国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2009/08/20

◆小誌読者15000名!
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  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成21年(2009年)8月20日(木曜日)
         通巻第2687号  
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薄熙来(重慶市書記、前商務大臣)が政治力を背景に後継レースに参入 
 やくざ団体を手入れし地元の黒幕1400余名を逮捕、全国から拍手喝采
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 薄熙来・重慶特別市党書記は、『重慶の平和と安定』のためと獅子吼して同特別市域内にはびこるマフィア、やくざ十四団体を一斉に手入れさせ、1544人を逮捕した。陳明亮、岳村、黎強らマフィアのボスを含む67名の手配中の大物も捕縛、これで悪は一網打尽と旨を張った。

 党の高官とやくざはぐるの地域が多いだけに、この措置が本当なら政治家のお手本として庶民の絶大な人気を得るだろう。

 薄熙来の遼寧省省長時代に同地域内の黒社会撲滅に辣腕を振るった王立軍を重慶市公安局長に指名して、遼寧省から呼び押せた。王は着任早々からやくざへの手入れの機会をうかがっていた(香港紙『大公報』)。

重慶の十四の黒社会組織への捜索で、かれらのアジトからピストル48丁、弾丸900発、現金合計三億元を押収した(多維新聞網、8月17日付け)。
 このほか組織犯罪の銀行口座を凍結し、総額十五億三千万人民元を封鎖した。

 かれらはみかじめ料を支払わない商店やレストランに放火したり、高利貸しで期日に遅れると見せしめの殺害など凶悪なことで知られ、麻薬、博打、凶器準備、売春など従来のマフィアの「ビジネス」を超えた商業活動は共産党の脅威でもあった。
 
 とくに重慶は中央政府の特別配慮による開発予算が300億ドル。
あちこちにモノレール、立体交差、政府建物、駅舎などを突貫工事、宇宙都市のような激甚な発展ぶりをみせ、同時に全土から儲かるとばかりマフィアが蝟集して利権をむさぼり、表向きは貿易、商社、銀行などを経営していた。


▲地域のマフィア顔役は同時に地域の全人代代表でもあった

 就中、建設土木が盛んで砂利、セメント、建材を扱う表向きの顔があった。巴南区などは黎強の組織が一手に支配しており、マフィアのボスでありながら財閥、大富豪としても知られる。
 なにしろ表の顔として黎強は重慶市全人代代表。陳明亮は重慶市古物商工会理事長兼地区人民代表だった。
かれらの元には千もの企業がぶら下がり、不動産ビジネスの殆どを抑えていた。

 また地下銀行、高利貸しビジネスでこれまでに貸し付けた額面は三百億元とも。こうなると地元警察、公安は買収されている可能性があり、アンタッチャブル。土地にしがらみのない政治家にしか大鉈(なた)は振るえまいと言われた。

 組織が縄張りを決め、組織構成員は軍隊のような訓練を受け、上下の序列にうるさく、なかには昼は公務員という『白道』、夜はやくざに早変わりの『黒道』を兼務する手合いもいて「重道(白黒兼務)社会」だから重慶と自嘲気味なところもあった。

 さて薄熙来である。
かれは共産党大幹部だった薄一波の息子、「太子党」の代表的人物として、大連市長、遼寧省書記から胡錦涛の人事で重慶特別市書記に任ぜられた。直前までの商務大臣。来日回数も多く、かなりの日本通である。同時に世界貿易のネゴシエーターとしても活躍した。

辺地へ飛ばされて左遷かとおもいきや着々と政治的野心を秘めながらも中央への成績をあげた。
薄熙来の認識では次期総書記に有力とされる習近平よりも、自分がなる、ということだろう。野心を沸々と燃やしてきたことは華字紙でたびたび報道されてきた。

しかし薄熙来は「太子党」に勢力を扶植してはいても、上海派とはそりが悪い。だからポピュリズムに一気に打って出て、せめて次期首相くらいは射止めたい。おりしも次期首相後継最有力だった李克強に七月以降というもの、部下の汚職スキャンダルが多発し、任期急降下中でもある。
もし、薄熙来がそれらを計算に入れタイミングをはかったとすれば、それはそれなりに絶妙な政治的演出でもある。

