国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2009/06/11


 ☆宮崎正弘新刊『人民元がドルを駆逐する』(KKベストセラーズ)間もなく発売!
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 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
     平成21年(2009年) 6月12日(金曜日)
         通巻第2627号 (6月11日発行)
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 中国の尻馬にのってSDR債権なら購入するとロシアも騒ぎ出した
  中国の本当の狙いは奈辺にあるのか、ドル基軸をいきなり毀損するのか?
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 動きが急である。
 中国がIMFの「SDR債」なら米国債のかわりに買うと言い出したのは、じつはロンドン・サミット(G20)直前の王岐山・副首相論文からである。英紙『ザ・タイムズ』(3月27日付け)に寄稿して、高らかにドル基軸体制への不信を提唱したのだ。
 抽象的な揺さぶりと関係者は軽視した。

 ところが、中国はIMFの米国主導にくさびを撃ち込む仕掛けを、このときから熟慮していた気配濃厚である。
G20(ロンドン・サミット)直前に周小川・中国人民銀行総裁が提唱したのは「米ドル基軸のIMFは不公平であり、たとえばSDRを実際の通貨にせよ」という内容で、G20ではロビィで盛んに討議されたが本会議では無視された。

 議論は水面下で続いていた。
 欧米が油断していた隙を突いて中国はアンゴラに20億ドルのクレジットを供与し、コンゴには90億ドル、これらはIMFをガタガタに揺らした。なぜならIMFの開発途上国支援はいつのまにか、前の買付金の延長でしかなく、利払いを終えると『真水』はほとんどない。
 IMFを通じての中国の活躍の余地はなかった。

 IMF原資の17%が米国であり、しかし重要な決定は85%の賛成が必要。つまりIMFは永久に米国主導が固定されている。
中国が目をつけたのは、このポイントだった。

 SDRの現況を見ると『通貨バスケット』の中味は米ドル44%、ユーロ34%、ポンド11%、日本円11%となっている。

 中国は単純に米ドルだけのリスクを背負うより、このバスケットに目をつけた。
 米ドルが急激に減価しても、通貨バスケットでバランスをとるSDRならば、よりリスクを軽減でいる。

 さらに中国はIMF改革でNAB(New Arrangement to borrow)の提言をした。つまり、米国主導によらず新しい貸し付け制度をつくれ、と主張しているに等しく、ゼーリック世銀総裁もガイトナー財務長官も真っ青になるのは当然だろう。

 ゼーリックは米中関係を『ステークホルダー』と言い出した親中派の先魁であり、ガイトナーは中国に留学したほどの中国通。
 そしてガイトナー財務長官は日本の頭越しに北京へ飛んでいった。北京大学で講演し「米国祭投資は大丈夫。米ドルは安定する」と言うと会場から失笑された。
 (大変な時代の変化に、しかしながら日本はノンビリしているなぁ!)。

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 (今夕の桜チャンネルで、宮崎がこの問題を30分解説します。見逃しても大丈夫、明日からSo-net で画像配信になります)。
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 今晩の桜チャンネル(2000−2200)
キャスター:水島総・高清水有子

◆NHKへの質問書に対する回答書
ゲスト:松浦芳子(東京都杉並区議会議員)

◆人民元がドルを駆逐する日は来るのか?
ゲスト:宮崎正弘(作家・評論家)

◆安倍晋三元首相に聞く「これからの日本とマスメディア問題」
ゲスト:安倍晋三(衆議院議員・元内閣総理大臣)
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宮崎正弘の新刊予告 6月15日発売!
『人民元がドルを駆逐する』<ゴールドラッシュを仕掛ける中国の野望>
  (KKベストセラーズ、1680円)

 <世界通貨は大波乱!>
 ●SDR債権なら500億ドル買う、と中国が豪語
 ●ガイトナー米財務長官は北京へ飛んで「米国債は安全」と講演、失笑を買った
 ●ロシアは中国のハード・カレンシー化を支持
 ●マレーシアも貿易決済を人民元でと首相が表明
 ●ブラジルは中国と通貨決済に貳国間の取り決め

   『人民元がドルを駆逐する』(KKベストセラーズ、1680円)予約 ↓
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樋泉克夫のコラム

    愛国教育基地探訪(10)
      ――やはり中国には「徳」と「賽」の両先生はいませんでした


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 今年は1919年の五四運動から90年の節目の年だ。
ならば各地で90周年を祝うイベントにでもお目にかかれるはずと大いなる期待を抱いていたが、完全な肩すかし。
天津でも唐山でも秦皇島でも遵化でも、それらしい雰囲気は微塵も感じられない。やっと見つけたのが旅行5日目のこと。承徳を間近にした高速道路料金所だった。

