国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2009/06/09


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 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
     平成21年(2009年) 6月10日(水曜日)
         通巻第2624号 (6月9日発行)
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 パリ名誉市民に輝くダライ・ラマ猊下、身辺に慌ただしさが滲む
  「後継者は私の存命中にあるかも、外国人かもしれない。女性の可能性も」。
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 ダライ・ラマ十四世の後継は、チベット仏教では形式的にパンチェン・ラマが指名する。
実際には法王の崩御から四十九日以後に輪廻転生があるわけだから、霊性に優れた赤ちゃんを、生前の法王の発言などのヒントに基づき、ブレーンらがチベット地区(現在のチベット自治区に限らず四川、雲南、青海省など、伝統的なチベット人居住区)をくまなく探し求めて、何人かを選抜して或る場所に集め、四歳か五歳に成長してからの霊性、知性をみて最終的に選び出す。
 生前、「湖畔のほとり、山の緑ふかい場所」とかのヒントの集積による。

 しかし、チベットは1951年に中国共産党に侵略され、夥しい僧侶が殺され、チベット寺院の多くが破壊され、先代パンチェン・ラマは北京に幽閉されていた。

1995年にパンチェン・ラマ後継をダライ・ラマ法王が選ぶと、その指名されたニマ少年を両親ごと中国は突如拉致し、どこの馬の骨だか分からない少年を洗脳して「パンチェン・ラマ」をいま名乗らせている。
行方不明の霊童=ニマ少年は、いま生存していれば20歳になる。

 中国が“指名”した「偽パンチェン」は昨今、中国全土を行脚し、「私は共産党の指導の下で、仏教を説く」と講演して歩くため信者の中に失望が生まれている。
 チベット仏教の輪廻の法則では、この「偽パンチェン」が次のダライ・ラマ十五世を選ぶことになる。
そうなれば中国共産党が指令、指示するがままの傀儡祭主が誕生することになる。
 あまつさえ共産党は07年に「次期後継のダライ・ラマは最後に共産党の承認が必要」という法律を勝手に制定し、人事権とごっちゃに後継指名権を把握したつもりでいる。 
 

 ▲民族の伝統を破壊し、自決権を奪う

チベット亡命政府のなかには、ダライ・ラマ十四世の穏健主義に反発し、独立をもとめるチベット青年党の存在が確認されている。

 だが現在のダライ・ラマ猊下がインドへ亡命してすでに半世紀が経ち、十四世の後継問題は、いよいよ深刻になってきた。
 法王は七月に74歳になり、近年は病気がちと伝えられている。

 最近、法王は「次期後継者は外国人かも知れないし、チベット以外の場所で育った者かも知れず、いや女性であることもある」と発言した。
 ヘラルドトリビューンに拠れば、「後継者選びは私の存命中に行われる可能性もある」と示唆したという(6月9日付けIHI、一面トップ)。
「政治が伝統と衝突」と同紙は語彙を選んだ。

 当面、インドへ亡命してきたカルマパ十七世が、ダライラマ法王のもとに仕えており、周囲に拠れば、カリスマ性がともなっているという。カルマパ十七世は北京政府が指名した経緯があり、99年に亡命した。いま24歳。
 「かれはおそらく後継が正式に決まるまでの暫定期間、精神的指導者の役を演じるだろう」(NYタイムズ)。

 最悪のケースでは「ダライ・ラマが二人、この世に現れることになる」。まるで南北朝の再来、中国のチベット支配のえげつなさはとどまるところを知らない。
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樋泉克夫のコラム

愛国教育基地探訪(その9)
    ――熾烈な家電量販戦争・・・勝利バンザイ


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 数年来、全国各地で熾烈に展開されている家電量販戦争の戦況の推移を現地で体感するのも、やはり愛国教育基地探訪の隠れた楽しみの1つ。
一昨年の西安では国美電器が市内目抜き通りの数カ所に大型店舗を出店し、同業他社を圧倒していた。
昨年も国美優位は動かないようだったが、業界2位の蘇寧電器の健闘ぶりが目立った。

