国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2008/11/27


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成20年(2008年) 11月27日(木曜日) 
       通巻第2403号
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

 馬英九の支持率、株暴落と同様に直滑降型で墜落
   支持する=29・8%、支持しない=58・2%
***************************************

 広東省の不況は深刻な事態に陥っており、数万社が倒産、あるいは倒産待ち。経営者夜逃げがつづいている実態はすでに日本のマスコミも伝えているが、広州の衛星都市、たとえば東莞市は精密機械や繊維、部品などの台湾企業が密集している工業地帯である。
すでに昨年暮れ頃から東莞におけるホテルの異変が続いていたが、有名な四つ星ホテルが倒産し、加えて今日、台湾からのビジネスマンが殆ど不在のため、ビジネスホテルと四つ星ホテルの料金差が日本円で300円しかない。
東莞は火の消えたような寂しさに覆われている。

 東莞を代表したケイダー玩具が倒産した。「この玩具メーカーは香港資本で対米輸出不振が原因。突如、二千名の従業員が工場を襲い、窓ガラスを割って中へ進入し、会社のコンピュータをたたき壊し、出動した警官隊と衝突、パトカー五台が焼かれて、争乱状態となった」(東莞日報、11月26日付け)。

 台湾の輸出は中国華南の悪影響をもろに受けて、前年比で半減に近く、台湾政府は景気テコ入れ、経済活性化政策のために140億ドルの投入を決めた。
 また2008年第三四半期のGDP成長が1・02%、政府は来年度GDP成長予測を5・08%から2・12%へと大幅な下方修正に踏み切った。

 140億ドルものテコ入れ発表の翌日にGVSRCという調査期間が発表した馬総統の支持率は29・8%しかないことが判明した(11月20日)。

 群衆の怒りのデモ隊突入によって、11月25日からタイの首都バンコック空港は麻痺状態に陥っているが、つぎに台北でも麻痺がおきるほど民衆のデモが日常化している。馬のライバルだった陳水扁前総統逮捕に怒る南部の民衆の座り込み、流血デモが連続的におきている。
        △
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆み◇◆や◇◆ざ◇◆き◇◆◇◆◇◆ま◇◆さ◇◆ひ◇◆ろ◇◆◇◆
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
(読者の声1)国籍法改正について。
以下の背景と状況分析が分かりやすいと思います。
 ●株式日記と経済展望(11/26日号)
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/d/20081126
●以下のメルマガの
「真剣にヤバイ!国籍条項改正法案」
 
つらつら考えるに国を溶解させても取り締まれる国家機関なし、占領軍は全国に進駐、
「日本軍」は米軍の支配下、経済政策の決定権も自国になく、日本国憲法は日本を封じ込めるためのもの、報道すべきマスコミもコントロール下、国は米の支配や中韓の意向の元で運営。
国会議員が売国奴というより、もともと日本は独立国ではありません。日本人は名実ともに被占領民として生きているのです。気づいてないか、気づきたくないだけ。そう思います。
私が一番許せないのは、なんの件でも、まず啓蒙すべきマスコミが報道しないこと、
「できない」ならまだしも、気づいてもおらず、自分が正義のつもりなのはバカ過ぎる。
   (HH生、神戸)



(宮崎正弘コメント)東京では国籍条項改正に反対する緊急集会、抗議行動が続いています。それさえもマスコミは伝えていない。それも問題です。



  ♪
(読者の声2)貴誌巻第2401号(読者の声3)でSJ氏が「ヒラリーが国務長官になった場合、北朝鮮、台湾への取り組みが日本にとって好ましくない方向に進むのではないかと危惧します。その非を公然と指摘し、別のシナリオを提起する気魄も内容も与野党ともに日本には無い現状に憂慮はしても、憂慮する側は実に非力です」
と書かれましたが、私はあまり心配していません。
オバマ政権下で誰が国務大臣になっても、対日政策も対中政策も第42代大統領クリントン氏の政権と殆ど同じ(つまり日本の無視)と考えます。
ヒラリー・クリントン氏が国務長官になったからといって、特に中国よりになることはありえません。中国ロビーとの関係があれだけ言われば、おおっぴらに中国よりの政策は採りえません。
他の民主党の国務長官の場合と同じくらい中国よりとなることでしょう。

それより私が注目しているのは経済閣僚達です。これは、第43代大統領クリントン氏の政権のOB総揃えとなりそうです。現在のサブプライム問題や悪性デリバティブの濫觴はクリントン政権時代にあります。
彼らもそれは自覚しています。こういった場合に何が起きるかは人類普遍の原理が支配します。つまり責任の所在糊塗と表面取り繕いです。
英語の表現に「icing on crap cake」というのがあります。crap(万一意味をご存知なければ英和辞典を引いてください)で作ったケーキに砂糖を摺って作った粉末をまぶして中身を隠したものということです。
オバマ氏の語った「change」とは共和党政権とは政権担当者が「change」するという人事上のことで、政策事態の根本的な変化ということではないようです。
これ以上英語を使うと水虫が疼きますのでやめます。
    (ST生、神奈川)


