国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2009/09/10


◎本号も小誌2700号突破記念特大号!
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  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成21年(2009年)9月10日(木曜日)
         通巻第2704号 
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 馬英九、内閣をリシャッフル、呉敦義新首相って誰?
  最大のライバル朱立倫を副首相で閣内へ封じ込め
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 前首相の劉兆玄は地方の大学の学長をしていた。アガデミズムの世界からいきなり行政の長となって「政治に不慣れな人で大丈夫か?」と言われた。
この人、武侠小説も書く才人、しかし政治の修羅場を知らず国際ゲームのやりかたに鈍い。

案の定、昨年の尖閣諸島への台湾釣り船侵犯事件では「(日本との)戦争の用意も出来ている」などと口走り、その「政治感覚」の疑わしさが表面化していた。

 今次、馬政権下での内閣改造は、先月台湾を襲った台風被害への救援遅れという大失態が原因で、軍の派遣を遅らせた馬の判断ミス、再選はこれでなくなったと多くの台湾人は見ている。
 そこで人気挽回の為に劉首相を退かせ、「もっと『使いやすい』呉敦義を持ってきたのだが、かれは『馬の使い走り』に過ぎない」(台湾事情通)。

問題は、朱立倫である。
 朱は次期総統レースで、国民党予備選最大のライバル。

 そこで馬英九総統は、政治的封じ込めを図るために朱を副首相として閣内へ封じ込める作戦に出た。それが今次内閣改造最大の特徴と言って良いだろう。

 つまり旧世代で本省人でもあり国民党の重鎮を、かたっぱしからこの方法で政治力を抑え込んできたのが馬の遣り方。粛万長を副総統にして、本省人票を呼び込み、ベテランの江丙伸を飾りのポストへつけ、昨年まで最大のライバルだった王金平を孤立させたように。


 ▲北京への秋波つづく

 馬は台湾の外交方針の基本として、過去十七年間連続して国連にはたらきかけてきた国連復帰キャンペーンをことしから取りやめるなど北京への政治譲歩はなし崩し的であり、台湾で開かれたスポーツ大会で、北京が代表団を送り込んだものの、ダライラマ訪問に抗議して開会式をボイコット。それでも北京の代表団を追い返すわけでもなく、中国とはずるずるの関係を維持している。

 北京との交渉にあたる大陸委員会主任(閣僚級)には頼幸媛女史が留任した。頼女史は李登輝元総統にも近い。
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樋泉克夫のコラム

――後藤朝太郎・・・恐るべし、畏るべし
        『増補 支那行脚記』(後藤朝太郎 萬里閣書房 昭和2年)
 

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「端的に云へば支那の政治外交、経済歴史、傳記稗史などの如きものはその記述文章を實際あつた事實に比べて見たならば二重、三重、四重のからくり、手加減、修飾、曲筆の魂膽によつて變化された者であると斷じても差し支えないのである。
して見るとかの孔子時代の社會道徳などもこれを論語に比べてどんなに隔たりのあつたものかは大抵想像するに難からぬのである」と、のっけから著者は挑発的だ。

当時、「その記述文章」に基づいての中国研究を専らにしていた「支那学者」からしてみれば、後藤の主張は暴論以外のなにものでもなかったはず。
なにせ、彼らが拠って立つ「その記述文章」が「事實に比べて見たならば二重、三重、四重のからくり、手加減、修飾、曲筆の魂膽によつて變化された者であると斷じても差し支えない」とまで断言されてしまったのだから。

後藤にいわせれば、支那学者なんぞは「烏と鷺」の区別すらつかない胡乱な人種ということになる。
これでは立つ瀬がないから、学者としては徹底して論破するか無視するかしかない。
かくて後藤は黙殺されるが、一向に意に介さない。「現在の中華民国に遊び」、事実に拠って自説の正しさを明らかにしてみせてやる・・・泰然自若・意気軒昂。

「社會事實、民族文化の現はれかたを見るに、單なる宣傳文章や單なる通信電報によつてのみ日本で鵜呑み的に見てゐるのと、實地に現場へ自ら踏み込んで見てゐるのとは大抵の場合非常な懸隔がある」。
「又その實地の踏査にしても短時日の間にいきなり衙門に總司令や大元帥を訪ね一寸あつてその意見を叩いて見たきりで歸る!)々それをさも四億萬の支那人の輿論でもあるかのやうに傳へる傾がある」。

