国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2009/08/14


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  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成21年(2009年)8月14日(金曜日)
          通巻第2684号  (増ページ号)
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 中国経済は空前の破裂が近い? 英ディリー・テレグラフが大胆に予告
  「輸出激減なのに景気回復? あれは巨大なポンジ・スキームではないか」
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 バーナード・マドフって「虚名」をもはやお忘れだろう。
 マドフは元ナスダック会長。その社会的名声を利用して、「あなただけに耳寄りな情報だか、えらい条件の良い投資話がある。。。。。」
と言って金持ち、セレブに近づき、巨額の詐欺をやらかした。
 証券詐欺、郵便詐欺、マネー・ロンダリングで被害者は1341名。被害総額は132億ドル。被害者のなかには名うてのファンドも日本の投資家も含まれる。

 マドフは懲役150年の量刑で服役している。満期? かれが220歳になるときだ。
 マドフのやらかした金融詐欺の基本は「ネズミ講」。
これを「ポンジ・スキーム」と言う。

 さて中国経済の本当の素顔である。
 世界大不況の最中、堂々の四兆元(邦貨換算57兆円)を投じて景気回復策を展開し、新車販売世界一、外貨準備世界一。GDPもドイツを抜いて世界第三位。年内に日本を抜き去るのは確実と言われる。
 強気、強気のやりかた。
 世界のエコノミストはこれを「パンダの押しの一手」と比喩し、中国自身は「グリーンスパン流儀の押し」と自己評価しているそうな。
 
 中国は国家目標として『保八』を掲げ、さきにもGDP成長率を7・9%とし、目標の8%成長にあと一歩という印象を世界に投げかけた。
 この成長率が疑わしい数字であることは日本以外のエコノミストにとっては常識。ここでは詳細を論じない。
中国が牽引しているかにみえる世界の景気回復の兆候と、本物の経済回復とは関係がない。


▲カネは粉飾のため株式市場と不動産に投じられた

 57兆円の財源は70%が地方政府負担。銀行に命じて根拠が希薄な、そもそも返済計画が疑わしい事業につぎつぎと貸し出しを実行させた。
既存の道路や鉄道に平行して同じルートの複線工事も多い。民間企業に対する貸し出しは行われず、それは地下銀行、ヤミ金融の世界。
建てたビルは倒壊し、橋梁は流れ、高速道路はいずれ陥没するだろう。いずれも手抜きだから。

さて問題は、帳簿の誤魔化しである。
銀行経営を粉飾するには保有資産の簿価が高ければいい。不動産価格が上昇し、株式が高騰すると、詐欺的粉飾が成立する。
粉飾がばれると銀行は失速する。バブル経済は風船が割れるように、ポンとはじける。

英紙「ディリー・テレグラフ」が大胆に書いた(8月11日付け)。
「世界経済は中国の『奇跡』の回復に依存して良いのか?」として始まる疑問符は、中国経済が成長しているというデータは成立しにくい。第一に「バルチック指数」が七月以降25%下落している矛盾を突く。バルチック指数とは海運の運賃と貨物量との相関関係をあらわす。港湾の貨物が激減している証拠である。

中国経済の主柱である輸出が40%落ち込んでいる(GDPの40%を輸出に依存していて、どうしてGDP成長という発表が出来るのか?)。
人民銀行は新しく貸し出しを20%増加したところ、上海株式指数は年初来80%の上昇をしめした。
この熱狂的な狂騰ぶりは07年バブルに似ている。

ポンジ・スキームを巨大化したものが、いまの中国経済の実態ではないか、という分析で同紙は結んでいる。
何時はじけるか? 筆者は2010年の上海万博前後と読むが、同紙はことし十月、国慶節前後と踏んでいる。
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(お知らせ)本日(8月14日)午後一時から「ラジオ日本」の番組「ミッキー安川のずばり勝負」に宮崎が生出演します。午後二時40分頃まで。民主党優位な総選挙前夜の情勢からロシア極東情勢、中国の権力闘争など。

