国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2008/05/16


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成20年(2008年)5月17日(土曜日)弐
     通巻第2191号  臨時増刊号
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((( 速報 )))

 中国の核兵器製造プラントの暗号名は「821」
  四川省の広元から綿陽にかけての密林の秘密の場所。プラントは無事だった様子
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 四川省地震で、米国の軍事関係者がもっとも懸念したのは、中国版ロスアラモスと言われる核兵器製造施設がどうなったか、だった。
 チェルノブイリ型の惨事が予測され、米国の偵察衛星は地震後、目を凝らして動静を観察してきた。

3月16日午後四時現在、放射能漏れはない、と関係者の一人が匿名を条件にNYタイムズに重要情報をリークした。

 プラントの暗号名は「821」と呼ばれ、密林を開拓して広大な土地に原子炉が立てられている(燃料はプルトニウム型)。
「もし原子炉が損壊していたら放射能漏れがあるはずだ」(ハンス・クルステンソン全米科学者協会の専門家)。

 ともかく米国の専門家がリークした現段階の情報では、四川省の核製造施設と原子炉は地震に耐えたようである。

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((((( サイト情報 )))))
5月15日、米上院外交委員会にて米中関係についての公聴会が開かれ、ネグロポンテ国務副長官が証言した。
(1)国際化時代の米中関係 U.S.-China Relations in the Era of Globalization、U.S. Senate Committee on Foreign Relations. May 15, 2008 
http://foreign.senate.gov/hearings/2008/hrg080515p.html 
(2)南米、アジア、アフリカにおける中国の外交政策とソフト・パワーに関してhttp://fpc.state.gov/documents/organization/104589.pdf 
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(休刊のお知らせ)小誌は地方講演などのため5月18日から20日まで休刊となります。
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< 宮崎正弘の新刊予告 >
『北京五輪後、中国はどうなる?』(6月10日発売。並木書房、予価1680円)。
  まもなく予約特典の募集をおこないます
(1)著者サイン入り、(2)送料無料、(3)振り込み手数料無料。(4)発売前日までに到着の四大特典。
応募要領は「並木書房」から本欄に月末に告示されます。
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(( 最新刊 ))
  宮崎正弘・黄文雄共著
 『世界が仰天する中国人の野蛮』(徳間書店、1500円プラス税)
  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
    
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  四川省大地震を予測した
『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』 (KKベストセラーズ、1680円)


((( 宮崎正弘のロングセラーズ )))
http://www.amazon.co.jp/s/ref=sr_st?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&rs=465610&page=1&rh=n%3A465610%2Cp_27%3A%8B%7B%8D%E8+%90%B3%8DO&sort=-pubdate
『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』 (徳間書店、1680円)
『世界“新”資源戦争』 阪急コミュニケーションズ刊、1680円)。
『出身地でわかる中国人』 (PHP新書)
『三島由紀夫の現場』 (並木書房)
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 宮崎正弘 全著作一覧 (これまでの128冊の著作リストを閲覧できます)
 http://miyazaki.xii.jp/tyosyo/index.html
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  • 名無しさん2008/05/18

    とても評価します。

    軍事施設の話はどこにも出ていないので、感心しました。

  • 担当2008/05/17

    本記事の元ソースが不明なため、確実なことは言えないが、公開文献(現在はリンク切れのためキャッシュ)だけでも

    http://209.85.175.104/search?q=cache:qe8z_VfXNE8J:219.109.2.236/atomica/03/03041104_1.html+%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%80%80%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88%E3%80%80%EF%BC%98%EF%BC%92%EF%BC%91&hl=ja&ct=clnk&cd=1&gl=jp&inlang=ja

    のように言及されている。少なくとも原子炉等の特性を考慮すれば、以下のことが言える。

    ----

     重要なのは、「天然ウラン燃料、軽水冷却黒鉛減速炉」(沸騰軽水冷却炉であるなら、旧ソ連からの技術導入の経緯からして、チェルノブイリ事故で悪名高きRBMK(黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉)の可能性が非常に高い)ということである。 

     詳細は省略するが、当該形式の原子炉はまさに旧ソ連の核兵器開発の段階で開発された原子炉そのものであり、その開発経緯からもプルトニウム生産炉として必要な要件を満たす。また、当該形式の原子炉は他の形式のものに比べ、原子炉のスケールアップ(出力増加)設計・建設共に容易であり、プロトタイプの導入を行えば、以降、中国が独力でプルトニウム生産炉として建設するのに最適と言える。 

     そのため、上記ATOMICAの記述の信頼性は高く、信頼に足るものであり、宮崎氏の「燃料はプルトニウム型」の記載は、プルトニウム生産用原子炉の誤りと判断するのが妥当である。 



     一方、チェルノブイリ事故を挙げるまでもなく、RBMK炉の安全性には疑問が呈されており、ロシア以外の諸国の当該形式炉は閉鎖される流れにある。そのため、当該原子炉自体の安全性は別問題としても、米国当局者が地震に伴う「チェルノブイリ型の惨事」を懸念したこと自体は正しいことと言える。



     以上、ご参考まで。

  • 名無しさん2008/05/16

    『中国版ロスアラモスと言われる核兵器製造施設』についてどこも伝えない恐怖。

    せめてヘラルド・トリビューンの東京支局だけでも閉鎖になって産経が直接配信契約を結ぶことを願うばかりです。