国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2008/03/04


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成20年(2008年)  3月4日(火曜日) 弐
通巻第2111号  
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 ペンタゴンの「中国の軍事力」報告は「台湾侵攻能力を超える」と予測
   中国の軍事予算は1390億ドル(公表の450ドルの三倍強)
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 ワシントンタイムズの辣腕記者ビル・ガーツがすっぱ抜いた。
 3日付け同紙は、ペンタゴンが作成中の「中国の軍事力」報告に依ると中国の軍事予算は公表されている450億ドルの三倍強、1390億ドルに達した、とした。

 ロシアからの武器購入を止めて、国内システムの整合を急いでいるとするNYタイムズの観測とは真っ逆さまの予測である。

ペンタゴンは中国の軍拡が
(1)スピードをあげており
(2)周辺諸国に脅威を与えており、
(3)ハッカー技術が革命的に向上し、
(4)先制攻撃能力を地域的戦力としては備えだし、
(5)公務員、ビジネスマン、科学者をスパイにリクルートしようとする大規模で大胆な諜報活動が同時に進んでおり、米国だけでも400件のスパイ事件の捜索がなされ、
(6)台湾向け短距離ミサイルのCSS6,CSS7が990基から1070基実戦配備済みさらに、毎年百基のペースで増えている。
(7)もしシーレーン防衛能力も備えるようになれば、目前の台湾侵攻以上の軍事力を保有することになるだろうと結んでいる。

 「ワシントン・タイムズ」紙は老舗「ウォール・ストリート・ジャーナル」、名門「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙とならぶ保守系の新聞。共和党政権、ペンタゴンなどの情報源からの速報が多い。
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(読者の声1)四年前から貴誌の愛読者です。たしかに国際情勢分析で白眉のメルマガと思いますが、国内政治に関する分析が殆どありませんね。日本の政治分析は宮崎先生の不得手の分野でしょうか。
 とくに伺いたいのは、北川前三重県知事らがよびかけた超党派の勉強会「せんたく」の動きです。
政界再編にむすびつくのでしょうか。パキスタンの野党連合や台湾の急速なる政界再編などと比較して国際的視野で評論してほしいのですが?
   (TY生、相模原)


(宮崎正弘のコメント)日本の政治に興味が薄いのは三流の政治家しかいないからです。プーチンもブッシュもサルコジも二流ですが、三流でも大根でもないでしょ。
日本には雄弁家も壮士も党人も博徒も国士もいなくなった。利権稼業と土建屋ブルドーザ的な人とカンとかハトヤマとかオザワとかの四流の政治屋なら夥しくおりますが。というわけで、食指が動かないのです。
「せんたく」ですが、「洗濯」でも「選択」でもなく「銭卓」じゃないのですか。なにひとつ期待しておりません。
 かれらに欠けているものは何か。吉田松陰的な狂気と熱血です。政治は理論(机上の空論?)や政策通を目指すのではなく、国家百年を掲げ、批判もテロも戦争さえも恐れず、生命をかけてやる営為なのですから。 
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訃  報
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 国語学者、元産能大学教授だった萩野貞樹先生が亡くなられました。
 2月24日、逝去。享年68歳。近親者で葬儀をすませ、初七日も過ぎたとの発表がありました。憂国忌発起人でもありました。昨年師走の片岡鉄哉氏、年初来より宇野精一氏、正慶孝氏と訃報が続きました。
  合掌。

 萩野貞樹先生は「日本語の起源はタミル語」などと滑稽な学説をとなえた大野晋というキョウジュを『週刊文春』などで、木っ端みじんに論理的粉砕をされ、近年は国語のあり方、皇室典範改悪反対では保守論客を代表するひとりでした。
日本神話の造詣も深く、最後の講演は「担々塾」で、昨年11月でした。
 おととし(平成18年11月25日)の「憂国忌」では水島総氏が司会、井尻千男、井川一久、田中英道、山崎行太郎、藤井源喜、富岡幸一郎の各氏らと壇上にあがっていただき、シンポジウムで熱弁を振るわれました。
http://mishima.xii.jp/36th/index.html
(上のページ最下段の左から五人目が萩野先生)。
 最新作は『旧漢字』(文春新書)、『旧かなづかひで書く日本語』(幻冬新書)、『ほんとうの敬語』(PHP新書)など。

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((( 宮崎正弘の新刊 ))) 
  『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』 (KKベストセラーズ、1680円)
   3刷出来!
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=32009305

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((( 宮崎正弘のロングセラーズ )))
『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』 (徳間書店、1680円)
   http://www.business-i.jp/news/book-page/debut/200710130007o.nwc
   (書評と申し込み方法 ↑)
 
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『2008年 世界大動乱』 (改訂最新版、1680円。並木書房)
『世界“新”資源戦争』 (阪急コミュニケーションズ刊、1680円)。
『中国から日本企業は撤退せよ!』 (阪急コミュニケーションズ刊)
『出身地でわかる中国人』 (PHP新書)
『三島由紀夫の現場』 (並木書房)
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宮崎正弘全著作一覧 (これまでの127冊の著作リストを閲覧できます)
http://miyazaki.xii.jp/tyosyo/index.html
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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http://www.melma.com/backnumber_45206/
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  • めでぃあ2008/03/04

    ペンタゴンの「中国の軍事力」報告のことが語られていましたが、今日(4日)のお昼のNHK・BSニュースを見て(聞いて?)、呆気にとられました。海自護衛艦が今度は接触されるというニュースだったのですが、その中で、なんと、「3日に貨物船に接触する事故を起こした海上自衛隊の護衛艦と…」という主旨の表現が用いられていたのです。

    3日の事故は、「現地の水先案内人の指示に基づいて、2隻のタグボートに押してもら」っていて起こったもので、別に「海自護衛艦」が「起こした」わけではないでしょう。

    NHKは、中共の手先と言われています。このような報道に出合うと、まさに、あらゆる手を使って日本の防衛力(自衛隊、防衛省)を萎縮させようとしているように思えてなりません。

  • 名無しさん2008/03/04

    日本の政治家の堕落振り、売国にはほんと同意です。国家百年の計を推進する人はどうして現れないのでしょうか?

  • 名無しさん2008/03/04

    確かに、オザワなんてえのは、四流以下ですわな。我が国政治家資質の貧困の根本は、親子で政治屋であったり、別段命を狙われるわけでなし、資格試験があって、日本人としての最低の常識、国際情勢の最低の理解、軍事の常識等を保有している訳でもない、処にあるのでは。

    ああ、ヤンヌルカナ。