だから「この流儀で以て日本人を誤らしめたその罪は許しがたい者がある」と結論づける。
じつは「支那の文化は常に民衆本位の觀方をしてゐなかつたならば曳いて忽ち日本國民の安危に」関ってくる。だから「若し單なる文獻の美、單なる大官の言のみを信じてゐるやうでは却つて事實の眞相を誤らせることになる」。
そこで「表面の文章を逆讀し大官の言の裏手を考へ、そして支那人の文化生活そのものに直面して而かも決して硬くならず、自然の情味と飄逸味を會得し、そして輕くその平凡不用意の日常生活の間に却つて裏面の深刻なる眞相を摑むといふやうに努めなくては嘘である」という考えに繋がるわけだ。

この本は、以上の考えに立つ著者が「多年支那各省の都城から山郭水村の間を、或は飄然孤客として」旅したなかで得られた「支那人の社會生活や經濟生活並に家庭生活といつた方面に見出された現代文化の推移に就き、その興味ある部分の話を體驗のまゝ打ち割つて平易に叙述」したものだが、現地での体験と観察から導き出される指摘は鋭い。

たとえば政治活動・社会変革においては「恐らく支那では宣傳そのものが資本よりも勞力よりも事をなすに當たり一番有力な基礎的條件となつてゐる」と語った後、「而かもかれらはこの宣傳口號の為めにはその言の如く實際にやつて行くのである。それでこそそこに權威がついてくるわけである」と、中国社会における宣伝の重要性を説く。

だから「宣傳の事にかけては世界で一番下手なる日本人」による「たゞその紋切り型に日支親善とかなんとか空念佛見たやうな力なき文字を並べてゐる丈で」は無意味だという。現在にも通ずる至言だ。
「飄然孤客」を自認した後藤の80年以上も昔の旅は、物見遊山だけではなかった。
《QED》

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ウラジオストック・ナホトカ見聞記<< その3 >>
粕谷 哲夫 (小誌2695号より承前)
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ロシアの侍

ウラジオストックを一望する鷲の巣展望台で3人の黒ジャンパーに身を包むいかつい男たちに出会った。大型のオートバイ2台がある。世界的に有名な昌栄のヘルメットがベンチに置かれている。明らかに大人の暴走族風である。頭のバンダナには「ロシアの侍」と染められている。日本人のわれわれを見て人懐こそうに笑顔を見せる。

彼らは「ロシアの侍」というバイク愛好者たちの会員制の結社のメンバーで、ロシア各地だけでなく「ロシアの侍」は世界にメンバーを持つという。日本人のメンバーもいるという。

彼らは単なるオートバイ愛好者の同好会というより、若者の暴走運転を防止したり、交通ルールの普及や交通秩序の指導をしているという。かなり 社会的な使命を自覚し、誇りにしていることが感じ取れる。

そういえば彼には粗暴さは無い。いつも笑顔を絶やさず育ちのよさを感じさせる。目つきも穏やかだ。そしていずれもイケメンである。

「あなた方はたくましい肉体と優しい心と俳優張りのイケメンぶりで、ロシア女性はメロメロになるのではないか?」と聞いた。それが常識的な彼らの印象だったからである。しかし、リーダー格の男は「われわれは家庭もちであり、そういう関心は無い」とまことにつれない反応だった。


すべてではないが、一般にわれわれ日本人は戦争におけるロシア兵の残虐性、凶暴性を知っている。小生自身、多くの体験談を直接聞いている。略奪、強姦、虐殺、・・・。居留した婦女子は生きて日本に還れても、門司などで下船すると、直ちに妊娠検査が行われたことも、そして妊娠が発覚すると、それなりの処置がなされたことも知っている。

西尾幹二インターネット日録にいい文章があったので、理解を助けるために引用しておく。樺太の真岡の電話交換手9名の悲劇を伝える、映画「樺太1945年夏 氷雪の門」についてである。

