国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2008/06/01


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成20年(2008年)6月1日(日曜日) 
通巻第2206号 
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(日曜版 ニュース分析ありません。本日、もう一回発行します)。

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((((( トピック )))))
東京で「張超英さんを偲ぶ夕べ」が開催
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080530/chn0805301755009-n1.htm
(上は産経新聞5月31日付け、写真入りです)

【5月29日 台湾週報】
 台湾の広報官として活躍した故・張超英氏(元台北駐日経済文化代表処顧問兼広報部
長)の友人らが発起した「張超英さんを偲ぶ夕べ」が5月28日、東京内幸町の日本記者
クラブで開催された。
 同偲ぶ会と同時に、張超英氏の遺作となった自叙伝『宮前町九十番地』の日本語版
『国際広報官 張超英―台北・宮前町九十番地を出て』(まどか出版)の出版発表が行
われ、約110名の出席者に手渡された。 
 開会に先立ち出席者全員による黙祷が行われ、続いて許世楷・台北駐日経済文化代表
処代表、船橋洋一・朝日新聞主筆、住田良能・産経新聞社社長、ジェラルド・カーティ
ス・米コロンビア大学教授、江口克彦・PHP研究所社長、らによって張超英氏を偲ぶ
追悼挨拶が述べられた。
 許世楷代表は、台湾独立運動に従事してブラックリストだった1970年代前後に、米国
に赴任する前に東京に立ち寄った張超英氏がこっそり訪ねてきたエピソードを語り、許
代表が「いま独裁政権の中で外交官として仕えてどうするのか?」と問うたところ、張
超英氏から「いかにして台湾を国際社会で生き残らせるのかを考えて行動している」と
力説され、立場の違いはあれお互い台湾のために尽力していたことを理解したと振り返
った。

 また、許代表は「代表として日本に赴任して、張超英さんが残してくれた人脈がある
ことに感謝を述べたい」と語り、張超英氏が築いた人脈の広さを称えた。
 船橋氏は、「日本に対して温かく、中国を見るヒントを教えてくれた」と保守や革新
の区別なく付き合った張超英氏の人柄を振り返り、「いま中国とどうつきあうか伺いた
い。もっとここを見なきゃダメじゃないかと教えてくれたのではないか」と語った。
 住田氏は、張超英氏が2度にわたって日本で広報官を務めた時代を「台湾が日本と外
交関係を絶ち元気がない時代」と「台湾が経済成長して元気をつけはじめた時代」と表
現し、逆境から全力で日本のメディア関係者と接触し、台日交流に尽力した努力を称え
た。
 江口氏は、張超英氏が台湾をアピールするために積極的に動き、李登輝元総統の著書
『台湾の主張』を日本で出版するに至ったエピソードを紹介した。
 張超英氏の夫人である顔千鶴さんは、同会の出席者に感謝の言葉を日本語で述べ、自
叙伝の日本語版出版にあたって「日本と台湾の理解に役立つなら嬉しい」と語った。ま
た、張超英氏の長男である張致瑜(ウェスリー・チャン)さんによるピアノ演奏が披露
された。

 張超英氏は1933年東京生まれ。台湾台北で育ち、香港の高校を経て日本に留学、明治
大学政経学部卒業。行政院新聞局から日本や米国に駐在し、台湾政府の広報官として活
躍し、積極的に台湾を国際的にアピールした。2007年3月に米ニューヨークにて逝去。
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(読者の声1)貴紙5月28日発行2205号「読者の声6」に、朝鮮日報の記事から韓国漁民の声を引用している意見がありました。
引用部分は、「延坪島民のキム・ヨンシクさん(57)は、「船員たちが小便をしている様子が見えるほど、中国の漁船が近くまで来ている。力のない国ゆえの悲しみというところだろうか。これが日本だったらとっくに一網打尽にされていただろうに」と話した。」という箇所でした。
読者のHT生さんは、「こういう韓国庶民の本音こそ」、「まさしく日本の朝鮮統治が正当だつたといふ証拠になりませんか?」と書いておられます。
そのように解釈したい人情は充分理解できますが、当方の解釈は正反対です。すなわち、当の漁民はこうつぶやいたのではないでしょうか?「我国(韓国)は大国中国に対しては対抗できずに悲しい限りだ。もし漁場荒しをしているこいつらが日本人野郎どもだったら、我国も簡単に一網打尽にしてしまっただろうに」。
    (TF生、世田谷区)