国美は湖北省の武漢では市内一等地の巨大なショッピングモールに超大型の店舗を構えていた。
だが湖南省に移ると事情は違っていた。長沙や衡陽などでは「五・一労働節(メーデー)」を当て込んでのド派手な広告で、蘇寧が国美を押しまくっていたように思えたのである。

 そして今年。
なにやら業界地図に一大異変が訪れていた。先ず天津。市内一等地に威容を誇る三利国際購物中心の正面玄関左隣にあるのは蘇寧の小洒落た店舗。
一方の国美は看板すら見当たらない。
次は唐山。市内繁華街を走ったが、目に入るのは蘇寧の看板のみ。目抜き通りを歩くと、四つ角にド派手なディスプレイを施した2階建て店舗を構えているのは蘇寧。
見上げると巨大な看板には「購510元・送510元」の文字。

メーデーの5月1日に因んで、家電で製品を510元分買ったら同額商品を進呈する、という趣向だ。
ふと横を見ると、国美の小振りな看板が寂しげに。どうやら蘇寧と同じ建物ながら脇から入るようになっていて、店舗面積も一階の一部を占めているだけのようだ。
ショーウインドー越しに中を覗くが商品が見あたらない。ふと目を移すと、「目下店内改装中」の張り紙だ。

 改革・開放による経済成長は中国にも家電ブームを引き起こした。
かくて全国で家電量販店が雨後の竹の子のように生まれる。続いて起こったのが業界の整理・統合・再編の波。売り場面積の拡大、中小都市部一等地への出店競争、同業他社に対するM&A,経営体力にモノをいわせた値引き合戦――「敵が進めば我は退き、敵が退いたら我は進む」との毛沢東式遊撃戦術とは反対に、敵が進もうが退こうが猛進あるのみの。

同業他社に対し猛烈な殲滅戦を仕掛けて先行したのが、北京を拠点に全国展開に先んじた国美。
これを猛追するのが蘇寧。かくて、ここ2,3年の量販業界は両社による全国規模でのチキンゲームの様相をみせはじめた。ここで蘇寧が毛沢東戦略に出る。持久・対峙・全面反攻である。
 
ところが、昨年11月に緊急事態発生。国美創業者で総帥の黄光裕が株価操作の疑いで公安によって身柄を拘束された。
これまでも数々の疑惑を持たれたが、その都度、人脈と財力をテコにして容疑不十分で乗り切ってきた黄だが、今度ばかりは勝手が違った。

というのも胡・温両首脳の厳命で中央政府の公安部長が動いたからである。胡・温政権は「99回言っても解らなかったら100回目にはぶちのめせ」との毛沢東の教えに忠実だった。
かくて業界トップは、外国人向け中国語教師の前歴を持つ張近東が率いる蘇寧に交代となる。

 5月8日、中国経済誌『新財富』は09年の企業家資産ランクを公表。
張は174.3億元で前年6位から2位に躍進した。いま中国政府は内需拡大を経済成長の牽引車にしようと躍起だ。
そこで家電価格の13%を政府補助金で補填するなど、200億元を投入して農村での家電普及に力を注ぐ。
この政策が内需拡大に結びつくかは未知数だが、農村に家電製品が溢れれば家電量販王者に上り詰めた張近東の財布は肥大化必至。
だが儲けすぎハシャギすぎは、“第2の黄”への道。というのも、出る杭は必ず打たれるからデス。
(この項、続く)

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(読者の声1)オランダにおける中国人社会の続報を、いくつかご紹介しようと思いました。既にご存じのことばかりと思いますが、現地レポートとして、お読み流し下さいませ。
人種差別主義者ではない私ですし、世界中に多くの異人種の友達がおり、中国人、韓国人ともに、素晴らしい友人もいます。ここに移住している韓国人は、日本と異なる状況なので、問題を起こしたことをあまり耳にしません。昔からいる中国人も然り。
ただあまりに異人種を受け入れすぎたオランダの、アムステルダムと「世界一の犯罪都市」を競うロッテルダムに住んでいますと、やはり異人種(特にモスリム)が、いかにオランダ人の生活を脅かしているかを日々身に沁みて感じ、かつてジョン・レノンが歌ったような「国境のない」理想などは、人の善意を悪用する連中の存在する限り、夢でしかないと考えるに至りました。
ですから日本の1千万人移民受け入れだの、外国人労働者の導入だの、外国人に選挙権を、国籍取得をより容易くなどと聞くと、何を寝ぼけたことを!と怒り心頭に発します。心臓麻痺か脳溢血を起こしそう。