横が5m、縦が40cmほどの赤い横断幕が風に捩れている。
よく見ると黄色の文字で「記念”五四運動”九十周年」。その後は承徳市内や郊外の清朝関連観光施設を見て回り、翌日は南下して北京に向かったが、五四運動の「ゴ」の字も見つけることはできない。

見落とした可能性も大いにあるだろうが、今年が90周年だというのに、五四運動が冷ややかに扱われている雰囲気だけは、それとなく伝わってくる。
 1840年のアヘン戦争に敗れ衰亡への道を歩みだした清朝において、官僚や学者たちは「富強」の道を模索し悪戦苦闘するが、悉くが失敗に終わった。
孫文ら革命派は満州族の清朝を叩き潰し漢民族の国家に作り直しさえすれば、国力の”V字回復”は可能と主張した。
かくて1911年の辛亥革命となり、翌12年元旦にはアジア初の立憲共和制の中華民国が目出度くも正式発足と相成った次第。

だが漢民族による中国が誕生したが難問山積。内紛は一向に止む気配なく、列強の蚕食は限りなく、亡国への速度は増すばかり。
そこで、数千年にわたって中国として続いてきたカラクリにこそ亡国への因子が仕組まれている。

中国を支えてきた儒教というものが諸悪の根源であり亡国の元凶ではなかろうか、という考えが芽生える。
いわば中国という存在に対する根元的な疑念こそ、五四運動を巻き起こした根本要因だった。
それまでの儒教秩序によって支えられてきたような中国をキレイサッパリと清算しないかぎり、救国の大事業など夢のまた夢。だから五四運動のスローガンは「孔家店を打倒せよ」「中国には『徳』先生も『賽』先生もいない」。

 だが孔家店、つまり儒教秩序が破壊されてしまったなら、それに凭れかかることで権威を保ってきた旧勢力は既得権益を剥奪されかねない。
かくて軍閥政権は五四運動を潰しに掛かった。
なんとか生き延びた五四運動の命脈は民族起死回生の道を共産主義に求めた。
だから五四運動は中国共産党の生みの親でもあったわけだ。もちろん、その背後に中国の共産主義化を目論むコミンテルンの謀略が渦を巻いてはいたが・・・。

その時から70年が過ぎた1989年6月の天安門広場からも、「中国には『徳』先生も『賽』先生もいない」との慨嘆が聞かれた。
儒教による一元的統治こそが中国を雁字搦めに縛り付け、遂にはアヘン戦争以来の民族滅亡の危機を生み出してしまったという五四運動の考えを突き詰めるなら、共産党による一元統治、一党独裁もやはり民族・社会にとって危険であり諸悪の根源とならざるをえず。かく考えればこその「異議」申し立てだっただろう。

さて「徳」先生だが、フルネームは漢字表記で徳莫拉西(デモクラシー)。「賽」先生は賽因斯(サイエンス)である。
いいかえるなら1919年から89年まで70年を経たにもかかわらず、民主と科学を否定し民衆を押さえつける点では、五四運動を潰した軍閥政権も天安門広場を鮮血に染めあげた共産党政権も同じ穴のムジナ、ということになってしまう。
どうりで共産党政権が五四運動を華々しく顕彰するはずがないワケだ。
(この項、続く)
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(読者の声1) パラジウム硬貨の発行を提案したと貴誌第2623号で取り上げられていたロシアですが、本日(6月11日)は、「アメリカ国債を売却してIMF債を購入する」というロシア中央銀行副総裁の発言がブルームバーグの記事になっております。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=ap2Aq3GZySvE

金融危機を乗り切るために過剰に発行されたUSドルが世界の基軸通貨であり続けることに対しての反発と新たな国際通貨制度の制定に向けての挑発的発言とも受け取れますが、国家的な資産運用の責任者として当然の発言という見方もできます。
 そのような反米国勢力の動向にもかかわらず、値を下げながらも米国債10年物は予定通り190億ドル分が完売されたようです。
しかし金融危機のあとに待っているとされるドル危機が始まったと主張するアナリストの声も聞こえてくるようになりました。
このままドルの輪転印刷機が回り続けるとインフレやドル安、金利上昇という結果を招くそうです。
   (MI5)


(宮崎正弘のコメント)すでに長期金利は顕著にあがっています。同時並行して、金鉱株が、この一週間で30%以上あがっています。
 いよいよ拙著の予測通りの展開です。下記拙著は15日に店頭に並びます。
 宮崎正弘著『人民元がドルを駆逐する』(KKベストセラーズ、1680円)。



