国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2009/04/06


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  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
     平成21年(2009年)4月6日(月曜日) 貳
          通巻第2551号  
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 子供の誘拐はビジネス、中心市場は深セン。相場は2500ドルから
  戦争中も今も、子供を拐かし、売りつける商売が繁盛する中国
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 いつか、拙著にも書いたが、アメリカ人の子供のない夫婦が広州に赤ちゃんを「買い」に来る。斡旋するエージェントが米中双方にあり、面談場所は広東省広州市にある最高級ホテルの一つ「ホワイトスワン」。
 噂には聞いていたが昨年春、実際のこのホテルで朝飯をとっているときに、カフェ・ラウンジで目撃した。

禿頭のアメリカ人男性(白人)と、やや太り気味で眼鏡の奥さんが、“商談”のまとまった赤ちゃんを抱えて嬉しそうにしている。
緊張のためか、恐怖なのか、赤ちゃんは泣かない。隣席には「遣り手婆」のような代理店の女性が法的手続きをアメリカ人夫妻に説明し関係書類を並べていた。
 親元に支払われる相場は5000ドル。エージェントへの費用は別。
米国に貰われていくのは幸運であり、養子縁組だから合法である。

悲運は誘拐である。
顧客は海外ではない。中国の農村や近郊の都市で、赤子から十三、十四歳の少年少女など、毎年平均2500名の子供が「専門誘拐集団」のプロ、ギャングなどにさらわれる。発見例はほとんど無く、警察が本気で捜査しようともしない。身代金目当ての誘拐も頻発している。

 第一は都市部で生活する子供のない夫婦からの需要が旺盛である。
 逆に農村部では男の子供を猛烈に欲しがる。第貳子までは常識だが、それでも男の子が産まれないと、つい手を出す。なぜなら第三子を罰金を払ってでも産む場合は、5800ドル。それなら誘拐してきたほうが手っ取り早いのだ。相場は2500ドルという。

 第二は少女売春に売られるケース。「人さらい」らはクルマで近づいてさっと誘拐するので、神隠しにあったような騒ぎとなる。ギャングらは少女を売春窟に売り飛ばし、或いは少年たちは身体障害にして街頭での乞食をやらせる。

 第三は奴隷として闇工場に売られる悪質なケースが多い。
実際に昨年に発覚した山西省の煉瓦工場は、誘拐された少年たちが過酷な労働を強いられていて世界的な非難をあびた。

ヘラルトトリビュン(4月6日付け)の報告では、誘拐ビジネスのセンターは香港の北燐=深センにあり、あたかも企業のように誘拐ビジネス盛業中という。

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(読者の声)昨日の深夜、偶然ラジオを回していたら宮崎正弘先生の声を捉えました。タイミングよく北朝鮮のミサイル発射問題。ラジオ日本はなかなか聞くのが困難で、とくに昼はまともに聞こえた試しがないのですが、昨晩は日曜日の深夜でもあり、よく声が聞こえ、かつ中味が濃く、おおいに参考となりました。
 番組中に宮崎さんが、イスラエル空軍機の事、「ハマス」のロケット砲撃の背後にイランがいるなどと指摘され、へぇと思っていたら、はやくも今朝のメルマガに掲載されており、再確認できました。
 ミサイルを「飛翔体」と呼ぶマスコミの不見識に対するコメントも冴えていました。
     (TY生、葛飾区)


(宮崎正弘のコメント)緊急に呼ばれたのでラジオ局入りがちょっと遅れたのですが、野球中継の延長のため、番組が10分遅れて開始、すべりこみセーフでした。2340−0100でしたか。
 北のミサイル発射で沸騰したタイミングだったので、すごく大量の投書を局に頂きました。リスナーの皆さん、有り難うございました。
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 “春の憂国忌” 予告編
《4月28日を国民の祝日に!》
 主権回復記念日国民集会がことしも開催されます
  今年は田母神・前空幕長が登壇します!

日  時:平成21年4月28日(火) 18:00〜21:00
会  場:九段会館大ホール
交  通:地下鉄東西線・新宿線・半蔵門線九段下駅4番出口から徒歩1分
登壇者:井尻千男(日本文化研究所所長)
     佐藤守(元南西航空混成団司令・空将)
     田久保忠衛(杏林大学客員教授)
     田母神俊雄(前航空幕僚長・空将)
     松島悠佐(元中部方面総監)
◎入場無料(予約は不要)
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宮崎正弘の新刊  http://miyazaki.xii.jp:80/saisinkan/index.html
  4月24日配本。四月下旬に全国主要書店に並びます。
 
 宮崎正弘・石平『絶望の大国、中国の真実――日本人は中国人のことを何も分かっていない』(定価980円。新書版) 
       

宮崎正弘の近刊  絶賛発売中!
『やはり、ドルは暴落する! 日本と世界はこうなる』(ワック文庫、980円)
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 『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
 『北京五輪後、中国はどうなる』 (並木書房、1680円) 
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 『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』(KKベストセラーズ、1680円)
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