今回のヨーロッパ国際議会投票で、ドイツ、フランス、イギリス、オランダ…どの国も、移民に寛容であった労働党が一様に支持を失い、右寄りに票が集まったのも、あまりにヨーロッパ諸国のアイデンティティが、無法な移民によって破壊されつつある、その危機をもう黙ってはいられないという、国民の強い意思の表面化ですね。
オランダなどは、最右翼の出番と相成っています。
ブリュッセルに住んでいた、今から15年ほど前のことです。シャルルロワという、普段から犯罪発生率が非常に高い市があり、そこには大きな中国人のコミュニティも存在しています。そのコミュニティ内からは、過去10年以上に渡って「死者」が出ていないのを不審に思った警察が調査に乗り出したところ、そこのコミューン内では、死者が出ると死体をどう処理するのか、ともかく届け出ずに内々で処理をし、その人物の戸籍、パスポートを他の中国人に売っていたことが発覚しました。でも、年齢や顔も違うだろうし、更新に役所に行った時になぜばれなかったのか、その辺が不思議でなりません。どういうトリックを使っていたのでしょう。
 
 オランダでは、中国人はモスリムの連中と比べれば、内々で犯罪を犯しているケースがほとんどなので、評判はそれほど悪くはありません(少なくとも今までは)。
つまりモロッコ人のようにオランダ人社会に迷惑をかけることなく、例えば蛇頭組に逆らえば、内々で消されてしまう、ということです。(ちなみに、オランダの「近年密入国中国人社会」は、殆ど蛇頭組にとり仕切られているとのこと。)
  10年ほど前に開店した大きな中国レストランがあります。こういうところは、必ず日本レストランも併設ですが、大体がインチキ。
このレストランの場合、最初の数年のみ、日本の板前を大きなホテルから引き抜き、日本からインチキの釣り広告でお運びさんを雇い入れ、彼らから日本の流儀を仕入れた後は、即刻首に。でも板前を辞めさせたとたんに味が極端に落ち、客足が遠のいたので、急いで呼び戻しました。お運びさんをしていた人の話によると、日本から呼び寄せられる時の釣り広告では「月給手取り2000ギルダー(当時で12万円ほど。オランダ人の平均手取り収入に当たる)。個室アパートあり。食事は賄いあり。週休2日。年1度の里帰り」。
実際には里帰りなし。2000ギルダーからあれこれ引かれる。夜遅くまで働かされる。個室アパートではなく、2ベッドルームの1室をあてがわれ、リビング、ダイニングには蚕棚式のベッドが幾つも入っており、そこにはいつも見たこともない中国人が自由に出入りし、泊まり込んでいたそうです。
彼女が大病を患った時、私たち日本人の仲間で看病を申し出て、彼女も喜んでいたところ、このレストランの支配人の命令で、仕事仲間の中国人の女の子が家で面倒をみるからと言われ、私たちはお払い箱となってしまいました。あとで聞くと、彼女の家といっても、家具もない古い家の天井裏で、そこに母親もいたそうですが、この母親は一言もしゃべらず、外出もしなかったと。つまり闇社会の人たちなのでしょう。
ある時、仕事仲間の中国人と打ち解けた話になり(といっても、お互いつたない英語)、友人が「里帰りはしたくないの?」と聞いたら「あなたのパスポートと、私たちのパスポートは違うから。私たちは一人250万円(彼女があとで日本円に換算したところ)で買ったものだから、自由がない」と言われたそうです。
なんでも密入国に際し、「ヨーロッパで働けば、高収入があっという間に得られるから、家族に仕送りをし、組への借金も短期返済ができ、大金持ちになって国に錦を飾れる」と言われ、親戚一同を駆けずり回って約5万円という大金(!!)を作り、密入国斡旋人に渡すと、ある時点で偽造パスポートを手渡されるのだそうです(出国の状態により違うらしい)。
実際に家族への仕送りは、僅かながらできるそうですが、あとは組への借金返済が、いつになっても終わらない、それでも彼らにとっては、雨露をしのぐ家があてがわれ、食に不自由はないというだけで、夢のような日々なのでしょうか。
  このレストランについて、夫の友人の警察部長に聞いたところ、「偽造パスポートは、実によく出来ているので、なかなか見破ることが出来ない。見破ることが出来ても、実際問題として、彼らを強制送還しようにも、逮捕直前にパスポートを処分してだんまりを決め込み、身元を明かさない。そうすると、国籍の特定が出来ない。或いは、中国側が中国人であることを拒否して、入国させない。もし強制送還となると、組に処分されるのが落ち」とのこと。
 
