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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日:12/26



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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 12月27日(木曜日) 
通巻第2040号   (12月26日発行)
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((((((( 今週の書棚 )))))))

   ♪
黄文雄 『ジョークでわかる中国の笑えない現実』(徳間書店)
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 抱腹絶倒、やがて悲しくなるロシアのアネグドート。対比的に米国のジョークはただひたすらおかしいだけ。笑うのが人生だからか。
 NYタイムズの漫画に北京を風刺する諧謔がでていた。
中国共産党大会初日。冒頭の挨拶に立った胡錦濤主席が挨拶している。「これから中華株式会社の株主総会をはじめます」。
いかにもアメリカ人好みである。
 ロシアの傑作でこういうのがあった。
 経済運営に行き詰ったゴルバチョフ元大統領は、ある日、「天国にいるニコライ皇帝と地獄にいるスターリンに電話をかけて、相談してみたい。この技術は日本のNTTに依頼しよう」と提案する。
やがて電話は通じるが、後日請求書がきた。
「ニコライにかけた分は100万円も取られたが、ところがスターリンとの電話代金は10円だった。『なぜ』と聞くと、『天国にいるニコライとの回線は難しく、100万円でもやすいくらい。で、地獄にいるスターリンが安いわけ?国内通話ですから』」。

フランスのエスプリは辛口、ユダヤ・ジョークは人生の格言をふくむものが多い。
 さて、それならば中国のジョークは?
 抱腹絶倒、やがて暗い憂鬱、果てしなき絶望、言いようのない悲しみに襲われる。なんともいえない切なさ、深い悲しみと悲嘆から絞るようにでてくる怨嗟の声が中国のジョークを作り上げるのだろうか。
 たとえば、
 農民が種を蒔いたが、ちっとも農作物は育たなかった。種が偽物だった。
 絶望した農民は農薬を飲んで自殺をはかった。が、死ねなかった。農薬が偽物だった。
 担ぎこまれた病院で点滴を打たれた。突然死んだ。点滴が偽物だったから。

 これには最後の説に違うバージョンがあり、
 生き返った農民を家族が祝い、酒を飲んだ。そしたら全員が死んだ。なぜって、言うまでもない。酒が偽物だったから。

 歴史ものを次々とものにされてきた黄文雄氏の余裕芸とでも言おうか、さすが読書家だけに、よくぞこれだけ多彩に、中国大陸に流行するジョークを集めたと感心する。読後感はやるせないほどに暗い。
 もうひとつ、個人的なことを言えば、この本は世に出して欲しくなかった。なぜ? あまり知られると、小生の講演の枕に使えなくなるではありませんか?



   ♪
山際澄夫『これでも朝日新聞を読みますか?』(WAC)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 「天下の公器」を自称しながら、とてつもなく悪性の左翼プロパガンダをいまも吹き続ける朝日新聞を、もし読んでいる人がいたら(まだ五百万世帯ほどいるらしいが)、まともな知識人ではないだろう。
 典型例が南京大虐殺の大嘘。これを北京と合唱して吹聴したのは朝日ではなかったか。
 朝日を批判する評論家は最近ずいぶんと増えた。
 学生が朝日を取らなくなった。かろうじて読まれるのは、左翼のシンジケートがあると推定されるが大学入試に朝日からの出題が多いため、高校生、予備校生が合格まで読むからだ。しかし、それも大学全入時代、読まなければいけないという強迫観念が希薄となった。
 国益を度外視し、韓国と中国のために尽くすメディア。「あれは釜揚げうどん(湯ぅばっかり=言うばっかり)」、いや、あれは国賊の集まり、いやあれぞ戦後知識人のなれの果て。
 しかし、朝日は依然としてマスコミ界に君臨し、永田町と霞ヶ関に影響力を持っている。
 「戦後知識人の虚妄」と嘗て福田恒存氏が慨嘆したことがあるが、頭の中で東京裁判史観にまだ汚染されたままの似非ジャーナリストが多いからだろう。
だが、そんな人こそ本書を読むべきである。
なぜ朝日新聞がおかしいか、最初から最後まで鋭い新聞批判の形をとりながらも本質に横たわる嘘をえぐっているからだ。
 山際氏が言う。
 戦前「朝日新聞は、ゾルゲ事件に朝日新聞出身の尾崎秀実が連座したことに象徴されるように、誰よりも戦争遂行に熱心で、国民から浄財を募って戦闘機を軍へ献納する運動を展開したり、新聞の販売拡張の狙いもあって皇居前で戦車を先頭にパレードを行った」
 ところが「非武装中立、日米安保条約反対、毛沢東の文化大革命礼賛」などなど。枚挙に暇のないほどの犯罪的報道をなして、うつろな誹謗を吼え続けた。
 朝日がクォリティ・ペーパーだって?
 「読むに耐えない新聞であることは、ネット好きな若者の間ではとうに常識」、これは「政治ビラまがい」なのだと山際氏が直言する。
 それでも、政治ビラの紙弾丸を読み続ける似非知識人は、とどのつまりは犯罪に加担しているのではないのか。
 
