宮崎正弘の国際ニュース・早読み
発行日:7/3
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成21年(2009年) 7月4日(土曜日)
通巻第2651号 (7月3日発行)
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<速報>
イスラエル海軍、潜水艦を紅海へ
イラン混乱は絶妙のタイミング、何かがおこる前触れ?
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『エルサレム・ポスト』(7月2日)はイスラエル海軍のドルフィン級潜水艦が、スエズ運河を通過中と伝えた。
西側軍事観測筋は緊張とともに、このイスラエルの軍事行動を見守っている。
イスラエルの潜水艦がスエズ運河を通過するのは、エジプトとサウジを通過すると同義語であり、極めて難しい、というより面妖。その先は多国籍海軍が警戒するソマリア沖アデン海だ。
おりからイランは政治混乱の極。
なにかの前触れか? ドルフィン級潜水艦は核兵器搭載ミサイルの発射が可能と同エルサレム・ポストが書いている。
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(読者の声1)小生が一昨年の8月某日、航空自衛隊小松基地で約1時間のドッグファイト(実戦を想定した模擬訓練)に体験搭乗させて頂きましたが、体験搭乗終了後、「マッハ2.2、最高重圧7.5G(重力の7.5倍)」かかったという説明を受けました。
その際に、マッハ2.2は時速に直すと、約2,700!)/hとの説明も受けました。
(MS生)
(宮崎正弘のコメント)すごい体験をされましたね。三島由紀夫もF104ファントムに試乗し、体験記を書いたことを思い出しました。昭和43年頃の『文藝』。
小松は民間空港と併用、小生は実家が金沢なので、年に何回か利用する空港ですが、自衛隊のほうへ回ったことがありません。貴重な体験をなさいました。
♪
(読者の声2)貴誌2649号(読者の声2)の接見に対する先生のコメントで、「安陪さんのときに決めた安保会議も福田内閣で一度も開かれず」という箇所には唖然となりました。
「他者(他国)の嫌がる事はしません」という事か? だが、その他者である韓国は不法占拠した竹島を返さない上に日本全土を射程距離に収めたミサイルを既に配置。逆に支那は尖閣諸島やさらには沖縄を狙って潜水艦を日本領海内に忍ばせている。北朝鮮は拉致された人達を返す気も無いし、核開発に余念が無い。つまり、残念ながら他人の嫌がる事を行うのが国際政治だという事。
それにしても国家安全保障会議を開かないとは?
福田元首相は国家解体主義者か?
大体、同会議には常任スタッフさえいたのか? しかし現在の日本の政治家達を見渡して見ると、民主党の鳩山党首は「愛妻(日本列島)は私(日本人)だけの物では無い」というスワッピング愛好者。自民党でも、加藤鉱一などは「赤(金正日)は緑(天皇陛下)と同じ」という色盲。中川秀直は移民を一千万入れろという変態。いつの間に日本には国家解体主義者が巣食うようになったのだろう。
私が思うに、今の日本に必要なのは自民党の左側に位置する政党ではなく自民党を右側から牽制する強力な右派政党。普通の民主国家だと右翼と左翼が拮抗するのが健全な状態ですが、自民党は右翼政党ではなくせいぜい中道。他は皆国家主権を放棄する民主党を始め極左政党。今の日本に緊急に必要なのは、米国の共和党、英国の保守党、イスラエルのカディーマ党かリクード党に匹敵する愛国政党です。
私が以前指摘した「日本が米国の景気対策を兼ねてステルス性のF22でも大量購入する」という事を、今回宮崎先生は「オバマは雇用に絡めていずれ、(F22を)日本に売らざるをえなくなる。虎の子の軍需産業も倒産となればオバマは2012年は大惨敗ですから、失業対策、景気対策として最大の顧客に売らないなんて立場を維持するのは難しい。」と補足して頂きました。
ただしロバート・ゲイツが引き止めているのではないですか?