私が身分証明書の書き換えに行った時には、こんなこともありました。
私の前に中国人の男が「学生」の身分での滞在許可申請をしていました。自分の番が終わったのに帰らず、私を待っていたこの若造、私の後をのこのこついて来て、きっと盗み聞きをしていたのですね、こう言うのです。
「オランダ人の夫だそうだけど(それがどうした、と内心毒づく私)、ねぇ、僕と結婚しない? 東洋人は東洋人同士、その方が分かりあえるよ」と、まあ、母親のような年齢の私に、腕を絡ませてこようとするではありませんか。図々しい!
そこで「あなた、学生の身分で滞在許可申請してたけど、あれ、嘘ね。警察に戻って今のあなたの行動も、みんな報告するからね」と言うと、逃げて行きました。

  こういう問題ばかりを取り上げますと、とんでもない国に住んでいるように聞こえるかもしれませんが、実はオランダから学ぶところは非常に大きいです。特にホームレス対策や、100パーセント支払ってくれる国民総保険制度、ワーキングシェア制度(これは、日本ではきちんと理解されていません。簡単に言えば、収入が必要最小限に満たない分は、国が補填するという支柱があってこその制度なのですが、日本では、この後者が省かれていますよね)。

動物の殺処分ゼロ達成(保護設備と新しい飼い主探し組織の充実、犬猫の生態販売なし、ブリーダーの厳しい規制、避妊、去勢の徹底)等々。これらはそれぞれが長い話になりますので、またの機会に。
 オランダ人が日本人を嫌っているというのも、一般論としては、今は通用せず、それどころか、日本人気はすごいです(それだけに、「非常に高い精神国、日本」「中国、韓国とは違う国、日本」と言われるなかで、EU諸国では禁止されている犬肉を、日本が、異国の人用と言い訳をするにせよ輸出入している現状、ネットでも購入できるという現状は、実は、私たち日本人のアイデンティティにとっても、たいへん大きな問題です。日本人は、そういう野蛮な国民ではないと、固く信じられています。他国の人のために「日本人でさえ、犬肉を食している!」と非難されたくないですよ)。

今年は日本とオランダの通商400年記念の行事が、新しいフォン・シーボルト館のあるライデンで行われており、市を挙げての大きな催しが、いろいろ繰り広げられています。こうしたオランダ人の親日感についても、また日を改めてお伝えできればと思います。
   (Hana、在オランダ)


(宮崎正弘のコメント)蛇頭、マフィア、中国人やくざが入り乱れるオランダの闇。
 サンフランシスコのチャイナタウンや、NYのチャイナタウンの暗黒街を彷彿とさせて呉れました。ヴィヴィッドな現地報告、有り難く。またお時間のあるときに続きをお寄せ下さい。
 話は飛びますが、日本にも新宿歌舞伎町(華武器町ともいいます)や池袋北口のように新興のチャイナタウンがいつの間にか形成されています。
 池袋は新聞や中国の書籍、DVDを入手するために取材によく行きますが、中国語が飛び交い、中国食材が店先に匂いと共に溢れ、すでに日本の中の異国ですね。