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(読者の声1)貴重な中共情報の提供また皆様のご意見の場を設けていただき、大変有難うございました。
来年は日本の状況はさらに悪化してゆくと思いますので先生のメルマガの役割はいっそう重大になります。ご健康に気をつけられ引き続き憂国者のご指導をお願いいたします。
感謝を込めて年末のご挨拶を申し上げます。
     (MC生)


(宮崎正弘のコメント)励ましのお言葉ありがとうございました。

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(年末年始の小誌発行予定) 12月29日―1月3日が休刊となります。
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((( 宮崎正弘の新刊予告 )))
 『崩壊する中国、逃げ遅れる日本』(KKベストセラーズ。予価1575円) 
1月20日発売!


((( 宮崎正弘のロングセラーズ )))
『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』(徳間書店、1680円)
『2008年 世界大動乱』(改訂最新版、1680円。並木書房)
『世界“新”資源戦争』(阪急コミュニケーションズ刊)。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%8B%7B%8D%E8%90%B3%8DO/list.html

『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
『三島由紀夫の現場』(並木書房)
    ♪
 宮崎正弘の比較的入手しやすい本の一覧 ↓
 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
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  1. 黄文雄氏の本は何時も楽しく読ませていただいて居ります、宮崎さんの「書」最大の「敵」であるかも判りません〜
    中国ユーモア書でも出してください、しかし現実が「ユーモアの塊」みたいなものですから難しいのでしょうね。

     2007/12/27

  2. 中国の反日暴動がおきるまで、小生何の疑いもなく朝日新聞を読んでいました。
    あの事件以降初めて、歴史を自分で勉強して朝日、岩波文化人?にいかに洗脳されていたかを知って愕然とした。
    それ以降は朝日新聞不買を、
    知人友人に吹聴しています。
    朝日新聞はまさに『チョウニチ』新聞そのものです。
    それにしても不思議なのは、
    公共施設に他の新聞は無くとも、
    朝日新聞は必ず備えられています。
    当然税金で購入しているのでしょうが、
    納税者として、異議を申して、
    買わないよう、
    働きかけることはできないのだろうか。

    ぼけおやじ 2007/12/27

  3. 朝日新聞!!
    私の祖父は政治家(屋?:人がよく 失敗しましたのでどっち?)でした。
    アンチ「朝日新聞」。「毎日新聞」をとっていました。
    私はどちらかというと革新系ではないと思っていますが、逆に反発して10年前までは「朝日」をとっていました。
    ところが、その頃、なぜかこの新聞は“批判はするが解決策の提案が無い”“問題提起はするが、解決への道筋はつけない”ことに気がつきました。
    ずっともやもやしていたのはこれだと気付き止めました。
    そして貴メルマガを読むにつれ、何であったかが、理解できるようになりました。
    本日の記事の「天声人語」⇒日経の物の方が、多少は良いと思いますがいかがでしょうか?

     2007/12/27

  4. 宮崎先生:いつも楽しみに拝見しています。私は上海在住のJAL社員です。出身地別の中国人の本を拝見して、宮崎先生が中国へいらっしゃるときは毎回海外保険に入っていると書いてありました。手前味噌になりますが、JALカードのCLUB-A会員になると(年会費1万円)海外旅行保険が自動付与されています。弊社に搭乗しなくても保険は適応になりますので、何度も海外に出かけられるならお徳かと思いました。詳細はJALカードのホームページを参照下さい。中国に身をおいてはいますが、最近愛国心が沸々と湧いてきています。南京映画も微力ながら支援させていただきました。今後とも、面白い情報楽しみにしています。森

     2007/12/26

  5. 世に進歩的文化人なる珍種がいますが私は商品価値を失ったこの珍種を陳腐的文化人と呼んでいます。

     2007/12/26

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発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

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