国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2008/12/16


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成20年(2008年) 12月16日(火曜日)
         通巻第2422号  
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(本号はニュース解説がありません)

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〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〈お知らせ〉〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

「田母神俊雄(前航空幕僚長)」講演会
     http://mishima.xii.jp/koza/index.html

・日時 12月25日(木) 18時30分から20時30分
・会場 内幸町ホール(千代田区内幸町1-5-1 TEL: 03-3500-5578)
http://www.uchisaiwai-hall.jp/data/koutsu.html

・会場分担金 おひとり2000円、学生1000円
・主催 国防問題研究会
 共催 三島由紀夫研究会
・問い合わせ先  daihonei2div@hotmail.co.jp   
         携帯090−3201−1740
 (予約は受け付けておりません。当日、直接会場へお見え下さい)
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(読者の声1)いつも貴重な情報を、有難うございます。
さて信時潔の『海道東征』は、下記のホームページで無料で試聽することが出來ますのでご紹介します。
http://www.geocities.jp/kaidoukita/index.html
 本HPでは、昭和44年10月6日 北九州混聲合唱團が小倉市民會館で
       指揮 : 木下 保
       ピアノ: 岡本喜久子
で演奏した全曲を實況録音で聽くことが出來ます。
 曲は下記の8曲から構成されてをり、HPでクリックすると演奏が始まります。歌詞も全て表示されます。
1. 高千穗  2. 大和思慕  3. 御船出  4. 御船謠 5. 速吸と菟狹  6. 海道囘顧、
7. 白肩の津上陸  8. 天業恢弘
 HPを開くと、BGMとしてメロディーが流れます。
小生はパソコンで作業が續く時は、これを背景で聽きながらやります。氣分爽快になります。お世辭拔きの名曲です。
   (牛頭主人)



(宮崎正弘のコメント)そうですか、さすがネット時代。レコードを探していたところでした。貴重な情報を有り難う御座います。



   ♪
(読者の声2)「支那事変当初のドイツ軍の役割と意味」。
1.支那事変は情報が錯綜するので混乱しやすい。
蒋介石正規軍がナチスドイツの鉄兜をかぶり、モーゼル機関拳銃や短機関銃を持ち、マッシュポテト型の手榴弾を装備しているので異様な感じを持った人が多いだろう。

2.ドイツとはヒトラーのこと:この時代のドイツとはナチスドイツであり、ヒトラーのことである。だから支那事変はヒトラーがやらせたとなるが、こうなると上海事変直後に、何故ヒトラーがトラウトマン講和工作をしたのか、翌年ヒトラーは何故ドイツ軍事顧問団を蒋介石軍から強制的に退去させ帰国させたのか、という疑問が出てくる。

3.ドイツ軍事顧問団の役割:
1927年蒋介石は、ソ連の国民党を乗っ取る第一次国共合作陰謀に対抗して、反共クーデタを起こし、ソ連の軍事顧問団を追放し、その代わりにソ連の地政学的な敵であるドイツ軍人を雇った。英国軍人は香港を占領しており蒋介石は信用していなかったようだ。
この結果蒋介石は9年がかりの内戦に勝利し、1036.12には延安に追い詰められた毛沢東はソ連への亡命準備をおえていたという。
ここで西安事件が発生した。蒋介石がスターリンに逮捕されて降伏し、支那統一をあきらめて、半年準備して同じ反共の日本を攻撃したわけである。
ドイツ顧問団はナチスから派遣されお雇い外人として、蒋介石から破格の給与(とおそらく美女)をあてがわれており、蒋介石の指示通り兵器を購入し軍備を整えていたのである。だからドイツ製の兵器を蒋介石軍が大量に持っていたのであり、これが蒋介石の対日戦争に使われたのである。
ドイツ人軍事顧問は蒋介石の対日攻撃をアジア人同士の局地紛争と思っていたのだろう。

3.ヒトラーの極東戦略:
ヒトラーはソ連攻撃を狙っていたので、東部国境に反共勢力を育成することは戦略的に重要であった。
このため優秀な国防軍の軍人を反共の蒋介石軍に派遣していたのである。だから支那事変が始まると、反共勢力を維持するために、蒋介石と日本の講和調停を買って出たのである。しかし蒋介石はヒトラーの調停にウンと言わなかった。
本心は日本との戦争をやめたかったと思われるが、西安事件で降伏しスターリンに弱点を握られているので、傀儡になっていたのである。
ヒトラーは蒋介石の異常な動きからソ連に寝返ったことを知り、翌年の1938年6月にはドイツ顧問団を帰国させた。
ドイツ軍人は蒋介石の厚遇に感謝していたので帰国したくなかったが、ヒトラーに国籍剥奪で脅されてしぶしぶ帰国したという。

4.まとめ:
蒋介石軍におけるドイツ軍顧問の存在はそれまでの国共内戦の流れで存在した。それがソ連の蒋介石を使った対日戦に利用されたのである。
したがってドイツ国防軍の軍事顧問が、ヒトラーの命令で国共内戦勝利で支那統一五分前といわれた反共の蒋介石に、同じ反共の日本攻撃を進言したというのはヒトラーの戦略上、ありえないのである。
    (MC生)



