国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2009/03/08


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  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成21年(2009年)3月8日(日曜日)
       通巻第2519号   <書評特集>
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WILL別冊『歴史通』2009年春号
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 『諸君!』が休刊となる事態とは対照的に、絶好調の『WILL』は恒常的な別冊の発刊に踏み切った。
その名も『歴史通』。初回は「零戦と坂井三郎」特集。ほかに塩野七生vs堤堯の対談、田母神俊雄 vs 坂本未明の対談など。
 中西輝政「歴史とは何か」という論考もある。
 むかし、中央公論別冊のかたちででた『中央公論 歴史と人物』は中世、近世、近代、現代史のオンパレードで、じっくりと読む考察が多かった。WILL別冊『歴史通』は、いきなり現代史が基軸のようで、はたして読者がつくか、試行錯誤が続くだろうと思われる。



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藤井厳喜『どんと来い! 大恐慌』(ジョルダン・ブックス)
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 題名から想像できるように、恐慌をいきのびる智恵を楽観主義にもとづいて大丈夫、あわてるなとするオプチミスト=藤井節が全編に流れる。
 ウォール街のインチキ商品が暴露され、サブプライムで繁栄した米国の住宅バブルが破裂したが、どっこいその米国に不動産購買ツアーに出かけるのが中国人だ。しかも、このときとばかり、たまった外貨を駆使して世界的に有名な企業を片っ端から買収しているのも中国。藤井さんの推薦の先を走っているかれらの超楽観主義の原典? しかしこの本が出る前に翻訳を読んだとも思えない。つまり賢明な世界の投資家は、今後、この本をテキスト代わりに投資に励むかも知れない。
 巻末付録に十九冊の『恐慌』研究書の概説と書評がついていて、これも大いに参考になる。



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別宮暖郎『太平洋戦争はなぜ負けたか』(並木書房)
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 定説を覆して大東亜戦争の敗因に迫る歴史分析。要するに日本海軍の戦略が失敗したのであり、簡単に言えば日本海軍はおなじ手を繰り返して負けたのだ、とする結論。
 この本は戦略戦術を、局所的に昭和十六年から昭和二十年の敗戦までのパースペクティブのなかに限定して、海軍の作戦のまずさをついている。
 だから幕末維新以来の対外外交や列強の覇権主義と日本の平和との角逐という百年戦争の歴史観はすっぽりと欠落している。
空母vs空母が戦争の帰趨を決めることに参謀本部は気づかす、つまり日本の経済力、工業力、天然資源の欠如が敗因ではなく、海軍参謀の先見性の欠如、ならびに「統制経済の官業の不経済」が原因とする。
 個人的には視野狭窄の分析と見るが、作戦の時系列を限定すれば、こういう分析も出てくるのかな。それにしても「大東亜戦争」を「太平洋戦争」と呼ぶ題名はどうしたものだろう。



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テンジンほか『中国の狙いは民族絶滅』(まどか出版)
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 チベットもウィグルも中国共産党の侵略と虐殺と略奪にあって絶滅しつつあり、いまも民族浄化作戦が展開されている。
 日本では台湾独立とダライラマ猊下の平和主義と、熱狂的なチベット独立への支援が活発に行われているが、さてウィグルとなると数年前まで誰も知らなかった。情報がなかった。ウィグルはかつて東トルキスタンというれっきとして独立国だった。それを侵略したのは中国である。そのうえ、この地の天然資源の略奪、盗掘、はてはこの地で核実験を強行し、十数万が被爆した。
 ウィグルから欧米へ逃れた数万の人々の叫びが、ようやくワシントンでパリで、中国共産党首脳の訪問のたびに巨大なデモが行われ、機関誌も各国語に翻訳され、理解者が増え、連帯が広がった。
 日本でウィグル独立運動への理解と支援が始まったのも数年前からである。
 いまひとつ忘れ去られているのはモンゴルである。
 モンゴルも北はソ連に侵され、南は中国に蹂躙された。今日の「内蒙古自治区」というのは、れっきとしてモンゴル人のくにであった。
 日本にやってきた各国の活動家たちの横の連帯がはじまった。
東トルキスタン再興をめざす独立運動はノーベル平和賞にノミネートされ、北京が醜悪な妨害活動を展開した『ウィグルの母』カディール女史の活躍に触発されて世界各地で起きた。日本でも活発な活動がうまれ、さらに内モンゴルの活動家も日本で立ち上がり、チベットならびに台湾独立運動との連帯を強化し始めた。
 本書を読めば、かれら四民族が、中国にいかに陵辱と侮蔑のかぎりを尽くされ民族の尊厳、人間としての矜恃を奪われたか、憤怒が湧くとともに従来の中国がなしてきた嘘放送をいまも拡声器代わりに、その代理人をつとめる日本のマスコミへの怒りがふつふつとたぎってくる。



