国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2009/11/11


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  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成21年(2009年)11月11日(水曜日)
          通巻2767号 
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「官僚たちの暑い夏」から「売国者たちの寒い冬」へ
  鳩山政権の閣僚から「笑顔」が消えている。器を越える重責に深刻
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 圧勝の夜の満面の笑みは、内閣発足まで続いた。微笑み、爆笑、苦笑。
 小沢の風貌は「この世をば我が世の春と望月の欠けたることもなしと思えば」と思し召した藤原某のごとしだった。

 小鳩政権がスタートして、最初の躓きは「25%」、つぎに日米同盟の亀裂、そして八ツ場ダム、普天間基地、税制改革の暫定税率、旧官僚の登用。。。。。。。。。。。

 およそ誰からも笑顔が消えた。
 まだ辛うじて大手マスコミ、とくに朝日新聞が味方しているので、目の前がすべて敵というリアリティに乏しいが、操作された世論調査ですら鳩山人気が凋落している事実を示してあまりある。

 昂奮のあまり、目がイっていた外務大臣も、日米同盟を基軸という基本からの逸脱をはかる蛮勇に乏しく、やや正常の目つきに戻った。もっとも先に現実の対応をしたのは防衛大臣のサヨク先生だった。
 非現実的幻想路線をはしるのは、現実世界との接点が希薄な法務大臣くらいで、のこりの閣僚は、政治の現実処理を前にして、殆ど茫然として、器をこえる重責をどうしたらいいものか、懊悩の表情が見て取れる。

 環境問題では鳩山の獅子吼した「25%削減」を実行したら数兆円の支出を後ろ向きに使うことになり、財界がつよく反対する。
 普天間をめぐる右往左往は、結局は米国の手のひらの上で踊らされ、鳩山政権とは話し合いにならないとみた沖縄県知事は直接、米国へ飛ぶ。
 その前にワシントンへ乗り込んで事前決着をと息混んだ外務大臣は、ワシントンからまったく無視された。

 「官僚たちの暑い夏」はとうに終わり、官僚は民主党政権に非協力的である。
このままオバマ大統領訪日となり、なにも提示できないでいたら、日本の政治は「売国者たちの寒い冬」へ突入するかも知れない。
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◎読者の声◆ ☆DOKUSHANOKOE◎ ☆どくしゃのこえ◆ 読者の声◎
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(読者の声1)先週某日夜、防衛大学校15期生が中心となって田母神俊雄後援会との共催により、明治記念館で行われた「タモちゃんの『お礼の夕べ』」がyoutubeでご覧になれます。
或るブログによれば、司会は大高未貴女史、出席は安倍元総理、小池百合子氏、アパ社長、小野田元少尉をはじめ井上和彦氏、潮匡人氏、大村崑氏、小田村四郎氏、桜林美沙氏、佐藤正久氏、佐藤守氏、鈴木隆一氏、加藤英明氏、小堀桂一郎氏、菅沼光弘氏、高山正之氏、田久保忠衛氏、花田紀凱氏、宮崎正弘氏、水島総氏、山際澄夫氏、藤岡信勝氏ら300名以上とのことです。
【田母神俊雄】タモちゃんの「お礼の夕べ」[桜H21/11/6]
http://www.youtube.com/watch?v=DaKxf0B5Wks
http://d.hatena.ne.jp/minoru20000/20091107/p1
 YouTube - 【田母神塾】田母神講座Part1:歴史認識[桜 H21-5-23]
http://www.youtube.com/watch?v=3GzfCOLzQvY&NR=1
  というわけで宮崎さんもリストにありますが、ご出席の感想は?
   (GS生、山梨)


(宮崎正弘のコメント)櫻チャンネルのカメラが入っていたことは知っておりましたが、大きく報道されていたのですね。存じませんでした。政治の混迷を吹き飛ばすような愉しい会でした。
 田母神閣下は意気軒昂として盛んにジョークを飛ばされていました。
驚きは登壇された安倍総理が「39年前の11月25日。。」と話を始められ、三島由紀夫の辞世を詠んだことでした。下の句のご記憶がないのは残念でしたが。。。



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(読者の声2)6年前、赤道ギニアのマラボへ行った。ヒューストンから16時間かかり、密林の中の滑走路に真夜中着いた。
ロッキードLD11に乗り込んできたアロハ・シャツ着た黒人警官(6人はいた)が恐かった。ギニアの黒人は茶褐色の肌で小柄だが体格抜群。野球帽被り、ベルトにロシア製のガンを無造作に突っ込んでいるだけ。じ〜と乗客の顔を見ながらパスポートを調べる。
スチュワードの制服着たウチのが「クチを聞いてはいけない」と言った。質問はわが妻がスペイン語で答えた。

アフリカはあちこち行ったけども中国のアフリカ進出はアフリカを知る者にとって、いずれ紛争の種というものです。
時の政権にカネを持って行き、国民の資源を奪うわけですからね。ヒト〜モノ〜カネで、あからさまにビンタを張れば、もともと獰猛なニグロは中国のアジア・アフリカ覇権拡大政策のアタマを抑えるには、アメリカが、ロシアやインドを味方につけなければ不可能です。
日本はダメな国家国民になった。怒る人がいるでしょうけどね。事実を認めないと、何事もチェンジ出来ない。

さてキリギスタンのマナス基地が活発になっていますね。
アフガニスタン増派の準備? 昨夜、ライプチヒ(中継基地で最大)にジョージア州の基地から飛んだウチのが電話で言ってきました。1990の夏のシシリーを想い出す。シガネラ米空軍基地(旧ナチス空軍基地で地中海で最大)に、ぼくらが、愛犬の柴犬メイコさんを抱いて降りた。褐色の大地。目が廻るような太陽(オーソレミオ!)光線。その中で、米兵たちが戦車をひっくり返して整備していた。キャタピラが地面にとぐろを巻いており、砲台は外されて転がっていた。
なんか手脚と角をもがれたカブトムシのようだった。