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(読者の声2)下記の日程で南モンゴル独立運動の講演会を行います。
 南モンゴル独立運動家ダイチンさんの講演会のご案内です。(主催:安東幹日本正義思想研究会)
     記
演 題: 南モンゴルの現状について
講 師: モンゴル自由連盟党 幹事長 オルホノド・ダイチン
日 時: 6月27日(土曜日)午後18時30分〜20時30分
    (9時半まで同会場にて無料懇親会)
場 所: 杉並産業商工会館 第一、第二集会室
http://mappage.jp/popup/popmap.php?X=2.4371517600003&Y=0.62305662000024&L=12&KanriNo=13115S040020&init=yes

    アクセス JR阿佐ヶ谷駅南口徒歩10分(中杉通りを南に下り「フレッシュネス・ハンバーガー」の次の信号を右折)。東京メトロ丸の内線は「南阿佐ヶ谷」駅より中杉通りを北に上がり「フレッシュネス・ハンバーガー」の手前の信号を左折)
費 用: 1,000円(資料代として)
     (MU生、足立区)



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(読者の声3)6月28日(日) 名古屋第3弾NHK抗議行動 雨天決行!
 去る6日にも愛知李登輝友の会による、NHK受信料契約を自由契約とする放送法改正街頭署名を行ないましたところ、ご署名をいただきました方々から、デモの要望が何件かあり、国民運動として浸透の手応えを感じた次第です。
 そこで私達は、日本文化に影響を持つNHKの正常化に向け抗議行動第3弾を決行いたします。皆様も予定表に記していただき、お友達もお誘いいただき、奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。
               NHK反日偏向報道に抗議する実行委員会事務局
■日 時:6月28日(日)
     12:00〜13:00 街頭宣伝、署名活動
     13:30〜14:00 参加者集合、出発式
     14:00〜15:00 抗議デモ出発、解散
■場 所:名古屋市中区矢場町交差点 若宮広場
     デモ行進 若宮広場→大津通→錦通→NHK名古屋放送センター
■主 催:NHK反日偏向報道に抗議する実行委員会
     実行委員長・統括責任者:服部守孝・愛知李登輝友の会事務局長
     本行事及び当日現場責任者:渡辺裕一(090-3300-9686)
■連絡先:日本李登輝友の会愛知県支部(重冨亮支部長)
     TEL&FAX:052-763-4588
     ホームページ:http://www.ritouki-aichi.com/



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(読者の声4)歌舞伎町や池袋北口にいつの間にか出来ている中国街…聞いてはいましたが、東京も、しばらく里帰りをしないうちに、どうなっているんでしょう。
2年前に銀座を訪れた折も、空気が全く変わっているのに驚きました。
なぜか、地に着いた文化が消えつつある感じ、不安定で安っぽくなった感じを受けました。そういえば、歌舞伎座の取り壊しも、本当に日本人ならば、なぜここまで恥ずかしいことが出来るのか、理解できません。
これらの勝手に出来ちゃった(?)「新」チャイナ・タウンは、昔からいる人たちとは違い、やはりここと同じく、マフィアの甘言に乗せられて連れて来られ、タコ部屋同然の環境で働かされている連中を労働力とした、つまりは蛇頭組などの「組織」が作り上げた街、ですよね?
いつだったか、歌舞伎町、池袋とも、昔から住む中国人たちが「マフィアに乗っ取られては、我々が日本人社会と協調して安全に作り上げてきたものが、みんな破壊されてしまう。恐ろしい」と、新興中国人の流入に強く反対していると聞いたことがありますが、正にそうなってしまっているのでしょうか。
大阪には、日本人が足を踏み入れられないほど恐ろしく封鎖的な朝鮮コミュニティがあると聞きましたが・・・そうだとしたら、これは移民政策にあまりに寛容、というより、あまりに無知な、政府の無政策によるものではないでしょうか。
或いは、政治家達に、しっかり計算された「日本崩壊シナリオ」という下心でもあるのでしょうか。
それとも抗えない圧力が?(本日配信いただいた歌舞伎町のお話、歌舞伎町勤務だった警察OBから、私も同じようなことを聞いたことがあります。でも、中国国内で家族が人質とは知りませんでした。恐ろしいですね。)
 