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(読者の声1)最近、インターネットで米国の一般大衆の動きを観察していて気づいたのですが、constitutionistと呼ばれる人たちの活動が活発になっているようです。
彼らは超保守的な人たちで、建国当時の理想の共和主義や孤立主義に戻したいようですね。グローバリズムが大嫌いのようです。
憲法に違反する制度がたくさんあるので(たとえば連邦準備銀行)、それらをすべて廃止することを主張しています。代表的な政治家はテキサス出身のロン・ポール氏ですね。
彼の人気はすごいです。次の大統領選挙にまた立候補するようですね。
大統領になれる可能性はほとんどないのでしょうが、私はむしろ彼らに好感を持っています。古き良きアメリカ人を見ているようです。
ウォールストリートで働いているアメリカ人とはまったく価値観の違う人たちですが、彼らの方が人間としては信用できそうです。
(陽山)


(宮崎正弘のコメント)ロン・ポールは連邦準備制度が勝手にドル紙幣を印刷しているのなら州も独自に金貨を発行して通貨とせよ、と訴えており、全米の五つの州に飛び火しています。詳しくは九月下旬刊の拙著『中国分裂 七つの理由』(仮題、阪急コミュニケーションズ)で述べます。



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(読者の声2)NHKスペシャルで「日本海軍400時間の証言」というタイトルの放送をしていましたが、またかとあきれてしまいました。
 おそらくNHKとしては元海軍トップの生の声となれば、「これ以上の証拠はない、ほれ見たことか!反論してみろ!」というくらい勝ち誇った気持ちなのでしょう。
 しかし私のような30代の若輩者でも、宮崎先生や優秀な読者の方々の意見から勉強するうちに、NHKの短絡的な思考パターンに厭きれかえり、ひいては日本の将来が心配になってくるのでした。(憂国とはぴったりな言葉ですね!)
 つまりNHKは、「二度と戦争を起こしてはならない」=「日本軍が諸悪の根源であったと証明し、日本人が一方的に悪かったと反省し続けること(洗脳すること)」という図式を手を変え品を変え、繰り返し主張しているだけでそれ以上の広がりがないのです。
もう飽き飽きしてしまいます。
 つい最近、病院で90代のおじいさんから戦争の話を聞く機会があり、「フィリピンにおったけどなあ、わしのおったところは戦闘がなくて平和だったよ。現地ではフィリピーナにもててなあ、戦争が終わって帰国するときも帰らないでーって抱きついてきたらから困ったよお(笑)」と嬉しそうに話されるのです。
恐らくこのおじいさんだけでなく、戦時に良い思い出のある戦争体験者もいらっしゃると思うのです。
これをNHKで流したら不謹慎ですかねえ? でも事実なんですから。
 NHKは悲惨で自虐的なところだけを取り上げるのではなく、いろいろな事情、いろいろな場面があったのだということを多面的に取り上げてくれないのでしょうか?
左翼的発想というのはかくも幼稚でワンパターンなものなのですね。 
   (TM生)


(宮崎正弘のコメント)NHK、先月8400名の集団訴訟が行われました。
 NHKのあり方、民営化? 本格的議論はこれからです。



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(読者の声3)貴誌編集後記に「ナホトカは小樽、舞鶴などの姉妹都市ですが、収容されていた日本人が建てた堅牢な建物はまだ残っていました。ところが日本人墓地は台座が荒らされ、周囲は草ぼうぼう、見る影もナシの惨状でした」
とありました。
スターリンは悲劇の場所にはスポーツセンターを建設するなどして、国民の記憶を消しました。人間はものがないと忘れるのです。
同じ手口で今のロシア人がソ連時代の民族犯罪の隠ぺいをやっているわけです。
したがって日本人はソ連によって日本民族の受けた屈辱と被害を子々孫々に伝え、警戒を怠ってはなりません。
民族の歴史を堅持継承することが大国民の資格です。       
   (東海子)


(宮崎正弘のコメント)ロシア極東沿海部をみての感想ですが、ロシアは日本排斥よりも、チャイナ排斥です。
 ナホトカのチャイナタウンはがら空き、一キロに及ぶ華僑の商店街は廃墟のごとくに人がいない。中国系ホテル二棟は倒産寸前。これも中国のカネにあかせた露骨な進出、その恥知らずな行為への心理的反発と、くわえて中国がロシアへの港(ポシェット、ザルビノ港)への鉄道輸送ルートより、北朝鮮の先峰、羅津への直通ルートを開いたことへの反発もあると思われます。
 それにしても、日本資本の進出はまったくと言っていいほどに目立たず、韓国の進出とは対照的でした。