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平沼赳夫監修『反日記念館――不当な写真の撤去を求める』(展転社)
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 中国各地の反日記念館は嘘とデタラメの展示が行われおり、かれらの歴史解釈には客観性とか、科学性とかが求められてはおらず、単なる政治宣伝の場にすぎないことが分かる。
 だから評者(宮崎)も昨年の『正論』に南京の大虐殺嘘宣伝機関=反日記念館の特色を次のようにまとめた。
第一に中国共産党だけが抗日戦争を戦った人民の英湯だという従来の自己宣伝色を大きく後退させ、替わりに国民党が抗日戦争の主体だった歴史的真実をそれとなく匂わせる論調に説明と展示がさりげなく変更されている。
 第二に国際的視点の導入だが、「東京裁判」展示コーナーにはいると、天井から「青天白日旗」「米国」「イギリス」の旗が吊されているではないか! 総じて共産党だけが正しい、という従来の展示内容を「国際色」豊かにし、しかも「客観性」を装う工夫をしたのだ。
 たとえば外国人の”証言”コーナーが飛躍的に増加していた。もとよりマギー牧師やラーベの日記からの援用も目立ったが(この二人は銅像もある)、これら外国人の列に偽情報の震源地となった「田拍烈」(ティンパリ)のことが大きく飾られ、「駐在記者」とある。しかし国民党の秘密顧問だったという記述はもちろんない。
 第三は「正義」「公正」の偽造である。
 東京裁判を全面に出して日本の「不正義」を訴え、反日包囲網の謀略のごとくに国際的支持を強調しているのだ。意図的に外国人の記録を借りて、なんとしても虐殺があったとする国際的認知を誇示して客観性を装うわけだ。つまり抽象性を同時に強調することによって和平の主導権を中国がとる姿勢がありあり。
 本書は国会議員らが立ち上がって中国に抗議したシンポジウムの記録を主体とする。

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(読者の声1)貴誌2518号「読者の声2」の「ティム・ワイナーというNYTの記者が書いた『CIA秘録』上・下を手に取りました。ワイナーは岸信介がCIAから献金を受けていたことをスクープした記者で、公開された機密文書を丹念に渉猟しそれに長年自ら取材したことをもとにCIAの暗部に迫っています」
云々。
意見です。
米国の諜報活動はソ連KGBの諜報活動と比較して見ることが必要と思います。
結論はソ連の方が成功したということです。CIA陰謀説は松本清張が得意でしたが、ソ連が崩壊して分かったことはソ連の諜報活動の活動と成果には比べ物にならなかったということです。
ソ連工作員に使われた日本人スパイは戦後でもラフトロボフ事件やレフチェンコ事件で有名です。
面白い本があります。書名は名前は、「THE HAUNTED WOOD」(化け物の森)です。これは元FBIと元KGB職員の合作で、第二次大戦中の米国におけるソ連スパイの活動を描いています。
双方の資料を付け合せているので確かです。例:米国駐独大使令嬢(マーサ・ドッド)がソ連の美男工作員に篭絡されて父の大統領宛の電文をソ連に伝えていました。スターリンは彼女を十分利用すると、その工作員と上司を口封じで処刑してしまいます。
CIAとは比べ物にならない冷酷さでした。
   (MC生)


(宮崎正弘のコメント)レフチェンコの米国議会証言は拙訳しました。1983年でしたか。3万部近く売れました。その後、レフチェンコに電話してインタビューしたことがありました。
 


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(読者の声2)読者の方々の声に、静かに、でも確実に日本を正しい方向へと向かう風が大きくなっている事を感じます。
毎回のお知らせいただく集会や講演会へも「時間と場所が許せば飛んで行きたい!」のですが、地方の一主婦では中々それも叶わず、後日集会の様子等についてのメルマガを拝見させていただき感謝申し上げている次第です。
集会、講演会へは参加していませんが、地方からお気持ちだけは会に向けて、いつも応援させていただいております。
  (YK子)



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(読者の声3)貴誌平成21年(2009年)3月5日(木曜日)通巻第2518号 の以下の方のご意見についての感想です。
引用>(過分数 調布在住 77才)「19世紀の末から20世紀にかけて、チャイナや朝鮮半島が戦場になった原因は、既に語り尽くされていますが、最大の原因は、当時はどちらの政府も統治能力が全くなかったことですね。当然ながら欧米やソ連の帝国主義の餌食になりつつあったのを、日本が一時的にもその防波堤の役目を担った面も大きいわけです。しかし、自尊心と嫉妬心の塊みたいな彼らは、同じ有色人種で先進国の日本に負い目を感じたくありません。特にチャイナは、日本がチャイナに屈服するまで暴走を止めないと思います。だから上記1)の私見の重要性を訴えたいのです」
<引用終わり