イギリス、フランス、オランダの例から推すに、これらの中国人は、殆ど皆、偽造パスポート、偽装結婚で入国と思われます。
彼らは組に借金が返せなくなると、或いは、早く返したいあまり、犯罪を犯すケースが多い。13〜4年ほど前に、フランスが「東洋系人種の滞在規制強化」に乗り出しましたが、この時に言われたことは「我々は、中国人・韓国人の大量流入と、それに伴う犯罪増加を食い止めねばならないのであって、日本人留学生を閉め出したくはないが、日本人だけ例外とは言えないのです」と。
今思うと、時期的に符合するので、遅まきながらも日本からのセクトの流入も止めたかった?オランダでは日本人は例外で、東洋人の中では日本人だけは、こちらへ来てから滞在許可申請が出せます。
あとの人たちは、自国で申請を出し、許可が下りなければ長期滞在は出来ない。
それは日本が先進国と認められているからであり、犯罪に係る率が低いからと思われます。名実ともに、真の先進国になってほしいですが。
 
EUが既に10年ほど前に「犬猫肉を食すこと、皮、毛皮の輸出入、流通の禁止」を短期間で可決したのも、こうした移民によるヨーロッパ文明破壊を阻止するためでした。が、日本では野放しのまま。増える傾向にさえあります。そこまで自国を荒らされて、なぜ黙っていられるのか。(参照:Google検索で「署名TV」のプロジェクト806をご参照ください。最新情報に、今年4月の犬肉輸入高ゼロとは、「なかった」のではなく「500キロ未満あった」ということです。ちなみにインターネット署名は、オランダでは今年の1月1日より有効となりましたが、日本では、まだ問題が残りそうです。が、やはり私たちの声の結集としては、大切と思われます。)
 
オランダで一番大きい中国人コミューンのひとつは、王室と各国大使館、その両方の機能の集中するデン・ハーグにあります。それも、近年急速に拡大しているのです。
私がここに移住した14年前のデン・ハーグは、まだまだ安全な、美しい伝統的な市でした。それがほんのここ5〜6年で、オランダ人人口を移民が圧迫し始め、「人を見たら泥棒と思え」の街に変貌しつつあります。
お洒落をして中央駅あたりを一人で歩こうものなら、すぐにひったくりに後をつけられます。ですから私はここへ来て以来、本物の宝石はもちろん、ブランド物も持ちません。危なくて持てないのです。自己防衛のために、夫と一緒でない時は、汚い格好をせねばなりません。
  最近、1992年に半村良氏が書かれた「寒河江伝説」という近未来ホラーのような小説を読みましたが、歌舞伎町の多民族無法地帯化、移民に侵されていく東京、食の危機など、まるで今日を予言していたかの如く描かれており、ぞっとしました。この小説の舞台になっているのは2020年なのですが、もし、今のまま、無法な移民受け入れを続けていけば、ここに描かれている恐ろしい世界が実現してしまっても、おかしくないと思いました。移民を受け入れるなら、それなりの非常に重い責任と、しっかりした見通しが必要不可欠です。
 
見通しを誤った一例が、今のオランダです。
例えば、モロッコの貧しい山岳地帯から出稼ぎに来てそのまま住みつき、生活保護の恩恵にあずかるためにだけ、ここにいるような連中は、オランダ人社会に溶け込む意思もなく、自国民のコミューン内で別社会を構成していて、生活保護費を支給してくれるオランダ人を憎んでさえいます。こういう連中に、一人頭年間5000ユーロ(1ユーロは130円前後?)もかけてオランダ語教育を義務付けているのですが、「学ぶ」とは何かを知らない人がほとんどで、耳で覚えためちゃくちゃなおしゃべりだけはしますが、いくら教えても読めない、書けない、聞けない。大半は落ちこぼれとなります。それでもまず、強制送還はなし。かくて夫婦と子供1ダース、加えて「妹」と偽って禁止されている第2、3、4の妻まで呼び寄せ、養育手当と生活保護費、家賃補助、教育費補助、保険補助を受けて、私たち納税者より豊かな生活を営んでいます。
 
更なる問題は、彼らは子供に教育を施さず、家庭でのしつけもせずに野放しなので、行き場のないそういう子供たちが、早くから犯罪に手を染めます。万引きやスリ、電車のタダ乗りから始まり、集団恐喝や強盗殺人へと発展していきます。
革新派のインテリ・モロッコ人がロッテルダム市長に推薦されたのも、彼らをコントロール出来るのが、今やそういう同国人しかいないからで、多くの期待を背負った新市長アブタレブさんは、命がけ(オランダ人からもモロッコ人からも、攻撃の標的にされる可能性あり)の一大改革に乗り出し、夜間の子供の外出規制や、正当な理由なしでは生活保護支給を取りやめるなど、取り締まりがずいぶん強化されました。
この市長さんは、大麻を売る店=コーヒーショップの規制にも乗り出し、本当にすごい。私のオランダ語教室にも見学に見えましたが、凄腕でも優しい人格者でした。(見学に際しては、市長さんから私たちへお伺いがあった。「この日に伺っても、お邪魔ではないでしょうか」と。)
 
