国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2009/08/24


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成21年(2009年)8月25日(火曜日)
         通巻第2688号  
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

 天文学的借金は経済を、ドルを崩落させ、米国は「バナナ共和国」になる
  世界一の投資家=ウォーレン・バフェットが恐るべき予言
****************************************

 日本の国内を観察していると、近未来の備え、安全保障への感覚が希薄で、「政権交代」が選挙のイシューだと聞くと、絶望的になる。国際情勢といったい死活的関係があるのだろうか。

 世界一の投資家として知られるバークシャー・ハザウェイ社会長のウォーレン・バフェットが予言した。
 「ドルは崩落が近く、新しい借金によって米国は“バナナ共和国”に転落するだろう」(NYタイムズ、8月19日)。

 「輪転機を回しつづけてドルをまき散らす政策を米国は改めるべきだ。ドルの運命は議会が握っている」(米議会は赤字国債の上限を決める)。
 バフェットは続けて言う。
 「ドルは下落する『かも知れない』ではなく、確実に下落するのだ」

 1942-45年の第二次世界大戦をのぞき、米国が公的債務を積み上げてきたペースは穏やかだった。しかし昨今の債務残高増加ペースは1920年代からのそれより、二倍のペースで突き進んでいる。

 とはいえドルの為替レートは複雑であり、経常収支のみならず金利、資金の流れ、政治、市場心理などがからみあって世界的規模で変動するものであり、80年代の日米貿易摩擦のおりも日本円の急上昇が続くと言われたが、90年には持ち直し、昨秋もドルの大暴落が言われ商品市場が急騰したが、ドルは持ち直し、いままたユーロに対しての急落はあっても、他の通貨に対してドルは安定的である。

 ドルが急落したら第一に石油、ガス、金などが急騰するだろう。
 第二に比較的に労賃が下落するアメリカで生産した方が安いとなれば、日本も韓国もいや中国企業さえも生産拠点をアメリカに移動するだろう。
インフレ懸念があれば、工場移転を差し控えるが、いまのアメリカにはインフレ再燃の可能性が低い。

 いかにしてインフレを抑え、経済成長を持続させるかによって米国経済は軌道に乗ることが出来る。バナナ共和国になることはない、と多くの米国のエコノミストは自嘲気味に解説を続けているが。。。。。
  ▽
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●◎ブックレビュー◎●BOOK REVIEW◎●書評◎●ブックレビュー◎●
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
米国の庇護下の発想では、これからの日本は生き残れない
 この本には保守の覚醒を促す激越な憂国論に横れている


西尾幹二『権力の不在は国を滅ぼす』(ワック)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
   
  ▽
 いつものように辛辣な批評が並ぶが、今度の評論集はいくつか従来の西尾史観にはなかった特質を胚胎している。何編かは「WILL」や「正論」に書かれたものである。
 第一に北朝鮮への経済制裁に関してのパラダイムが激越である。
 すなわち経済制裁は「戦争行為」であって、北朝鮮も米国も、日本の経済制裁は『戦争』段階という認識だが、経済制裁を実施している日本はぽけっとして、或いはシレッとして、平和主義のままに埋没し、言葉だけが虚ろに戦争準備空間を飛び交っていると。
 この見解は外務省、政府の認識と異なる。
 すなわち「日本は既に北朝鮮に対して『宣戦布告』をしているに等しいのであり」(中略)「相手がノドンで報復してきても、なにも文句を言えない立場ではないか」とする危機意識。これを保守の政治家も分かっていないことに西尾氏は苛立つ。
 日本はとうに「北の標的なのに他人事」なのだ。
 そして保守が賞賛する安倍前総理はアメリカに取り込まれてしまったと容赦なく批判すると同時に皇室の危機を保守陣営に存在しなかった鋭利なツール(言葉)でばっさり斬る。穏健な保守主義を奉ずる人から見れば、温度差というよりやや違和感に囚われるだろう。

