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 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日:10/15



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 10月15日(月曜日)  
通巻 第1957号  
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 きょうから第十七回中国共産党大会
    2217名の党大会代表はマスコミ、友人から隔離されている
****************************************

 党内の「民主化」などと、対外的にやさしいイメージをつくろうと、空虚な政治宣伝しているが、半年前から党中央は報道に厳格な制限をくわえてきた。
中国にマイナスになる事件を報道しないよう「通達」を出した。
 怪しい(党から見て)ウェッブサイトは、じつに18000が閉鎖された。
 党に批判的な民主活動家らは警察から警告を受け、さらに一部は監視されるだけではなく、拘束されて行方不明の状態にある。
 党大会が終わるまで、活動家は拘束されるだろう、といわれる。

 大会には全土から「選ばれた」大会代表2217名が参加する。
 すでに代表団は全員が北京入りしてと考えられるが、どのホテルに宿泊しているかも対外的には明かではなく、友人、親戚との連絡が禁止されている。
マスコミからは完全に隔離されているのだ。
これが「党内民主化」の実態。
 
 胡錦濤報告は「科学的発展」「和諧社会の実現」など、陳腐なスローガンを並べ、経済発展の実績を誇り、さらに台湾に関しては強硬な言葉を並べるだろう」(ロスアンジェルスタイムズ、10月14日付け)。

 注目の人事は22日である。

     ○●◎み◎や◎ざ◎き●◎○ま◎さ○ひ◎ろ●◎
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(読者の声1) 貴誌でも沖縄の「日本軍関与なしの教科書記述に抗議の集会」の数字ですが、『琉球新報』の集会全景写真に写っている人の数を数えたのです。この一週間かけて、熊本大学の学生が数えてくれました。
その結果は、13,307人でした。「11万人」などと報じられた集会の作為的報道の実態です。
  (IU生、熊本)


(宮崎正弘のコメント) この数字情報、ほかのサイトでも急速に拡がっており、朝日新聞も、数字に関しては沈黙のようですね。『琉球新報』の集会写真は、小生もコピィをみました。



   ♪
(読者の声2) 10月12日のNHK-TV番組で中国の鉄道旅行の番組を放映していました。
途中下車駅での訪問先は、皆が豊かで親切、町も清潔で、都市農村格差、環境問題などどこの国の出来事かといった風に見えました。
NHKは中国政府の宣伝の片棒を担がされているのでしょうか。
(T生、埼玉県)


(宮崎正弘のコメント) そういう番組がありましたか。
当該プログラムは見ておりませんので、なんとも言えませんが想像はできますね。NHK北京に、いま25人ほどの日本人記者がいます。オリンピック・シフトです。共同通信も12人ほどいますが、同様にスポーツ記者とカメラが増員されております。



   ♪
(読者の声3) 米国議会でアルメニア虐殺非難決議が採択され、トルコが怒髪天をつく怒りを示しています。
NATOの重要な基地を抱え、NATO海軍の拠点でもある(イズミール)トルコが、米国に対して、米軍空軍機の一時使用禁止など報復措置を講ずるでしょう。トルコはあげて、反米感情一色になり、米国議会の遣り方は狂気としか、言いようがない。
 日本非難決議(従軍慰安婦)のときよりトルコ国民の反応は、むしろ正常に思えるのですが?
     (Ay生、秋田県)


(宮崎正弘のコメント) トルコの抗議は、ナショナリズムという観点から言えば、「普通の国家」として、当然すぎるほどの対応です。
「普通の国」ですらない日本とちがって、米国とコトを構えても容赦しないというナショナルな決意がトルコ政府にはあります。
 また法的には、NATOの加盟国であっても、EUのメンバーにはなれないトルコにはイスラム世俗主義ながらも反米、反欧感情があります。
そのうえでの米軍駐留は、日米安保条約のような半恒久的なものではなく、アフガニスタン空爆とイラク戦争の対応のための「契約」であり、トルコと日本とは立場の強弱が違う。