(この映画の助監督をつとめた新城卓氏によると)、「真岡の女性たちを凌辱し殺害したソ連兵は、生き残りの日本人男性たちをシベリアに強制連行したが、連行前に彼らにやらせた仕事は、穴を掘って、日本人女性の遺体を埋めさせる(という)酷薄な労働であった」という。

ソ連軍の想像を超える残忍性は、ドイツなどに対しても発揮された。「樺太1945年夏 氷雪の門」のソ連軍は囚人部隊だったともいわれるが、100万人以上の軍隊を囚人だけで構成することは難しかろう。農民その他も含まれていたであろう。

またロシア人は精力絶倫で、その詳細は佐藤優氏の本で読んだことがある。場が与えられれば野獣に返る可能性は十分にある。ロシア女性も同様で、実はシベリヤ抑留からの復員兵の中に梅毒患者がけっこう発見されたというから驚きである。

鷲の巣展望台で会った3人の黒ジャンパーの「ロシアの侍」も現場に居合わせたら同じようなことをしたであろうか? ドストエフスキーもトルストイもチエホフもソルジェニツエンもロシア人だ。しかしスターリンはグルジア人だがソ連人だ。
3人の「ロシアの侍」には日本に対するかなりの思い入れがあるように見えた。

「ロシアの侍」のバンダナは会員しか入手できない。しかし彼らは、できればバンダナを土産に持ち帰りたいというわれわれの雰囲気を感じ取り、「もし希望があれば本部のほうで、あなた方に分けるようにはからいらいますよ」という。せっかくの話だったが、時間が足りず「ロシアのサムライ」バンダナには縁が無かった。

彼らのヘルメットは世界的に有名な日本の昌栄製で、それを愛でるように大事に扱っていた。バイクのヘルメットといえば、は南米のチリでも、手続きで関わった司法書士から次回日本のヘルメットを持ってきてくれないか、と依頼され、こいついったい何をいっているんだ、と思ったことを思い出した。

「ロシアの侍」たちは、精神的にも物質的にも日本的なものに間違いなく引きついけられている。

ソ連人はともかく、現在のロシア人は北方領土以外の話題ではおおむね日本シンパであるように見える。 本当はどうなのか? 

ロシアには「セブン・サムライ」というブランドのウオツカがある。またウラジオストック中心部にロシア人の経営する「七人のサムライ」という日本料理の店がある。ウラジオストック入りの晩にそこへ行った。日本の料理人がいない割には、まずまずだった。「サムライ」は一般に好意的なイメージで受け取られている。しかし、意外なサムライ理解もあるものだ。

『シベリア抑留1450日』という山下静夫画伯の画文集がある。
シベリアのチュクシャというところに抑留されていた山下画伯のもとに、ある日近所に住む小学生のマルチクという少年がロシアの社会科の本を持ってきた。教科書には豊臣秀吉の肖像が載っていた。どうもサムライは「侵略者」ということのようだった。収容所の体験では<、サムライ>は日本兵をさげすむ言葉で、敬意を払う場合は<ヤポンスキー・ソルダート>という。

「そういえば、タイシェットで、テーヌルで食事をさせたマイヨール(少佐)は決してサムライとは言わず、ヤポンスキー・ソルダートだった・・・」

「ソ連の教科書の秀吉は、庶民の収奪者となったサムライの頂点に位置しその絶大な権力によって、他国を植民地として、その国民を奴隷とする人物として描かれ、サムライは侵略者の代名詞として捉えていた。日本の軍人はその流れを組む、もっとも忌むべき侵略者としていた」 (p.512)
「スターリンがよく言うよ」とあきれるばかりである。


ロシアの便所  (追加)

すでにナホトカ駅と幹線道路のレスト・エリアのトイレの汚さについて書いたが、以下のような記述に出会ったので、せっかくなので付け加えておく。

これは高杉一郎:『極光のかげに―シベリア俘慮記―』 (岩波文庫)の一節である。

・・・・・・
まっ白い防寒外套を着た三十輩の精悍な表情の(ロシア人の)男が窓口に現れて、「夕方までに本部の便所を掃除しておけ」
と、まるで殴りつけるように命令して、返事も待たずに立ち去って行った。「なんて横柄なやつだ」
と、私はしばらくその後姿を見送っていたが、それでも自分の仕事が一段落つくと、鉄棒と円匙と箒を下げて、便所掃除に出かけた。