 第二に保守思想の崩壊的予兆を西尾氏は淡々と述べるが「自民党は左翼政党に成り下がって」という議論ばかりか、すでに「文藝春秋も左翼雑誌に」になりさがり、いやいや、自衛隊が左翼グループに成り下がっているではないか、と状況パラダイムの分析はさらに先鋭化する。
 明確に次代を予言して西尾氏はこういう。
 「はっきり予言しておきますが、アメリカに庇護された平和主義の時代はいよいよ間もなく終わるのです。アメリカに義理立てする東京裁判史観――占領軍の統治に便利だった日本の指導者悪者論――とは本当に、確実に訣別し、戦前のアメリカと戦前の日本が再び対等に裸で向き合わざるを得ない時代が近く到来することがどうして分からないのでしょうか」(本書258p)。
 なぜなら「金融と軍事の両面でアメリカに鎖で繋がれている日本はこのうえなく危ういというべきで」、「アメリカは沈没していく大型船です。日本は自ら鎖を断ち切ってうまく親船を離れる子舟になりうるか。それは離れようとして満身創痍の手傷を負い、どうにもうまく行かず、親船に繋留されたまま洋上をさまよい、海底奥深く引きずり込まれて行くのか」(153p)という分岐点に差しかかっていると現状を分析されている。
 パラダイムは次のように変わると西尾氏は言う。
 「戦争という手段を封じた現行憲法が今まで辛うじて有効だったのは、日米安保条約とワンセットになっていたから」。
だが、もはや時代状況は変わり「この条約は共産圏から日本を守る役割を失い、ゆっくりしたテンポで変質しつつあります。日米安保条約は今では国際社会での日本の行動の自由を拘束し、国内では、外交政策や経済構造や司法や歴史教育観などにおける日本の自律を侵害し続けている」(298p)とされる。
 つまりこの先の日本には日米安保体制を克服するなにものかが必要、その気概がしかし、いまの政治家にはあるのか。
 時局重大な日本であるにもかかわらず、戦後状況の延長と問題の先送り政治によって、国家中枢が犯されて、「権力の空洞化」という問題が濃密に浮かび上がる。本書を読むと暗澹たる思いがする。そして馬鹿の国民はつぎにとんでもない馬鹿を選ぶ選挙に熱狂している。日本はますまる劣化してゆくだろう。
 ▲
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ♪
善人でありつづけることは難しくなった日本
 世界は腹黒い悪魔と小悪人とギャングだけが生き延びるのだ
   
高山正之『オバマ大統領は黒人か』(新潮社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 ご存じ「変見自在」シリーズの第四弾。
 のっけから飛躍するが、このような小話のようなコラムを書くには至難の技術がいる。評者など長編が得意で論文でも20枚くらいなら一晩で書き上げる自信はあっても、逆にこうした週刊誌1ページに凝縮して、あらゆる要素をたたき込み、本質をえぐる短いコラムに仕立て直す文章技術は困難を極める。短文は短文なりに縮める技術と捨てる技術を必要とされる。
 さて高山さんと言えば『週刊新潮』の巻末コラム『偏見自在』の作者。
 人気沸騰で単行本にしたら第一弾『サダムフセインは悪人か』が売り切れ、つづいて『スーチー女史は善人か』、『ブッシュ大統領が日本を救った』の連作いずれもロングセラーとなっている。
 『週刊新潮』で、本書に収録されたコラムを一度は読んでいる筈なのに、またすらすらと読む。再吟味していく時間が楽しくもあり哀しくもあり、要するに日本は朝日新聞の国賊的行為によって脳髄中枢が麻痺し、国際情勢をひどいやぶにらみの視角から判断しているのではないか、という深刻な読後感を抱く。
 本書はともかく一定の批評の辛口が旋律を帯びていて、その諧謔的リズムと独特の高山史観とが調和して、一種独創的とも言える高山ワールドの辛口世界が現れ、一度これに浸ると、日本人が世にも稀なお人好し、善人を通り越して馬鹿かアホのたぐいかも思える。
しかし評者(宮崎)に言わせれば、日本は「生き仏」なのである。
 どんなに虐められても中国に貢ぎ、どんなに酷い仕打ちを受けても米国をご主人様として奉仕し、狐と狸の化かし合いを日夜続ける国連を信じて、無駄になることが明らかなのに最大の拠金をしている。そして貢いだ国中国の反対によって、日本の国連常任理事国メンバー入りは排斥された。
 援助した国々からも手痛い報復、それこそいわれのない報復を受けたのにまたまたカネを貢ぐ。やっぱりどう見ても貢君か、いやいややはり生き仏なのである。
 さてもうひとつ高山史観の基底を流れる精神は、「血」である。
 それは政治が暴力であるという本質と国家の外交の最終手段たる戦争がリアルポリティックスの世界にあるにもかかわらず、平和の念仏で立場を濁す日本。あらゆる決死の場面を回避して平和憲法を墨守したあげくに、活仏(かつぶつ)としてしか活躍の場がなくなったのではあるまいか。
だから現代日本人に怯懦がやってきた。怯懦の見本みたいな政治家が、つぎの日本を導くんだって。震えるほど不安になるのも、この本の所為だ。

