミの煽りに乗せられて「英米、撃つべし」と叫んでいた大衆を想起させます。

    ◆習近平副主席の天皇会見問題の仕掛人は一体誰なのでしょうか? 小沢氏や鳩山氏の影に隠れた外務官僚の仕掛けとは気付かないのでしょうか? 習近平副主席の来日は当然、一ヶ月以上前に決まっており、その訪問日程を調整する段階で天皇との会見を要請されるだろう事は外務官僚の担当は想定していたハズです。逆に、もし、胡錦濤氏が副主席だった時の訪日日程と比較してそれを想定していなかったら極めて無能であり、職務怠慢で解職すべきです。中国人は面子を重んじる事は中国担当の常識であり、胡錦濤氏の場合と比較して接遇を下げたと受け止められたら外交上のマイナスになる事が解らないハズはありません。中国内の権力闘争に天皇が関ってしまわない為にも必要な配慮でしょう。

    ⇒ 東シナ海のガス油田問題等で、胡錦濤氏に対する接遇を下げるのは外交のオプション(=日本国民のメッセージをアピール)として、そのように仕掛けをして実施する事に賛成します。

    ◆次に、日本の政治問題解決の為に米国大使に色々と通報せよという意見は噴飯ものと何故、解らないのでしょうか? それこそ、米国頼みの属国化を更に進める考えと解らないのでしょうか? 国内の一方の意見を持つ人々が外国の力を借りて意見を通そうと言う動きが日本の外交力を弱め、中国他の国々に付け入られる隙を作るというのが判らなくなっている...そこまで似非右翼他に踊らされているのでしょうか。

    ◆この様な愚かな方々が増えると衆愚政治に陥り、レアルポリティークスから離れ独裁政権を支持して日本の孤立化を招いて「いつか来た道」を辿る事を危惧するものです。

    (by ムフフ)

  • 一読者2009/12/13

    通巻2802号の宮崎さんのコメントに、”「寺島実郎が鳩山由紀夫の特使として、訪米したが、米国政府関係者には、一人も会えなかった。それには、米国大使館の提案があった」という記事、見落としていました。”とありましたが、以下が当該記事です。ご一読ください。



    オバマ政権、鳩山「特使」を拒絶 政権混乱で厳しい姿勢

    http://sankei.jp.msn.com/world/america/091211/amr0912111732004-n1.htm

  • 名無しさん2009/12/13

    宮崎先生の言われる緊張感、確かに小沢・鳩山・岡田を見ていると日本が眼中にない事が怖い事、民主党政権に成ってから次世代の子供たちの将来を考えるようになりました。

    不安が一杯の緊張感、外国でも生きられる人間造りをしておかなければいけない?情けない話ですが、日本の歴史と世界の厳しさを教えています。