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(読者の声1)麻生総理、靖国参拝はありませんでした。これで、恐れていた、売国政権の誕生が現実になりました。先生のコメントがダメ押しとなりました(通巻第2685号読者の声6のコメント)。
 かすかな希望の灯も消えたのでしょうか。
靖国参拝で自民党の劣勢を一気挽回との期待もむなしさだけが残ります。石平氏も絶賛した(麻生さんの)【自由と繁栄の弧】は一体何だったのでしょう?
 期待を集めて麻生政権が登場したものの田母神事件(にたいする発言等)で、これも借り物ではとの疑念が湧き、今回の靖国参拝無しでだめ押しとなりました。
 麻生総理に対する愛国者の不満の結果が、売国政治家=鳩山総理誕生では、あまりにもやりきれないのです。
嘆くだけではなく、国家大計をあやまると国民に訴える方はないのでしょうか?
わたしの周辺では「それでも民主党と」いう隣人は皆無ですが。。。。。。
  さてお尋ねしたいのは、もし売国政権が誕生したら、中国以外に誰が希望するか分からぬ国立追悼施設案など、成立に抵抗する方はあるのでしょうか。
 また抵抗して勝ち目はあるのでしょうか?
   (MY生 各務原市)


(宮崎正弘のコメント)後者の追悼施設に関して言えば、民主党のなかでも反対が多く、はたして党議決議に至るか。中国は内心で民主党に不安を抱いており、また胡錦涛、李克強ら「団派」は上海派に包囲されており、小沢がもっとも強いコネクションの李克強が後継リーダーとなる可能性は、遠のきつつあるのが実情でしょう。
 表の政治題目や論争より日中間の政治の本質は、もっと別のところにある。



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(読者の声2)靖国神社が台湾のシナ人によって冒涜された。靖国神社側の危機管理の無さ、警視庁対応の遅さ、境内にいた日本人の大人しさ! 
下記の動画上・下は、高金素梅ら反日台湾人たちによる靖国神社での暴動を支那人が撮影したものです。
 高金素梅率?首度突?靖国神社成功(上)
 http://www.youtube.com/watch?v=2_sFeqh2d58
 高金素梅率?首度突?靖国神社成功(下)
 http://www.youtube.com/watch?v=pyRe8BhpNTg 
     (案山子)


(宮崎正弘のコメント)高金素梅は台湾の国会議員で選挙区は「平地少数民族区」選出です。彼女の場合、例外的な三人区ですので、かなり楽々と当選してきます。
彼女は父親が外省人ですから、本来なら一般選挙区からでるべきでしょうが、台湾の小選挙区制度の隙間をねらって、しかも北京の操り人形のように動いている。
 日本で言うと辻本清美的存在でしょうか。 



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(読者の声3)貴誌2685号の「信長」ですが、安土城の天守は「天主」です。安土だけで、ほかは天守閣です。信長が自ら神を目指した歴然たる証拠では?
   (YU生、京都)


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(読者の声4)貴誌2685号の「光秀には天下を取ろうという野心が最初から無い、そういう打算的思惑で行動をおこしていない。後世の歴史家は、この敗北の美学が分からないので「本能寺の変」から五百年ちかく歴史の本質を誤解していることになる」。
これは貴重な提起。
 うろ覚えの記憶ですが、小説の『下天は夢か』だったかに、信長が暦の作成に介入しようとしたのが光秀の決意に作用していると、この見解に近い下りがあったかと。日経紙に連載中に、この箇所を読んで、得心したものでした。さほど、問題化しなかったですが。読者には暦作成の意味するものがわからなかったのでしょう。
 貴台の見方は、小生を深く納得させるものです。さすがと敬意を表します。しかしまだ大半は信長英雄伝説に巻かれていているようです。
もっと論争あって然るべき問題と思います。
(SJ生)


(宮崎正弘のコメント)信長暗殺を「主殺し」と逆転評価したのは秀吉、座付き作家ならぬ祐筆たちに、そういう改竄史観を事変直後から盛んに広めさせ、秀吉の印象をよくした作為が見え見えです。
本能寺を囲まれて、「明智か、是非もナシ」と信長が叫んだとか、切腹前に「人間五十年、下天のうちに比らぶれば・・・」と舞を舞ったとか、は後世の創作です。これらの後世の創作に上乗せした近年の八切史観とか、最近の某『信長の棺』とかは、率直に言ってお笑いの類でしょう。
 秀吉はまんまと天下を簒奪出来たわけですから、本当は明智様々でしょうに。。
 さて昔から秀吉黒幕説、足利黒幕説、毛利、長曽我部、朝廷黒幕説、本願寺背後説、徳川陰謀説など色々ありますが、最近出色は明智一族の末裔が書いた、斉藤利三と長曽我部のからみで、土岐一族のための決起だったという説です。
 信長の天下をはばむ戦国武将的思考レベルでは、そういう発想になるでしょう。
 戦国の国盗りゲームの発想に陥るのではなく、尊皇心と決起という観点で明智の評価をそろそろ行うべきでしょう。彼の行為は『義挙』であり、楠木正成的なのですから。
 小生、十数年前に『戦国武将の情報学』という本を書いた折、安土城下をすみからすみまで見ました。まだ安土城は再建されておらず城跡だけですが、総見寺の大伽藍あとを見たときに城の設計図に残った「天主」と、ご本尊が信長という事実から、将軍を狙うのではなく、信長は天皇をないがしろにして、『国王』を狙っていたのだ、と気がついたのです。
井尻千男先生が拓殖大学日本文化研究所発行『新日本学』に連載の明智光秀論が出色。あと一回で連載はおわり、来年単行本化されるそうです。この話はそのときに改めて精密にしたいと思います。