http://www.melma.com/backnumber_45206_4365390/
不思議なのは「どうせ日本向けF22はグレードが低いヴァージョン」という御指摘の箇所。F15にしても、上記で(貴誌2474号)で先生は「(自衛隊所有機は)迎撃機です。攻撃能力はありません。スクランブル発進して敵機が攻撃してきても反撃できないシロモノ。ゆえに自衛隊機は敵機の背後上空に回り、警告を発するだけです。」と指摘されましたが、韓国やイスラエルは地上攻撃能力を持つ改良型のF15KやF15Iを入手したのに日本は遅れた。これは法的解釈の故か、それとも専守防衛政策がネックなのか、あるいは他に理由があるのか。ちなみにイスラエルはシリアの核施設爆撃にF16ではなくF15Iを使っています。
http://facta.co.jp/article/200804007002.html
http://www.metacafe.com/watch/2989348/israeli_f_15i/
ところで私がしつこく戦闘機に関してイスラエルを引き合いに出るのは、単に北朝鮮・イラン・シリア枢軸対策の事だけではありません。八十年代から国産戦闘機を造るという野心を持った日本は米国との共同制作という妥協を余儀なくされました。
一方、イスラエルの軍事産業も自主開発戦闘機ラビを造る計画を米国に押し潰されたという類似の経緯があるから参考になるのです。
イスラエルは例えば米国からF16戦闘機を受け取ってもそのまま使わない。独自のノウハウで換骨奪胎して「全く別の機」にしてしまう。よって、同じ機を抱えたエジプトやサウジなどよりも優位を保つ事が出来る。
ただ、同盟国の米国軍事産業は面白くないらしく、ラビ計画を潰しても満足しなかった。イスラエルが支那へ戦闘機やレーダー技術の製品や半製品を売却・技術協力したのをきっかけに米国への許可無しで武器輸出をしないよう圧力をかけ、イスラエルは屈服。
さらにF16のステルス後継機のF35の開発にイスラエルは参加させて貰えず、冷飯喰わされた。
その上、イスラエルがF22の替わりに採用決定したF35に一切改良を加える事を米国は禁じた。以前も書きましたが、現在ペンタゴンではイスラエルに親戚のいる者を採用しない。
これらを見れば何も日本だけが特に米国に圧迫従属させられている訳でも、ユダヤ人が米国を完全支配している訳でも無いと解ります。私の主張は同じ自由陣営にある親米国家の安全保障対策の成功と失敗から大いに学ぶところがあるのではないかという事です。
「核シェルター化ですが、国防意識を高めるより、いまの日本では恐怖を煽る」という先生の冷水を浴びせる御意見には、ムムム..。.
(DoraQ)
(宮崎正弘のコメント)米国に限らず、どんな国でも軍事的優位を維持することが優先です。F15,16を米国は輸出仕向地によってバージョンをかえる。つまりグレードを落とす。
たとえば台湾向けF16は、大陸へ侵入できても五分か十分しか作戦行動がとれない。日本のF15は、ようやくミサイルをつけるようになりましたが、北朝鮮往復は航続距離からいって無理。空中給油機が必要です。作戦行動をとるとき、戦闘機は普通の十倍の燃料を使います。
ですからF22も、日本にたとい輸出したとしても性能が随分と劣るものになります。イスラエルのように、手にしてから日本が改良する? 三菱重工の各務原工場にはアメリカから「監視員」が常駐しています。そういう契約です。
自主生産に踏み切るにはコストの関係から武器輸出も同時にOKにならないと出来ない計算になります。
北朝鮮の核施設を、イスラエルがイラクのオシラク原子炉やシリアのそれを空爆したように、日本もやるべきでしょう? ところが安保会議も開かない日本は米軍に期待しているだけ。米軍がなんで日本のために先制攻撃をするでしょうか? 日本がやるのなら支援をするというのが安保条約の基本ですからね。
小生は来年、日米安保条約50周年を機に、条約の改定運動を提唱し、多くの保守陣営の協力を得て、連続的シンポジウムや出版を考えているところです。そのあとの決断は政治です。
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<<<<<<<<<<<< ひいずみかつお のコラム >>>>>>>>>>>
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樋泉克夫のコラム
――だから、あなたの目は何処についていたんですか
『ソ連・中国の旅』(桑原武夫 岩波書店 1955年/08年復刻版)
△
「ソ連科学アカデミと中国社会科学院の招待によって、日本学術会議は茅会長以下十五名の視察団を両国におくることとなった」。
保守合同がなって自民党が成立し、自民党対社会党の55年体制が発足した1955年、彼らは両国に出発する。
一行の中に京都大学教授でフランス文学者、さらにいうなら中国における食人(カニバリズム)の歴史を克明に論じた東洋史学者の桑原隲蔵を父親に持つ桑原武夫がいた。「平和に生きるソ連と中国の民衆のすがたの何ほどかはおつたえできようかと思い」、彼は旅行中に自らが写した写真に文章を付けて、これを出版している。
中ソ論争も中ソ対立もまだまだ先のことであり、毛沢東の啖呵ではないが「東風が西風を圧し」、社会主義の優位性が喧伝され、日本では「進歩的文化人」が大手を振り肩で風を切って歩いていた時代だった。
その点を差し引いたとしても、この本は出鱈目が過ぎる。
ソ連から中国に入った桑原は、先ず感慨深げに「政府も人民も一体になって社会主義建設にせい一ぱい精進しており、その若々しい熱意には頭がさがる」と呟いてみせる。
この程度はゴ愛嬌として許しておこう。
だが、これからが断固として許せない。
北京街頭に立って、「じじつ街に紙くず一つ落ちていず、ハエは滞在中一ぴきも見なかった」。