夏休みは間もなく終わるが、冒頭西尾氏の書物と併せ今夏の収穫を二つ紹介できた。
    ◎ ◎ ◎ 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
*:。.:*:・☆:*:。.:*:・☆:*:☆*。*:*:☆☆。.:*:。.:*:・☆:*:。.:*:・☆:*:
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
樋泉克夫のコラム
――旧陸軍97式中型戦車は開国式典軍事パレードに参加していたのか
       『開国大典6小時 大典背後的秘聞』(于江 遼海出版社 1999年)
 


 ▽
1949年10月1日午後2時55分、中華人民共和国中央政府の主席・副主席、それに委員たちは天安門の裏側にある広場に勢揃いした。
主席の毛沢東を先頭にして、一団は楼上へと歩を進める。
さぞや昂揚した気分だったろう。3分後の2時58分、ラジオからはアナウンサーの上ずった絶叫気味の実況が流れる。「毛主席がいらっしゃいました。毛主席が天安門楼上に確かな一歩をしるされました」

3時、共産党5元老の1人で中央人民政府秘書長の林伯渠が厳かに建国式典開会を宣言する。
次いで毛沢東が湖南訛りで「中華人民共和国中央人民政府は、本日、成立した」と。その声が天安門広場の空に響き、鮮やかな余韻を残しつつ消えるや、軍楽隊が激越な調子で「義勇軍行進曲」を奏でる。

新しい国歌が演奏されるなか、広場の空を揺るがすように祝砲が鳴り響き、毛沢東がボタンを押す。
すると広場に立つ国旗掲揚塔に新しい国の、新しい国旗がスルスルと挙がる。北京の空に巨大な五星紅旗が初めて翩翻と翻った瞬間だ。

続いて毛沢東が強い調子で「中華人民共和国中央人民政府公告」を読み上げ、北平を北京に改めて中華人民共和国の首都と定めると宣言するや、広場に集まった30万人の歓喜が爆発する。
毛はさらに中華人民共和国中央人民政府は「中国人民政治協商会議の定めた共同綱領を本政府の施政方針とし・・・」と続けた。

午後4時、林伯渠が閲兵式典開始を告げるや、真新しい軍服を纏った人民解放軍総司令の朱徳が天安門楼上から駆け下りる。
朱はオープンカーに乗り、天安門中央に穿たれたトンネルを抜け、天安門と広場とを繋ぐ金水橋を渡る。

橋の南で控えていた閲兵総指揮が恭しく敬礼し、「閲兵部隊準備完了。総司令、閲兵を」と叫ぶ。
16万4千の三軍将士に対する閲兵が終わると朱徳は天安門楼上に取って返し、「いま中国人民解放軍の全指揮官、兵士に命令する。中央人民政府と毛主席のすべての命令を断固として執行し、速やかに国民党残余部隊を殲滅し、中国の全土を解放せよ。同時に、土匪と一切の反革命分子を殲滅し彼らによるすべての反抗と策動を鎮圧せよ」と「中国人民解放軍総部命令」を読みあげる。

次いで三軍部隊の分列行進。戦闘機11機など全17機の「我が空軍機」が轟音を轟かせ飛来するや、毛、朱、劉少奇、周恩来など党と政府の幹部は興奮気味に上空に眼をやる。
夕闇迫る6時頃、祝賀行事は最高潮に達した。
誰もが提灯を手に祝賀行列だ。建国の歓喜が広場の夜空を彩った。午後9時半過ぎ、式典は幕を閉じ歓喜と興奮の1日が終わった。

この本は式典を挟んだ数時間をドキュメント風に追いかけている。
だが興味深いのは軍事パレードに参加した戦車の1輌が天安門のまん前を通過するシーンを捉えた写真だ。 
砲塔から1人の兵士が身を乗り出し、五星紅旗を捧げ持ち、天安門楼上の毛沢東に向って敬礼をしている。

