国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2009/12/10


◇小誌愛読者急増中です
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   「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成21年(2009年)12月11日(金曜日)
          通巻2798号  
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 「北京の80キロとなりは砂漠」という空恐ろしい現実
   日本への黄砂も被害深刻だが、北京はいずれ砂漠のなかに埋もれる
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 拙著でも何回か書いた。「砂に埋もれる北京、海に沈没する上海」と。

 20年前、清涼な水を運んだ河川は砂漠となり、井戸は使えず、農業は成立せず、農民は都会へ去った。砂漠化は急速に進み、廃墟、廃村。それもこれも植林事業を怠り、森林がはげ山とかして保水力をなくした。
 ダム建設などの乱開発も悪影響を与えた。

 北京から飛行機で西に向かえばすぐに分かる。
 荒涼とした岩盤、岩肌。砂漠。離陸して十分もしないうちに、北京のすぐ傍に砂漠化の猛威が進んでいることを目撃できる。
 事態は深刻の度合いを超えている。

 1950年に中国の砂漠面積は13.7万平方キロだった。
 現在は385700平方キロが砂漠。日本列島がすっぽり砂漠化して、まだ足りない。毎年毎年、富山県に匹敵するほどの面積が砂漠化しているのだ。

 農業大国=河南省から陝西省、甘粛省、砂漠は大地を不毛とするばかり住民のこころも不毛とする。
 この地域の人々は経済発展に取り残され、年収一万円(月収ではない)という極貧の暮らしを続けている。

北京政府は、貧困地帯への福祉、救援、そのほかの政策を採ろうともしない。
 鳩山首相が飛ぶコペンハーゲンの世界大会(COP15)は、環境問題を論ずるらしい。
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(読者の声1)『鳩山連立政権――リトマス試験紙はアカだった。つめたく日本の「擬似反米内閣」を突き放し始めた米国オバマ政権』(貴誌2797号)に深く頷きました。
そして政権が替っても日本政府が一番愚弄しているのは米国よりも何よりも自国民の我々だとつくづく思ったのです。
先日、怪しい外人が地上波ワイドショー番組で普天間基地移転問題について、米軍内での海兵隊の地位は低く、それと仲の悪い米空軍の嘉手納基地を一緒にするなんてオカダ案は受け入れられっこない、そもそも沖縄の米海兵隊はかつてはベトナム、クウェート、イラク、今はアフガン戦に使われ東アジアの安全保障と関係なく、しかしその海兵隊用滑走路を辺野古に移して沖縄に置いておければその建設と維持費用は日本の税金で賄えるがグアムへ出されたら自費となるからフクシマ案なんて問題外、所詮普天間基地移転問題は米軍の内部問題だと日本サイドを焚き付けていました。
そういう米軍事情を自民党旧政権が呑まされて、防衛族議員の利権を調整し、地元関係者への根回し(税金のバラマキ)をして仕上げた成果が辺野古移転プラン。それを民主党政権はマニフェストを盾に連立政権維持の党内事情でほぐし放題です。
アフガン支援で大盤振る舞いした50億ドル(4500億円)もの日本国民の血税で米政府の妥協を引き出せると期待した民主党ハトヤマ政権の計算は甘いのです。なぜならオバマ政権は米軍をコントロールしえず、この日本国民の多額の血税は米軍に流れず、アフガンの荒れ地に吸い込まれて消えてしまうのですから。
自民党旧政権下でなかなか実施されなかった辺野古移転プランや、民主党ハトヤマ政権のアフガン支援で本当に愚弄され続けているのは、米軍や米政府ではなく、日本国民である納税者なのだと実感しています
  (有楽生)