次いで「新中国で私たちを一ばん打ったものは、その道徳性だ。社会主義的道徳国家といえよう」。「私はホテルの部屋にカギをかけたことがない。泥棒とパンパンはいない」と、歯の浮くような噴飯モノのオベンチャラが続く。
やがて四川省成都への旅で、それは頂点に達する。
「一九五二年に開通した成渝鉄道によって成都まで十四時間。四十いくつかのトンネルがあり難工事だったらしいが、わたしたちは軟席寝車でらくらくいった。極上の無煙炭をたいており、窓をあけっぱなしてねたが、シーツは汚れていなかった」と、「極上の無煙炭」までヨイショと持ち上げた後、「まず人民公園にゆく。金魚の水槽がたくさんならび、見事な盆栽が陳列され、さまざまな小鳥がかってあり、のどかな感じ。
もっともオオムは『毛主席万才』と四川方言でさけびつづけている」と。なんと成都ではオオムまで四川方言で「毛主席万才」を・・・ならば当時、中国各地のオオムは、その地方の方言で「毛主席万才」を叫んでいたのか。中国人なら「你別糊塗(アナタは正気デスカ)」と笑い転げるはず。
成都、重慶と回った桑原は次いで武漢で農業生産合作社を訪ねる。
重慶から武漢までは長江下りの長閑な船旅だったろう。「土地は個人所有だが、共同耕作し、所有者は普通収穫量の三分の一をとり、三分の二を労働量によって配分する。三分の一を四分の一にしてゆき、漸進的にコルホーズ化する方向のようだ」と聞きだした桑原は、「わが田をもち、肉を食えるようになった農民は幸福そうだ」と感涙に咽ぶ・・・
ジョウダンは止めてください。
広州経由で香港に出る。
「女性の服装はあでやかに、口紅は色濃く、世界のゼイタク物資はすべてここにある。ふところに金のあるかぎり、そこはふと自由の国のごとく見える。しかし、それは消費者の自由であって、生産者の自由ではなかった。植民地文化、それがいかに美しく見えようとも、私たちには無用である」と。
フーン、そういうものデスか。
08年6月、この“トンデモ本”を岩波書店は「50年代をみつめる」シリーズの1冊として復刻しているが、世間をたぶらかせた反省の意味を込めて・・・いるのかなぁ。
《QED》
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(佐賀県ならびに周辺の愛読者の皆さんへおしらせ)
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恒例「佐賀土曜セミナー」次回は8月8日、菅沼光弘先生をお迎えします。
最近は長崎、熊本、福岡など近県からの参加者も増えております。どうぞお誘いあわせの上、ご臨席下さい。予約の必要はありません。
記
とき 8月8日(土曜日) 午後二時
ところ 佐賀市天神「アバンセホール」
http://www.pref.saga.lg.jp/manabinetsaga/avance/riyo/riyo8-1.html
講師 菅沼光弘(アジア社会経済開発協会会長)
http://chizai-tank.com/interview/interview3.htm
演題 「守るべき日本の国益」
会費 無料
問い合わせ 0952−23−5020 (松永)
以上
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●宮崎正弘●MIYAZAKI MASAHIRO●みやざき まさひろ●宮崎正弘●
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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1.F104スターファイター、F4ファントムです。
2.空中給油機、KC767は2008年から実戦配備されつつあります。B767の転用ですが、極めて高価、4機だけにして後は開発中のC-1輸送機後継機の給油バージョンにするか検討中ではないですか?
3.米国が輸出する戦闘機について、機体の性能を落とすのではなく、戦闘データの入ったソフト、いわゆるブラックボックスを厳重に監視し触らせない、それ自体のパフォーマンスを落としているのではないですか?
4.給油装置を外してF4を輸入したのは日本の決定、ミサイルを積むか否かも日本が決めることでしょう。
5.戦闘機開発を圧殺したのはそのとおりでしょう。2009/7/5
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国土防衛自体が本土決戦を云われているようで好きでは有りませんが、アメリカに全面委託の国土防衛を日本人は自分で考える事も思い出して欲しいものです。
日本の電子技術・ロボット技術・エンジン製造技術小さいものでも宇宙衛星を使い運用を考えるシステムを構築するだけで大きな力に成るのに、何時までも「省」「省」に拘る縦割り行政「防御」だけでも国家合意を一致させ取り組んで欲しいものです。
中国の軍事力を封じる技術は空母・戦闘機だけではない事を頭の良い官僚が理解しないのは議論しない政治家の怠慢が一番大きい。出るのは愚痴ば狩り成り!!!2009/7/4
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佐藤!!!!!祝祝祝祝祝◎◎◎◎◎有罪有罪有罪有罪有罪判決判決判決判決判決確定確定確定確定確定☆☆☆☆☆慶賀の至り♪♪♪♪♪ざまあみろ売国奴完了▼▼▼▼▼端役端役端役端役端役歯根歯根歯根歯根歯根↓↓↓↓↓赤魔猿
2009/7/4
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発行者プロフィール
宮崎正弘
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/
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