   ♪
(読者の声3)通巻2421号に掲載の「中之院の軍人像」を調べてみました。
占領軍に軍人像の破壊を命じられずに残ったのかと思ったら、そのいわれが寺の説明に記されていす。占領軍に対して体を張って破壊命令を拒否した僧侶がいたということです。次のサイトの説明板1をクリックしてみてください。
 http://underzero.net/html/tz/tz_255_1.htm
 
次のサイトには参考文献が載っています。
http://d.hatena.ne.jp/Genza_Aboshi/20080105
     (none)



    ♪
(読者の声4)書評の中に「ドイツは日独伊三国同盟を結びながら、」とありますが、上海戦時点では日独防共協定です。
以下の時系列です。
1936年11月25日 日独防共協定本調印
1937年7月7日 廬溝橋事件
1937年8月13日 上海戦勃発
1937年7月5日 ドイツ軍事顧問団、漢口から引き上げ
1940年9月27日 日独伊三国同盟調印
  (KS生、神田)



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(読者の声5)貴誌コメント「表紙の兵馬!)のごとき上海上陸作戦で犠牲となった兵士の立像の迫力も凄い! これらは上海事変の犠牲者を追悼するために当時石像で作られ、いま知多半島中之院に安置されている由だが、一度、現場を見たいものである」
とありました。

「知多半島中之院/中之院軍人像」で検索したら画像がありました。
http://www.sukima.com/26_meisou02_02/07nakanoin.htm
http://www.indivision.cc/thc/makaiyurayura/2005/11/post_105.html
http://homepage3.nifty.com/ki43/sonota/nakanoin/nakano.html

千葉の中山法華経寺の境内に蒋介石と思われる胸像がありましたが、同寺とどういう関係か菩提寺の住職に尋ねたが不明だといわれましたが、どなたかご存知の方おりませんでしょうか?
  (山梨県 新津)



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(読者の声6)貴誌2421号。信時潔といえば「鎮魂頌」(昭和34年)があります。
たしか靖国神社の依嘱で作曲されたもの、「海ゆかば」に匹敵する重厚かつ荘重な作品といわれ、何度聞いても歌詞とあわせて深い感動を覚えます。
歌詞も楽譜も演奏もネットで入手できますので、未聴のかたはぜひググッてみてください!
折口信夫(昭和23年作)の詞は、第一連中のたった二行で、黒船以来の日本の現代史の悲劇を、美しい結晶にしています――

思ひみる人の はるけさ
  海の波 高くあがりて
  たゝなはる山も そゝれり。
かそけくもなりにしかなや。
  海山のはたてに 浄く
  天つ虹 橋立ちわたる。

――しかし海の波はますます剣呑、りりしかった山もぐずぐずになり、天つ虹はいまだ橋立たないのを、折口さんは知ってか知らずか、立山と白山を遠望できる能登の砂丘に眠っています。
  (石川県、三猫匹)



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(読者の声7)貴誌2421号にある台湾の馬英九総統・国民党政権による張学良幽閉場所の開館について。
日本の報道では事実を記事にしているだけですが、小生は、これは第三次国共合作の地ならしの一環と考えます。
先般の陳雲林・中国共産党統一戦線部部長が訪台したこと。陳水扁逮捕。この3点セットの国際的な後押しは、尖閣海域に侵入し排除しようとした日本の巡視艇にぶつかり沈没した襤褸遊魚船への賠償を福田内閣が決定したこと。
麻生内閣も追認して、賠償金額が決定した由。
(SJ生)


(宮崎正弘のコメント)民進党内でも陳水扁から距離を取る政治家が多く、国共合作のセットと見ている人は少ないです。
ご指摘の視点、ノーテンキ日本人や、善良な台湾本省人からみれば、えっと思いますが謀略が飯よりすきなシナ人のあいだではさもありなん。



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(読者の声8)貴誌12月13日通巻第2420号しなの六文銭氏の「村田良平回想録」の読後感に「外務省には悪のサンタ(・・苗字に“田”の付く“三”人の害務官僚)」以外にまともな村“田”さんもいたことを知りました」とあります。
この点については、「日本文化チャンネル桜」の渡部昇一上智大学名誉教授の対談番組「大道無門」での国際法学者=佐藤和男・青山学院大学名誉教授(「世界がさばく東京裁判」の監修者)の話(インターネット放送「SOTV」で録画が見られます)は示唆に富んでいます。
曰く、終戦直後の国際法学界は東大が横田喜三郎教授、京大が田岡良一教授。横田教授は「戦争犯罪論」を著わして東京裁判を擁護、弁護し、その及ぼした影響は大きかった。田岡教授はそれを批判し、嘆かれた、という。
ちなみに、村田氏は京大出身。上巻には、当時の様子が書かれており、恩師の一人に田岡教授を挙げられています。
     (空っ風)


(宮崎正弘のコメント)世間は狭い?
(編集部から)中之院、上海事変、そして信時潔に関して大量の投稿投書を頂きました。一度に掲載できませんので、代表的なご意見を選びました。他の投稿者の皆さん、ご理解下さい。
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  • 名無しさん2008/12/16

    軍人像拝見して胸が熱く成りました、この人たちを嘆かせるような国にはしたくありません。