国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2008/06/19


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成20年(2008年)6月20日(金曜日)
通巻第2224号 (6月19日発行)
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 69172人が犠牲。中国当局発表の数字は本物か、推測か
  四川省大地震、犠牲者の数え方は「推測にすぎない」と当局者が言明
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 「奇妙な十日間」と名づけられた。
 地震発生から十日間、外国メディアの取材は被災現地からほぼ自由な報道に見えた。
テレビも被災状況をつぶさに中継した。ネットへの書き込みも自由、NGOの現地入りも自由。そして倒壊した校舎で犠牲になった児童の父兄らの抗議、集会の報道もかなり自由だった(ついでながら、この間に現地から生きた情報を多数発信した産経新聞の福島香織さんに「ボーン上田賞」を!)。

 十日間が、奇妙なムードのもとで経過すると、ネットの書き込みは「愛国」一色となり倒壊した小学校跡でPTA抗議集会を取材した朝日、共同、AFPの記者らが拘束される。
ついで手抜き工事と共産党幹部の腐敗、癒着に抗議の書き込みを行った教員が逮捕され(な、なんと国家転覆容疑だって)、マスコミ取材は一社二人に制限され、いかなる抗議の投書も行動も許されなくなった。

 NGOは党の認可した以外のグループの活動は排除され、軍の特別警戒地区への立ち入りは厳密に警戒され、その結果、犠牲者の数もまったくの推測で日々データが更新修正されている。
 共産党中央宣伝部の情報操作、情報統制に舞い戻ったのだ。

 地震での犠牲者が69172名(6月18日現在)?
 北川県では15600人が死んだが、身元確認は9000名だけだった。
 文川も同様に15000人が死んだが、確認された身元は数千。「身元不明の多くを、現地の人が知らない。たぶん建設現場労働者で他の省からやってきた。茶摘みの労働者と養蜂業も多い。ともかく地元民が知らない死者は、身元不明としてカウントされちゃいないんだ。公式犠牲が出ているって? どうやって数えたんだね」(ヘラルドトリビューン、6月19日付け。取材にこたえた現地の人の声)。

 真実は徐々に覆い隠されている。
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(読者の声1)貴誌のコメントに「満州引き上げの際に多くの日本人女性が、引き上げの途中で強姦されました。上陸地点の港で堕胎手術をうけた女性の調査結果があります。犯人の筆頭が朝鮮人、つぎがロシア人、そして中国人だった由です」
とありました。

「冬のソナタ」を見て感涙にむせぶ日本人を、蔑視というか、冷ややかに見る呉善花さんは「言い寄る前の韓国男性の優しさと、女性を手に入れた後の掌を返したような冷たさ・残酷・残虐(?)」の耐えられない乖離を実感しているからでしょう。
この辺のことが一番分かっている人でしょう。
 韓国に遊びにいく若い女性の無防備さは、韓国若者の凶暴な性欲の餌食になる可能性が他国に比べて圧倒的に高いようです・・・・しかしその話しはほとんど報道されない。
脇(?)の甘い日本の女性は 飛んで火にいる夏の虫というところ。統一教会などの韓国系新興宗教に入って渡韓した若い女性の運命の物語は・・・・。ほとんど表に出ない。

戦後、満州からの帰国女性に対する門司港における妊娠・性病検査の話しを立ち会った人から直接聞いたことがありますが、(その当時は復員が遅れた満州地区からの女性たちの話で)、相手はほとんどロシア人だったそうです。実は友人の(満州から帰国の)実姉は、帰国後 実家の一室(座敷牢のような暗い・・・部屋)に閉じこもり、一切外出せず、何年か前に亡くなったそうです。
家族にも満州の話は一切しなかったそうです・・・・・・・・。
 韓国料理に対する嗜好はいろいろありますが、韓国の正式な朝食をみれば、いかに韓国食が健康にいいか、よく分かります。
おかずは20種類から25種類。高麗ニンジン、ニンニク、松の実、etc etc はもちろん すべての必要なかつ強精に役立つものがカバーされています。
根菜、葉菜、豆・穀類、繊維質、ミネラル、たんばく質、無駄なものはまったくない感じ。苦しい歴史の中で精選されてアソートされた20数種類なのでしょう。
脂質中心のアメリカ人の食い物とはまったく違う。味覚より健康・体力・強請維持優先の総合薬膳です。
こういうことも<韓国男性の凶暴な性欲>や<想像を絶する韓国アスリートの体力>につながっていると思う。韓国へ行って正式な韓式朝食を一度試されては・・・。
高級なところか、一流の韓式旅館(オンドル部屋)でないとないかも知れません。最近の事情は知りません。
    (TK生、世田谷)


