国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2008/02/13

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成20年(2008年) 2月13日(水曜日)
通巻 第2083号 
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 中国の雪害(白害)被害は天文学的数字、インフレは三倍
     広東での積み残し民工は200万人に達した模様
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 「白害」(大雪被害の中国語)は物資輸送の不能から各地でボトルネック・インフレを発生させ、品物(とくに生鮮食料品)によっては通常の三倍の物価が記録されている。

 広州駅から帰省できず、駅で越年した労働者は、およそ60万、これから移動するために待機している農民、民工が200万人と見積もられている。
現在、広州から貴州まで、鉄道で三日を要しており、EMSなどのサービスは受付を依然として中断している。

 家屋の倒壊が22万軒、半壊もしくは一部損壊が86万軒。損害は金額で538億人民元にたっている模様だ(一人民元は15円)。

 また道路凍結によるスリップ、横転などによる車の破損により、保険請求が17億人民元に達している。インソルバンシー(保険金支払い不能)になる保険会社もでてくるとする予測が香港のエコノミストの間には出始めている。

 白害報道一色の中国メディア、殺虫剤入り餃子事件の報道は殆どない。

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(((((((( 明日です ))))))))
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宮崎正弘の講演会は明日14日、午後六時半です!
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恒例の「正論を聞く集い」で宮崎が講演します。
一般読者の方も参加できます。予約不要です。
 演題は「大丈夫か? 北京五輪」(ついでに台湾は大丈夫か、についても触れます)


と き: 平成20年2月14日(木曜)午後6時開場(6時30分開演)
ところ: 大手町 産経プラザ三階
(千代田区大手町1−7−2)
会費 : お一人 1500円(学生 1000円)
問い合わせ 正論の会(03)3505―6585(担当 三輪和雄)
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(読者の声1) 日本はここ一週間ほど中国から襲来した食品テロでサーカス状態の興奮に支配されていました。
古代ローマ時代から為政者の要諦は、民へのパン(食物)を切らさないこと、サーカス(享楽)を提供することですが、中国製の毒ギョーザは、食べ物の毒がサーカスを提供するというシニックなものでした。
農薬混入は生産工場内で中国人により故意になされたとの日中共通の見立てが固まり、中国政府幹部からは、このサーカスを政治的事件に格上げ(?)して幕引きを図りたいとの外交的サインが出され、終息に向かっています。

ところでこの騒ぎの最中海外では大変な企業合併が進んでいます。それはBHCによるリオ・チント・ジンク社の合併話です。リオ・チント社はもとはスペインの銅鉱山で、ロスチャイルドが十九世紀後半買収しました。
神がこの世を創るとき、金銀ダイヤの財宝を入れたバケツを、南アの上で誤ってひっくり返してしまったと言われ、南アは宝石用ダイヤ、ウラン、金、銀、錫、クロム、マンガンなどの産出量で永らく世界一位を占めていました。ロスチャイルドのリオ社はこれら貴金属資源を独占していました。
ロスチャイルドは七つの海を大英帝国とめぐりながら、米西部でゴールドラッシュに奔走し、ある日にはロンドンで戴冠式に臨み、またある日には南アで黒人に襲い掛かりながら金銀ダイヤを掘り出し、ある日には鎖国するジバングに新しい財宝を求めてきました。
ロスチャイルドはそれらの富をニューヨークのウォール街で、ロンドンのシティで転がし、肥え太りました。
二十世紀後半リオ社は原子力産業に突き進みウラン資源に触手を伸ばしました。
リオ社はオーストラリアの鉄鉱山プロジェクトでは中国と提携しています。
昨年リオ社はカナダのアルキャンを傘下に収め、アルミ事業を拡大させ飽くことなく世界中の鉱物資源の寡占化を進めています。国際的な鉱物資源争奪戦を注意してウォッチする必要があります。
   (NH生、品川)


(宮崎正弘のコメント)背後に中国がいるという報道も散見するようですが、小生も調べてみましょう。



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(読者の声2)小生の意見に対して以下のご意見がありましたので、一言。 
質問:民族主義と「主権在民」+「基本的人権の承認」の関係はどうか。
回答:民族主義は民族の生存と発展の思想です。ですから主権在民、基本的人権は民族主義政権の下では非民族主義政権よりもより強く守られます。
民族主義というものを誤解されているのではないか、と思います。民族主義は価値観と論理の体系であり制度ではありません。
質問:若者の訓育は難しいのではないか。
回答:難しいようでやさしいのです。というのは生存の思想なので、危機を伝えればたちまち結集します。他に方法が無いからです。
      (MC生)


(宮崎正弘のコメント) 民族主義と国家主義は、酷似しているようで異なります。ナショナリズムを戦後の日本は正義の考え方で、誤訳してきましたが、欧米の認識におけるナショナリズムは、日本の認識と違ってやっかいな思想。むしろパトリアティズム(愛国主義)と訳すほうが適切です。

