国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2008/01/31

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成20年(2008年)  1月31日(木曜日) 弐
通巻 第2071号  
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 中国の大雪被害、さらに拡大、46万の人民解放軍を投入
   広州駅に60万が「災害無策」をのろい、暴動寸前の状態に
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 人民解放軍が46万人、雪害地区に投入された。
 除雪、ならびに道路の確保、災害地の救出に当たっているが、降り続く雪に効果が上がっていない。

 とくに広東の広州駅には60万の人々が正月休みの帰省、あるいは帰省チケットの購入にたむろしていた。
 鉄道は完全に麻痺しており、運行されているのは僅かの列車のみ。
30日には湖南省の長砂から、温家宝首相は広州駅に到着し、まだ駅にたむろしている数十万の旅客に「帰省などの旅行を取りやめなさい。これは戦争状態だから」と呼びかけた。
 「戦争状態」と現場で比喩する温首相に対して胡錦濤主席は「異常事態である」と繰り返し、対策の速やかな遂行を各行政機関に命じた。

 NYタイムズによれば、広州駅に集まった60万人のうち、20万人が旅行をあきらめて帰ったが、まだ20万人が駅と、その周辺にたむろしている、と報じている。
彼らは江西省や湖南、湖北からの出稼ぎであり、旧正月だけが楽しみで重労働に従事してきた。いまさら旅をあきらめろ、とは何事だと殺気立っているという。

 とくに、このような災害に緊急対策がとれない軍、行政、党への批判が噴出しており、また交通インフラが麻痺した現場ばかりか、電力がパンクして蝋燭だけでくらしているのが湖北、湖南、安徽、折江、広東の各省に不満と政府批判が噴出。
高速道路では凍結された場所に閉じこめられたドライバーの凍死も相次ぎ、さらには停電から断水がおきており、一帯500万世帯に水がきていない。
 
 災害無策への批判は暴動寸前の状態にあるという。

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(読者の声1)29日、民主党の「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟」の第1回総会が開かれた。
 ■衆院議員(29人)
 赤松広隆、泉健太、岩国哲人、岡田克也、奥村展三、小沢鋭仁、金田誠一、川端達夫、郡和子、小宮山洋子、近藤昭一、佐々木隆博、末松義視、仙谷由人、筒井信隆、津村啓介、中川正春、西村智奈美、鉢呂吉雄、鳩山由紀夫、平岡秀夫、藤井裕久、藤村修、細川律夫、前原誠司、三井辨雄、三日月大造、横光克彦、横路孝弘
 ■参院議員(36人)
 家西悟、犬塚直史、一川保夫、大島九州男、小川敏夫、岡崎トミ子、加賀谷健、神本美恵子、川上義博、今野東、佐藤泰介、工藤堅太郎、武内則男、谷博之、谷岡郁子、津田弥太郎、ツルネンマルテイ、千葉景子、轟利治、友近聡朗、中村哲治、那谷屋正義、白真勲、藤末健三、藤谷光信、松岡徹、室井邦彦、藤田幸久、藤原良信、前田武志、増子輝彦、松野信夫、水岡俊一、梁瀬進、山下八洲夫、横峯良郎
 これら非愛国的な議員の名前を覚えておきたい。
    (UU生、大田区)


(宮崎正弘のコメント) 意外な人は岩国、小沢(鋭)、小宮山、藤井、前原の各氏ですかね。左翼の病原菌ウィルスは、これら国会議員の脳を冒してしまったのですか、選挙区対策だけの目的ですか? 国内政治に詳しい花岡さんや南丘さんにいずれ訊きたいと思います。



   ♪
(読者の声2)貴誌昨日付けに百瀬博教さんの「お悔やみ」記事が出ていました。
20年ほど前になるでしょうか。ふらっと国防問題研究会に来て、なお大柄な巨体でにもかかわらず静かに講義を聴いていました。
終わった後、「こんなすばらしい会をやっている若い人たちがいるとは知らなかった」と、いたく感動され、「私は飲めないが、是非御招待したい」と言われ、そのまま連れて行かれたのが赤坂のニューラテンクォーターでした。
深夜まで飲んで帰ったのですが、数日もたたないうちにまた連絡が入り、「自分は鳥越神社の祭りの仕切り役をしているので是非お連れしたい」とのお誘い。またも言われるままに浅草橋の鳥越祭りの詰め所で一晩厚遇してもらいました。
その後も百瀬さんから何回か誘いを受けて、ラテンクォーターに行った事もありました。いつも若衆をつれて歩いており、まさにその道の人のイメージを醸し出していましたね。
しかしそうした風貌挙措動作とは全く別に多くの文学作品を網羅し、奥深い慧眼、何気ない一言の奥深さにはいつも驚いていました。
(一体、この人は何者なのか)と・・・。
そうしたことが半年ほど続いたでしょうか。
ぷっつりと連絡が途絶え、しばらく後に週刊文春の連載を見て吃驚した記憶があります。合掌
    (TS生、港区白金)