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(読者の声5)驚きましたし、悲しくなりました。民主党候補者の後援会による「国旗切り裂き事件」。起こるべくして起ったなあという感想ですが。
 「国旗の尊厳をおとしめる意図は全くなかった」と釈明している、と毎日新聞の記事の中にありましたが、そういう大義名分の問題ではなくて、デリカシーとか常識の問題です。こちらの方が悪意を持ってやったことより余程根が深いと思うのです。
 日教組の日の丸、君が代反対教育の中にあっては、国旗も単なる絵や布切れ程度の意識なのだなということがありありと分かりました。またそのような自己中心的で他人を思いやる気持ちを持たない人間を作り出したのも日教組の反日教育の成果の一つだと思うのです。
 もし自分の名刺で紙飛行機を作っている人を見かけたらどう思うかということです。侮辱するなって怒るのが普通ですよね。
 国を愛するということは、自分以外の国民をも愛することと同義。国旗を侮辱することは国民を侮辱することと同義。そんな想像力も働かない人間を作り出してしまったのかと思うと日本も終わったなあと思うのでした。
 「国を愛すること=戦争」という短絡的な洗脳を受けている我々若い世代は、そろそろその洗脳から解き放たれなければならないと感じています。 
    TM


(宮崎正弘のコメント)ネットが発達し、世論がインターネットとブログへ移行したのが現代社会。若い世代の感覚も、ネットの議論で鍛えられ、朝日新聞を読まない若者も増えた。まだまだ希望があります。

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(休刊のお知らせ)小誌、次の発行は8月25日を予定しております。
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 ◎北風抄 北風抄 ◎北風抄 北風抄 ◎北風抄 北風抄 ◎北風抄 北風抄◎
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 ウィグル暴動の背景にあるもの
            宮崎正弘


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 七月、新彊ウィグル自治区ウルムチで大暴動がおこり、中国の公式発表で197名が死亡した。漢族の支配に恨みを抱くウィグル族が抗議集会を開き、デモ隊が警官と衝突、さらに出動した軍が水平に鉄砲を撃ったためウィグル族の死者が夥しかった。ところが公式発表は漢族の死者が75%だという。

 ささいな騒ぎを切っ掛けに流血の惨事に至るのは抜きがたい不信感と憎悪をウィグル族と漢族が互いに抱きあっているからだ。
 ウルムチの西、トルファン近郊にある「交河古城」は岩の大地を上から発掘して造った、世界でも珍しい彫刻都市である。南北一キロ、東西が三百五十メートルの大地の真ん中を道路が貫き、仏教寺院、仏塔、住居跡が掘り起こされていて壮観である。

 この交河古城は漢族に滅ぼされ、城は徹底的に破壊された。後年、高昌城にとってかわられた。ところが高昌城も後年には唐の大軍隊が侵略してきたために滅ぼされ、砂漠に埋まってしまった。
 砂埃を舞いあげて私の乗ったジープが疾駆してゆく。もうもうとした砂塵で視界がまるできかなくなった。突然、岩山の真ん中に「孫悟空ランド」が出現して度肝を抜かれる。岩を削って作った漫画の孫悟空が、天空を衝くようににょきっと顔をのぞかせている。
 こんな山奥に観光客を当て込んでディズニーランド並みの遊園地がある。この発想は中国人特有のものだ。