(宮崎正弘のコメント)その「怪しい外人」こと、グレゴリー・クラークは、得体の知れない人物。桐野夏生の小説の題名を援用すれば「ナニカアル」。



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(読者の声2)貴誌 投書欄にあった「東海子」様へのご意見に対して。
 ご指摘感謝します。現実的報復力の保持ですね。
私の素人発想は3日核攻撃宣言です。日本はいつでも核武装できる技術力を保持します。核攻撃を受けたなら、3日間で核武装し、報復核攻撃を実施する能力と意志を明確に世界に宣言します。
したがって、先制核攻撃をする相手は3日以内に日本列島を核殲滅する必要があります。しかし日本列島を破壊しても日本人そしてその友好国を殲滅させたことにはなりません。
日本の3日核武装戦略のための技術協力を申し出る国に対しては、日本は核の平和利用技術を積極的に輸出します。
原子力(潜水)艦製造技術は重要な戦略的技術かと思います。当然、北朝鮮もイスラエルも一応はその条約締結想定内の国になりますが、現実的には様々な法的制限で困難でしょう。この世界に分散する核関連施設が日本の核武装の軍事拠点です。これを同時に殲滅しない限り、相手国は自国への核攻撃に怯えなければならない。その専制核攻撃決定の国家体制が保持される限りですが。すべては自業自得の宇宙システムに乗っ取り執行されることになります。法の原典、ハムラビ法典の「目には目を」に則り、「核には核を」の法原理を日本は宣言します。
同時に、核非拡散という国際的約束は厳格に守ります。
日本は約束したことは絶対に守る法治国家です。したがって、先制核攻撃をした国には、日本がした国際条約に則り、日本は確実に核報復します。
そうしなければ、地球の平和は守れないからです。祖国を核で失っても日本民族の魂は相手国を核攻撃することを止めません。世界の核保有国はこの加盟国の核報復自衛権を保証するべきでしょう。国家が友好国の国家を守るとはそういった国家の矜持をもつことだろうと思います。それが持てるものの責任です。
日本列島を核殲滅されたなら、相手国の国土を核殲滅します。核攻撃に対して核で防衛する選択肢を日本は持つべきなのかもしれません。自宅及び家族、親類の家に鍵をかけず、そのことをインターネットで公開する勇気のある方以外はこの反撃核武装に反対しないように思いますが、どうでしょうか?
核報復を日本は現在の法律体制で実施できるのでしょうか?
核の傘とは結局この核報復宣言ではないのでしょうか?
核の傘がボロボロだと思うのは、日本のために核報復をする国家的矜持をアメリカはうしないつつあるのではないかという危惧です。 

ロシアが先制原爆攻撃を公言しているとのこと。
アメリカブッシュ政権も先制核戦略を公言していたと記憶します。であれば当然でしょう。
であれば、その先制核攻撃の対象国から日本は明確にはずしてもらいましょう。なにせ核を持っていないのですから。
この国際条約を締結できないのであれば、直ちに、米国、ロシアとは交易をやめるべきでしょう。卑怯な国とは交易しません。日本は恥を知る国民の国です。先制核戦略をブッシュ政権が発言したときからブッシュのアメリカと日本は決別する運命にあったと思います。日本は武士道の伝統を守る国です。帯刀しない庶民に刀を抜く武士は武士ではない、と。
 (アシカビヒコ)



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(読者の声3)貴誌2797号に「中国では『三人寄ればブタになる』」という諺が出ていましたが、それについて、思いでを一つ・・・。
 私が二十代の頃、韓国人から
「日本人と韓国人は集団同士だと韓国人の方が弱いが、一対一だと韓国人の方が強い」という話をききました。その時は、強いか弱いか、それが本当なのか本当でないのか分かりませんが、話具合から、韓国人が自分たちを自慢している感じがしました。
 その後、飯を喰って大きくなってから考えたら、「一人ひとりは強いが、集団になると弱くなる」というのは、とんでもないことですね。
私の考えでは、人というのは、一人では人ではありません。例えば「ジャングルに一人」というのは、生物学の世界ですよ。
人は、集まって、智慧・力を合わせてなんぼのものです。私のような、少し足らないのでも、皆で力を合わせてなんとかやっいけるのが、佳い世の中です。
お互いに規律を守り、お互いの不足を知り合い、少ない智慧を寄せ合って、改めてゆくものですよ。会社だって、軍隊だって、ロケットを飛ばすのだってそうですよ。人が集まって、その上で更にどれだけ、という処でしのぎを削るものです。
へんな話、「馬鹿を集めて良い仕事をする」が良い事です。
 私に話した韓国人は、何を考えていたのでしょうか? かたや、ジャングルをさまよう一人の韓国人。こなた、ジャングルをさまよう一人の日本人。
そん二人が、密林の中で、バッタリ出くわした。見合って見合ってェ・・・。そんな場面でしょうか?
なんだかな〜、って感じです。そんな事を思い出しました。
ちなみに、高い教育を受けた、優秀な人たちが、バカナコトをしているのが、我政界ですね。棚に上って愚見申し上げれば、我が国は、政治家・知識人・マスコミに程度の低いのが多い。しかも当然ながら、自分が程度低い事を知らない・・・。
  (SS54)



