国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2008/04/09

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成20年(2008年) 4月9日(水曜日)
通巻第2149号   
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 サンフランシスコは大荒れを厳戒、自由、民主を求める人々が終結
   金門橋に「フリーチベット」の横断幕。数万の抗議行動か
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 アテネ、ロンドン、イスタンブール、そしてパリ。
 中国に五輪開催の資格があるのか、とチベットにおける虐殺に抗議する人々の列は、聖火リレーに矛先を向けた。

 この波は9日(日本時間4月10日)、サンフランシスコへ飛ぶ。
 同地は60年代のベトナム反戦、70年代のヒッピー。ジェーンフォンダ、ジョーンバエズ、民主党過激派のメッカ。全米のみならず世界各地からサンフランシスコに五輪反対派が終結している。

 北京でIOCのロゲ会長は、「サンフランシスコで何がおきるかを見たあと、今後の聖火リレーの継続を検討しなければならないだろう」と記者会見した(ヘラルドトリビューン、4月9日付け)。

 スーダンの虐殺に手を貸す中国を批判して「北京五輪をジェノサイド競技会と呼ぼう」と立ち上がったミア・ファローらの運動は、チベットにおける虐殺抗議以後、完全にチベット問題へと焦点が移行した。

ダライ・ラマ法王を尊敬する俳優リチャード・ギアにハリウッドの主導権が移った格好だが、北京五輪反対の声は以前よりはるかに勢いを増しており、このままでは「北京五輪開会式は独裁国家だけの集まり」になりそうである。

 日本のIOCは、ところで何をして居るんでしょうか?
 モスクワ五輪ボイコットを日本政府が決めたとき、彼らは言った。「これまでの練習の努力をどうしてくれるんだ?」。

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(読者の声1)驚きました。左翼知識人、えせ知識人らも、チベットの虐殺に驚いて中国への抗議行動に立ち上がったからです。
 産経ニュースに依れば「映画監督の龍村仁さん、ジャーナリストの下村満子さん、音楽評論家の湯川れい子さんらが8日、東京・内幸町の日本記者クラブで会見し、文化人有志65人の連名による「14世ダライ・ラマ法王と中国政府首脳との直接対話を求める声明文」を発表した。
 声明文は「ダライ・ラマ法王に扇動された一部チベット人による暴力的反政府活動」という中国政府のキャンペーンを「真実とかけ離れたもの」と批判したうえで、国際的な仲介者のもとでの中国政府首脳と法王との対話を提言。「それこそ中国政府が世界の信頼を取り戻すことのできる唯一の道」と訴えている。
 ダライ・ラマ法王の「愛と非暴力」を貫く姿勢に共感する龍村さん、下村さん、湯川さんが呼びかけ人となり、作家の池澤夏樹さん、女優の岸恵子さん、俳優の堺正章さん、詩人の谷川俊太郎さん、音楽家の細野晴臣さんら計65人が賛同者として名を」列ねている由です。
 この動き、如何ですか?
    (TY生、千葉)



(宮崎正弘のコメント)札付きの左翼と、それに付和雷同組の演劇人ですが、おそらく「ベ平連」くずれのような活動家が背後で組織しているのでしょ。無党派を装っていますが。
 会見場所はおそらく下村自称ジャーナリストのたまり場、湯川、岸などを表に使うのは、大衆受けを狙う朝日新聞的発想ですかね?
 ただ、基本的に左翼文化人は、ついに行き場を失って北京批判に乗り出したというところが、一つのターニングポイントかもしれません。
 よく違いを見て下さい。いつも名前がでる大江健三郎とか、丸谷才一とか、立花隆とか。そういう名前がないでしょ?
 ところが下村とか池沢とか谷川とか。。。。。「頭隠して尻隠さず」ってわけです。北京にダライラマとの対話を呼びかけるというスタイルは、あり得ないことを、しかし、欧米諸国が過去に何度も要求してきたことを今頃になって踏襲して、自らの「良心」の軌跡を記しておこうというアリバイ証明的動機がありありですから。
 いま世界の民主人権派の声は「開会式ボイコットだけで良いのか」を問うているのであり、ダライラマと北京の対話などと時代遅れのことを言ってはおりません。
 もしこの人たちが北京へ行って、抗議ビラを天安門広場で蒔いたら、評価しても良いです。