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(サイト情報) ブッシュ大統領は2月11日、経済報告書を連邦議会へ提出した。報告書の全文は以下に。
(1)大統領経済諮問委員会のラジアー委員長のブリーフィング 
 http://www.whitehouse.gov/news/releases/2008/02/20080211-8.html 
(2)ファクトシート 
Fact Sheet: The Economic Report of the President 、The White House, February 11, 2008 
http://www.whitehouse.gov/news/releases/2008/02/20080211-5.html 
(3)2008年版経済報告書の全文 
Economic Report of the President 、Council of Economic Advisers, The White House, February 11, 2008 
http://www.whitehouse.gov/cea/pubs.html 
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<ゴールデン・ウイーク特別企画>
 第2回・中国歴史・愛国主義教育基地探訪
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 期間 : 4月26日(土)〜5月4日(金)
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日・中間で歴史の共同研究が始まりましたが,両国の歴史観は何処まで行っても平行線で、交わる事など決してあり得ないと思います。
中国が歴史観を強要するならば我々は断固拒否すべきですが、歴史観がこんなにも異なるものか日・中が互いに認め合えば本当の日・中友好は可能だと思います。
我が国とは全く異なる歴史観を人民に施している中国の教育基地(博物館等)を訪れ中国の歴史観がどの様なものかを見学するツアーです。相互理解促進の為にも多くの方々のご参加をお待ち申し上げます。

((( 日程 )))
4月26日(土曜日)  東京・上海から武漢へ。
     JL791便(0940/1205)にて上海浦東国際空港へ。着後、国内線航空便にて武漢へ。 
    
4月27日(日曜日)  武漢見学と長沙
     中山艦修復教育センター(中山艦残骸、中山艦史料館、記念碑など)。
      中山公園(国民政府第六戦区受降堂旧跡、受降記念碑)、ソ連空軍義勇隊烈士陵園)、辛亥革命博物館見学後列車で長沙へ。
    
4月28日(月曜日)長沙から南岳
     愛晩亭、陸軍七十三軍抗戦陣亡将士公墓、清風峡作戦指揮部旧跡と湖南省会警察記念堂=第九戦区司令部、長沙会戦碑、陣亡将士名録碑、砲台塹壕遺跡)、麓山忠烈祠、天心閣見学後専用車にて南岳へ。
    
4月29日(火曜日)
       南岳忠烈祠抗日陣亡将士総神位:蒋宋官邸、地下道、防空壕、祝融峰:標高1289.80メートルなど
      祝聖寺、南岳大廟見学。
    
4月30日(水曜日)
   衡陽から蕋江
     岳屏公園(衡陽抗戦記念城)、陸家祖屋(衡陽保衛戦記念館)、続いて邵陽へ。
     昼食後蕋江へ(国道282キロ5時間半)。

5月1日(木曜日)
   鳳凰、受降記念坊、受降旧跡:陸軍総司令部、何応欽事務室、記念抗戦勝利展覧館、資料展覧室、七里橋米国街跡、シェンノートと「フライングータイガーズ」記念館(中米空軍作戦指揮塔旧跡・シェンノート将軍記念館、フライングータイガーズ記念館、中米空軍連隊クラブ跡)見学後鳳凰へ。
     
 5月2日(金曜日)
常徳。鳳凰古城散策後用車沅陵へ。鳳凰山森林公園(鳳凰寺=戦時中張学良氏軟禁の地)見学、続いて常徳へ。
    
 5月3日(土曜日)
  広州へ。常徳公墓(常徳会戦陣亡将士記念坊、七十四軍五十七師団墓地)、河洑国家森林公園(中国軍砦と塹壕遺跡)、徳山公園見学。国内線航空便にて広州へ。

5月4日(日曜日)
   中山記念堂、十九路軍淞瀘抗日陣亡将士陵園(凱旋門、記念塔など)。午後:JL604便(1440/1935)にて帰国の途へ。
成田空港到着後解散。

 旅行費用:¥258,000−
<上記費用に含まれるもの> 航空運賃、ホテル代、食事代、バス代、
<上記費用に含まれないもの>渡航手数料(¥2000-)、成田空港使用料(¥2040-)、現地空港税、航空保険特別料金、航空燃料特別ご負担金。ホテル1人部屋差額(¥30000-)、任意海外旅行傷害保険料、個人的費用。

 お申込は:日本エアービジョン株式会社(国土交通大臣登録旅行業第482号)
 〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目3番先 北有楽ビル1階
 電話:03−3538−2071
 浅田 均(一般旅行業取扱主任)
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(休刊のお知らせ)2月16日―17日付けを休刊します。
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(((  宮崎正弘の新刊 ))) 
  『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』 (KKベストセラーズ、1680円)
   増刷出来!
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『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』 (徳間書店、1680円)
 ギョウザ事件以来、在庫切れの書店が続出しています!
 本日発売の週刊朝日もタイトルは
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『2008年 世界大動乱』 (改訂最新版、1680円。並木書房)
『世界“新”資源戦争』 (阪急コミュニケーションズ刊、1680円)。
『中国から日本企業は撤退せよ!』 (阪急コミュニケーションズ刊)
『出身地でわかる中国人』 (PHP新書)
『三島由紀夫の現場』 (並木書房)
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宮崎正弘全著作一覧 (これまでの127冊の著作リストを閲覧できます)
http://miyazaki.xii.jp/tyosyo/index.html
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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  • 名無しさん2008/02/13

    ギョーザ問題・局部的政治問題に矮小化して早期に幕引きをする(両国の指導部の共通の利益になる)ものと、かねてから予想していました。メディアもその方向で推移している様ですネ。

    先生のスピード感のある鋭い切り口に期待しています。ご自愛のほどを。

  • 名無しさん2008/02/13

    日中の歴史は「平行」初めからそうなのですが、愚かな政治家が作り出してしまったのですね。歴史は歴史、政治は政治。食い物も中共の餃子も食わなくても死にはしない、食ったが為に死んでしまう、少しは「我慢」を日本人は知るべき、ほんの50年前には「ナンバ粉」をパンにして、喉を詰まらせながら食って居たのを忘れるな!と言いたいです。