感想:日本の朝鮮や満洲の支配は、戦後日本の植民地支配として非難され、マスコミや政治家は認めてきました。
これについて、日本の支配は善政であったという反論があります。たしかに朝鮮は日本の統治下で人口が倍増しました。これは出生率が同じだとすると、環境が改善されたことを意味します。学校も34倍に大増加しました。しかし、善政を理由にこれらの支配を正当化するのは、国際的にはうまくない、と思います。日本善政論は、言外に朝鮮人が劣っていたことを示すので、いくら真実でも納得しないのです。
それよりもソ連が南下してきた危機状態における、自衛政策であると主張すべきと思います。朝鮮も満洲もロシアソ連に対する緩衝地帯なのです。欧米のように遠く離れた植民地ではありません。
先般、在日朝鮮人と意見を交換しましたが、反対の立場なら同じことをしただろうと言うと、この論理は納得できると述べていました。
日本の植民地支配は中立的な地政学による国際関係論で評価すべきであり、その結果としての正当性を国民的に普及させることが必要と思います。
   (MARU)



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(読者の声4)貴誌通巻第2518号に「中国農村部、深刻な資本不足。地下銀行も貸し出し資金が枯渇 ――当局、地下銀行合法化の規制緩和を検討へ」
とありました。
どうも中国政府にはまともに経済がわかっている人間がいないようですね。
管理通貨体制下の市場経済で通貨供給量増大をもたらす主要因は金融機関からの借り入れであることは高校で政治経済を選択科目でとった人間ならだれでも知っています。
しかし借り手に借金を返すあてがまったくない場合、早晩破綻に行き当たります。
1929年、2008年に始まる米国発の不況はいずれも同じ状況でした。貸付により実態経済の拡大が後からついてきて、借金を返せるか、あるいは資金繰りが苦しくて黒字倒産しかかった企業に対して融資する場合でもないのに、金融緩和を行えば、より大きな破綻をもたらすだけで、効果がありません。
中国で農民が借りた金を返せるのは以下のいずれかの場合です。
1.収穫量が大幅に増加する。ただし価格が暴落しないことが前提。そうでないと、昭和初期の日本の農業恐慌やスタインベックが「怒りの葡萄」で描いた米国のような状況が現出します。
2.農産物価格が高騰する。ただし、農村の共産党幹部や行政が利益を掠め取ったり、流通機構で利益が掠めとられないことが条件です。
3.農地を高値で売る。
多少でも実現性があるのは2.だけです。
では、中間搾取を防ぐのにはどうすればよいのでしょうか。
そこで妙案があります。もし中国政府が私に訊いたら百万元コンサルタント料をとりますが、ここは特別に無料でお教えします。失業して農村に帰る農民工から中央政府が通報者を雇うのです。そして予審判事率いる特別武装警官付き巡回即決裁判所を設けて、通報のあった地域に即時派遣して、通報、逮捕、起訴、判、処刑のパッケージを短期間(5日間以内)で実行し、うまく末端の農民に金が回るようになるまで根気よく続けるのです。
その結果、農村にお金が回れば、国内需要が増加し都市部にもお金が回ります。インフレになって輸出競争力がなくなることは心配要りません。
親中国のマスコミに、この政策を継続すれば、インフレから人民元大暴落につながると盛んに報道してもらえば、投機筋とくに在外、在内中国人が真っ先に元売りドル買いに向かいます。元大暴落で中国の輸出競争力急回復です。これで米国財務省債権にも完売御礼のたれ札がつきます。
これこそ現在中国が自国民と世界に貢献する妙案です。
要は、現中国共産党執行部に実行するだけの胆力と知力があるか次第です。きっとないことでしょう。
   (ST生、神奈川)

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 樋泉克夫のコラム
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「革命の大義」と「民族の栄光」のための生贄
 『越南 柬埔寨 華僑的悲惨自白』(科華図書出版 1982年)


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 いまからちょうど30年前の1979年2月のことだ。
カンボジアと国境を接するタイ東部のアランヤプラテートに1週間ほど滞在したことがある。
街の東を流れる小川に掛かる橋を越えた向こうはポイペト。後にカジノの街に変身したが、当時はポル・ポト派の重要拠点の1つだった。カンボジア東部から掃討をはじめたヴェトナム軍は、プノンペンを放棄し西方のカルダモン山系を目指して潰走を続けるポル・ポト派を追尾した。
ポル・ポト政権崩壊を機に多くのカンボジア国民は恐怖政治を逃れ、難民となってタイ領に溢れだす。