ところで先週バージニア州知事に当選した共和党保守のROBERT・MCDONNEL(55)に注目しましょう。ボストン生まれのアイルランド系カトリックです。
演説うまく、容姿端麗、21年の軍歴、自力で法学士取得し、地方検事に選ばれ、娘は兵となってイラクに。
一昔前にいた日本の、ド貧乏から政界へ昇る図。2012の大統領選に出るでしょう。
(伊勢ルイジアナ)


(宮崎正弘のコメント)日本のマスコミがまた閑却していますが、ヴァージニア州とニュージャージー州の知事を共和党が獲得したという政治的意味が分かっていないんでしょう。オバマははやくも人気凋落です。一年後、鳩山政権も、おなじことに?
 キルギスのマナス基地は二年前に小生も見てきました。写真が下記サイトにあるはずです。
 http://miyazaki.xii.jp/tyosya-kinkyou/index.html
 (拙ホームページ「キルギス紀行」の2p最下段です)
 ところでアフリカ各地で中国人襲撃事件がおきており、駐在日本人はシナ人と間違われる恐れが高く、最近は日の丸バッジをつけて歩いているとか。アルジェリア帰りの商社マンから聞きました。



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(読者の声3)性善説で育った日本の指導者が「友愛という名の自己愛」に酔っている間に、残酷で徹底的に底意地の悪い支那指導部は日本に対し情報戦を仕掛けている。下の産経記事「ヒトラーの生家売り出しが中国で話題に『欧州の靖国になる可能性』」を見てもその意味に気が付かないだろう民主党は、今後も東アジア共同体という支那覇権補助及び手伝いをする正に己の墓穴を掘る愚か者。そう言えば岡田はフランケンシュタインに似ている(笑)。
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/091109/erp0911092003003-n1.htm

ベルリンの壁が落ちて二十周年という共産主義体制の命日というタイミングに支那が情報宣撫戦をしかけたのは、ソビエトや東欧諸国の次に崩壊すべきは中共支那だからである。それで日本を叩くと同時に国内外に目くらまししているのだ。
そう、本来ベルリンの壁の次に落ちるべきは天安門に掛かった世紀の殺戮者毛沢東の写真でなければならないのだ。そして、ヒットラーの生家は地球史上最大の殺戮者で文明破壊者の毛沢東の生家がそれに当たるのだ。
ところで支那の顔色を伺ったのか米国は次世代戦闘機のF22を日本に売り渋っているが、中共支那は何と開発中の第五世代戦闘機を近く初飛行するらしい。そして、8〜10年後に実戦配備。鳩山の旦那よ、一体これをどうするつもり?
http://sankei.jp.msn.com/world/china/091110/chn0911102352007-n1.htm
  (道楽Q)


(宮崎正弘のコメント)中国空軍は、敗戦時に満州にいた日本軍の協力を得て、ようやく創設されたもので、数年前まではパイロットの練度不足が顕著、新鋭機は年間数機、事故で墜落した。
佐藤守さんの滞空時間は3400時間。同クラスの中国空軍は300時間あるか、ないかだった。過去三年ほどの間に急速に練度をあげているようで、国慶節軍事パレートでのブルーインパルス的な航空ショーは、それを裏付けたようです。
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(お知らせ)13日金曜日。午後一時から二時四十分までラジオ日本「ミッキー安川のずばり勝負」に宮崎正弘が生出演します。
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< 宮崎正弘の近刊 >
http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
宮崎正弘+内田良平研究会編
『シナ人とは何かーー内田良平の『支那観』を読む』(展転社、定価1995円)

 < 予告 >
 宮崎正弘『朝日新聞のなくなる日』(ワック、11月17日発売)

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< 宮崎正弘のロングセラー 絶賛発売中 >
 http://miyazaki.xii.jp:80/saisinkan/index.html
『中国分裂 七つの理由』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
『人民元がドルを駆逐する』(KKベストセラーズ、1680円)
『絶望の大国、中国の真実』(石平氏との共著、980円。ワック文庫) 
『やはりドルは暴落する! 日本と世界はこうなる』(ワック文庫、980円)
『中国がたくらむ台湾・沖縄侵攻と日本支配』(KKベストセラーズ 1680円) 
『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
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◎宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2009 ◎転送自由。ただし転載は出典明示。
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  • 名無しさん2009/11/11

    鳩山御曹司の資産管理はあまりに杜撰ですが、宮崎大先生のアンティ中国、アンティ民主党には閉口しています。しかし愛想つかれた旧自民党の膿は誰が吐き出すのですか???

  • 名無しさん2009/11/11

    マスゴミに追従して25%などという数字を使うのは止めていただきたい。

    そもそも20年も前の数字と比較する目標設定なんて、非常識です。

    ふつうは、直近の数字を出すはず。

    ということで35%という現実に近い数字を使いましょう。グラフに書くと暗澹となりますよ(笑)。

    先生は見ていたか知りませんが、民主党の支持率はTV報道でも40%切っています。

    最初は19時のNHKニュース、次は他局の共同通信調べ。

    なぜか内閣の支持率は、77%とか言ってましたけど。

    「日本人は外国人を助ける義務がある」外国人参政権についての質疑応答、最近にないクリーンヒットですねえ。

    「宇宙ができて137億年・・・」のホームランには負けますが(爆)