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(読者の声4)貴誌前号、「この男」ねえ!韓民族を丸ごと見下げたんですな。
オバマは日本人を見上げて育った。ホノルルの日系人はしっかりしているから。愚生(愚僧ではない。今東光先生に説教を受け、おかげさまで僧にならなかったから)は天台宗ハワイ別院で修行していた。青年時代の噺ですが、一隅会というのがあって、会長さんはY(90歳だった)先生。鹿児島県人だった。いわゆる明治の官製移民です。
日本人はサトウキビ畑で働いた。写真お見合いで妻を娶ったと。熊本県人の奥様は、大女で、おおらかな人でした。
横で笑って聞いていましたよ。「共同住宅では、ナニができないので、サトウキビのジャングルで子供を作った」などと、深大寺の住職にいっていた。
「なんせ、真っ裸で働いていたから」と、ご夫婦で笑っていました。真珠湾奇襲の後は苦労のしっぱなし。「日本人は喰人種だと言われましてなあ」と。
だが、ワイキキに2000室も持つホテル王となった。「カネはいくらあっても、邪魔にはならん」と、1978年、$500ドルものお年玉をいただいた。深大寺から貰うわ、よその寺(日蓮正宗など)から貰うわ、信者から貰うわ、坊主と乞食を三日やると、やめられない。
日系二世、三世は柔道をやらず、レスリングで鍛えている。信者の息子さんに、全米高校チャンピオンがいた。オリンピックに出ると言っていた。
だからオバマは、麻生さんをすぐ好きになったわけですよ。このごろ、日本の親戚に電話すると「鳩山を早く何とかしてくれ」と、叫びだしている。オバマは、アフガンで、ゲーツら共和党の軍人に頼っている。
だから両党ともに鳩山・小沢を忌み嫌っている。オバマは、鳩に散弾銃の照準を合わせた。鳩山がぐずるなら岡田か北沢が辞任すると良い。
(伊勢ルイジアナ)


(宮崎正弘のコメント)しかし鳩山首相、いよいよ断末魔。遅くとも四月までの命脈でしょうね。



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(読者の声5)「ASISセキュリティミーティング講演会」のお知らせです。
「日本人の国家観・歴史観からみたセキュリティ意識」