(宮崎正弘のコメント)つまり、オバマは外交も財務もクリントン・チームに丸投げした、ということは民主党の古いエスタブリシュメント体質そのもの。クリントン民主党の主流派と野合しなければ、オバマ次期政権が維持できないというのが実態でしょう。
       ◎  △
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<<<<<<<<<<<<<<<<<<宮>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
<< 今月の拙論 >>

(1)「壮大なり、ロシアの矛盾」(『月刊日本』12月号、発売中)
(2)「憂国忌の現代的意味」(『澪標』、12月号)
(3)「金融恐慌の本質」(西部遇、藤井厳喜氏らと。『撃論ムック』発売中)
(4)「世界大恐慌の闇に一条の光」(『自由』12月号、発売中)
(5)「シャンハイ最新事情」(『エルネオス』11月号、発売中)
(6)「2009年の経済展望」(『経営速報』、新年号、12月20日発行)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
 佐賀県ならびに北九州方面の読者の皆さんへ
 恒例「佐賀土曜セミナー」のおしらせ

 注目の田母神論文、その核心にも佐藤守さんが迫ります!
     記
 とき     12月21日(日曜日) 午後二時
 ところ    佐賀市天神三丁目「アバンセホール」
        http://www.pref.saga.lg.jp/manabinetsaga/avance/riyo/riyo8-1.html
 講師     佐藤 守(元南西航空混成団司令)
        http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/
 演題     日中安保対話の裏話
 入場     無料(どなたでも参加できます)
お問い合わせ (0952)23−5020
FAX= 23―5049(松永)
 ●「土曜セミナー」ですが、今回の開催は日曜日です。ご留意下さい
      △
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
((((((編集後記)))))))●今朝(27日)の産経新聞社会面に「憂国忌」の記事がある。●毎年「憂国忌」前後に東京では防寒コートが必要になる。オーバーにはちょっと早いが、コートなしで町を歩くとすこし寒く、マフラーを巻いて外出の機会が増えた。だから色とりどりのマフラーだけは十数枚持っている。忘年会シーズンもまもなく始まるが、例年十数回の会合に出なければならない。中華、鍋もの、居酒屋、縄のれんと、そのおりおりの幹事が選ぶ店でときどき変わった店をのぞくのも楽しみの一つ。先般、友人の還暦祝いを神楽坂で祝ったが、爾来、なじみに。
 ●昨晩(26日)は、伊藤玲子さんの出版記念会があり、でかけるとうゎっ、顔見知りばかり。控え室で稲田朋美代議士と喋っていると、主賓の中山成彬前文科大臣、石平さんや古賀俊昭都議、松浦芳子杉並区議らが駆けつけ、田久保忠衛氏、佐藤守氏、水島総氏、西村幸祐氏、三輪和雄氏、田中英道氏。そこへ山谷えり子参議院議員、西村真悟代議士。。。ざっと300名の会合で知り合いが100名以上という、和気藹々のパーティとなりました。
 で小生も壇上で挨拶のあと、高山正之氏らと広尾のイタリア料亭へ繰り出しました。超満員で、しばしバアのカウンターで飲みながら待つほどに、ここの飾りが小泉元首相とチーフの記念写真ばかり。酒が急にまずくなって外へ出ました。
   △
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ♪
┏━┳━┳━┳━┳━┳━┓ 
┃好┃評┃発┃売┃中┃!┃
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┛
宮崎正弘の最新刊
 『中国がたくらむ台湾沖縄侵攻と日本支配』(KKベストセラーズ 1680円)
 『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ)
               (全332ページ、写真多数、定価1680円)
 『北京五輪後、中国はどうなる』(並木書房、1680円) 
 『世界が仰天する中国人の野蛮』(黄文雄氏との共著。徳間書店、1575円)
 『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』(KKベストセラーズ、1680円)
     ◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
########################################
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
 ◎小誌の購読(無料)登録は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
 http://www.melma.com/backnumber_45206/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2008 ◎転送自由。ただし転載は出典明示。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • 名無しさん2008/11/27

    国籍法改「正」案について何故NHKが報道しないのかメールを出しました。公共放送局として民法と差をつけて、これまでの売国放送局の汚名を雪ぐ好機ではないかと。皆でワンサと抗議メール送りましょう。それにしても他のメルマガは誰かに発行を妨害されているのでしょうか?もう1週間以上は途絶えています。

  • 名無しさん2008/11/27

    読者の声の「日本は米・中・韓に支配されている」的をえています。田母神論文にしても日本の将来を憂慮しての事!。もう、革命しか日本の主権独立はないでしょう。

    でも、日本は豊かに成りハングリーせいしんが喪失し国を愛する気持ちがなくなりましたので・・無理か〜〜。