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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日:10/25


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 10月25日(木曜日) 貳
通巻 第1970号  
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  「ポスト北京五輪」議論になにかが欠けていないか(その貳)
    バフェット氏が警告。「中国株は高すぎるのではないか」
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 「中国株の異様な高騰には要注意」と慎重に言葉を選びながらも警告を発したのはウォーレン・バフェット。言わずとしれた全米一の投資家である。
富豪一位のビルゲーツと、この富豪第二位のバフェットが組んで慈善事業の財団を運営していることでも知られる。

 バフェットの警戒論、じつは24日(水曜日)に中国の大連で飛びだしたのだ。
 大連にバフェットがいた事由は、同氏が率いる「バークシャ・ハザウェイ」社の大連における子会社を訪れたからである。

 「株式投資の王道は、その企業が成長すると判断されるからであり、価格高騰ブームを当て込んで買うものではない」。

今年だけでも70%もの上昇を示した中国株が、これからも同様な成長ペースで、もし上昇を続けるとしたら、投資の王道を踏み外した遣り方である、とバフェットは示唆している。
バフェットが黒い噂の絶えない「ペトロチャイナ」の保有全株の売却を発表したのは10月18日、フォックステレビのインタビューであった。
にもかかわらずペトロチャイナ株は上昇を続けている。

「ペトロ・チャイナは(購入時点で)成長が見込まれていたから適切な価格で市場を通じて購入し、絶頂に近いと思ったから(市場を通じて)適正な価格で売却した」
スーダンへの関与が濃厚なペトロチャイナに対して欧米の非難が背景にあり、それが圧力となって売却したのではない、とバフェット氏は強調した。

ちなみにペトロチャイナは世界最大企業「エクソン・モービル」を猛追する世界第二位の時価総額を誇る企業だが、2002年4月に上場。爾来、五年半で、じつに株価は16倍になった。

11月5日に100億ドルを増資するが、これも今年、世界最大規模だ。予定通りの増資を果たせば、ペトロチャイナは、ついにエクソンを抜きさって世界第一の企業にある(時価総額で)。
沸騰するチャイナのシンボルである。

 しかし、どこかおかしい。(続く)

   ◎◎◎
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(トピックス)
 ロシアでも三島由紀夫への評価が逆転しつつある。
   「金閣寺」と「憂国」がロシア語に。訳者に「野間文藝翻訳賞」
**************************************

 朝日新聞20月24日付け夕刊(東京版)に面白い記事がある。
 推理小説のベストセラー作家として知られるボリス・アクーニンが『金閣寺』のロシア語訳などによって前掲野間文藝翻訳賞の栄誉に輝いたのだ。アクーニンの筆名は「悪人」と無政府主義者バクーニンの発音ニュアンスから取ったほど日本通。

 言い分がふるっている。
 「ファシストとみなされて出版を禁じられた三島由紀夫の作品を、発表の当てもなく翻訳した」というアクーニンは、「彼のイデオロギーや人生に関心を失い、形象や心理的性格の正確な描写、ニュアンスの巨匠としての三島に魅了された」からだと、その翻訳の動機を語っている。
 三島の真意を読みとるために、或る箇所は100回も訳文を変えたりの苦労を重ね、『憂国』のロシア語訳などは名訳として後世に残るほどのもの、という。
 ロシアがこうなったら、つぎは中国?
         ◎
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   ♪♪
「憂国忌」の御案内
@@@@@@@@

 三島由紀夫氏が憂国の諫死を遂げる直前、開催された「三島由紀夫展」は「小説の河」「演劇の河」「肉体の河」「行動の河」と四つに展示が分けられた。
憂国忌でも、一昨年は肉体をテーマに細江英公氏の「薔薇刑」を、昨年は「演劇」で村松英子さんに「薔薇と海賊」の予告上演をしていただきました。
ことしは「行動の河」に焦点をあてて次の要領で開催します。
         記
と き    11月25日 午後二時(一時開場)
 ところ    豊島公会堂 (池袋東口、三越うら)
         ことしのテーマは、『行動の河』です!
 
   第一部 シンポジウム「あれは楯の会事件ではなかったのか」
       パネリスト 堤 堯(元文藝春秋編集長)、中村彰彦 (直木賞作家、『烈士と言われる男』の作者)、司会 花田紀凱(WILL編集長)
   第二部 記念講演 「武士道の悲しみ  最後の特攻としての三島由紀夫」
         評論家 井尻千男(拓殖大学日本文化研究所所長)

  代表発起人 井尻千男、入江隆則、桶谷秀昭、嘉悦康人、小室直樹、佐伯彰一、
篠沢秀夫、竹本忠雄、中村彰彦、細江英公、松本徹、村松英子
(当日、会場では入手しにくい奇観本などの頒布会も行われます。会場分担金はおひとり千円)

 ◎どなたでも、予約なしで直接会場へおいでください!
      ○○◎○◎
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(((  宮崎正弘の最新刊 )))
『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』(徳間書店、1680円)
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((  宮崎正弘のロングセラーズ ))
『世界“新”資源戦争』(阪急コミュニケーションズ刊)。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%8B%7B%8D%E8%90%B3%8DO/list.html
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『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
『三島由紀夫の現場』(並木書房)
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
http://www.melma.com/backnumber_45206/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
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発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

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