こういう階級とは別に、しっかりオランダ人社会に溶け込んで暮らしているモロッコ人は、もともと出身地も違い、教育も受けており、同じモロッコ人の中でもまったく違った社会を形成しています。
こういう移民は問題がなく、オランダ人も彼らを受け入れて共生しています。
   (hana、在オランダ)


(宮崎正弘のコメント)オランダは江戸時代、長崎出島を通して日本が世界へ開いていた窓。江戸の語学はオランダ語、医学もオランダからでしたね。ところが第二次大戦でオランダは日本に敗れ、爾来コンプレックスの固まりのような恨みをまだ抱いている。先帝陛下の訪問時の無礼、まだ従軍慰安婦などとありもしない話を吹聴して日本批判に徹していますが、あれはオランダ人の一部でしょう? オランダのマスコミ論調はともかく、あの人たちへの一般的なオランダ人への反応はどうなのでしょうか?
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石平先生講演会「中国の現状と今後−天安門事件20周年を記念して−」
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民主化を求めるデモ隊と軍や警察との衝突。多数の死傷者を出した天安門事件から20年。天安門事件とは何であったのか、また、20年経った中国の現状と今後について評論家・日中問題研究家の石平先生が解き明かします。
 
石平 http://www.seki-hei.com
拓殖大学日本文化研究所客員教授、評論家、日中問題研究家1962年中国四川省生まれ。1984年 北京大学哲学科を卒業。四川大学哲学部講師1988年 留学のために来日。日本語学校入学。1989年 天安門事件をきっかけに祖国・中国と「精神的に決別」。
1995年 神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関に勤務
 2002年 『なぜ中国人は日本人を憎むのか』で中国における反日感情の高まりについて先見的な警告を発して以来、在日中国人として日中問題・中国問題専門に評論活動に入り、執筆、講演翻訳活動を展開している。2007年 年末日 本に帰化。
 著書は「中国経済がダメになる理由」「論語道場」『私は「毛主席の小戦士」だった―ある中国人哲学者の告白』等17冊(共著を含む)。
 
【日 時】 平成21年6月13日(土) 18時〜19時45分 (開場:17時45分)
【会 場】 文京シビック3F 第1会議室(文京シビックセンター内)
        東京都文京区春日1-16-21  03-3812-7111
        交通:東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩1分
        都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分
 http://www.b-academy.jp/b-civichall/about/about02_04.html
【参加費】 1000円 (事前申込の女性・学生500円)
【懇親会】 20時〜22時。参加費:3800円 (事前申込の女性・学生3500円)
*会場の都合により、懇親会参加者は必ず事前にお申し込みください。
【申込先】 6月12日までにメールまたはFAXにて(当日受付も可)
【主 催】  会場の定員が60名につき、先着順とさせて頂きます
      士気の集い・青年部 千田昌寛
      TEL 090-3450-1951  FAX 03-5682-0018(変更しました)
       E-mail:morale_meeting@yahoo.co.jp
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宮崎正弘の新刊予告 6月15日発売!
『人民元がドルを駆逐する』<ゴールドラッシュを仕掛ける中国の野望>
  (KKベストセラーズ、1680円)

 <世界通貨は大波乱!>
 ●SDR債権なら500億ドル買う、と中国が豪語
 ●ガイトナー米財務長官は北京へ飛んで「米国債は安全」と講演、失笑を買った
 ●ロシアは中国のハード・カレンシー化を支持
 ●マレーシアも貿易決済を人民元でと首相が表明
 ●ブラジルは中国と通貨決済に貳国間の取り決め
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 ☆☆☆☆☆ 宮 ☆☆☆☆☆ 崎 ☆☆☆☆☆ 正 ☆☆☆☆☆ 弘 ☆☆☆☆☆
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(休刊予告)小誌は海外取材ならびに講演旅行のため6月16日―22日が休刊です。
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宮崎正弘のロングセラー 絶賛発売中!
  http://miyazaki.xii.jp:80/saisinkan/index.html

『絶望の大国、中国の真実――日本人は中国人のことを何も分かっていない』
(石平氏との共著、980円。ワック文庫) 
『やはり、ドルは暴落する! 日本と世界はこうなる』(ワック文庫、980円)
『中国がたくらむ台湾・沖縄侵攻と日本支配』(KKベストセラーズ 1680円)
 『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
 『北京五輪後、中国はどうなる』(並木書房、1680円) 
 『世界が仰天する中国人の野蛮』(黄文雄氏との共著。徳間書店、1575円)
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