国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2009/01/24


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成21年(2009年) 1月24日(土曜日)
       通巻第2466号  臨時増刊   
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(読者の声特集です)
  
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(読者の声1)民主党殿。「漢字テスト」? もういい加減にしなさい!
こんな政党にたとえためしとはいえ、断じて政権を試す時間の余裕は国民にない。
 なんという低レベルの国会議員か。外人に参政権? 何処の國がこんな馬鹿なことをいうのか? 集団発狂でもしたのか。
   (各務原市  MY生)


(宮崎正弘のコメント)石井一議員のことですね。あの方はバイコクドテキでは。



   ♪
(読者の声2)米国政治情勢に関して貴誌によく投稿される、「伊勢ルイジアナ」氏のコメントが大変興味深い。生身の米国が読み取れます。オバマは張りぼての中身の無い操り人形だと思います。南部人は本質を見抜いているから醒めている?
   (V生)


(宮崎正弘のコメント)現地のなまなましい皮膚感覚からのオバマ批判は、日本のマスコミが書きませんね。



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(読者の声3)貴誌第2464号で拙見への「ネタニヤフ復活なるか?」というコメントですが、2006年夏の第二次レバノン戦争以降は強面の伊達男ネタニヤフが一貫して世論調査で優勢ですので、余程の事がない限り組長(首相)就任でしょう。
カディーマ(連立与党)党首リブニ(外務大臣)姐御もガザ紛争の直前に「Enough is enough !(いい加減にしやがれ)」と啖呵を切るなど気っ風が良いのですが、女性にイスラエルの安全保障を任せられるかという不安を結局、払拭出来ない。
あと、坊ちゃん顔の武闘派若頭バラックは怒れば怖いが、甘い顔をしてアラファトに舐められた過去の切傷が充分に癒えていない。
 それでリクード政権を前提に考えた場合にイスラエルの政局は非常に安定する。
特に外交でネタニヤフがシリアなどと和平交渉を始めた場合、カディーマ党や労働党に反対する理由が無い。これが逆にリブニが首相だとリクードが嫌がらせを始めて交渉の足を引っ張る。
イスラエル右派の政治文化では政権に就いていないか、非主流派になった右派政治家は寄り右側へ寄って強硬派ぶる。一方で同じ人間が政権に就いた場合は比較的穏健な姿勢を見せる。

例として、ネタニヤフが首相の時、シャロンがより強硬であったし、逆にシャロンが首相になるとネタニヤフがガザ撤退に反対して立場が入れ替わった。
この「からくり」に気が付いたらイスラエル政治が見える。結局、ネタニヤフもシャロンも同じカテゴリー(タフネゴシエイター)の政治家で教条的右派ではない。
それ故に極右入植者からは疑いの目で見られている。彼らが凄いのは政権から遠いと判断すれば、恰も「教条派」であるかの如くに振舞う事。特にネタニヤフはカメレオン的です。
 
イスラエルと米国指導者との個人的関係の構築の要素もあります。
クリントンと暗殺されたラビンとは上手く行ったがネタニヤフとは合わなかった。ブッシュ・ジュニアとシャロン及び後継者のオルメルトとの関係も良い。
オバマとネタニヤフとの関係ですが、二人には共通点がある。一つは米国の大学で学んだ事。二つ目はそれ以外の国(インドネシア・イスラエル)での生活。加えて、三つ目はレトリック能力の高さ。
オバマが弁の立つのは知られましたがネタニヤフもMIT時代からディベート・クラブで活躍するなどと同じ文化的背景もある。
  (doraQ)


(宮崎正弘のコメント)暗殺されたラビン(イスラエル元首相、労働党、ノーベル平和賞)の親友でもありライバルでもあったペレス元首相(現大統領)が来日したときに村松剛氏と一緒に議論したことがあります。何が驚きであったか、最初から最後まで世界の軍事情勢の分析でした。ペレスは「ハト派」と目された政治家ですが。。
 女性政治家? 鉄の宰相=ゴルダ・メイアーがいました。イルグンの女性兵士上がり。リブニ外相だって、すくなくとも日本のオザワとか、オカダとか比べるとしたたかな政治家の器量があり。彼我の距離はまさに雲泥の差、政治家の“でき”が違いますよね?
 そもそもイスラエルは女性も徴兵制あり、機関銃をつかえます。
 ネタニヤフは元国連次席大使。兄貴はエンテベ奇襲作戦でハイジャックされたエル・アル機から人質を救出したとき、イスラエル特殊部隊で唯一戦死した“英雄”です。イスラエル国民の信頼度が違います。
 しかし、世界情勢があと貳週間でどう変わるかわからず、ネタニヤフが次期首相に確定と予測するには時期尚早ではありますまいか。



