国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2008/04/25


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成20年(2008年)4月25日(金曜日)
       通巻第2172号
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 中国製武器満載の貨物船、ジンバブエへの荷揚げをあきらめた?
  北京政府、世界の抗議を前に「珍しく」撤退宣言
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 本当に帰路についたか、どうかは今後の偵察衛星が観測する。
 ジンバブエの独裁者ムガベに大量の武器を供与しようと中国船がダーバン港に接岸、南ア政権はこの陸揚げを拒否した。

 「これらの武器がムガベ(ジンバブエの独裁者)の手にわたれば反対派弾圧の、致命的な武器として使用される懼れがあった」(ヘラルドトリビューン、4月25日付け)。

そこで中国船は、ケープタウンを迂回し、ナミビアに向かっていたが、世界のマスコミ、人権派、環境擁護団体、ダルフール活動家、チベット民主化運動が猛烈な批判運動を展開した。

 北京政府は24日に記者会見し、「この武器の注文はムガベの選挙前であり、今回の問題と関係はないが、陸揚げを拒否されているので、いったん中国へ帰る」と表明した。
 ただし「ジンバブエは武装する権利があり、テロリストから身を守る必要がある」と武器輸出の合法性を認めた。反対派はチベットの僧侶もウィグルの民主活動家も、みんな「テロリスト」扱いする癖はちっとも直っていないようだ。

 中国は、そう言ってしばらく時間を稼ぎ、西側の観察が薄くなったタイミングを見計らって、アンゴラあたりに陸揚げする懼れが残る、とみる軍事専門家もいる。

 「しかし、北京五輪をひかえ、ただでさえスーダンのダルフール虐殺問題で中国がハルツーム政権に武器を供与したとして猛烈な批判に曝されたばかり。八月、九月の五輪直前にふたたび非難をかぶるような行為は控えるのではないか」(前掲ヘラルド紙)。
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(読者の声1)貴誌2170号にマカオのカジノの話。三年前の出張時、半日空いた時間を利用して九龍半島の宿からフェリーで香港島に渡りマカオに出掛けました。
貴誌をよんで、そのことを思い出したのです。
マカオに到着すると桟橋脇の会議施設がものものしい警戒ぶりでした。当日、商務大臣だった薄熈来(八老の一人薄一波の息子)が経済会議で当地に来ているとのことでした。
数時間、マカオの街中をそぞろ歩きました。
出来たての永何とかという大きな噴水を構えたカジノ前の大道を渡った先にリスボアホテルがありました。
かなりくたびれた建物で内装も古く、客のレベルもシャビィーでした。
歩き回っているといつの間にか薄暮から暗く成り行き、バンコ・デルタ・マカオの建物に辿り着けなくなりました。
仕方なく波止場に戻り九龍行きのスターラインのフェリーで投宿先に帰りました。
     (品川の商社マン)
  

(宮崎正弘のコメント)半日で、ですか。そうか、いまフェリーは香港―マカオ間は一時間ですからね。
 昔は小型船で片道三時間半でした。船酔いも激しく、小生は四半世紀以上前に最初にマカオへ行った折は、すこし酔いました。
十二年ほど前にマカオへ行ったとき、そうそう、思い出しました。フェリーが一時間ちょっとで着いたことを。あのときも博打場はリスボアだけでした。
 昨冬は、香港空港から直接フェリーでマカオへ入ったので、40分くらいだったと思いますね。近くなりました。
 聖火リレーは、このコースを、海上デモを恐れ、空路にする由です。呵々大笑。



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(読者の声2)一昨日(23日)の梅窓院でのチベット集会(チベット犠牲者 49日法要)には、第一部のペマキャルポさんと高僧の対談だけでも参加しようと駆け付けましたが、ペマさんは夜の第二部の中沢某との対談だけとのことでした。
第一部は先月、中共軍の弾圧で落命されたチベットの方々の法要でした。チベット高僧の読経の中、参会者は順繰りにしつらえられた祭壇の前で手を合わせていました。
   (HN生、神奈川)


(宮崎正弘のコメント)小生も一番後ろで五時から六時まで読経に加わり、チベットの瞑想空間におりました。終わって、知り合いと食事後、ふたたび梅窓院へ戻り、ペマさんと楽屋にいました。



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(読者の声3)明日の長野の聖火リレーは、星野監督や有森選手が、高らかに世界の平和の為の聖火で、チベットで亡くなった人を悼みながら走りますといって宣言し、機動隊などの護衛を一斉に引かせ、それから走り出すといった演出が出来ないものでしょうか?
護憲派の高い平和の理想がこの混乱に通じるかを試す一番良い方法に思えてなりません。
そんなに貴重で重要なものであれば、誰もそれを妨害することなく走ることができるでしょう。
なぜ厳重な警備が必要なのでしょうか?
そういう意見が9条の会から出てきてもよさそうですがね。もし、無防備で走りきったら私も「9条の会」に参加しても良いと思うほどです。 
日本の品格として、非暴力に徹し、しかし主張はしっかりとするリレーにして欲しいと思います。
   (MI生、福岡)