(宮崎正弘のコメント)済州島に行った節に、ゴルビーがとまった新羅ホテルに宿泊し、そこで、ためしにと王朝料理を食べたことがあります。
盛りつけと副食の壮観さ、まさにそうでしたね。



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(読者の声2)貴見、「共産党が狙うのは「愛国」ではなくて、じつは「愛党」だけであり、人民解放軍は「国軍」ではなく、党のプライベート軍隊であり、」というのが事実そのものであることを、日本人の中国認識で欠落しているところです。
 あらゆる機会に啓蒙を願う次第。
 ともあれ、愛国走狗はオリンピック後の何時、どのような事態で煮られるのか、関心があります。
(SJ生)


(宮崎正弘のコメント)なるほど「愛国走狗」も、わかりやすい語彙ですね。台北で尖閣諸島問題でうごめく反日カルト、あの信条も「愛国走狗」。北京や香港の中華思想狂信主義に通じます。
 台湾のメディアは90%が国民党、しかも、そのうちの八割が中国からの資本参加を得ていて、つまり台湾民衆の対日好感度と、台湾マスコミの反日姿勢とは天と地ほどの開きがあります。
日本人の台湾旅行が危険などと馬鹿なことを言っている日本のマスコミは、台湾のマスコミの表面的なコトバだけを拾っているのでしょう。



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(読者の声3)メルマガ、いつも重宝してをります。特に地方に出かけた時など、地方紙が軒並アカ乃至ピンクなので読むに価せず。
結局、ネット=カフェでインターネットといふことになります(その時、リニューアルされた貴サイトには大変重宝してゐます)。
ところで質問ですが、中共は「中華民族」といふ言葉を使つてゐますが、この言葉に対応する英単語に中共は何を充ててゐるのでせうか?
機械的には…「中華人民共和国」が‘People's republic of China’だから、「中華民族」なら‘Chinese nation(or race)’になるハズですが。
御教へ願へればあり難く存じます。
(showa78)


(宮崎正弘のコメント)「中華民族」と「中国人」と「漢族」は漢字の世界ではニュアンスが異なりますが、また文化人類学的に言えば前者ふたつはバーチャルな存在、国際政治学的に言えば、「中国人」はチャイニーズ・ナショナルでしょうね。
 「中華民族」は孫文、毛沢東の時代から執念深く繰り返されてきたスローガンでしたが、とくに河母渡、三星堆遺跡の発見で黄河文明より長江文明のほうが古いと判明した江沢民時代から抽象概念として多用されるようになりました。
 中国へいくと、(これは!)と思える人に「中華民族って何ですか?」と質問していますが、まともな回答はない。「強いて言えば中華民族とは中国人のことです」というのが模範解答。
 さて、英語では中華民族も中国人も「CHINESE」で、共用の筈です。



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(読者の声4)御著『北京五輪後、中国はどうなる?』(並木書房)を拝読しました。
 読みやすいのに中身が濃いといふのは有り難い。
 さて尖閣諸島の帰属をめぐつて台湾の馬英九政権が拳を振り上げてゐますが、御新著第8章以降に示唆があるやうに思ひました。
つまり国民党の利益は北京の利益と抵触する、したがつて早急な中台統一はないとのお見立てですが、ここで台湾が日本との溝を深めても国民党の利益にはならないと思ふのですが、本当に馬鹿な政権ですね。
今回の一件、発端には何か「工作」があるのでせうか?
    (KE生、神奈川)


(宮崎正弘のコメント)台湾に潜り込んだ北京の工作者、エージェントは六千人とも七千人とも言われます。
背後で何らかの工作もあるでしょう。一番は台湾のマスコミ工作です。
 ところで、許世楷前駐日代表を襲った台湾の右翼。これぞ中華思想狂信主義カルトです。この手合いは滑稽なことに日本の街宣車に軍服を着込んで乗り込み、ボリュームいっぱいの軍歌を流す人たちのスタイルとそっくりで、風俗としては、台湾の街宣中華主義カルトは、かれらが攻撃してやまぬ日本の右翼の模倣です。
 馬英九当選の夜、国民党選挙事務所の前に数台が停まってました。
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『北京五輪後、中国はどうなる』(並木書房、1680円)
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