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(読者の声4)8月9日〜11日 NHKスペシャル 「日本海軍 400時間の証言」を注視するようにという連絡が入りました。ジャパン・デビューの再現になる可能性があると言う危機感からです。しかし、9日で見る限り、NHKは随分慎重でした。
 気になる点として、伏見宮が海軍軍令部長に長年在席したことと開戦の関係をNHKは指摘しましたが、開戦時の軍令部に高松宮が在席しておられたことには全然触れませんでした。
そのかわり、高松宮が写っている軍令部幹部の写真を何回も流し、高松宮の顔は皆様ご存知でしょうとでも言いたいようなそぶりでした。
皇室が開戦に深くかかわっていたと明言して放映し、再び、ジャパン・デビューのときのような抗議を受けてはたまらないという気持ちが見え取れました。
「昭和天皇は軍令部が海軍行政に関与することには、反対だった」とおまけ付きで明言したことは、ジャパン・デビューの抗議行動がNHKはよほどこたえたのでしょう。

私は、この番組で、海軍軍令部が大東亜戦争中も、陣容が平時体制であったということを知り、日本の官僚組織が事態の変化に対応できない硬直したものであることを、あらためて痛感しました。私にも同じ体験があるからです。
私は、昭和52年から53年にかけての日米経済交渉の時、それを主管する外務省アメリカ局北米2課に在席していました。日米経済交渉が危機的なときで、元駐米大使の牛場信彦が対外経済担当大臣に任命され、アメリカ局北米2課は牛場信彦大臣の指揮下に入りました。牛場信彦大臣には、秘書官が一人付いただけで、スタッフがいませんので、北米2課がその役を担うことになったわけです。
しかし、北米2課の陣容は平時のままです。
連日、徹夜でした。午後9時を過ぎると冷房も切れ下着で仕事をしました。シャワーも仮眠室もないので、タオルで体を拭いて、机の上に新聞を敷いて仮眠しました。時々、松尾克俊(裏金つくりで逮捕され有名になった人物)から、タクシー券をもらって一時帰宅したり、ニューオータニに泊まったりしたこともありましたが。その一方で、平時で帰宅する局課もあるのです。
日本の官僚機構は外から見ると鉄壁に見えますが、その実、柔軟性のない、極めて非効率な組織です。基本戦略を考える部門は時間に余裕がなければなりません。
ミッドウェイーの敗北も、軍令部が日常業務に忙殺され、体力も消耗し、基本戦略を考える余裕がなっかったことが原因と、NHKの特集は述べていました。私もそれが真実だろうと思います。

反対に、アメリカ人は、事態の変化に対応した組織を作ることに優れています。それを痛感したのは、ロス・オリンピックのときでした。ロス・オリンピックは、公の援助を一切受けませんでした。
ロスの不動産屋のピーター・ユベロスという男が組織委員長に就任しました。広告収入と放映権で採算を考えましたから、前年までは、ロス・オリンピック組織委員会の事務局はめちゃくちゃでした。
EUの外交官も、前年までは、軒並み、ロス・オリンピックは開会に到れないだろうと言っていました。しかし、それが見事な成功となりました。
アメリカは移民の国ですから、にわか作りの組織を動かすことに慣れているのでしょう。 

最近も、NHKの特集で、日米開戦で全米から8,000名の物理学やエンジニアリングの研究者がMITに集結したと述べていました。日米開戦まで、アメリカは大不況の余波が残っていましたから、8,000名の研究者は、職を求めてMITに来たのでしょう。それらの研究者を全員、新兵器の開発に従事させたと言うことを聞いて、アメリカ人の組織作りの才能に驚いたものです。
私は、日本の終身雇用制に反対です。
終身雇用制では、事態の変化に柔軟に対応できる組織つくりの能力が育たないからです。 
私の終身雇用制批判は、これまでのところ、ほとんど賛成を得ていません。
日本一国が大国の庇護でこじんまりと生きてゆくのであれば、それでよいのでしょう。 
 この小さな幸せを大切にして行きたいのであれば、日本は世界の大国に伍して生きてゆこうと考えないことです。
  (上橋泉、柏市)


