国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2008/12/23


◎小誌登録読者13200名!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

◇本日は天皇誕生日です 国旗を掲げましょう
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成20年(2008年) 12月23日(火曜日) 
         通巻第2431号  臨時増刊号
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

 「人民元からの大脱走」が本格化している
   中国またもや金利を劇的に下げて資金供給を増加させる一方で
***************************************

 中国がまたまた金利を下げた。
 12月22日、中国人民銀行は、基準金利を0・27%切り下げ、貸し出し金利は5・31%、預金金利2・25%とした。
下半期だけで五回目の利下げ、23日から実施される。
 過去一年間だけで20回近く、中国人民銀行は金利を調整したことになる。

 一方、外貨準備高が九月末から減少に転じていたことが露呈した。
 初めての異常事態発生である。
 九月末に公表された外貨準備は1兆9056億ドル。ところが十月末に、これが1兆8900億ドル内外に目減りしているとロイターが伝えた。同期の貿易黒字は352億ドル、それなのに166億ドル減った? ということは単純計算しても、500億ドル強が、中国から“脱走”したことにならないか?

 異常な外貨準備のからくりはこうだ。
 輸出で外貨が貯まったのは事実である。対米黒字は多い年で2400億ドルに達していた。
だが、中国の外貨準備高は、その二倍から三倍のペースで増えていた。

 第一に人民元安を維持するために当局が大量のドル買い介入をしてきたからだ。
これは日本も2004年から三年間で、合計43兆円を注ぎ込んでドル買いを行ったように、為替レート維持が目的だった。
 
第二に、しかしながら米国議会の人民元切り上げ要求に応えるため06年7月に2・1%切り上げて、爾来、20%近く切り上げてきた。


▲相対的に日本円が強くなる可能性が高い

 そうした金利、為替政策を続行すれば、理論的には外貨準備高が減少に向かうはずである。
だが実態はそうならなかった。世界の投機筋、とくに米国の華僑ファンドが、さらなる人民元高を狙って、投機資金をどっと中国に投下し人民元預金に回したからだった。
 人民元は香港ドルより強くなり、日本円は一人民元=13円から、17円に上昇したほどだった。
人民元は米ドルにペッグしているからだ。

 流れが変わった。
 人民元高は終わったと世界の投機筋が判断し、おそらく一斉に中国からドル資金を引き揚げ始めたのだろう。
 リーマン・ブラザーズの破綻以後、人民元は過去貳年間ではじめて弱含みに転移し、さらに切り上げではなく「切り下げ」が市場で噂されはじめていた。

 今後、人民元暴落もあり得るだろう。外貨準備も、おそらく年末までに一兆ドル前後までに「激減」を繰り返す恐れがある。
 つまり、相対的に円はまたまた強くなるだろう。
   ◆
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
(読者の声1)12月21日のテレビで対馬の国会議員(日本の)の視察のことを放映していた。
その中でコメンテーターが、「対馬の人に聞いたところ対馬の土地は坪2万円ぐらい」だそうだ。離島新法を作り、対馬や離島の人が所有不動産を売りたい時に日本人の買手がいない場合、日本政府が買い取り国有地にするといっても法律が国会を通り、施行されるまでにはかなりの時間がかかる。
第一に法律案をこれからつくるのではないか。反日的官僚がなかなか協力しないことも十分に考えられる。      
そこで離島新法が成立するまで、将来のリゾート開発や日本政府の買い取りを前提に不動産会社であるなしに拘わらず、日本の企業に買い取ってもらったらどうだろうか。
二万円×一万坪でいくらだろうか。アフリカのボツワナ政府でも買える金額だ。            
いま現在対馬では韓国人が日本人名義で購入した土地が沢山あり、リゾート開発を狙っているそうだ。そのリゾート開発の計画が達成された時、韓国は、いまはおとなしいが、対馬や日本に牙をむくだろう。
是非、心ある企業家や企業を探して説得を始めてください。
政治家の諸先生方もお願いします。このままでは対馬から日本が壊れてしまう。
   (T33)



(宮崎正弘のコメント)山猫ランド、対馬の憂鬱。



   ♪
(読者の声2)黄文雄氏が1月31日、2月14日、3月28日に連続「6時間講演会」【参加費無料】
テーマは「日本植民地の真実」「日中戦争史観」「大東亜戦争の文明史的貢献」です。
■主催:拓殖大学日本文化研究所
■講師:黄文雄氏
 
■1月31日(土)10:00〜17:00 申込締め切り:1月20日 教室:S館401(200名収容)
 「日本植民地の真実」 植民地史、比較植民主義 日本と東亜の近代化

■2月14日(土)10:00〜17:00 申込締め切り:1月20日 教室:F館301(80名収容)
 「日中戦争史観」 日中戦争の歴史背景、本質、歴史的役割

■3月28日(土) 10:00〜17:00 申込締め切り:3月18日 教室:C館301(200名収容)
 「大東亜戦争の文明史的貢献」 大日本帝国の文明史的意義と歴史貢献

■会場:1月31日は同文京本部S館
    2月14日は拓殖大学文京本部国際教育会館F館
    3月28日は同文京本部C館

1)以上3回にわたる講座は従来1年間の講座エッセイと論闘を1回6時間に要約した  もの。
2)近現代史の真実と史観に対する徹底論証。
3)3回にわたる講義は講師の文明史学50年研究の最後を総括するもの。
4)各回の講座にはゲストの特別講義も予定しております。
★講座出席は正式申し込みによる登録者に限る。
■参加要領(講演会申し込み)
 会費:無料
 教室収容人数の関係で200名(1・3回目)と80名(2回目)限定とする。