(宮崎正弘のコメント)警備4000人、予算7000万円。国民の税金で「セイカ」が守られます。今朝(25日)、豪州から日本についた聖火は、チャーター機でした。



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(読者の声4)貴誌2170号の宮崎正弘さんのコメントの中で「林房雄は『西郷隆盛』(全22巻)」と書かれておりますが、林房雄先生の 『西郷隆盛』は全11巻ではないでしょうか。
当方の勘違いでなければ、徳間書店発行の西郷南州100年記念出版の『西郷隆盛』は全11巻です。些細なことで申し訳ありません。確認まで。
    (HS生、杉並区)


(宮崎正弘のコメント)林房雄の代表作『西郷隆盛』は、いくつも種類があって昭和45年頃までに逐次出ていた徳間版は、文庫が22巻。それを11巻に集約したバージョンではないですか? 
昭和四十三年頃、まだ毎日新聞に連載中で、それから昭和四十八、四十九年に『浪漫』で、また変形の連載を始められ、晩年は「完成したら半分に縮約する」と言っておられました。
その縮約バージョン『西郷隆盛』がでたのかと思いますが、寡聞にして知りませんでした。



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(読者の声5)今月の先生が書かれた論文のリストで、片岡鉄哉先生のことを書かれることを知りました。
そこで「月刊日本」が発売されるのを楽しみにしておりました。
さらに貴誌昨日つけではHPに写真付きで取り上げられた由、ただちに見直しました。
最後の『海ゆかば』のくだりを読んだ時、涙が溢れてまいりました。
私の存じ上げない片岡先生像が描かれておりました。
これらの事を知っていたならば、もっともっと片岡先生に色々とお聞きしておけばよかった、と思わされました。
  (教え子、千葉)


(宮崎正弘のコメント)ついでに申し上げておきますが、ウィクペディアとかネット上の百科事典に「片岡鉄哉」の項目を見ると「新感覚派、片岡鉄兵の息子」と紹介されていてびっくりです。
片岡鉄哉先生の父上は戦前の朝日新聞記者です。文士ではなく記者でした。

 もうひとつ。ついでに、このネット百科、以前にも小生のこと、デタラメな中味だったのですが、相変わらず事実無根のヘンなことがかかれています。
 とくに、下記の表現箇所です。
 宮崎は、「90年代までは熱心な台湾の蒋介石国民党政権の支持者であり何度も台湾に足を運び国民党関係者と交流、日本における蒋介石政権のプロパガンダの一翼を担っていたが、台湾の民主化後は手のひらを返して台湾独立派に急接近し、現在は独立派に追従した論陣を展開するようになった」
 いったい、どんなデータや情報で、こういうデタラメが書けるのか、あっけにとられます。
 小生は反共ですから台湾支援ですが(独裁時代の台湾取材は国民党しか窓口はありませんでしたが)、同時に台湾独立を支援してきました。学生時代からの基本鉄則です。
蒋介石を支援したことは一度もないし、ある時も「蒋経国と親しい」などと書かれてびっくり仰天しました。かりにも国家元首ですよ。会ったこともありません。
 ですから、この表現もおかしいという程度ではなく名誉に関わる間違いです。
 ま、片岡先生の項目で父親を間違えるほどデタラメ、信憑性の問題がありますね。読者諸兄も気をつけられたし。
 


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(読者の声6)4月27日は日比谷へ集まろう!
「北朝鮮への追加制裁を求める国民大集会」
日時:平成20年4月27日(日)午後2時から5時まで
会場:日比谷公会堂
入場:無料です。詳しくは下記にあります。
http://www.sukuukai.jp/
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(明日から休刊です)小誌は4月26日から5月7日までの黄金週間中、海外取材のため休刊になります。
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<< 宮崎正弘の新刊予告 >> 
『北京五輪と中国決壊』(仮題、五月下旬刊行予定。並木書房、予価1600円)。
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(((( 最新刊 ))))
  宮崎正弘・黄文雄共著
 『世界が仰天する中国人の野蛮』(徳間書店、1500円プラス税)
  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
    

((( 宮崎正弘のロングセラーズ )))
『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』 (KKベストセラーズ、1680円)
『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』 (徳間書店、1680円)
『世界“新”資源戦争』 阪急コミュニケーションズ刊、1680円)。
『出身地でわかる中国人』 (PHP新書)
『三島由紀夫の現場』 (並木書房)
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