(宮崎正弘のコメント)あのユベロスはTIMEの表紙を飾り、一時は大統領候補にも擬せられましたね。
 そこで今度は同じ方式で上海万博、ワーナーブラザーズの幹部ふたりが上海万博アメリカ館を引き受け、広告が集まらず途中で逃げました。その後、中国からの強い働きかけでアメリカ館、なんとか起工式だけは済ませましたが、工事は未定。上海万博の目玉がどうなるか、現時点(8月14日)でも不明です。
 愈正声上海市書記では指導力が覚束なく、どうやら中央から王岐山副首相がリリーフ役として派遣されるようです(香港誌『開放』八月号)。
 王岐山は太子党とはいえ、政治家としても有能、金融政策の責任者ですが、「消防隊長」の渾名もあるほど、危機管理に精通しています。



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(読者の声5)「平成の大演説会」のご案内です。
軽佻浮薄な〈政権交代〉論を駁す−明治維新という原点

演 題:高貴なる「明治」を語る
と き:8月21日(金)午後7時開会(6時半開場)
ところ:文京シビックセンター小ホール
    (文京区役所内、定員370名、予約不要)
協力費:1000円
弁 士:片山利子(『職ニ斃レシト雖モ』著者)
    岡田幹彦(日本政策研究センター主任研究員)
《会場への交通機関》営団地下鉄丸の内線「後楽園」駅徒歩0分。営団地下鉄南北線「後楽園」駅徒歩0分。都営地下鉄三田線、大江戸線「春日」駅徒歩1分。JR「水道橋」駅徒歩8分。
主 催:「平成の大演説会」実行委員会
    電話03-3815-0721 fax03-3815-0786 担当:藤本隆之

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(編集部から)小誌、次号発行予定は8月21日です。
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(読者の声6)夏休みで貴誌は休刊しておられましたが、休刊中もメルマガのアクセス・ランキングでは貴誌が第一位をキープしており、スコアはなんと百点です!
 中味も充実しておりますが、マスコミが伝えない地域情報を、しかも一刻も早く分析してくれる、これは一種インテリジェンスの醍醐味ではないか、と思います。
 今後もあまり休刊がないことを祈ります。
   (IY生、福島)


(宮崎正弘のコメント)とはいえ、小生にとって八月は書き下ろし作業の絶好のタイミングでもあり、皆さんの夏休みに便乗させていただき、もう少し休刊が続きます。あしからず。



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(読者の声7)いよいよ選挙ですが、『阿Q議員』の、できもしない「選挙公約」に酔って国体を見失っているイワン国民が増えて来たのは、国家崩壊の序章でしょうか。
 某自民党秘書に、国会議員が態々「生活が大事」と声高に訴えなくても、国会議員は国家の安全と国民の生活を守るのが基本中の基本だ。今にして「生活が大事」、等と獅子吼するのは自民党が本分を忘れてしまっている何よりの証拠だ。だから国民に飽きられ、湧き上がる政権交代の声に怯えなくてはならなくなるのだ、国民の安全安心を保障するのは殖産と、富国強兵以外にはないと諭しました。
すると、「言ってらっしゃる事はよく解りますが、富国強兵には賛同しかねます、富国強兵は他国を刺激するからそんな事は絶対駄目です」と。
 その程度の理解しかない者が保守の政治家の周りにいる。
 或る情報通氏と懇談したところ「3K(公明党、共産党、幸福の科学)の影響で自民党は大敗するだろう」と推測されていました。又「武力を有しない日本国など米中の蚊帳の外」とも。
 国民の怠慢が明日の台湾、チベット、ウイグルに繋がるのだぞ、と口酸っぱく訴えても、戦後63年間アメリカの保護の元に育った連中には『糠に釘』で何の効き目もない様です。
 国民がノー天気な国には、天が鉄槌を振り下ろしている様ですね。
   (北九州素浪人)



