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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日:10/31



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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 10月31日(水曜日) 貳
通巻 第1983号
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 きょう、福田首相の「リーダーシップ」が本当にあるか、どうか試される
    超法規措置を首相命令でだせるか、どうか。
***************************************

 イラン特措法は明日期限切れである。
 「法律」に従えば、明日からインド洋上での海上自衛隊の燃料補給作戦は打ち止め、自衛隊は引き上げ準備に入る。

 法律を越えた超法規的措置により「延長」を首相は行政命令として、首相の権能で命令できる。
 父親はダッカのハイジャック事件を「超法規」で命令したではないか、という論理を衆議院議員の西村真悟氏が展開されている。

 のびた首相、と言われている福田首相。本物のリーダーシップを備えているのか、どうか。深夜24時までに分かる。

◎◎み▽◎◎や▽◎◎ざ▽◎◎き▽◎◎◎ま▽◎◎さ▽◎◎ひ▽◎◎ろ▽◎◎
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   ♪
(読者の声1)貴誌1982号の「読者の方」のご意見に関連して。
1、第二次大戦とチャーチルの役割について:
チャーチルははったりで帝国の威信を何とか持ちこたえようとしたが、無理だった。
米国にすがった。アジアについては植民地体制を維持したかったので、本当は日本を刺激したくなかった。しかし本国が危ないので米国に従ったのである。だから大西洋憲章にも英国殖民地は除くと強硬に主張している。

2.ヤルタ会談:これはスターリンのシナリオで進みスターリンが完全に勝利した事件である。
第二の世界的ミュンヘン会談であった。
1)状況:スターリンは対独自衛戦争を途中で侵略戦争(共産主義では解放という)に転化した。すなわち元の国境には戻らないのである。
これをみて米国のルーズベルトは焦り、スターリンのいうままにヤルタ会議に出かけたのである。
交渉についてのスターリンの周到な準備ぶりは以下の点にあるといわれている。
2)時期の注文:西部でドイツの反撃が強くなり、米英軍は苦戦となっていた。(ソ連の攻撃協力が必要である)
3)場所の注文:地中海会談を断り自国に病人のルーズベルトを呼びつけた。(世界にスターリンの威信が高まった)
4)自国開催の優位性:自国で開催する側が交渉で心理的に優位に立つことは言うまでも無い。(心理戦)
5)宿舎位置:ソ連は米英の中間に位置した。米英を分断し監視できた。(分断監視) 
6)スパイ:米国の大統領特別補佐官のA・ヒスは戦後ソ連スパイであることが分かり処罰された。(米国の手の内すべて筒抜け)
7)ルーズベルトの心理:第四回大統領選挙に勝ち、昂揚していた。(=油断していた) 
8)演出:ヤルタの飛行場から会場のリバディアへの経路は戦争の凄まじい破壊の跡であった。
そこに若い女性兵士を警備に配した。
恐るべき現場を知らないルーズベルトに強烈な心理的なショックを与えたと思われる。
9)焦り:疲労困憊したルーズベルトは早く帰国したかった。当然交渉力は低下した。(心理戦)
    (MC生)



  ♪
(読者の声2) チャーチルはスカッチでなくワイン好きでしたか。
以下、小論です。
 鳩山法相は29日、有楽町の日本外国特派員協会(FCCJ)での講演で、「私の友人の友人がアルカイダだ。バリ島中心部の爆破事件に絡んでおり、私は中心部は爆破するから近づかないようにとアドバイスを受けていた」と発言した。
講演後、別の場所で「友人に聞いた話で、私が発生前に爆破計画を知っていたということではない」と発言内容を訂正しました。
これを同夜ポンギ電波局の番組でF舘が取り上げて、「なんでそんなこと言っちゃったんでしょう」と怒気をこめたコメントをし、脇の加藤千洋が「分かりませんねえ」と深刻ぶった紳士面した表情で応じていました。
こんな舌足らずな報道をされても視聴者は一体何のことか判りません。
報道するなら、きちんと全体を掴んだ上で流し、それにしっかりしたコメントをしてほしいものです。 
これには、意図的に鳩山法相の勇み足発言をデフォルメして、揚げ足取りをしようとする報道姿勢が窺えます。
暗闇から牛的に受け止められた鳩山発言には、それなりの会見の流れがありました。
鳩山法相はこの会見で、日本政府が来月20日から、日本に入国する外国人の顔写真を撮り、両人差し指の指紋を採る制度を導入することについてしゃべり、外人記者からその必要性を訊かれ、制度の趣旨を説明する事例として「私の友人の友人のアルカイダ」のことをしゃべってしまったのです。
用意された想定問答集にそんな模範解答はアルカイと思うのですが、記者席の最前列にいた同行の法務官僚氏は、この鳩山発言に青ざめていました。
入国時に指紋をとられることになる外人記者たちから、次々に突っ込んだ質問の矢が放たれ、その度にこの法務官僚氏は身を屈めて演壇へにじり寄り、鳩山法相に助言をしていました。

FCCJでは今まで数多の大臣が会見をしていますが、永田町の国会の予算委員会などで大臣が後方の官僚から助言されると同じ光景を、あそこで呈したのは同氏が初めてでしょう。
死刑制度の運用についての先のトンデモ発言もあり、部下の法務官僚達から信頼されておらず、危うい大臣と思われているのでしょう。
鳩山法相は話の枕に、FCCJとの個人的な繋がり(岳父が豪州人ジャーナリストでFCCJのメンバーだった)を披瀝し、アメリカンクラブの飯は不味いがここは旨い、ワイフはここのローストビーフサンドのファンだとしゃべり始め、和やかな雰囲気を醸しましたが、 接続詞なく、話題を憲法問題に一転させ、現在の憲法はGHQから押し付けられたもので改憲すべきだと打ち、GHQと一緒に日本に上陸したジャーナリストが設立したFCCJの現在の面々を吃驚させていました。
一信教はテロの根源、日本人は縄文時代稲作から発展した平和を愛する穏やかな民族、貧困と犯罪を持ち込む外人の入国は制限するなどと述べ、最後は、法務省に人権擁護局があっても人権擁護の法律はない、だから人権擁護法があってもいい、と言い放って会場を去りました。
鳩山氏が人権擁護法案の成立に熱心なのは、その成立に熱心な同じ灯台出身の法務官僚たちにうまく懐柔されているからでしょうか。 


(宮崎正弘のコメント) 切手だか、世界の蝶々だがを集めるのが趣味の人、最初に衆議院にでたとき『週刊文春』が辛辣にこう書きました。「音羽幼稚園のPTA会長と間違えるな」って。
 いまや法務大臣ですか。

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   ♪
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http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%8B%7B%8D%E8%90%B3%8DO/list.html
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
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  1. 馬鹿サヨって、「荒らし活動で嫌がらせ」って事を本当にあっちこっちでやるから
    何か妨害活動でもされてるんじゃないかと思っちゃいますよね
    けど、さすがにハッカーじゃないと思いますよ

     2007/11/1

  2. 相変わらず読者の声が面白い。

     2007/11/1

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発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

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