 しかし、もっと決定的に違うことがあります。
「南京大虐殺」なるものはなかった。けれど「アルメニア大虐殺」はあった!
 アルメニアは国際社会にトルコを非難する目的で誇大な数字(100万から、最近は150万人に水増し)とトルコ軍の関与を強調しすぎる。実態は数万人規模、ただし、トルコ軍の関与は「グレーゾーン」ですね。
 ひるがえって南京なるものは、国民党のでっち上げた「事件」の創作宣伝を外国人ジャーナリスト(蒋介石の代理人だった)が事実無根の報道をしたことにより、虚報が一人歩きしたものです。
中国は、この国民党の政治宣伝を便利に継承しはじめたのです。「不便」を感じれば、そのうち沙汰止みとするかもしれません。
 ともかく「あったこと」を「なかった」というトルコと、「なかったこと」を「あった」と言いふらされても何もしない日本。
この両者の差異こそは鮮明であり、国益を追求しない日本の姿勢のほうが問題です。



    ♪
(読者の声4) いつも目から鱗を落とさせて頂いております。
「南京陥落 70年 国民の集い」の案内を読ませて頂きました。
さて、他のメルマガで知ったのですが、以下の記事が人民網に掲載されております。
http://j.peopledaily.com.cn/2007/08/14/jp20070814_75227.html
 (引用開始)「南京大虐殺の犠牲者と生存者リストを発表。
南京大虐殺の犠牲者と生存者の資料を集めた「南京大虐殺の犠牲者リスト」と「南京大虐殺の生存者リスト」が13日南京で出版されました。
報道によりますと、「犠牲者リスト」に8242人が記載され、そのうち、50歳以上は1510人で、子供が262人いるということです。また、「生存者リスト」には2592人が載っています。
編集者によりますと、リストの収集作業は始まったばかりで、これからも関連資料の収集を続け、新しいリストを改めて出版するということです。(08/13)」
(引用止め)
中国では何をたくらんでいるのでしょうか?
  (SS生)


(宮崎正弘のコメント) 嘘つきは、その嘘の上塗りをつぎつぎと膨らませます。矛盾した論理はそっちのけで、結局は恥の上塗りになるのですが。。。
 
    ◎
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    ♪♪♪
<< 新刊紹介と出版記念会の御案内 >>

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田久保忠衛『激流世界を生きて わが師、わが友、わが後輩』(並木書房)
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 田久保忠衛氏の自叙伝。日経に連載の「私の履歴書」風の自伝の定番かとおもいきや、まったく型破りのスタイルで、戦後思想史一覧の趣がある。
 とくに安全保障論議の変遷にくわしく現代史への貴重な証言となっている。
 なお、同書の出版をお祝いする記念会は下記の要領で行われる。

とき       10月22日(月曜日) 午後六時半
ところ      日本記者クラブ(内幸町プレスセンター10階)
会費       一万円
発起人      伊藤憲一、岡崎久彦、加瀬英明、加藤寛、金美齢、古森義久
櫻井よし子、中嶋峰雄、西尾幹二、屋山太郎、渡部昇一ほか。
連絡先      高池法律事務所(03)3263−6041




   ♪
エリ・コーエン、藤井厳喜共著『ユダヤ人に学ぶ日本の品格』(PHP)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 政治学者の藤井厳喜氏が駐日イスラエル前大使エリ・コーヘン氏との共著を出した。題して、『ユダヤ人に学ぶ日本の品格』(PHP研究所)。コーエン大使は大の日本贔屓に加えて毎朝二時間の空手の稽古を欠かさなかった武道家。相撲のイスラエル場所の実現に当たっても、影の演出を務めたり、日本の若者に氏のファンが多かった。
 武士道を重んじて、その精神を、日本人に説いたというのもユニークなところ。