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(読者の声8)今まさに、【一度やらせてみたら】と、小生に取ってはあまりにも軽率にも一国のリーダーを選ぼうとして居るように思えます。
 今の日本に、総理大臣を試しに取り替えてみるかという余裕なぞあろう筈はないと思うのです。
 国民の多くの意見という【一度やらせてみたら】が、何処の国でも目を剥く外人選挙権が実現し、我が祖国が外人のものになり(鳩山発言)、中国に心(靖国)を売り(同族企業イオンのためとしか理由不明の岡田発言)、天皇制は廃止か形骸化(菅直人発言)し、世界に冠たる教育国家は、日教組により、骨なし人間であふれるという悪夢は、正夢になるのではと思うだに悪寒が全身に走るのです。
 こころより杞憂で終わってほしいと願うばかりです。
 それにしても、これら民主党の幹部の発言の殆どを、ごく普通の国民が日常目や耳にする新聞やテレビなどメデイアがなぜ報道しないのか?。
 最近、愕然とする出来事に遭遇するのでした。NHKの偏向番組に対する抗議、訴訟に注意深く見守って居るとき、どのテレビも新聞も全く無視し続けることにある種の不気味さを覚えるのでした。
 中部地区最大のシェアー(50%以上)を誇る中日新聞に確認を取りました。
 その結果、NHKと同じく視聴者や読者無視の体質を確認するのみでした。
 世界に誇るべき民主的国家の先進国と信じてきた者にとって、驚愕すべき情報管制国家であるという事実でした。さらにだめ押しの情報でした。それはNHKの内部告発の報でした。それは、NHKの幹部が中国のハニー・トラップにかかり中国の要請に反論できない状態になっているというのです。これは、元総理大臣橋本龍太郎を思い出させるものです。ここまで中国の手が廻っているのかという驚愕の情報でした。
 ここで是非ともお聞きしたのですが、このような日本にとって危機的な現状に、命をも投げ出す覚悟の出来た明治の志士とまではいかなくとも全くその気配すらないのは小生の杞憂なのでしょうか?
 また、一般の国民に語りかける手段について名案はないものでしょうか?いまからでも間に合わせることのできるものを。
  (MY生、各務原市)


(宮崎正弘のコメント)ハニー・トラップは古来からの「伝統」。KGBには特殊美女部隊がありました。共産党は革命以後、おもてむき「そんな色仕掛けはない」と言ってますがお笑いぐさ。そもそも中国の現代の諜報機関の生みの親は康生、その愛人のひとりを毛沢東に送り込んだ。その女は江青と言い、のちに毛の第四夫人となりました。
 日本だって「くの一」がいましたが、国民党もさんざん、この手を使った。愛人、側室をもつのは男の甲斐性といわれた価値観が戦後転倒し、しかもスキャンダルになるご時世。この点でゲリー・ハート以後のアメリカ政治と似ています。JFKはマリリンやらオードリーやら沢山いましたがねぇ(爆笑)。
 問題は日本人の人生観、政治姿勢の劣化。とくに政治家と新聞屋の劣化でしょう。サルコジ、シラク、ミッテルランを見習いましょう。欧州で、この問題で政治家が政治生命を失う国はありません。



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(読者の声9)自民党が希望者に、ギャンブルパンフというパンフを百部単位で送付してくれるそうです。8/18以降も配れるパンフだそうです。
 お盆の期間中に親戚や知人に紹介したい情報です。
PDFのダウンロードはこちら↓
http://www.jimin.jp/jimin/kouyaku/pamphlet/index.html
ギャンブルパンフは↑ここの一番上。最新。
http://www.jimin.jp/jimin/kouyaku/pamphlet/pdf/2009_nominsyu.pdf
タイトルに「ギャンブルパンフ希望」とご記入いただき、
郵便番号、ご住所、お名前、お電話番号、希望枚数をご明記の上、メールで 
 media3@mail.jimin.jp  
へお申し込みください。
メールで申込して2日くらいで、郵メールなどで送付してもらえます。
※参考 【麻生太郎総裁メッセージ】パンフレットを配布して下さっているみなさまへ
http://www.nicovideo.jp/watch/1249816992
(平成21年8月3日、麻生総裁に全国のボランティア有志からの「ギャンブルパンフ」のお申し込み状況を報告しました。 パンフレットを配布して下さっているみなさまへ、麻生総裁からのメッセージをお届けします。 ボランティアでの配布をご希望いただける方は 郵便番号: ご住所: お名前: お電話番号: 希望枚数: をご記入の上、 
media3@mail.jimin.jp へご連絡ください。 党より100部単位で配送させていただきます。 ※なお、このパンフレットは、政党の自由な政治活動であり、選挙期間中でも自由に配布できます。 まもなく50万部を超える勢いです)。
(草莽崛起の一人)
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樋泉克夫のコラム

愛国主義教育基地探訪(21)
――演出し、演技する毛沢東


北京空港への途次、早朝の天安門へ。車は西に向かって広場を進む。
右手の天安門の壁面にはお馴染みの毛沢東の巨大な肖像画。それに正対するかのように広場には孫文の肖像画が置かれている。
いつ、誰の発案でここに毛沢東の肖像画を掛けたのかは不明だが、49年10月1日の建国式典の際には、すでに、そこに掛けられていた。