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(読者の声2)貴誌5月27日付けのコメント「つまり中国は漢族を中軸に少数民族への容赦なき弾圧による力の統合から、より広範な中華民族の団結を標榜し、近代的国民国家を明確に目指し始めたことが確認できる。」
これほど踏み込んだ大胆な見方を貴台がするとは。貴台の提起、「中華民族の団結」の標榜が近代的国民国家を目指し始めたことと等値にあるかどうか、注意深く見ていきます。  
(SJ生)


(宮崎正弘のコメント)下記の報道を参考までに。
「南京大虐殺記念館で震災写真展…日本援助隊を異例の紹介(読売新聞) - goo ニュース 」
「愛国主義教育を推進する同市共産党委宣伝部が「国民が心を一つにして震災に打ち勝つ」ため、全国で初めて開催。(中略)震災の惨状や軍、警察、消防による救助、各地の支援を伝える写真約500点を展示。現地入りした胡錦濤国家主席らの録画テレビ番組も繰り返し放映されているが、目を引くのは日本に対する格別の扱い。各国元首からの慰問、支援を伝えるパネルには福田首相がトップに据えられ、各国救援隊の活動紹介では日本の写真が計3枚で最も多い」。




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(読者の声3)最近自衛隊の中国派遣に関して可笑しな議論が横行しています。
過去の記憶を呼び戻すことになるということですが、それがどうしてまずいのでしょうか。
中国における日本軍の軍政が完璧であったとは思いませんが、国民党軍、共産党軍を含むシナの軍閥のもとでの軍政と比べれば、はるかに上等であったと確信いたしております。
以前終戦を中国で迎えた元日本陸軍中佐から以下の話を伺いました。
「終戦で国民党軍の捕虜となった。捕虜収容所で、捕虜となった日本軍軍人の代表として国民党軍との交渉係となった。捕虜収容所に子供のいない中国人の夫婦が何千人も押し寄せてきて、捕虜となっている日本人兵士を養子にもらいたいと懇願した。結局、約三千人の日本軍兵士が養子となって中国に残った。」
年長者を敬い、親切で、子供等弱いものにやさしく、正直で勤勉となれば、子供のいない中国人夫婦が養子にもらいたいと願うのは当然のことである。今までは高嶺の花であったのが、終戦でひょっとしたら養子になってもらえるかもしれないと殺到したのである。今後中国で革命が起きて共産党政権が倒れたとき、失業した人民解放軍兵士たちを養子にもらおうと中国人夫婦が殺到するとは全く思えない。えらい違いである。

自衛隊が災害復興作業に派遣されれば、多くの中国人が、「やっぱりおじいさん、おばあさんからきいていた話は本当であった」思うことであろう。そんなことになっては、人民解放軍幹部は困ることは当然である。
人民解放軍の馬暁天副参謀総長が日本政府が自衛隊機による四川大地震救援物資の輸送を見送ったことに関連して、
「(日本が)中国の歴史や伝統に理解を示してくれることに感謝している」
と述べたのは当然である。
自分たちが今までついてきた嘘がばれるからである。
カンボジアでのPKO活動から陸上自衛隊の隊員たちが帰るとき、現地の子供たちが多数後を慕って、2時間も歩いて着いてきたそうである。
当時PKOに参加した陸上自衛隊三佐から直接聴いた実話です。
こういう良い話をどうして日本のマスコミは報道しないのでしょうか。
       (ST生、神奈川) 
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(( 発売中の新刊 ))
  宮崎正弘・黄文雄共著
 『世界が仰天する中国人の野蛮』(徳間書店、1500円プラス税)
  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
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((( 宮崎正弘のロングセラーズ )))
『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』 (KKベストセラーズ、1680円)
『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』 (徳間書店、1680円)
『世界“新”資源戦争』 阪急コミュニケーションズ刊、1680円)。
『出身地でわかる中国人』 (PHP新書)
『三島由紀夫の現場』 (並木書房)
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創刊日:2001-08-18  
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  • 名無しさん2008/06/03

    評価選択肢に「とても良い」があれば、まよわずそれをポチッとするのに…