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(読者の声4)21日未明オバマの就任演説を半睡状態で聴いていて、唯一耳に飛び込んできて記憶に残ったのは、六十年前に父親がアメリカに来ていたら入れない料理屋があった、その国のトップに息子が登り詰めた云々のくだりでした。
オバマの情動が表れていたのはそこだけでした。
黒人たちが公民権運動を起こして自ら権利を獲得するまで、料理屋だけでなく、住むところ、通う学校、乗るバスの座席、列車の車両などあらゆる場面で白人と区別され、就職も黒人と白人間の通婚も容易ではありませんでした。
あの演説会場やその後のパレードの沿道に集まった民衆の過半は黒人たちだったと報じられています。
オバマは選挙キャンペーン中抑えていた自分が黒人であることを、就任演説で上のようにさらっと触れましたが、その部分は集まった黒人はもちろん、全米の黒人の魂にキラリと輝き、深く刻印されたことでしょう。
人口比率12%の黒人から建国以来はじめて大統領がうまれた米国と同様なことが日本に起きるとしたら、在日から帰化した日本人やその子や孫あたりが首相になるような事態でしょうか。
その場合、肌の色や外観では区別がつかないわけで、本人がカミングアウトしないと、それとは分かりませんから厄介です。
その帰化人首相が親や先祖の出身国にシンパシーを持つような仁であれば深刻なことです。
そのような首相に日本人政治家がつるんだら(すでに喜んで引き込まれるだろう日本人政治家が与党にもいます)、日本は溶解してしまいます。
最大野党が政権を握った場合、数代先に隠れ帰化人が首相になり、日本を溶かしてしまう怖れがないと云えるでしょうか。
親・先祖の出生国や肌色や民族が違うことを前提に、国旗や国歌を表象にして、国民意識を理念的に統合している人工国家の指導者は、きちんとしたふるいに掛けられ選出されています。
しかし日本のように長きに渡る血の混交を通して築かれた、それが深く濃いとはいえ、ふわっとした緩やかな一体感の上に築かれた我が国は大丈夫なのでしょうか。  
オバマの就任式を観ていてふと、そんなことを考えてしまいました。
   (有楽生)


(宮崎正弘のコメント)この場合、多民族移民国家と単一民族国家とを同列に比較するのは無理があるのでは? オバマ政権の実態は、ヒラリー民主党主流派政権であり、そもそも議会にも内閣にもオバマは「オバマ派」がいない。民主党主流派のマスコットみたいなもので、日本で言えば自民党多数派のそれだったカイフとかいう首相と似ていないこともないのではありませんか。
 しかしオバマの独創的な強みとは、テレビをつかって、国民に直接メッセージをおくり、ネットに頻繁に登場し、しかも保守のブログにまでバーナー広告をはさんで、従来の派閥力学をこえた政治を目指しているところに新しい可能性を宿していると思われます。



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(読者の声5)私は、オバマに「(移民、建国してきた)我々の先祖は・・・」とか「60年前、レストランにも入れなかった黒人の子供が、ここで宣誓している」ようなことを言われると「エー、チョット違うんじゃないか」と思うのですが、なんか誤魔化していませんか? 
アメリカ人はどう感じているのでしょうか?
ルイジアナの伊勢さんも教えてください。
(SH生)


(宮崎正弘のコメント)小誌はやはりミニコミなのでしょうが、それゆえに大手マスコミの報道には飽き足らないひとたちが異見を求める役割も果たしている。曾野綾子さんに拠ればオバマは小説家に向いていると思われるほどレトリックが旨いそうです。