日時: 12月15日(火) 午後3時30分〜受付
   ・講演会(午後4時〜5時15分): 3階 真珠(シンジュ)の間
   ・懇親会(午後5時30分〜7時): 3階 翡翠(ヒスイ)の間
会場: ホテルグランドヒル市ヶ谷3階 真珠(シンジュ)の間
   (〒162-0845 東京都新宿区市谷本村町4-1、03-3268-0111)
    http://www.ghi.gr.jp/access/zoom_map.html
講師: 久野 潤 氏(大阪国際大学講師)
参加費: 2,000円(学生1,000円)
主催: ASISインターナショナル日本支部
   http://www.asis-japan.org/
お問合せ・お申込: ASISインターナショナル日本支部 降幡(ふりはた)
         info@asis-japan.org、03-3255-3468
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 △編集後記☆  ◇編集後記☆   △編集後記☆  ◇編集後記☆
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<編集後記> (某月某日)滋賀県設楽にあるミホ・ミュージアムへ。この地は「設楽焼き」が有名だが、小生の目的は同ミュージアムで開催されている伊藤若仲。鯨のデフォルメなど奇抜な画風でしられる江戸時代の画家だが、白と黒だけの水墨画のような版画も際立った作品がある。
 彼は色彩豊かな多くの作品を残し、ヨーロッパにも影響を与えた。
 とりわけ渋沢龍彦が好んだ画家でもあり、それが日本中から集められ一堂に会するというからには見なければなるまいと前々から考えていた。
新幹線で京都へいき、石山へ戻る。この地は紫式部が源氏物語を書いたという石山寺で有名。駅から美術館までバスで一時間近く、山道をゆく。渓谷沿いにカーブが多く、紅葉がみごとだった。
  カタログはすでに売り切れ、土曜日だった所為もあり山のなかの美術館が人出で一杯、エコ・カーがチケット売り場と美術館の入り口を繋ぎ、ここも長蛇の列なのには驚かされる。
(しかし日本人ってこれほど美術好きだった?)

(某月某日)ミホ・ミュージアムを見て夕方すぎに安土に着いた。ところが駅前に旅館もホテルもない。二十年前に安土城址を見に来たときと変化がない! 
 仕方がないので彦根まで行って駅前のビジネスホテルへ。最初のホテル・サンルートは満員で断られ、対面の小さなホテルへ。風呂に入る前に、隣の居酒屋へ行くと、意外や意外。ここも満員。それで駅裏の寿司屋さんへ。伝統ある店らしく宴会がいくつも入っていて辛うじてカウンター席。
 (うぅん?滋賀県は景気が良いのかなぁ)。
 板前さんと話が弾み、色々と東京の寿司屋さんにはないネタを食べた。
 翌朝、安土へ再度見参、理由は明智光秀が義挙、信長が自分をご神体にしたお寺跡の確認と天守レプリカの屏風絵の再確認のため。
 見終わって、この日は温暖で天気が良いので駅前でかりたレンタ自転車で佐々木神社へも詣でる。六角佐々木の源流で、観音寺系の佐々木源氏は、この地から全国へ流れた。井尻千男氏のご先祖も、この六角佐々木氏。その総本山は「沙々貴神社」とも書く。荘厳といえば荘厳だが、壮麗でもなく、森がこんもりとして森閑として雰囲気だけは良かった。

(某月某日)都内で講演を終え、新幹線に飛び乗る。名古屋からタクシーで長島温泉へ。付近は信長が長島一揆で三万の浄土真宗信者を殺戮した輪中地帯である。十数年前にここに長良川河口堰ができて、また環境擁護派とか左派とかの「環境テロリスト」たちが政治的に騒いだ場所でもある。温泉ホテルで佐藤優氏夫妻と合流し、講演がはねたあと、三人で桑名名物の蛤料亭(ト言っても温泉宿の居酒屋ですが)、話題は国際情勢が半分、料理を平らげるのが半分(小生はひたすら呑んでいるだけ)。
 さらに話が弾んで隣のバアへ。定石通り、ウォッカとなるところだが、原稿を抱える佐藤さん、めずらしくスコッチに変更。かなり呑んで温泉に入らないで寝た。
翌朝、せっかくなので東海随一という長島温泉の名湯に浸かった。汗がなかなか引かなかった。

(某月某日)恒例「路の会」勉強会。今月のゲストは桜林美沙さん。戦争物語、引き上げ者物語、海軍物語など幾つかのルポで知られる才媛。櫻チャンネルのキャスターもされているので何回も会っているが、そうそう、石平さんの出版記念会の時は司会を頼んだのでした。すっかり忘れていた。
 議論はいつも質疑応答の時間になると、肝心の講師を無視してそれぞれが発言するので、ときに収拾がつかず二次会の場へ移って酒が入る頃には、何の議論をしていたか忘れてしまう。久しぶりに桶谷秀昭氏と日本浪漫派、保田與重郎、蓮田善明、三島由紀夫の話から江藤淳、司馬遼太郎などへと文学論に拡がった。離れた席に西尾幹二氏や石平氏、藤井厳喜氏、新保裕司氏らがいたが、彼らは何を話題に呑んでいたのだろう?
 