(宮崎正弘のコメント)国防研究会というのは、三島由紀夫研究会の姉妹団体ですね。それにたぐいした話を聞いた気がします。



    ♪
(読者の声3)映画「南京の真実」は東京よみうりホールに続き、大阪でも 2月9日 映画「南京の真実」完成試写会の開催が正式に決定致しました。 
関西におきましては、この映画の製作趣旨に心から賛同する草莽が、全員一丸となりその準備と広報に当たっております。 
 
昨年1月24日、ホテルニューオータニでの「南京の真実」製作発表記者会見には多数の内外メディアが取材に詰め掛けました。 
 然し、国内でその模様を報じたのは産経新聞ただ1社のみでした。 
 ここに改めて、国内既存マスコミの『自らに都合の悪いことや、イデオロギーに反するものは、その存在さえも国民に報せない』と云う、メディアと呼ぶに値せぬ、姑息で傲慢な姿勢と体質を見る思いが致しました。 
 あれから一年 
心ある国民の熱い思いと寄せられた2億4千万円を超える浄財のもと、水島監督が全身全霊を懸け、チャンネル桜の全スタッフと共に心血を注がれ、ようやく第一部「七人の『死刑囚』」が完成、ここに発表の運びとなりました。 
 然し現在も「マスコミの情報封殺」にはなんらの変化もありません。 
 映画「南京の真実」の製作と第一部の完成を知る日本国民は、ほんの一握りにしか過ぎない、と言っても決して過言ではないでしょう。 
 
そのような憂うべき日本の現状に風穴を空ける為、 なによりも、父祖の汚名を雪ぎ名誉を護り、次世代に父祖の真の姿と正しい歴史観を伝える為、一人でも多くの日本国民にこの作品をご覧戴くことこそ、私たちの使命であると堅く信ずるものです。 併せて、3部作からなるこの映画製作は、なにがなんでも継続・完遂させなければなりません。 
  組織も資金も無い我々に出来ることは、身体を使っての広報活動(ビラ配布)とインターネットによる情報発信しかありません。 
 映画「南京の真実」製作にご賛同下さいました皆様のお力を、是非にも私たちにお貸し戴きたく、無礼をも省みず敢えてこのようななメールを差し上げた次第です。 
  ご多忙とは存じ上げますが、以下に掲載しました『2月9日大阪試写会』の要項を、貴サイト・ブログなどにご掲載戴きまして、読者の皆様にご来場の呼び掛けをお願い申し上げます。 また、皆様のメーリングリストなどでご転送、ご発信も併せてお願い致します。 
   映画「南京の真実」関西上映実行委員会 川端徹也
 
◇◆ 映画「南京の真実」第一部完成記念 大阪特別試写会 ◆◇ 
[日時] 平成20年2月9日(土)PM5:30開場 6:30開演 10:10終演 
[場所] 八尾市文化会館プリズムホール 2F TEL 072-924-5111 
    近鉄八尾駅 徒歩5分 http://prismhall.jp/access.html 
【入場無料/先着順】※2/5までに限りメール予約可能です。 
[予約・問合せ先]shinjitu_kansai@mbe.nifty.com 
   ◆◇主催:映画「南京の真実」関西上映実行委員会◇◆ 



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(読者の声4)下記のブログに宮崎正弘先生の『崩壊する中国、逃げ遅れる日本』の書評が細かく出ています。
http://blogs.yahoo.co.jp/hazuki73ry/31440947.html
  表紙、品性を感じますね。
       (FF生、東京都)



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(読者の声5)先生から以下のお問合せを戴きましたので回答いたします。
「(宮崎正弘のコメント)」にこうあります。「太源ですか、河本大佐の終焉の地が。山西省の省都は、意外に仏教の町でもあり、毛沢東バッジの代わりにお釈迦様のお守りを売っている。タクシーも仏門の飾りが多い。日本とも奇妙に縁が深い町で、小生が五年ほど前に初めて行ったおり、或る仏閣で日本語で話しかけられて、驚いたものでした。町の繁華街には回転寿司もあった!二年前には、閻錫山軍閥の跡地など五台山周辺を訪ねてみましたが、当時の痕跡はゼロですね。ともかく簡潔に謀略説を羅列されましたが、参考文献をお暇のおりにご教示ください。」

参考文献:複数ありますが一部ご紹介します。
1.「陸軍を動かした人々」尾崎義春著 八小堂書店 昭和三十五年刊行
この著者(当時少佐)は河本の配下として爆破行為に参加した軍人です。状況が分かります。ただ彼の記述には曖昧なところや不合理なところ、虚偽があるので全部は信用出来ません。特にソ連の脅威の記述がまったくないのは疑問です。