   ♪
(読者の声2)貴誌7日付けで台湾の次期副総統に決まった粛萬長が中国ボーアオ会議に出席し、胡錦濤と会う可能性があると貴誌の報道を半信半疑で読んでいたら、今朝(7日)の各紙、とくによみうり新聞が大きく報道しています。
 貴誌の速報が大手マスコミより速いということがときどきおきます。秘訣は何でしょうか?
    (JY生、横浜)



(宮崎正弘のコメント)速報と深追い分析とは違いますが、大手の新聞が遅い? 第一はカラー印刷のため、これまでの締め切りよりさらに二時間ほど締め切りが速くなった。都内最終版に間に合わせるのも、これまでは午前一時におきた事件も朝刊にはいった(結局は縮刷版競争のため)、大事件なら、最終版を少数刷り直して、千代田区、新宿区、中央区の分だけでも改訂した。
いまはテレビの速報に叶わず、インターネットに叶わず、それならばニュースの分析に力を入れる方針に転換しつつある現実と少し関連性があるかも。
 それにしても、小誌は「早読み」を謳っておりますので、多少は速くありませんと、ね。



   ♪
(読者の声3)昨日つけの貴誌に意外な記事がありました。三島由紀夫と通俗作家・川内康範さんとの接点です。また川内康範氏が作詞の「日本学生同盟」の歌とは?どのような詩ですか。とても興味があります。
    (YN子、和歌山)


(宮崎正弘のコメント)拙著『三島由紀夫“以後”』(並木書房)のなかに少しふれておりますが、川内さんの作家としての出発は昭和16年、年齢から言っても三島さんの先輩で、ともに中河與一氏が主宰した同人誌で知り合った可能性があります。
 ただ三島さんは戦後、通俗作家を嫌っておりましたので、付き合いが深まることはなかったのでしょう。
 同盟歌は下記の歌詞でした。昭和44年一月に川内先生同席の下、私学会館で発表会をおこなったのですが、歌詞を昨日のことのように思い出します。

   ♪
 風が吹くなら吹くがよい
   たとえ嵐になろうとも
    おそれるものかよ、このいのち
      まことの平和のためならば
         なにがあろうとひくものか
           この手で守る父や母
            そして愛しいあの人を

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(読者の声は下段に続きます)

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10日午後午後六時、豊島公会堂で中国を糾弾する国民集会が開催されます!
ダライラマ法王が十日に来日
    緊急集会が行われます!
  どなたでも予約なしにご参加いただけます。

「中国の実態を告発する国民集会」
北京五輪にNO!
世界最大の抑圧・侵略・汚染国家「中国」の暴虐を許すな! 

日時 4月10日(木)午後6時半開会(開場6時)
会場 豊島公会堂(みらい座いけぶくろ)
池袋駅東口下車徒歩約5分  (入場無料)
http://www.toshima-mirai.jp/center/a_koukai/

((登壇者))加瀬英明(外交評論家)、陳惠運(食品ジャーナリスト)、平松茂雄(軍事専門家)、ペマ・ギャルポ(桐蔭横浜大学教授)、相林(中國民主運動海外聯席會議アジア代表)、殿岡昭郎(中国民族研究家)、宮崎正弘(評論家)、大原康男(国学院大学教授)ほか関係者多数。。。
(順不同。敬称略)