■申し込み期限と方法
・1回目と2回目は1月20日まで、3回目は3月18日まで
・A:1〜3回全講座出席 B:1、2、3回各回限定(AかBかのいずれを記入する)
・参加者名と連絡住所を明記し、E-mail またFAXを下記の連絡先に
 黄文雄事務所 E-mail:humiozimu@hotmail.com 
 FAX:03−3355−4186
*電話でのお申し込みはご遠慮ください。

       ◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
****************************************
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ◆
(お知らせ〉
「田母神俊雄(前航空幕僚長)」講演会
     http://mishima.xii.jp/koza/index.html
・日時 12月25日(木) 18時30分から20時30分
・会場 内幸町ホール(千代田区内幸町1-5-1 TEL: 03-3500-5578)
     http://www.uchisaiwai-hall.jp/data/koutsu.html
・会場分担金  おひとり2000円、学生1000円
・主催 国防問題研究会 共催 三島由紀夫研究会 後援 日本保守主義研究会
・問い合わせ先  daihonei2div@hotmail.co.jp   
         携帯090−3201−1740
    △
 当日の式次第は下記の通りです(予告なく変更されることがあります)

1830  開会 司会   佐々木俊夫(三島由紀夫研究会を代表して)。
       国歌斉唱
       主催者挨拶   中西哲(元「全日本学生国防会議」議長)
       後援団体挨拶  岩田温(日本保守主義研究会)
 1837  審査過程    花岡信昭(政治評論家、論文審査委員)
 1845  講演      田母神俊雄・前空幕長
 2015  閉会の辞    高山正之(コラムニスト)
   ♪
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
****************************************
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(((((編集後記)))))●じつは日本ほどミニコミ誌が発達している国はないのではないか。たまたま昨日(22日)一日だけで拝受したミニコミ雑誌、ニューズレターの類いは『月刊日本』、『国民新聞』とややメジャーなメディアにくわえて、「知的インフラ通信がらがらへび」(大沢正道氏ら。パル出版)、「政治文化情報」(四宮正貴氏主宰)、「ざっくばらん」(奈須田敬氏主宰)、「マスコミの報道を正す会」(加瀬英明氏ら)など。毎月受け取るのはおそらく二、三十誌。殆ど丁寧に拝読後、じつはこれを特集別に、台湾と韓国の友人に送っている。「どうして日本には身銭を切って、ああまで熱心なミニコミ雑誌を出すのか。それが不思議だ」というのが反応である。「日本の大手メディアの主張とまったく違う。これが草の根の日本の意見か」と驚嘆するのです。●
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

宮崎正弘の新刊予告
 
『やはり、ドルは暴落する! 日本と世界はこうなる』(ワック文庫)
        (定価980円<税込み>。12月25日発売!)
 
1ドル=90円を割り、87円をつけた! 迎え撃つ{円高時代}の日本を逆にチャンスと考えてみよう。百年に一度の危機をチャンスと捉え直すと世の中はこんな風に。
        ◇ ◇

┏━┳━┳━┳━┳━┳━┓ 
┃好┃評┃発┃売┃中┃!┃
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┛
宮崎正弘の最新刊
 『中国がたくらむ台湾・沖縄侵攻と日本支配』(KKベストセラーズ 1680円)
 『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ)
                 (全332ページ、写真多数、定価1680円)
 『北京五輪後、中国はどうなる』 (並木書房、1680円) 
 『世界が仰天する中国人の野蛮』(黄文雄氏との共著。徳間書店、1575円)
 『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』(KKベストセラーズ、1680円)
     ◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
 ◎小誌の購読(無料)登録は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
 http://www.melma.com/backnumber_45206/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2008 ◎転送自由。ただし転載は出典明示。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • 名無しさん2008/12/23

    中国元のここのところの切り下げの原因と外貨準備の現象に対する切り口が間違っている。単なる国内景気刺激のための輸出振興の一環で切り下げを行っているだけ。米大統領の交代時期で政治空白の間に少しやっておこうという思惑ぐらいである。資金の引き上げは確かに起こっているが、それはドルに向かっているのではなく主に日本円へのシフトは進んでいる。更なる円高への期待と、ドルに対する失望。

    元と日本円のクロスレートは確かに14円ぐらいまで落ちてきているが、それはただ単にドルが崩落したため。ただそれだけの理由。元に原因も何もない。ドルと元のレートは多少の切り下げがあったにしろほとんど動いていない。

    大騒ぎするほどの動きは今のところ無い。なぜなら中国内の景気はハタからみるほど悪くなく、内需も諸外国よりは強いからである。多少の下落はあるにしろ、日本のバブル以降ほどの落ち込みもなく、既に底を打ったという話も多い。

    話題によく登る華南地域も、現地の認識では景気は横ばいだという話がほとんど。

    駅で切符買うのに並んだぐらいで人民大移動だとかいうのはあまりに稚拙。

    深いところは現地で商売してみないと分かりませんよ。。

  • 名無しさん2008/12/23

    昭和天皇が云われた「日本円」が高いのは良い事ではないか?経済界にも今一度かみしめて欲しい言葉です。