戦車の横っ腹には「功臣号」の3文字。この3文字が、この戦車固有の愛称なら、09年春に訪れた天津の平津戦役記念館の庭に展示されていた戦車ということになる。
展示戦車にも写真の戦車と同じ場所に同じ書体で「功臣号」。素人目には双方が同じ型に思える。
展示戦車の横に置かれた説明板に「功臣号:日本製97式中型戦車は45年に我が軍が鹵獲した第1号。遼瀋戦役と平津戦役において軍功を立てた」と。
この97式中型戦車が今日まで歩んだ数奇な運命に、複雑な思いが募る。
《QED》

(ひいずみかつお氏は愛知県立大学教授。京劇、華僑研究で知られる)
   ◎◎◎◎◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
****************************************
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ♪
(読者の声1)国学の泰斗、井上順理先生が8月19日に逝去されました。
昭和12年に文部省が国体の本義を出版したことに続け、各大学に国体学科を創設するよう依頼したところ、官立大学で唯一、広島文理科大学が国体学科を創設いたしました。東京帝国大学は、国体論の講座を創ることにとどまりました。
井上先生は、その国体学科の第一期生で、卒業後は、文部省、東京帝国大学で研究を続けられました。孟子の日本における受容史を研究され、世上言われている、日本では孟子の革命思想が厭われ、殆ど研究されてこなかったというのが全くの誤りであり、古くから天皇陛下への御進講も行われていたことをあきらかにされました。
このように日本の伝統はおおらかな大きな心なのです。
戦後は、鳥取大学教育学部教授として、後進の指導にあたられました。東西に亘る広く深い学識をお持ちになられながら、温順で自愛に満ち威張ったところなどどこにもないお方でした。まさに伝統的な国学を魂のそこから、腹のそこから学ばれた、それを生き抜かれた稀有の方でした。享年九十五歳でした。最期にいただいたお手紙の日付が17日でした。死ぬ間際までお元気に行きぬかれたことがせめてもの慰めです。
ご冥福を祈ります。
   (ST生、神奈川)



   ♪
(読者の声2)戦略・情報研究会 2009年度東京第5回講演会のお知らせです。
  〜 世界地図の正しい見方 
    −21世紀の国際関係をリアルに読み解く 〜
講 師: 奥山 真司 氏(地政学研究家、国際平和協会主任研究員)
日 時: 8月30日(日)18:00〜20:30(開場17:30)
場 所: 文京シビックホール 会議室1(文京シビックセンター3F)
      東京都文京区春日1-16-21、03-5803-1100
       http://www.b-civichall.com/access/main.html
       東京メトロ丸ノ内線後楽園駅4bまたは5番出口徒歩3分
       東京メトロ南北線後楽園駅5番出口徒歩3分
       都営地下鉄三田線/大江戸線春日駅連絡通路徒歩3分
       JR中央・総武線水道橋駅徒歩8分)
参加費: 1000円(事前申し込みの学生に限り500円)
定 員: 60名(定員になり次第申し込み締切)
お申込/お問合せ先: 久野 潤 kunojun@amethyst.broba.cc
    [当日] 090-2933-8598 kunojun@ezweb.ne.jp
<御名前・御通勤御通学先を明記のうえ事前お申込頂きますと当日の御記帳無しで入場頂けますので御協力頂ければ幸いです>


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
(三島由紀夫研究会からお知らせ)
  三島由紀夫研究会恒例の「公開講座」、九月、十月は下記のようです。振るってお出かけいただけるよう、いまのうちにカレンダーにお書き込み下さい。

   ♪
 (第234回 公開講座)

とき  9月28日(月曜) 午後六時半
ところ 市ヶ谷「アルカディア市ヶ谷」(私学会館)四階会議室
講師  河内孝(元毎日新聞中部本社代表、ジャーナリスト)
演題  「青嵐会と三島由紀夫」
会費  おひとり2000円(会員&学生1000円)。

(かわちたかし氏は慶応大学卒業後、毎日新聞政治部、ワシントン支局長などを経て中部本社代表。『新聞社 破綻したビジネスモデル』(新潮新書)はベストセラーに。最新作『血の政治 青嵐会という物語』(同)では、改憲を誓って結盟した政策グループ『青嵐会』の誕生秘話から、「真夏の通り雨」のように消え去って、中川一郎自裁にいたる軌跡を追求され、なかでも三島由紀夫の思想的影響力がどれほどのものだったかを振り返ります)。

 (なお修了後、講師を囲んで懇親会を予定しております。会費は別途三千円)
   ◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  ♪
(第235回 公開講座)
とき  10月28日(水曜日) 午後六時半
ところ 市ヶ谷「アルカディア市ヶ谷」(私学会館)四階会議室
講師  高森明勅(評論家、國學院大學、麗澤大学講師)
演題  「三島由紀夫の天皇論」
会費  おひとり2000円(会員&学生1000円)。