毛沢東が天安門の楼上から「中華人民共和国中央人民政府は本日、成立した」と建国を告げた瞬間、昨日までの革命の同志は一転して臣下に転落する。
その時の毛の肩書きは中国共産党中央委員会主席、同中央政治局主席、同中央書記処主席、同中央軍事委員会主席。加えるに建国直前の9月に北京で開かれた中国人民政治協商会議で選ばれた中華人民共和国中央人民政府委員会主席。
天安門の後ろに広がる故宮、つまりかつての皇城に住んだ天子(皇帝)を遥かに凌ぐような権力を一手に握ったのだ。あの時、建国宣言する毛沢東の脳裏に歴代皇帝が新王朝の開基を天に告げる光景が過ぎらなかったとは、いわせまい。

天子が住む皇城は有象無象の人民の生きる広大無辺な「俗」の世界に存在する唯一無二の「聖」の世界であり、そこは絶対聖たる天が地上に現れる唯一の場なのだ。
天と地を結ぶ皇城に住むことが許されたのは、天の意思を地上に顕現することができた天子のみ。

天安門は明と清の両王朝の皇城の正門。
であればこそ、そこが皇帝の絶大的権威を人民に思い知らせるために最高の贅を尽くして造られていたとしても、なんの不思議もない。
柱は朱色。欄間を飾る龍の模様も屋根の瑠璃瓦も、すべてが黄金色に輝く。
清朝皇帝の詔書は黄金製の鳳凰の嘴に挟まれて天安門の楼上からしずしずと下ろされ、地上で畏まって侍す文官が捧げ持つ雲の形の盆に収まる。かくて文官の手で印刷・配布され、天下は皇帝の権威にひれ伏し、人民の生業は皇帝の威徳を享けて平穏無事に行われるカラクリだった。

古来、天子は南面し臣下は北面する。
あの時、毛沢東は、かつての皇城の正門楼上に真南を向いて立ったのだ。天子の気分に浸らなかったはずがない。
彼の「革命とはメシを喰う問題」との初志は貫徹された。だが初心は忘れられがち。彼は革命を「客を招くように穏やかで慎ましやかなものではない」と形容したが、共に死線を乗り越えてきた昨日までの同志を臣下と従え、眼下の広場で歓喜する30万人余を目にすれば、彼の心もまたいつまでも「穏やかで慎ましやか」ではいられないのも道理だ。
成功には失敗の芽が隠れている。

1970年、この場所で隣に立たせたエドガー・スノーに向かってフルシチョフ失脚の原因は個人崇拝をしなかったからだと語った後、毛沢東は「少しばかり」と断りながら、「個人崇拝は必要だ」と口にしたとも伝えられる。
おそらく皇城正門の天安門の楼上に真南を向いて立てば、人は地上、つまり天下万民の生殺与奪の権は我が掌中に有りと心地よく傲然と思い込むに違いない。
毛沢東のみならず、!)小平も江沢民もそうだったはずだ。

今年10月1日の国慶節、久々に軍事パレードを行うとか。
莫大な軍事予算を尽くした超近代装備の人民解放軍を麾下に置けば、胡錦濤もまた「穏やかで慎ましやか」ではいられないだろう。権力も、欲望も繁栄も限界に向かって一瀉千里に肥大する。今の中国がそれだ。
ならば彼らの原点たる延安から考え直してみるのも一興と、2年前に始まった愛国教育基地探訪旅行の振り出しに戻り、この国の歩みを再考したいと思い立った・・・
(転進)

(ひいずみかつお氏は愛知県立大学教授。華僑、京劇研究では第一人者)。
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<< 今月の拙論 >>
(1)「台湾は『香港化』するのか」(『ボイス』九月号、発売中)
(2)「ウィグル人と漢族の歴史的対決」(『北国新聞』コラム「北風抄」、8月10日)。
(3)「天皇はいなくてもいいのか」(『表現者』第二十六号、富岡幸一郎、高森明勅、西部邁氏らとの座談会)
(4)「中国・韓国の反日記念館とタイの親日記念館」(『BAN』、8月20日発行)
(5)「頭山の金さんと裁判員制度」(『月刊日本』九月号、8月22日発売)
(6)「ロシア極東はこうなっていた」(『エルネオス』九月号、8月31日発行)
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(編集部から)小誌、次号発行予定は8月21日です。
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