 猛烈な風と昼の熱砂、夜の凄まじい冷え込み。夜は春でも零下になるという荒々しい気候、草木一本とてないごつごつした岩磐が蛾々たる山並みを形成しており、その荒涼たる岩肌を見ながら東へ迂回すると「ベゼクリク千仏洞」がある。
 ベゼクリク千仏洞には六世紀から十四世紀の間にこつこつと掘られた二十三の岩窟に、仏教の美術価値が認められた大量の仏像が彫りつけられていた。しかし三蔵法師の冒険譚を信じていないウィグルのイスラム教徒はこれら仏教遺跡を破壊した。

 中世のイスラムは天文学といい、数学といい、世界最高レベルにあった。たとえばサマルカンド郊外にある天文観測所跡は現代のそれと基本に置いて変わらない先進的なシロモノである。そうした科学の基本知識があれば当時の彼らが天山山脈の雪解け水を地下で連結して水道とし、貯水、潅漑に用いる先端的な技術を誇っていた歴史が飲み込める。

 数千年の間、仏教とイスラムの苛烈な戦いが繰り返され、新彊ウィグル各地の仏教遺跡には砂に閉じこめられた敦煌を例外として、満足な仏画、仏像がひとつもない。偶像崇拝を禁ずるイスラム教徒が破壊したからだ。
 地下水路の大工事によって荒れ地を農地に変え、激しい気温差を利用して葡萄、スイカ、恰密瓜、ザクロ、杏子、桃、林檎とじつに多様な産品を作った。その水源を革命後、漢族が抑えた。タクラマカン砂漠の南を中国は核実験場とした。

西端に位置する聖なる都カシュガルでは中世からのモスク城砦と旧市内を漢族が破壊し、ウィグル住民を強制移住させた。タリバンがバーミャンの石仏をミサイルで破壊したように。
 このような文明史の側面を考えないと、とてもウィグル暴動の背景はみえて来ない。かれらの対決は恒久的に続くのである。

 (この文章は「北国新聞」8月10日付け、「北風抄」からの再録です)
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<< 今月の拙論と予定 >>

(1)「ウィグル騒乱の背景」(『共同ウィークリー』、8月12日号)
(2)「台湾は香港化するのか」(『ボイス』九月号、発売中)
(3)「中国・韓国の反日記念館とタイの親日記念館」(『BAN』、発行済み)
(4)「天皇はなくても良いのか」(『表現者』26号、西部邁、富岡幸一郎、高森明勅氏らと)
(5)「頭山の金さんと裁判員制度」(『月刊日本』九月号、8月22日発売)
(6)「ウラジオストックとナホトカ紀行」(『エルネオス』、九月号、8月下旬発売)
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『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
『北京五輪後、中国はどうなる』(並木書房、1680円) 
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  • 名無しさん2009/08/21

    最近、機会があって福澤諭吉先生の言葉をいくつか読みましたが、今こそ、福澤先生の精神が日本に必要とされているのではないか、という思いを強くしました。

    母校の創立者をことさらに持ち上げる結果になるのは恐縮ですが、改めて、時代を超える思想の力強さに感じ入った次第です。

    御紹介するのは、福澤が高弟に書かせて自ら編纂したと言われる「修身要領」の前文および一部の条文です。



    「およそ日本国に生々する臣民は、男女老少を問わず、万世一系の帝室を奉戴してその恩徳を仰がざるものある可らず。この一事は満天下何人も疑いを容れざるところなり。而して今日の男女が今日の社会に処する道を如何す可きやと云うに、古来道徳の教一にして足らずと雖も、徳教は人文の進歩と共に変化するの約束にして、日新文明の社会には自ずからその社会に適するの教えなきを得ず。すなわち修身処世の法を新たにするの必要ある所以なり。」



    「第22条 国あれば必ず政府あり。政府は政令を行ひ、軍備を設け、一国の男女を保護してその身体、生命、財産、名誉、自由を侵害せしめざるを任務と為す。是をもって国民は軍事に服し国費を負担するの義務あり。



    第23条 軍事に服し国費を負担すれば、国の立法に参与し国費の用途を監督するは、国民の権利にしてまたその義務なり。



    第24条 日本国民は男女を問はず、国の独立自尊を維持するがためには、生命財産を賭して敵国と戦ふの義務あるを忘るべからず。」



    私は軍国主義を称揚したいわけではありません。

    しかし、「生活第一」とか言ってバラマキ政策を正当化し、政権を争っている卑小な政党を見るにつけ、「何かが違う」と思わざるを得ません。

    そのような苛立ちが明治時代の「修身要領」に好感を抱かせてしまったのでしょう。

    「一身独立して一国独立す」という独立自尊の精神が今の日本には致命的に欠けています。 (陽山)