(たかもりめいちょく氏は國學院大學卒業、同大学院博士課程単位取得。神道学者。著書に『天皇と民と大嘗祭』、『はじめて読む“日本神話”』など多数。専攻は日本古代史、神道古典。現在國學院大學、麗澤大学で教鞭)。

 とくに生前の三島由紀夫は女性天皇を容認する文章を残し、これが謎とされた。天皇後継問題を含め、古代史と神道に詳しい高森氏がミシマの天皇論に挑む。
 
 (講座修了後、講師を囲んだ懇親会があります。会費は別途三千円を予定)
  ◎ ◎ ◎ ◎ 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    ♪
<< 今月の拙論と予定 >>

(1)「『英霊の声』は現代日本に甦るか」(『三島由紀夫研究』(8)、鼎書房)
(2)「台湾は香港化するのか」(『ボイス』九月号、発売中)
(3)「中国・韓国の反日記念館とタイの親日記念館」(『BAN』、発行済み)
(4)「天皇はなくても良いのか」(『表現者』26号、西部邁、富岡幸一郎、高森明勅氏らと)
(5)「頭山の金さんと裁判員制度」(『月刊日本』九月号、発売中)
(6)「ウィグル騒乱の背景」(『共同ウィークリー』、8月17日号)
(7)「ウラジオストックとナホトカ紀行」(『エルネオス』、九月号、8月下旬発売)
      ▽
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 +++++++++++  ++++++++++  +++++++++++
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ♪
<< 近刊予告 >>
宮崎正弘『中国分裂 七つの理由』(阪急コミュニケーションズ、9月18日都内、9月20日全国主要書店一斉発売)

宮崎正弘『朝日新聞のなくなる日』(仮題、ワック。九月下旬刊)

 ♪
宮崎正弘のロングセラー 絶賛発売中!
 http://miyazaki.xii.jp:80/saisinkan/index.html
『人民元がドルを駆逐する』(KKベストセラーズ、1680円)
『絶望の大国、中国の真実――日本人は中国人のことを何も分かっていない』
(石平氏との共著、980円。ワック文庫) 
『やはり、ドルは暴落する! 日本と世界はこうなる』(ワック文庫、980円)
『中国がたくらむ台湾・沖縄侵攻と日本支配』(KKベストセラーズ 1680円) 
『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
『北京五輪後、中国はどうなる』(並木書房、1680円) 
『世界が仰天する中国人の野蛮』(黄文雄氏との共著。徳間書店、1575円)
  < 下記サイトから注文できます ↓ >
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url?%5Fencoding=UTF8&search-type=ss&index=books-jp&field-author=%E5%AE%AE%E5%B4%8E%20%E6%AD%A3%E5%BC%98
        ★★
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ◎小誌の購読(無料)登録は下記サイトから。(過去のバックナンバー閲覧も可能です)。
 http://www.melma.com/backnumber_45206/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2009 ◎転送自由。ただし転載は出典明示。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • 名無しさん2009/08/25

    西尾氏の日本に対する危機感がどれだけの政治家に通じるのか?殆ど理解されないのではないかと思う最近の政治家の姿勢、政治家になるのは国家を思うからではない政治家がゴロゴロいます。市でも県でも自分の将来の年金を議員年金で賄おう?なんて類が居るのです。

    ほんとに身近な議員でも事業を止めて議員に専心?のんびりと市議会に出ている次期の自分の後継者を育てる気もない、普段は何をしているのか判らない?

    国会でも政党助成金を当てに選挙に臨み党の中での一票の役目しか果たせないような人材が赤じゅうたんを踏んで「国体」「国家」に対する質問に答えられる人など居ないでしょう。田母神氏の異常な定年退職に与党はもちろん普段は反対する民主党からも何一つ抗議が無い、もうこの国の議会は終わっているのではないかと感じます。

    政党助成金でのうのうと選挙に出る、二者択一の小選挙区制度この制度が変わらない限り日本は低下の一歩をたどるでしょう。

    日本の文化まで壊した選挙制度は是非改めてもらい、行政改革を叫ぶなら最初に男女共同参画成る異様な組織を閉鎖するだけで一〇兆円の合理化?が出来ると言われている不要な分野から洗いなおしてほしい。