2.「平和はいかに失われたか」ジョン・マクマレ 原書房
 当時の極東の国際状況から見た日本と張作霖の対ソ協力関係を記しています。
 
3.その他参考意見:
1)張作霖と日本の関係:当時協力してソ連の圧迫に抵抗していたので張作霖の死去は日本政府にとってマイナスであった。
  後の満洲事変とは状況がまったく違っている。
2)張学良の行動:
イ、事件の夜北京で京劇を観劇していたが部下の報告を受けて突然立ち上がり劇場を去った。張学良の翻ったマントの真っ赤な裏地が印象的であったという。この場面を記録している日本人がいる。
 その後、張学良は変装し一週間かけて奉天に戻った。しかし関東軍は張学良に対ソ協力を申し出て殺すことは無かった。
ロ、報告を受ける前の張学良の劇場における態度は檻の中の豹のようにイライラし落ち着かない様子であったという。
 飛躍するようであるが彼が父親の暗殺計画を知っていた可能性も否定できない。跡目を継承できるからである。
  支那の歴史には似たようなケースがあるのではないか。
3)河本大作の行動には張作霖の謀殺以外に何も計画はなかった。単なる殺し屋である。それが使命であったのだろう。
4)関東軍は河本の行動にまったく関与していない。
そして朝鮮軍司令官の許可無く朝鮮軍の工兵隊の軍人が爆破計画に参加している。
  日本軍の指揮系統からみてありえないチーム編成である。
5)張作霖の敵:
 イ、蒋介石:支那統一を巡り北京の支配を巡って抗争中。
 ロ、スターリン:満洲の勢力争い対立中。張作霖の北京ソ連大使館攻撃に対してスターリンが報復するのは当然。
6)マオ情報:ソ連は張作霖に報復するため謀殺をはかり、一回目は失敗し、二回目で成功したとしている。
7)爆破直後の謎:
イ、張作霖の列車は暗殺を恐れて低速で走行していたので爆破しても殺害できるとは限らない。
  しかし河本チームは車両爆破だけで爆破後張作霖の車両を攻撃して暗殺を完了する班はいない。ということは殺害ははじめから別のグループの仕事であったのではないか。作業分担である。

ロ、上記尾崎少佐は「張作霖の生死は不明であった。これはいち早く瀕死の重傷を負った張作霖を護衛兵が拉致し去ってしまったからである」
   と記している。
爆死ではなかったということである。しかし爆破直後警備兵は逃げ散ったと記しているので、張作霖を拉致したというのは別のグループであった可能性がある。また尾崎が張作霖を見ないのに重傷を負ったというのはおかしいのではないか。
  
ハ、尾崎少佐は日本軍の儀我少佐(無傷)が張学良と同一車室に同乗していたことを知っていたが記述していない。
  これは日本人が日本人を殺害する殺人未遂事件になるからであろう。
  謎解きが面白い歴史推理事件です。
   (MC生)


(宮崎正弘のコメント)詳しく伺いながら伊藤博文公の暗殺事件を思い浮かべました。あれも安重根が表向きの犯人。しかし真犯人は当時ハルビン駅二階にあった食堂の影から狙撃したロシア軍の特殊部隊であった事実は分かっています。後のJFK暗殺に酷似しており、テロリスト模擬者を泳がせ、その機に乗ずる遣り方です。

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(お知らせ)明日、2月1日(金曜日)午後一時から二時四十分ごろまで「ラジオ日本」の「ミッキー安川のずばり勝負」に宮崎正弘が生出演します。関西方面のリスナーの方は午後二時まで、です。
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 (((((  宮崎正弘の新刊 )))))) 
  『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』 (KKベストセラーズ、1680円)
   増刷決定!
 
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((( 宮崎正弘のロングセラーズ )))
http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』 (徳間書店、1680円)
『2008年 世界大動乱』 (改訂最新版、1680円。並木書房)
『世界“新”資源戦争』 (阪急コミュニケーションズ刊、1680円)。
『中国から日本企業は撤退せよ!』 (阪急コミュニケーションズ刊)
『出身地でわかる中国人』 (PHP新書)
『三島由紀夫の現場』 (並木書房)

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宮崎正弘全著作一覧 (これまでの127冊の著作リストを閲覧できます)
http://miyazaki.xii.jp/tyosyo/index.html
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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http://www.melma.com/backnumber_45206/
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  • 名無しさん2008/01/31

    満州事変面白く拝見しました、色んな説が有りますが、何故日本政府が中国の9カ国条約違反・反日侮日運動・日本人居留民の安全確保を大声で国際社会に宣伝しなかったのか?通州事件も含めて日本外国の稚拙な事は今に始まった訳では有りませんね。

    まあ共産主義の恐怖も認識していない状況ですから日本と満州の特殊な位置・関係には無知が重なり西欧・アメリカには理解できなかったのでしょう。

    現在の日本政治「外国人参政権」の問題にも繋がり続けて居る気がします、日本人の感覚で物事を図る、政治家と民意と同じレベルでは日本は救われません。

    現状は政治家のレベルの方が「下」の政治家が多い、堪りません。