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(読者の声2)貴誌2623号の(読者の声1)とそれに対する貴台のコメントに一言。
先の大戦におけるアメリカの戦争目的は第一にナチスによるヨーロッパ制覇を防ぐこと,そして第二は小癪な日本を叩き潰すことにあったと思ひます。
そしてアメリカはこの二つの目的を達したのですから,紛れもなく戦勝国です。
もしアメリカが東欧がソ連の支配下に入ることや共産党による支那大陸制圧を防ぐことを戦争目的としてゐたのであれば,その行動は全く違ってゐたはずです。
ドイツの西ヨーロッパ侵攻は防いでドイツ軍を撥ね返してもそれ以上は深追ひせず,ドイツとソ連を戦はせる,と言ふやうな作戦もあり得たでせうし,共産支那の出現を望まなかったのであればそもそも日本と戦ふ理由などなかったのです。
しかしルーズベルトは共産主義の正体を知らず,少し毛色の変った政体位にしか見てゐなかったやうです。
アメリカと言ふ国は腕力だけが強くて知恵が回らない子供のやうなところがあります。
一方、共産陣営の目的は世界の赤化で,実にはっきりしてをり,そのためにあらゆる知恵を絞ります。
先の大戦でアメリカはソ連,支那にうまく利用されたわけです.
  (NN生,横浜市)


(宮崎正弘のコメント)そしてオバマ大統領は、歴代の中でも、とくにFDR(フランクリン・D・ルーズベルト)を尊敬しています。
これから世界秩序はおおきく乱れるでしょう。



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(読者の声3)大東亜戦争の敗者、勝者ですが、最後に勝てばよいのでは?
大東亜戦争の敗戦についてあまりこだわらないほうが良いと思います。歴史はかまわずどんどん進んでいるからです。戦争については支那には「勝敗は兵家の常」という言葉があります。勝ち負けがあってもこだわるなという意味です。
支那の歴史を見れば支那人の王朝は何度も外敵に滅ぼされています。それでも何度も復活しています。古代エジプトも同じです。だから何度負けても最後に勝てばよいのです。
第二次大戦末期のドイツに滞在していた日本人技術者によると、あるドイツ軍人は、今度の戦争では負けるかも知れないがドイツ民族は雑草だ。必ず復活すると述べています。我日本人も民族の歴史を世界史の大きなスパンで見ることです。

唯一の勝利者はスターリンでした。
現代から見ると第二次大戦の勝者はスターリンただ一人です。彼だけがソ連の版図を大々的に拡大し、原爆を窃取してソ連を軍事超大国にし、米国の天文学的な援助を踏み倒しました。他の国は米国、蒋介石、日本を含めてスターリンの対独生き残りに利用されただけと見ることができます。
英国はすでに大英帝国の往年の力を失っており、米国にすがって生きのびましたが、日本のアジアの解放によりアジアでは巨大植民地の印度、ビルマ、マレーを失いました。
 アジアの解放:ある東南アジアにいたフランス人は「第二次大戦では日本は一般には負けたとされるが、この地域(アジア)では勝利した。戦後のアジアは一変した。戦前しか知らない欧米人には信じられないだろう」と述べています。
    (東海子)


(宮崎正弘のコメント)それほどの日本が、戦後は魂を抜かれ、米国と中国の精神の奴隷と化してしまった。情けない限りです。
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(データ・ファイル)
世界の軍事費(スエーデンSIPRI<国際平和研究所>速報)
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1 米国        6070億ドル
2 中国         849
3 フランス       657
4 英国         653
5 ロシア        586
6 ドイツ        468
7 日本         463
8 イタリア       406
9 サウジアラビア    382
10 インド       300
(ただし、中国の軍事費は、公表の三倍から五倍というのが国際常識)
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  • 万葉至乃輔2009/06/09