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(読者の声6)インドが、「カーンは核技術を盗んだ」と罵った。「盗んだタァ、何だ!ヒンズー野郎。ロバの口と、肛門の違いもわからんくせに」と言い返した。
次にミサイル開発、次にミサイル防衛と限りなく拡散していく。
このArms Raceでは、チャイナマンが一番熱心だ。
上海の真夜中の麻雀のようにのめりこんでいく。結局、民主主義国家でないどれかを潰さないとやめない。
オバマにはそんな根性はない。だから制裁決議かなんかで、財布がカラッケツになるのを待つ。
誰かさんが、「アメリカは軍事大国だから米経済は衰退しない」と。
(何か薬やってない?)
いずれにせよ、どなたさんかババを掴む。三年も前から北京五輪後の中国経済の破綻を信じていましたよ。宮崎先生が書いていた「保八」を聞いて大笑いした。ウエン・ジャオオバオ(温家宝首相)さんはいつまでも学ばない。
そういえば最近、中国人の紳士を見ないですね?「どんびゃく、突っぱねていると、コケルゾ」とどなたか説諭してあげてくださいよ。
(伊勢ルイジアナ)


(宮崎正弘のコメント)もう転(こ)けたから、その説諭では遅すぎる?
二〇〇九年一月二十一日に中国から公式に発表された〇八年度のGDP成長は一桁の九%に激減でした。しかも同年第四四半期のそれは六・八%でした。
世界銀行は、今年の中国のGDP成長を4・5%としていますが、おそらく、この最悪数字さえ下回るでしょう。



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(読者の声7)質問が2つあります。
一つめは09年第3四半期から景気回復が始まるかもしれない、とするご見解ですが、来月株価がさらに下がり、日経平均が5千円を切るような事態にまで進んでしまった場合、宮崎先生はどのようにご判断なさいますか?
欧州企業の業績が公表されることによる更なる株価の下落は、あり得るシナリオだと思います。
そこが株価の大底になって、10年前半に景気回復が始まるという可能性は如何でしょうか。
  次に中国のバブル再燃(復活)の可能性についてです。昨年11月に発表された4兆元(約56兆円)規模の大型景気刺激策などを次々に連発して、とにかく消費を煽る政策をとり続ければ、一定期間は実現できるのかもしれません。
やがて米国は中国と日本に債券を押しつけてくるでしょうし、中国のバブル再燃は、米国の利益にもなり得ます。
米中がタッグを組んで新たなペテンを仕掛けてくる可能性はあるでしょうか? そしてその時の(バブル復活時の)期間と規模はどの程度を見込むべきでしょうか?(かなり難しい予測だとは思いますが)。
中国でバブルが大規模に復活した場合、「その後」が怖いですね。更なる奈落が待ち受けていることになるでしょうから...。
 以上、何らかのご教示をいただければ幸いです。
  (TT生、文京区)


(宮崎正弘のコメント)もし昨年11月に7000円を割り込んだ株価が「大底」であるとすれば、株価はことし第三四半期から回復基調にはいります。が、オバマ経済救援法案が、二月に議会が拒否され、ウォール街がもう一度「大底」にむかって下落を始めた場合、ご指摘のように回復は来年(2010)以降に後退するでしょう。
 株価は景気の先行指標でもありますから、しばらくは目を離せない。
 中国でバブルが復活する? 海外へ投機資金が逃げ出して、逆に卸売物価がさがっていますから、現状ではちょっと考えにくいのでは?



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(読者の声8)貴誌2465号「読者の声1」。拙問に関して解説して下さいました範囲のことは、私なりに理解できているのですが、個人や企業の手元滞留程度では、世界の大企業が軒並み破綻するとは思えないのです。
リーマンの場合は、間違いなく自己責任の無謀な再投資が全て失敗に終わったも、即ち、負けを一気に取り戻すために倍倍の再投資を続けたに違いないからです。
ビッグ3の破綻は、一般大衆を相手にした企業でありながら、原油の暴騰を傍観し燃費の悪い米国産車の販売不振を加速させた結果であり、これも自己責任でしょう。
金融危機の元凶が低所得者向け住宅のサブプライム・ローンの破綻と決め付けられていますが、これは金融危機に至る途中の現象に過ぎないと考えます。
日本のバブルの発生は、金利安で預貯金を保有する大衆が株式市場に大挙参入し、原油安と円高で収益が倍増(?)した企業が総参加で、一任勘定の株式投資に全員参加、加えて、実数値には程遠い日経平均を商品化したため更なる株式の暴騰を呼び込み、そして、一気に崩壊した経過を振り返りますと、今回の金融危機に至るまでの経過が、原油の暴騰から暴落までの経過と全く同じ、その間に、サブプライム・ローンの破綻し、それを商品化していたために世界規模の金融危機となり、現在に至ったと見ていますが、リーマンの破綻は日本の「住専」の破綻とそっくりではないものの類似している。
この金融危機の陰で、ほくそえんでいる金融勢力(陰の仕掛人=ロックフェラー、ロスチャイルドの様な金融勝者)がいるはずだと考えています。
世界中に滞留している資金は膨大な金額だと推量できますが、世界に流通するドルの総量で考えれば、その半分以上が米国以外の国にストックされているのではないでしょうか。
 今後の最重要な問題点は、ドル安・円高がどこまで進むかでしょう。
それによって、世界金融がどう変化し、激変するかでしょう。この激動期の日本に、金融指南役の専門家も権威も一人としていない。与野党の政治家は半人前ばかり、出てきたのが竹中ではお先真っ暗だと思ったらその通りの慶応馬鹿で、未だに日本は金融の世界に活路を乱すべしと宣っている。宮崎先生、日本の政財界、金融界を正常に導いてください。
  (KI生、千代田区)