主催「中国の実態を告発する国民集会実行委員会」(代表・加瀬英明)
  千代田区平河町2―16―5―302 高池法律事務所気付 
電話03(3263)6041 Fax 03(3263)6042 
当日連絡先 080(5086)2965(藤本)
090(7725)6256(福永)
          △
  詳しくは下記をクリック。
http://miyazaki.xii.jp/sina/index.html
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(読者の声4)毒ギョーザ事件で中毒被害者が発生した兵庫県と関東で、今度は国産のペット飲料に農薬が混入する事件が発生しました。
面妖な事件が面妖なタイミングで発生しました。
中国当局は毒ギョーザ事件の原因は日本国内での農薬混入にあると主張し続けています。
その主張を傍証するかのようなこの度の事件です。
面妖なタイミングというのはチベットで独立革命戦争が勃発し、西欧各国が中国政府の人権抑圧を厳しく糾弾している最中に起こった点です。
北京五輪競技大会が開催されるか風前の灯火のタイミングで起きた二番煎じ的事件です。

日本にいる愉快犯がまたやらかしたと思わせたい勢力が動いたと見られます。
世界各地に散っている中共の工作分子(すてきな左翼用語です)が、うごめき出したのでしょう。
土の下の蛇たちも冬眠から覚めて走りだしているこの頃です。中共の工作分子も働きだしたのでしょう。厄介な隣人たちです。
中国からの団体だけに発給されていた日本への入国ビザが最近中国人家族や個人レベルにまで出されるように基準が引き下げられました。
これを認めたのは外務省ですが、中国人がどんな工作、治安攪乱、違法不法の罪を日本国内で犯しても責任をとらないでしょう。中国人へのビザの発給基準を緩めたのは永田町住人たちからの指示があったからで、彼ら彼女らを選任したのはあなたたち日本国民でしょう、とぼけるだけでしょう。
司(つかさ)としての自覚や責任を感じるセンサーが欠けている、ある意味そのセンサーの所在する前頭葉を自ら除去したロボトミーたちの集団です。仕方ないのです。
日本国の国制変革が喫緊事と観念され、ますます血気のボルテージが高まります。
    (HN生、品川)


(宮崎正弘のコメント)チベット問題に気をとられていて、ご指摘のことを気づきませんでした。なるほど!



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(読者の声5)四月十日、池袋公会堂にての講演会にて宮崎さんも御登壇ご講演のご予定と伺って居ります。
若い学生を連れて、拝聴致すつもりで居ります。ご明晰なるご講演をご期待申し上げて居ります。当日ご講演予定のペマギャルボ氏ともどもチベットでの弾圧に就いても憂慮の外、ございません。
    (KN生、文京区)

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 (宮崎正弘の新刊) 
  宮崎正弘・黄文雄共著
 『世界が仰天する中国人の野蛮』(徳間書店、1500円プラス税)
  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
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((( 宮崎正弘のロングセラーズ )))

『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』 (KKベストセラーズ、1680円)
 http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0258413048

『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』 (徳間書店、1680円)
『2008年 世界大動乱』 (改訂最新版、1680円。並木書房)
『世界“新”資源戦争』 (阪急コミュニケーションズ刊、1680円)。
『中国から日本企業は撤退せよ!』 (阪急コミュニケーションズ刊)
『出身地でわかる中国人』 (PHP新書)
『三島由紀夫の現場』 (並木書房)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url?%5Fencoding=UTF8&search-type=ss&index=books-jp&field-author=%E5%AE%AE%E5%B4%8E%20%E6%AD%A3%E5%BC%98
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宮崎正弘全著作一覧 (これまでの128冊の著作リストを閲覧できます)
http://miyazaki.xii.jp/tyosyo/index.html
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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  • 名無しさん2008/04/09

    左翼知識人、中国とは利害関係のない人達のこれぞ芸能的パフォーマンス、宮崎さんが言われるアリバイ作り、日本でしか通用しない国際派ですから・・・今頃チベットを知った如く振舞う知識人?朝日はこれぞ日本の良心と煽り立てますね。