    貴誌通巻第2624号(読者の声1)貴コメント>話は飛びますが、日本にも新宿歌舞伎町(華武器町ともいいます)や池袋北口のように新興のチャイナタウンがいつの間にか形成されています。池袋は新聞や中国の書籍、DVDを入手するために取材によく行きますが、中国語が飛び交い、中国食材が店先に匂いと共に溢れ、すでに日本の中の異国ですね。



    以前歌舞伎町で用心棒&コンサルタントをしている元警察官に聞いた話ですが、中国人女性を雇った店の経営者には口座を三つ作って、1/3づつ振り込むようにしてあげると喜ばれるそうです。彼女達は本国で両親や兄弟、親戚などを人質にされているケースがほとんどで、口座を抑えられているそうです。二つ抑えられても三つ目が残ります。それはその用心棒&コンサルタントがその商売を始めた頃、お店に勤めてた中国人女性がマフィアに口座から根こそぎお金を持っていかているのを見ていたからです。しかし少しでもその口座からお金をおろそうものなら本国で誰かが行方不明になるそうです。



    さて昨今の貴誌情報は中共の台湾侵攻近しを予見しているように思えます。そこでちょっと穿った中共による台湾侵攻作戦についてコメントしてみたいと思います。



    大方の予想は上海万博終了後との見方が多いと思いますが、人民解放軍としては今すぐにでもことを構えたいのではないかと推察しています。既に台湾侵攻に充分な航空兵力は配備済みであります。NHKや朝日新聞を使った世論工作も仕上げ段階に入り、両者呼応するように台湾についての恣意的報道がなされました。機は熟しつつあると思います。つまりNHKと朝日の一連の歪曲放送と誤報は侵攻作戦への最終布石と考えることが出来ないでしょうか。



    しかし一方胡温政権側はリスクの高い軍事侵攻より思想工作による両岸統一に切り替えたようにも思えます。それは独立派陳水扁総統のもと両岸統一要綱を空文化させて、台湾独立掲げたことに対し中共は反分裂国家法を制定してその動きを牽制しました。そのまま民進党独立派政権が継続していれば、おそらく上海万博後に軍事的オプションを使わざるを得ない状況が起きたと思います。



    ところが台湾に親中(ほんとうはどうか分かりませんが)馬政権が誕生して中共に口実がなくなりました。そこで胡温政権は政策変更していると考えています。現在のNHKと朝日新聞の放送、報道は日台分断作戦の緒戦と考えることも出来ます。



    胡温政権は貴誌の分析の通り人民解放軍を抑え切れていないようで、軍への賄賂的予算が相当あると思います。(軍事費の伸びは軍上層部の要求を丸呑みしている結果とは見られないでしょうか?おそらく上層部は相当な金額を着服している)



    現在は軍と政権の利害は一致しているとみられます(両方とも金儲けだけですが)しかしその利権の外にいる軍中堅将校たちのなかに少なからず台湾強硬派が存在しているとの情報もあります。スケジュールに乗ったはずの台湾侵攻が馬政権誕生でペンディングになって歯軋りしているでしょう。



    現在は中共の政軍関係は機能しているようにみえますが、もともと軍は中国共産党の私兵でありますので中国政府には従属していない。(理屈はそうですが、党と政府が一体化しているので現実は国軍ではある)政権側と党執行部において何らかの齟齬をきたした場合(上海派の動向は不気味です)、軍が独断で台湾に侵攻することを否定できないと思います。(先にも述べましたが配備は済んでいると見ています)



    馬政権が現在のように両岸統一を標榜しているかぎり、大陸側もうかつな軍事侵攻を行なうことは困難かと思います。(経済との関係もあると思います)ある意味、我国は神から4年の猶予を与えられていると思います。(DPRKのミサイル発射と核実験は天佑でした。胡温政権も看過できないでしょう)この4年の間に対中共関係の方向性を決めなければなりません。台湾とともに影響下に入るか。それともインド、ロシアと連携して膨張を押さえ、ウイグル、チベットを支援して外と内から揺さぶるか。いずれにしても集団的自衛権の容認できるかが鍵でしょう。