国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2008/02/19

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成20年(2008年) 2月19日(火曜日)
通巻 第2089号 
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 バングラデシュの銀行が米国サブプライム支援
   世界の最貧国も、世界一の富の国へ出資する!
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 英フィナンシャル・タイムズはバングラデシュの「グラミー銀行」がNYに出資すると伝えた(2月15日)。
 当該銀行はNY連銀に口座のない銀行でもあり、ミクロ・ファイナンスの域をでないが、世界の最貧国のひとつであるバングラデシュが、世界最大の経済力を誇る米国へローンを組むという椿事である。
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(((((( 今週の書棚 )))))

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浜田和幸『北京五輪に群がる赤いハゲタカの罠』(!)伝社)
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 世界に独自の情報網をもつ浜田和幸氏の世界情勢レポート最新作。
単行本レベルで新しい情報を詰め込むのは、じつは至難の業、ゲラから刊行まで三週間ほどの短時日裡にも、世界情勢がひっくり返るほどの変化をするからだ。
 いよいよ北京五輪を直前に控え、浜田さんの情報アンテナがその活動を飛躍的に広げた。
本書では巻末にジョージ・ソロスにも直撃インタビューを試みている(このインタビューはソロス側からの新味がないが、ソロスが親中派ではないか、というかねてからの疑惑が炙り出されている)。
 さて本書は中国が設立した政府直径のヘッジ・ファンド「中国投資公司」を主軸に、中国のカネがウォール街を席巻し、世界の市場や、ひいては世界政治を動かすのではないかという新しい懸念に対応して編まれている。
 これを「赤いファンド」と名付けてもいる。
 中国政府ファンドはいずれ、世界の主要プレィヤーとなり「スーパーファンド」たりえ、また五輪後の北京遷都という大プロジェクトも、CITICや、この「中国投投資公司」が背後で画策しているのではないかと大胆な推論が展開される。
 ちょっと政局的分析をするエコノミストは、発想さえおよばぬ推論だろう。
 世界は資源価格の大暴騰により、中国、中東、そしてロシアの政府系ファンドが登場し、大きく金融世界地図が塗り変わりつつある。
 ロシアの「白いファンド」は、やがてEUのエアバス買収に動くという推論も大胆すぎて、えっと声を挙げそうになった。しかも浜田氏は、「赤と白のファンドが共闘する」可能性が高いと結語している。
 ワシントンに独自の情報ソウスを多数もつ人だけに、著者のそうした情報源も気になる。

(蛇足ながら評者(宮崎)はやや異なった見解で、赤と白のファンド同盟が、もしあっても短命。中国ファンドも途中から軌道を外れ、私利私欲の投資に走るだろうし、最大の眼目は中国農業銀行の救済に使われる、と踏んでいる。このことは次号の『ボイス』に書きます)。

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(読者の声1) 18日の産經新聞3面にも掲載されて居ますが、鳥⇒人⇒人へのH5N1なる鳥インフルが他のインフルとが合体し、世界的に【感染爆発】せば人類の危機です。
数日前の新聞に東南アジアで鳥インフルに感染した男が死亡したとの記事を読みました。
情報統制するアジアの某大国と我が国は指呼の間です、此処で発症してもWHOへも情報封鎖の恐れは十分有ります。
情報開示怠れば我が国はもとより世界に惨禍が拡大します。
この段階ではタミフルが有効と思いますが、インフルが変異せば如何なる事に、支那製冷凍餃子の比では有りません。
渡り鳥はMDでも戦闘機でも侵入防げません。
ミサイル防ぐ軍事安保・食い物安保に加えインフル安保も視野に政権は危機管理対策を指向すべきですがあの肝炎対策に迷走した総理の判断と決断では絶望的と存じます。
リーダーの不在は国難を招き、国民は不幸です。友人もマスク買い溜めしたいと。彼や私の杞憂が杞憂となるを切に願うものです。
    (NY生、文京区)


(宮崎正弘のコメント) もし黒死病や嘗てのペスト、スペイン風邪の猛威に曝されると、免疫のよわい日本人の被害は、おそらく中国人より多いでしょう。中国人はどぶ水を飲んでも抵抗力がありますが、日本人にはありませんから。
 対策はマスク? ですか。そのマスク、中国製でないでしょうね。

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(1)「親日派が台湾からいなくなる日 総統選挙はどうなる?」(『新潮45』三月号20枚、発売中)
(2)「鄙びた温泉に中国人」(『週刊朝日』3月1日号、本日発売)。
(3)「撫順洗脳機関のすさまじさ」(『撃論ムック 拉致と侵略の真実』、発売中)
(4)「北京五輪は大丈夫か?」(『宝島』別冊。発売中)。
(5)「毒入り餃子事件で日本が学ぶべきは何か」(『週刊朝日』2月23日号、本日まだ発売の地域があります)。
(6)「中国の雪災害と軍隊」(『月刊日本』、四月号、2月22日発売)
(7)「ダボス会議と中国」(『共同ウィークリー』、二月下旬号)
(8)「日本、かくも軽き存在」(『自由』四月号巻頭30枚、3月10日発売)
(9)「チャイナマネーの脅威(仮題)」(『ボイス』四月号、3月10日発売)
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(((  宮崎正弘の新刊 ))) 
  『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』 (KKベストセラーズ、1680円)
   増刷出来!
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((( 宮崎正弘のロングセラーズ )))
http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』 (徳間書店、1680円)
     ♪
『2008年 世界大動乱』 (改訂最新版、1680円。並木書房)
『世界“新”資源戦争』 (阪急コミュニケーションズ刊、1680円)。
『中国から日本企業は撤退せよ!』 (阪急コミュニケーションズ刊)
『出身地でわかる中国人』 (PHP新書)
『三島由紀夫の現場』 (並木書房)
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宮崎正弘全著作一覧 (これまでの127冊の著作リストを閲覧できます)
http://miyazaki.xii.jp/tyosyo/index.html
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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