ところが、便所の扉を開けた私は、そのまましばらく扉口に立って呆然としていた、手のほどこしようもない。どんな貧民窟に住んでいる日本人でも、これより汚い便所を想像することはできないに違いない。

仕切りのないひとつの細かなバラックに、ロシア式にまんまるい穴が一列にいくつも掘ってあるが、脱糞の堆積が次々に凍り付いてしまって小摩天楼とでもいった具合に穴の上に聳えている。そのために、その後の訪問者はみなバラックの床の上に残された空白地帯を探しては用を足すらしく、何のことはないこのバラック全体が大きな糞壷といった様相だ、まだしもと思われるのは、それらの汚穢が石のように固く凍りついていることである。
勇気を奮いおこして、私は掃除をはじめた。どこの国でもかわらない壁のうえの落書きに目をとめたりしながら、凍りついた汚穢を鉄棒でつき砕き、円匙でさらった上に、白樺の箒で掃き清めるまでには、ほとんど半日を要した。
引き上げようとしているところへまっ白い防寒外套を着た今朝の男がやってきて、言った。
「おい、まだ不十分だ。・・・・・・


タヴァーリシチはもう死語か?

ガイドはよく、「ソ連時代には・・・」という表現を使った。われわれはまだまだロシアとソ連を混同している。

実は小生が最初にロシア語に触れて(三日坊主ではあったが)出会ったいくつかの単語の中に、「タヴァーリシチ(同志)」があった。ガイドに 「タヴァーリシチは今でも使うか?」と聞いたところ、一笑に付された。「そんなコトバはもうないし、使うはずもないではないか」と何とも素っ気のない、冷笑と侮蔑の反応だった。それはソ連の語彙であって、もはやロシアの単語ではないということだ。そういえば中国でもいまどき江沢民同志だの胡錦濤同士などいわないであろう。愚問といえば愚問である。

手元に、東郷正延(当時東京外国語大学教授)の「ロシア語のすすめ」(講談新書)(初版は昭和41年)があるが、それには以下のような記述がある。
 
人間はみなタヴァーリシチ  (ロシア)革命前に存在した多種多様な「敬称」がすべてご破算になり、師団長「閣下」も小隊長「殿」も、その他国家の最高元首に対する敬称もすべてただひとつ、「タヴァーリシチ」の一語に統一されてしまったソ連社会・・・・。(中略)  「資本主義社会では、人間が人間に対して狼であるが、ソビエット社会では人間が人間にたいして『タヴァーリシチ(同志)』である」と、ソ連人は言います。このようなソ連人の日常生活をのぞき、これを他山の石とするためにも、私は「ロシア語の門をたたく」ことを皆さんにおすすめしたいと思います。

ロシア語学習の大きな目的であった「タバーリシチ」、その「タバーリシチ」が一笑に付されたのだ。

東郷先生はいまはなきスターリンの「タヴァーリシチ」をどうお考えか?
「タヴァーリシチ」がなくなれば、ロシアやロシア語の勉強は無意味というのであろうか。

興味あるのは 「タヴァーリシチ」から 「ポスト・タヴァーリシチ」への変化のプロセスと結果である。中国は長い間、ソ連の修正主義を猛烈に批判していた。 このイデオロギー論争が国際紛争になりかけたほどである。その中国が、人間が人間に対して狼である体制を選択したのである。

中国の将来を考える上でも、この比較はたいへん大事なことと思う。これをやらないと知的な中国論は語れないのではないか。
後述の ナホトカの日本人墓地とシベリヤ抑留の問題には、このタバーリシチの呪縛が深くかかわってくる。
ガイドに発した質問は、かならずしも愚問ではなかったと自ら慰めた次第である。
(つづく)