 宿はアランヤプラテートでなんとかみつけた老朽ホテル。
部屋に冷房設備なんぞあるわけがない。天井の扇風機が唯一の頼りだが、淀んだクソ熱い空気をかき混ぜるだけ。
眠れないままに時が過ぎる。と、遠くカンボジアの方角からドーンと大砲の音。次いで大地が揺れ、部屋の調度がガタガタと音を立てる。やがて明かりがスーッと消え、扇風機が音もなく止まる。
部屋の中も窓の外も漆黒の闇。蒸し暑い空気・・・そこは戦場に接していた。

 翌朝、カンボジア難民のためにアランヤプラテート北郊に設置されたカオイダン難民収容所へ。
国境沿いに北上すると、カンボジア側のジャングルの中から難民の群れが現われる。彼らも収容所に向かうのだ。
当時、ここに14万の難民が収容されていた。難民収容所とはいうものの、紛うことなき人口14万の都市。
美容院、床屋、仕立て屋、食べ物の屋台が軒を並べ、キャバレーから売春業者まで。驚くなかれ経営者の大部分は華人。
そこで屋台のオヤジに尋ねると、タイまで逃れれば難民収容所がある。人が集まれば食べ物屋台は商売になるはずと、一家で手分けして厨房用品を担いで地雷原を突破してきたという。収容所には華人の相互扶助のための自治組織まで結成されていたのだから、さらなる驚き。

 3日、4日と通うと顔なじみの華人難民もできる。
彼らは宛先は書いてあるが切手の貼ってない航空郵便封筒を差し出し、バンコクに戻ったら申し訳ないが切手を貼って投函してくれという。
何通か読ませてもらったが、多くはフランスやアメリカに住む親戚・友人宛に血の繋がりがあることを証明してくれ。航空運賃をだしてくれなどと書かれた救助や渡航援助を依頼するもの。
自分たちの苦境を香港などのメディアに訴える投書もあった。

タイに逃れたヴェトナムやカンボジアの難民からの、そんな訴えを120通ほど集めて編まれている本書に、さてバンコクで投函したやった手紙も収められているだろうか。
「『祖国』とは呼べない『祖国』に、なぜ我々は同情と援助を求めるのか。
我われを虐殺した人殺しのポル・ポト集団を中国共産党が支持する理由が、いま、やっと判った。
後悔したところで、時間は戻ってはこない」(「騙されるのは一度だけでいい」)。「なぜ共産党は無辜の人民を苦しめるのか。中国共産党と暗愚のシハヌークがポル・ポト殺人集団を支持しなければ、カンボジアでこんな悲惨な出来事が起こりようはなかった。
ヨーロッパの国々は人道的に難民を受け入れてくれる。私は中国人であること恥じ、恨む」(「これが共産党のいう民主だ」)。
なかには、「金儲けと仲間第一の我々の生き方が現地の人々の怨みを招き、現地社会への同化が表面的でしかなかったがゆえに、中国共産党の第五列と見られてしまったのだ」(「華僑の特徴の欠陥」)と、自分たちの生き方こそが惨禍の要因だとの反省も。
華人難民の訴えに、30年前のカオイダン難民収容所での1週間が蘇ってくる。

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(休刊のお知らせ)地方講演旅行のため小誌は3月11日が休刊となります。
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宮崎正弘の新刊  http://miyazaki.xii.jp:80/saisinkan/index.html
  四月初旬刊行が決定
 宮崎正弘・石平『中国人論』(ワック。仮題) 
       

宮崎正弘の近刊  絶賛発売中!
『やはり、ドルは暴落する! 日本と世界はこうなる』(ワック文庫、980円)
『中国がたくらむ台湾・沖縄侵攻と日本支配』(KKベストセラーズ 1680円)
 『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ、1680円)
 『北京五輪後、中国はどうなる』 (並木書房、1680円) 
 『世界が仰天する中国人の野蛮』(黄文雄氏との共著。徳間書店、1575円)
 『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』(KKベストセラーズ、1680円)
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  • 名無しさん2009/03/09

     『太平洋戦争はなぜ負けたか』の書評に関してですが、太平洋における海戦の敗因が「物量の差」などではなく海軍の稚拙な作戦の問題である事は、最近様々な研究者によって指摘されつつあり、その点では著者の主張はもっともだろうと思います。

     しかしあの戦争の最大の問題は大日本帝国軍が米軍に個々の戦闘で負けたことではなく、ミッドウェー敗北以降の海軍軍令部が戦闘の結果に関して天皇陛下及び政府や陸軍に対してしばしば嘘の報告をし、戦争指導の根幹を誤らせた点にあります。これは自国の政府、国民、友軍、そして天皇陛下に対する背信と言っても過言ではありません。