国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2009/06/09


☆小誌愛読者14550名!
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 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
     平成21年(2009年) 6月9日(火曜日)
         通巻第2623号 
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 ロシアがパラジウム硬貨(コイン)発行を連邦議会で議論
  中国の人民元のハードカレンシー計画を横に見ながら
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 世界一信用のある貨幣は言うまでもないが「金貨」である。
 金貨を発行しているのはカナダ、南ア、豪、オーストリアなど。世界的なベストセラーは南アのクルーガーランド金貨だったが、アパルトヘイト政策時代に西側の制裁を受けて、以後、カナダ政府のメイプルリーフ金貨が一位になった。

 中国はパンダ金貨を記念コインとして発行し、日本も、ときに記念コインを出すが、偽物を作られた。発行金額と金の含有に差がありすぎて市場の価値の落差を国際的マフィアが目をつけたからである。

 さてロシア議会ではボリス・グリズロフ議長が、サンクト・ペテルブルグで開催された経済フォーラムに出席した折に「世界市場にパラジウムのロシア通貨を提示してみたい。実現すればツアー時代のゴールド金貨のように強い通貨として輝くだろう」(英文プラウダ、6月8日付け)。
http://english.pravda.ru/business/finance/05-06-2009/107730-ruble_palladium-0

 ロシアの銀行家のなかには「希少なメタルで出来たコインは世界市場で歓迎される上、インフレ予防に役立つ。ロシアがまったく発行しないとは考えられない」という。

しかしロシア議会には疑問視する声もあがっている。
 「猛烈なインフレの時は金貨やプラチナ硬貨は役に立つものの、一時的発行などでは退蔵されるのがオチである」。


▲それにしても何故パラジウム?

 パラジウムは錆びない銀色の希少金属で1803年に発見された、プラチナ属の金属で、インジウム、ロジウムなどとともにレアメタルだが、プラチナより融点が低い。
たとえばK18金ではゴールド75%、銀15%、パラジウム10%で成り立つ。プラチナ合金ではプラチナ90%、パラジウム10%、ほかに眼鏡フレーム、歯科医療器具、メッキ液などに広く用いられ、コインとしても500円硬貨くらいなら勝ちはあるかもしれない。

 ロシアがなぜ、しかもこのタイミングでパラジウム硬貨などを言い出したのか、背景がよく分からないのである。
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(読者の声1)大東亜戦争の勝敗についてですが、以下のような考え方はいかがでしょうか。
 相撲に、勝負には勝ったが、相撲では負けていたという言い方があります。先の戦争では、勝負では負けましたが、国と国との戦争では勝っていたのではないでしょうか。 
 アメリカは日本本土上陸まで考えていたのに、特攻までしてくる日本軍に度肝を抜かれて、講和を考えたという説があります。 
 勝負には負けましたが、精神的には勝っていたのです、大和魂は伊達じゃない(そもそも、1億総玉砕、最後の1人まで敵兵に向かって日本民族が全滅していたら、後々まで伝説として語り継がれたことでしょう、スパルタのように)どうせ亡国になるならば、1億総玉砕しておいた方が良かった、と思ったりします。
    (尊野ジョーイ)


(宮崎正弘のコメント)もっと世界史的大局観にたてば、アメリカは完敗なんですね。
 東欧を失い、中国を失い。最大の勝ち組はソ連でしたから。ルーズベルトの戦争目的はいったい何だったのか? 結果から言えばコミンテルンに手を貸したことになる。
 今度はイラク、アフガンで緒戦華々しく、やがてイラクはシーア派にアフガンはタリバンにとられ、その煽りで中国圏は確定し、イスラエルを失いかねない。ほとほとアメリカってアホな国ですか?



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(読者の声2)貴誌に投稿のあった「一ドイツ人」様へ。
日本は大東亜戦争に負けたのです。なぜなら、日本の固有の神様を忘れているからです。
古来より、戦争で勝つと、その民族が信仰している神をおとしいれ、自分たちの神を信じるようにしてきました。ユダヤの神がそうであり、イスラムの神もそうでした。
 日本国内でも、天津神が国津神を駆逐していきました。
 大東亜戦争後、日本は経済的には豊かになりましたが、精神的にはとても貧しくなりました。それは、神様を信じなくなったからです。日本人の美徳の一つに誰が見ていようがいないが関係なく、まじめに天を畏れて勤勉に働いたものです。
 しかし、大陸の人間のように人が見ている場では一所懸命にし、それ以外では何をしているのかわからない人間が増えてきました。まだ、一部の勤勉な日本人がいるのがせめてもの救いです。
 生活に入り込んだ神道や仏教、そして日本に同化した儒教が日本的な美徳を醸し出していましたが、それはもう昔の話しになりました。大東亜戦争後から徐々に消されていっているのです。
 いまこそ、もう一度『古事記』を読み、日本的精神性の高さを世界に知らしめす時だと思います。得体の知れないCO2の問題よりも、神道の世界を実践したほうがよっぽど地球環境問題に貢献すると思いませんか?
   (MI生、福岡)


(宮崎正弘のコメント)先年、現代語訳の『古事記』を出した某社、十万部も売れて、首を傾げていました。「どうして?」。民衆の希求しているものが何か、正確に把握していないあたりは朝日新聞と似ています。

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