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(読者の声1)毎日、欠かさず宮崎先生のメルマガを読んでおります。それにしても宮崎さんの精力的な活動は驚嘆すべきものがありますね。
ところで、私の初めて投稿ですが、朝日新聞が如何に報道機関として守るべき基本ルールを守らず、そして読者に対して不誠実であるか私が身をもって経験した話をご紹介します。
朝日新聞は去る8月23日の朝刊に、「新しい歴史教科書をつくる会」編の自由社版中学校用歴史教科書を採択した横浜市の教育委員会、そして今田教育委員長、さらに「つくる会」の教科書自体を批判した社説を掲載しました。
私は朝日新聞が教育委員会や「つくる会」教科書を批判したことではなく、論拠を示さず他を批判したり、憶測だけで今田教育委員長の名を出して非難めいたことを書くやり方について、報道機関としてフェアーであると考えるのかという質問を、朝日新聞読者の問い合せや意見を書き込むシステムである https://se01.asahi.com/reference/form.html を通して8月26日に投稿し、回答がないので9月4日に9月9日という回答期限を設けて回答を督促しました。今9月9日の夜9時を過ぎましたが応答がありません。このような朝日新聞の驕慢な姿勢(論拠を示さず他を批判し、憶測で個人名を出して非難めいたことを社説に書く)と、自分に都合が悪い質問は無視してダンマリを決め込むという不誠実な対応を、本メルマガの読者に知っていただき、このような朝日新聞の体質を機会ある毎に糾弾していただきたいと思い投稿しました。
  (かみつき亀)


(宮崎正弘のコメント)朝日は「新聞であることをやめた」(高山正之「悪ロシア」、『週刊新潮』、9月17日号、140p、コラム)のですね。



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(読者の声2)貴誌で先日、紹介のあった孫崎享氏「日米同盟の正体」(講談社現代新書)を一読したところです。
ご紹介のとおり、すばらしい本です。
官僚批判があり、是は是、非は非だとおもいますが、改めて日本のインテリジェンスのレベルを確認できました。この本がどの程度売れるのかが、日本全体のインテリジェンスレベルを測る指標になるのではないか。世論を動かす、形成するにはやはりこの程度のレベルと知的集積度が必要だろうと感じました。ベストセラーになることを願います。
         <アシカビヒコ>


(宮崎正弘のコメント)問題は外務省を辞めてから、書くという宿命。村田良平(前外務次官)の回顧録も、凄い内容です。ただしお辞めになってからの出版でした。現職でモノを書くと岡崎久彦氏のようにサウジとかに飛ばされますし(苦笑)。



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(読者の声3)普段来ていない民主党の蓮蓬議員が事務局にすわっていました。つまり政務次官か副大臣ですかね? 
いやはや あんな灰汁の強い女入れるなんて年金問題だけではなく徹底的に厚労省を破壊するんですかね。
審議会の代表も民主党の回し者が引っ掻き回す発言ばかりしていました。国民全員無償にする財源どこから持ってくるのでしょうか?
NPOの代表 患者家族会 学識経験者? 現場を知らない連中に引っかき回されるのはこりごり。看護協会から誰も来ていませんでした。発言内容を見ると半分は民主党に抑えられてますね。各種審議会が民主党にのっとられていいように振り回されます。まさか未承認の中国製のインフルワクチン輸入承認するきないですよね。今後最低4年間はこの状態が連続します。それから中国製の医薬品・・・など。
備えよ常に
  (HY生)
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< 宮崎正弘の近刊予告 >
『中国分裂 七つの理由』(阪急コミュニケーションズ、予価1680円)
9月18日 都内大手書店に配本、9月20日 全国主要書店一斉発売を予定

  and
『朝日新聞のなくなる日』(仮題、ワック。九月下旬刊)

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 http://miyazaki.xii.jp:80/saisinkan/index.html
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  • 名無しさん2009/09/10

    日本人にとっては実に不気味な民主党政権、多くの日本人はこれで良いのでしょう???東京・横浜に行くとチャイナ文字とハングル文字の多いこと。そのうち日本語の案内は「現地住民」だから、やらなくてもよい日本文字は経費が掛るから止めようなんて話が出るかも判りません。

    菅氏が「国家戦略局」の長?「国家観がいちばん薄い人が何をするんでしょう?まさかカイワレ大根をかじってる訳にはいかないでしょうが、兎に角「政権交代」の四文字以外何も見えません。