(宮崎正弘のコメント)ご質問が多岐に亘るので、この場ではドル安・円高に関してのみ。円高は異様な独歩高。つぎに人民元暴騰をアメリカは仕掛ける魂胆かも知れません。
 ガイトナー財務長官は、なぜ指名公聴会で、あのような意見を述べたのでしょう? 
 「中国は人民元を(不当に安く)操作している」と。
チャンとご説明したいのですが、小生儀このところ講演会と新年会が続き、言い訳になりませんが、きょうは今から拓殖大学シンポジウム(下欄参照)で、時間が足りません。
 このことに関しては次号に譲ります。



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(読者の声9)毀誉褒貶の激しい竹中元財務相について、霞が関の官僚氏から以下のようなメールがありました。 
(引用開始)
「そもそも小泉・竹中改革の功罪がまともに議論されていないことが問題でしょう。
小生は小泉さんの公共事業削減と竹中さんの金融再生については高く評価しています。 ただ新自由主義、市場原理主義が完全に破綻して世界中で見直しをはかっているときに、未だに改革が不十分なのが問題とはあきれます。経済的にも文化的にも国賊でしょう。
海外の識者は、この期に及んで「小さな政府、官から民へ、政治主導」と言っている小泉亜流の中川秀、渡辺、小泉チルドレン、民主党などが幅をきかせているようでは日本は当分浮上しないと見ているでしょう。あと最近は役所も地盤沈下から劣化が進んでいる気がします。皆保身のために定額給付に抵抗できないのが証拠でしょう」。
(引用止め)

今週発売の或る週刊誌は竹中バッシングの記事を掲載しています。そのタイトルにある通り、”厚顔無恥”の仁ですが、施した政策には陰としての失策だけでなく陽としての功があります。
小泉・竹中改革の功とは、上の官僚氏が指摘している公共事業の削減です。
これで支えられていた地方経済はズタズタになり、怨嗟の声を挙げていますが、当時国民は無駄な公共事業の削減に拍手喝采をしました。 
その後、地方経済を活性化する効果的な手法・施策を編み出せなかった政治家と行政の怠慢のツケまですべて彼に押し付けるのは如何なものでしょう。
もう一つ挙げてよい功は、銀行に対して不良資産の処理を徹底的にやらせ、経営責任をとらせたことです。保たない銀行は他行に合併・吸収させて容赦ありませんでした。
日本の銀行は二つだけでよい(みずほも要らない)との竹中のドラスティックなスタンスは、安穏な銀行マンを震え上がらせました。繰り延べ税金資産という、誤魔化し的会計処理を一切認めないと大上段に構えた時は、甘えきった銀行を相手に返り血を浴びる覚悟で本気で屶を振るうつもりだなと感心しました。
同族会社をつくって節税したり、住民票を頻繁に日米間で移動させたりしていたとしても、個人的範疇のことで取るに足りません。しかしだんだん権勢に奢り昂ぶり、りそな銀行の国有化では木村某を使そうしてゴーインな所業(会計方針を唐突に変更させた)に出て、ミソを付けました。 
会計監査法人に圧力をかけ(担当者が自殺しました)りそなを破産状態に追い込み、外資の餌食にしたのです。
竹中が主導した新自由主義、グローバル資本主義、市場原理至上主義は、理論・主張としては美しく立派です。
しかしやってみれば、人間社会を煉獄と化してしまう、まさにホッブスが『リバイアサン』で描いた弱肉強食の状態を招いてしまいました。
日本は小泉改革という名の熱狂に浮かれて、竹中の旗振りに踊らされて、その先に待ち受けていた滝つぼ、断崖絶壁に気づかず、突き進みました。
そして巧く行っていた社会主義的資本経済を放棄し、伝統的社会慣行は捻じ曲げられ、調和していた社会を潰してしまいました。
竹中はその失敗に気づき、その非を認めて、懺悔し、自分が仕えた小泉首相のように表舞台から静かに退場すべきです。
しかしあちこちに盛んに露出して、『小泉構造改革が失敗だったのは、その構造改革が徹底されなかったからだ』とか、「『新自由主義』と評論家は言うが、小泉さんも私も新自由主義を実現しようとして政策なんてやらない。政策の現場はそうじゃないのだ。思想分類とは違う。そこにある問題があってそれを解決するためにどうすればいいかというのが政策だ」と、自分のなしたことごとすべての正当化を図ろうと自己弁護し続けるのは見苦しい限りです。
もう誰も竹中の言うとおりだと思っていないのです。竹中の詭弁としか受け取っていないのです。
破綻した日本経済を、今こそ日本的調和社会を再興する経済運営へかじを切り替えるべきです。今の自民党ではダメで、民主党には尚更任せられません。
総選挙の後に、当選した政治家が離散集合して、社会主義的資本経済の再興を標榜する新政党が誕生することが望まれます。総選挙前に政党の再編成があれば理想ですが、到底無理でしょう。
(HN生、横浜)


