国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2008/07/01


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成20年(2008年)7月1日(火曜日)弐
通巻第2236号 
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

 どこまで祟られるのか、北京五輪
  青島ヨット競技会場の海域に異様な赤潮と緑藻
****************************************

 青島市当局は頭を抱えている。
 青島市の西、黄海沿岸が五輪ヨット競技の会場となる。五輪まで六週間を切った。

 「海域に緑藻の異様発生は12900平方キロメートルに及んで手の施しようがない。
 青島で練習中の五輪選手らは、これでは競技にならないのではと懸念の声を挙げた。いずれも過去数年間、危険度を超える硝酸を含む工場の汚水、産業廃棄物が黄河に流れ、黄海の出口に辿り着き、赤潮と、緑藻を大量に発生させた」(ヘラルドトリビューン、7月1日付け。一面トップ)のだ。

 すでに排気ガス規制のため市内に登録されたトラックの十五万台の乗り入りを7月下旬から禁止するうえ、クルマの乗り入れも制限する。
 緑藻を競技会期間中だけでも、当該海域に発生させないためには、除去作業のあと、海域に、なんと50キロにわたるフェンスを築くという。当局はしかも、それらを7月15日までに遂行すると公言している。

藻を除去するため人出が足りず、小型ボートを北隣りの煙台や青島の南にある日照市からも借り受け、さらには市の職員を数千人動員して藻を除去してきた。
それでも足らず、国有企業から強制動員した。

集荷された藻はすでに10万トン、付近の農家に豚の餌で支給されているが、依然として競技海域の三分の一が緑藻に蔽われている。

 青島の大学生を週末に11000人強制動員させることが決まった。これぞ中国版「学徒動員」。
 新華社は「ボランティア」と報じている。
 
 青島(チンタオ!)。
ドイツが咀嚼したときに、あまりにも水が綺麗なので麦酒工場をたてた。中国のブランドとなった「青島ビール」はドイツの技術である。
山東出兵後の日本は、この地があまりに美しいので、夥しい建物を建てた。租界址は青島に残る。海軍基地のほかに中国有数の水族館もある。

 その水がこれほど汚れていたとは、中国の急速な経済発展とは何であったのか?
       ◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
☆.:*:'☆.:*:'★':*.:☆.:*:☆.:*:★':*.:*:☆.:*:'★'.:*:☆:*:'★':*.:☆.:*:☆.:*:★':*.:*:☆.:*:'★'.:*:☆
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪
(読者の声1)「東京台湾の会」からのお知らせです。
 台湾の将来を考える講演会を開催します。
 昨年の立法委員選挙及び本年3月の台湾総統選挙において、野党の国民党が圧勝し、政権交代が行われました。これからの台湾の政局と社会情勢の変化、さらに日台関係に及ぼす影響など数々の問題を考えるため、台湾問題研究の権威・伊原吉之助先生に公園をお願いいたしました。ご関心をお持ちの方々多数のご来会をお待ちしています。

○講演会
演題…台湾の将来予想と日台関係
講師…帝塚山大学名誉教授 伊原吉之助先生
とき…平成20年7月17日(木)
場所…糖業協会2階ホール(東京都千代田区有楽町1-9-3ニッポン放送ビル)
講演…午後1時30分〜4時20分
会費…2千円
○懇親会
参加…希望者のみ とき…午後4時50分〜午後6時
場所…講演会場と同じ。会費…3千円
○交通  JR有楽町駅・日比谷口下車、営団地下鉄有楽町線 有楽町駅下車。都営地下鉄三田線・営団地下鉄千代田線・日比谷線日比谷駅下車。

○参加申し込みの方法
1)  メールでの問い合わせ
tolion777@yahoo.com に 住所・氏名、連絡方法を明記して申し込むと往復葉書が送られてきますので、参加申込みの葉書を送って下さい。
2)  ファックスでのお問い合わせ
Fax 03−5368−0146 に住所、氏名、連絡方法を書いてfaxすると往復葉書が送られて来ますので参加申込みの葉書を送って下さい。
3)  郵便葉書でのお申し込み
直接、郵便葉書に住所・氏名・電話番号をご記入のうえ下記に郵送して下さい。折り返し確認の葉書を送ります。
〒176-0012 練馬区豊玉北6-23-6- 402      東京台湾の会
4)電話でのお問い合わせ
  英霊奉賛日台交流会  電話 03-5368-0145  担当 根本
   懇親会参加のお申し込みは準備の都合の為、7月12日までにお願いします。



   ♪
(読者の声2)貴誌2235号のコメントに「それ事態は珍しい事件でもないが(貴州省甕安県暴動での弾圧です)」とありましたが、
これは少数民族相手なら、珍しくない、ということでしょうか?
 共産党や役人の幹部関係者が似たようなことをやって、もみ消してるということは、少なくない、ということでしょうか? そうであれば、納得です。
もちろん、人道上許されることではないのですが、そんなことをいったら、きりがないでしょう。
 また、もちろん民衆の鬱積もたまっているでしょうが、たまたま1〜2度、こういうことがあっても、暴動にはならないと思ったので。
機会がありましたら、メルマガ上ででも、教えてください。
    (NS生)



(宮崎正弘のコメント)少数民族に限らず、中国の社会構造は皇帝(その取り巻き、眷属)と、兵隊(国を護るのではなく、王朝の特権だけを守るのです)、あとは奴隷という社会です。
ですから権力が庶民(漢族、少数民族を問わず)を奴隷の如く使役し、逆らえば懲罰を与える、という繰り返しを4500年間続けている。
「改革・開放」以来の変化はと言えば、この三つのピラミッド構造に「中間層」が出現し(つまり民間企業と外資系に勤めるエリート層です)、支配者側が制御のノウハウを模索しているのが、いまの共産党王朝のジグザグ路線の顕著な特色と言えそうです。
 少数民族に関しては7月10日発売の「ボイス」に書きます。
       ▽
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

宮崎正弘の新刊 
『北京五輪後、中国はどうなる』(並木書房、1680円)
重版 7月8日出来
(↓下記アマゾンからも申し込めます。送料無料)
 http://www.amazon.co.jp/dp/4890632298/

  ♪
宮崎正弘・黄文雄共著
『世界が仰天する中国人の野蛮』(徳間書店、1575円)


(( 宮崎正弘のロングセラーズ ))
http://www.bk1.jp/webap/user/SchBibList.do?keyword=%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E6%AD%A3%E5%BC%98&genreCd=&initFlag=1&x=46&y=11
『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』 五刷!(KKベストセラーズ、1680円)
『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』(徳間書店、1680円)
『世界“新”資源戦争』(阪急コミュニケーションズ刊、1680円)。
『出身地でわかる中国人』増刷!(PHP新書)
『三島由紀夫の現場』(並木書房)
    ◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
 ◎小誌の購読(無料)登録は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
 http://www.melma.com/backnumber_45206/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2008 ◎転送自由。ただし転載は出典明示。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。