 なお出版記念会は下記の要領で開催される。

とき         11月15日(木曜) 午後七時
ところ        市ヶ谷「アルカディ市ヶ谷」「大雪の間」
会費         一万円
発起人        井尻千男、大高美貴、加瀬英明、頭山興助、藤原宣夫、村松英子。
事前の申込を受け付けます。希望者はFAX(3650)7873まで。



    ♪
 サイデンステッカー氏をしのぶ会
 @@@@@@@@@@@@@@@@
 
 三島文学のよき理解者、『天人五衰』の名訳者、「憂国忌」の発起人でもあったエドワード・サイデンステッカー氏の追悼会は下記の要領で行われる。
           記
とき        11月4日(日曜日) 午後四時
ところ       上野公園内「上野精養軒」(台東区上野公園4−58)
会費        一万円
発起人       安西徹雄、石原萌記、加瀬英明、北杜夫、木村一雄、佐伯彰一、
          高橋治、長柄柚、丸谷才一、村松英子、アンドリュー・ホルバート、
          サム・ジェームソン、ドナルド・キーン、スコット・ストークほか。
  ▽ 
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    ♪
(((  宮崎正弘の最新刊 )))
『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』(徳間書店、1680円)
 http://www.tokuma.jp/book

『2008年 世界大動乱』(改訂最新版、1680円。並木書房)
 好評を博した拙著『2008年 世界大動乱の予兆』を大幅に改訂増補。新データを満載。大増ページ普及版。
  ○
♪♪
宮崎正弘のロングセラーズ 
『世界“新”資源戦争』(阪急コミュニケーションズ刊)。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%8B%7B%8D%E8%90%B3%8DO/list.html
  ♪
『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
 『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
 『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
 『拉致』(徳間文庫)
 『三島由紀夫の現場』(並木書房)
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 「南京陥落 70年 国民の集い」
   『参戦勇士の語る“南京事件”の真実』

  と き       12月6日(木曜日) 午後六時(五時半開場)
  ところ       九段会館大ホール
  会場分担金     1000円
  プログラム     映画「南京の真実」予告編。およびスライド上映。
            序論解説と概論     加瀬英明
            司会と解説        冨澤繁信、藤岡信勝
            本論(それぞれ、その現場にいた生存兵士が証言します)
            (1)雨花台の激戦(生存兵士が証言します。以下も同じ)、(2)
南京入城、(3)兵士達がみた南京城内、(4)難民区の模様
(5)南京事件の個人的意見。(6)その他。
終幕で国会議員来賓の感想(与野党から代表一名を予定)、
 
  主催      「南京事件の真実を検証する会」(加瀬英明会長、藤岡信勝事務局長、
茂木弘道、高池勝彦、東中野修道、高山正之、宮崎正弘ほか)。

 このイベントはおそらく生存勇士の証言を聞く最後に機会になるでしょう。歴史への真実の証言をわれわれは聞いておく必要があり、今後、中国における反日記念館の不当な展示撤去、歴史教科書の不適切な記述削除をもとめる国民運動を日本外交のトップに据えるキャンペーンが切って落とされるでしょう。
 詳しくは近く、本欄に告示します。当日の申込。事前のチケット入手方法など。
      ◎ ◎
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
http://www.melma.com/backnumber_45206/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
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  1. エリ・コーエン、藤井厳喜共著『ユダヤ人に学ぶ日本の品格』について:知り合いのユダヤ人がコーエン元大使の話を聞いて、「彼は、イスラエル一の大嘘つきだ!」と、呟いていました。その後、元大使と一対一で話す機会が二度あったけど、私もそう思いました。日本人は、おめでたい!知らなすぎる!ユダヤ人は、中国人以上に手ごわいというか、対峙しているのだから。ユダヤ人に品格など無い!勘違いも甚だしい!

     2007/10/16

  2. この記事を読んでる人は、日章旗を買い祝祭日に玄関前に、出そう    K.s

     2007/10/15

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発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

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