(宮崎正弘のコメント)自由市場、グローバリズムの騎手だった中谷巌氏があっさりと誤認を認めて懺悔し、そういう著作も出されたが、驚き桃の木、『月刊日本』最新号で、佐藤優氏と対談しています。
嘗ての経済政策を牽引した人々の変節が次に何をもたらすのか興味があります。
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 拓殖大学日本文化研究所からシンポジウムのご案内
きょう、午後、お茶の水へ散歩がてらお気軽にご参加下さい。
入場無料です!

 『昭和維新運動』再考
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  パネリスト (五十音順、敬称略)
  
岩田 温  (拓殖大学日本文化研究所客員研究員)
  桶谷秀昭  (文藝評論家)
  佐藤 優  (起訴休職中外務事務官)
  藤井厳喜  (政治評論家、拓殖大学日本文化研究所客員教授)
  宮崎正弘  (評論家、作家)
  ロマノ・ヴィルピッタ(京都産業大学教授)
  司会     井尻千男(拓殖大学日本文化研究所所長)
         △
 とき    平成21年1月24日(土曜日) 午後一時〜五時
 ところ   ホテル東京ガーデンパレス
       http://www.hotelgp-tokyo.com/
       入場無料。予約不要。席は十分あります。お気軽にお出かけ下さい。
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((((( 編集後記 )))))●佐藤欣子さんが亡くなられた。産経新聞の訃報欄で知って、葬儀へ伺おうとしたら近親者で密葬の由だった。夫君の佐藤誠三郎氏とは小生、おつきあいがなかった。欣子さんとは意外に頻繁に出会った。最初は十数年前、ラジオ日本の番組だった。南丘喜八郎氏(現『月刊日本』主宰)の紹介だった記憶がある。●鮮烈な記憶がふたつ残る。ひとつは或るシンクタンクの創立二十周年だかの総会で、「その筋」の黒背広が千人以上、会場のホテルを囲んだとき、なぜか小生にも佐藤女史にも招待状がきてい、参加すると、その異様な雰囲気に「宮崎さんの背中に隠れて会場をそっと出たい」と言われ、そのまま出口に見送った。参議院議員に全国区から中曽根・大勲位氏の推薦ででた。タイミングが悪く、政権は違う首相に移行しており、当時の橋本幹事長は佐藤さんの名簿序列をいきなり二十位におとした。最後まで恨んでいましたっけ。●憂国忌二十五周年のときに壇上にたって、憲法改正と三島由紀夫について語って貰った。楽屋で「檄文」を読み返され、佐藤さんは「三島先生は、ちゃんと憲法改正の要諦をつかれていたのですね」とぽつり呟かれたのも印象的。六年前までは、よくパーティでお目にかかり立ち話をしたが、最後に帝国ホテルで見かけたときは、やや記憶力減退の兆候があった。憲法学者、めずらしい女性検事あがりの学者で、議論がすきな人だった。合掌。
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  • 名無しさん2009/01/24

    竹中がテレビに出てきたら、すぐにチャンネルを変えてます。日本に居られるのが不思議ですね。