(某月某日)海外取材を前にすると原稿の書きためやら雑用の処理が入り、気ぜわしくなる。頭だけ焦燥してくると作業中のもポカッと大事なことを忘れたり、連絡するべきことを後回しにしたり、いや風呂へ入ったことも忘れて二回入ろうとしたり。近年、肉体の衰えか胃袋が縮小した所為か、酒量が減ったことにも自分で驚いている。(酒をひかえると動作も緩慢になるのかな?)。
 というわけで荷物の準備を始め、飛行機の中で読む本も必ず用意するわけだが、一ページも開かないで帰ることになるというのが、これまた近年の特徴。飛行機や新幹線のなかに小型パソコンを持ち込んで仕事している人をみると、どういう能力の持ち主かと訝しく。
 結局、台湾の統一地方選挙で北から南まで、あの「芋」のかたちをした島を飛び回って、屏東の激戦区では、まだ台風被害の爪痕がなまなましく残り、被災救助出遅れて人気急落の馬政権、この地での勢力挽回、党勢の回復は難しいだろう等と思いながら、日本から持参した本は、一冊も読めなかった。
 投票日の夜は蔡昆燦先生夫妻が開いてくださった小生の歓迎の宴で、台北在住のS記者、Kさん夫妻、Hさんら。この席にたまたま取材にきていた某大新聞のR記者も加わり、盛り上がった。蔡先生、82歳。ますます元気の怪気炎に圧倒されたのでした。
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 新刊紹介 NEWBOOKS 新刊紹介 NEWBOOKS 
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浜田和幸『ノーベル平和賞の虚構』(宝島)
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 国際情報通の浜田氏が今度はノーベル平和賞の謎に挑んだ。かねて選考基準のいかがわしさが指摘され、テロリストや札付きの平和斡旋屋などがノーベル平和賞を貰うに至っては、『権威が地に落ちた』賞だが、推薦の締め切りをすぎて、突如ねじ込まれたオバマと、選考委員長との特殊なコネクションが指摘されている。
 ほかにも日本のマスコミがまったく伝えなかった裏情報満載。



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長島陽子『中国に夢を紡いだ日々』(論創社)
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 筆者は率直に告白している。昔、日本共産党の活動家、岩波書店へ入社しても組合活動へ熱中していたと人生の来歴を語る。ある日、憧れの中国へ行った。35日間の各地を旅行し、電灯のない暗がりに人々が密集していたことなど、回顧と悔恨をこめて、すなおな筆致で現実の中国へ幻滅するに至る過程を綴っている。
 なぜ日中友好の熱から醒めたのか、その心理的変化と過程が興味深い。



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青木直人『米中同盟で使い捨てにされる日本』(徳間書店)
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 同じ思考回路の人が多くなっている。米中同盟は、やがて軍事同盟に発展し、日本は置き去りにされる懸念が拡がる。すくなくとも日本軽視に向かうのは必定。鳩山を見限ったオバマは、ますます北京にのめり込み、日本にも台湾にも冷淡になってきた。
 こうした情勢の変化、国際体制のパラダイムの変化が読めないで『友愛』の呪文を唱え続けるハトって、母親の庇護からまだ巣立ちも出来ない過保護坊や、夫人は宇宙人。
日本の行く末に「明るい未来があるとは考えにくいなぁ」と本書を紐解きながら考えたことだった。
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  • 名無しさん2009/12/11

    訪中団の日本議員、コキン党さまに握手してもらい嬉々としている姿を見て恥ずかしいやら、情けないやら、これが戦後の日本人の姿、嫌になりました。