国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2007/10/10


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年) 10月11日(木曜日)  
通巻 第1951号  
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中国次期執行部の候補、出そろう
  ほぼ最終局面の調整に入った模様。人事から中国の近未来を予測できるのは、中国が法治国家ではなく、人治のくにだから。この号は予測を兼ねての資料的分析一覧です。


<<政治家>>
◎留任が確定
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胡錦濤(国家主席)
呉邦国(全人代委員長。留任)
温家宝(首相、留任)

◎留任は微妙
曾慶紅(序列五位、国家副主席。引退の可能性がでている)
呉官正(汚職摘発で辣腕だったが、公安系と対立か)
賈慶林(汚職の噂が高いが、江沢民派の重鎮として居残る可能性)

◎退任が確実
羅 干(守旧派)
李長春(やや印象が薄れた)


◎政治局常務委員入りを争う新星
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李克強(遼寧省書記。知日派。小沢一郎の家にホームスティ経験あり)
習近平(上海市書記。太子党の典型。習仲勲の息子。せっ江省書記出身、江沢民派)
周永康(公安部長。強面。上海派との繋がりも)
賀国強(中央組織部長、ダークホース)
愈正声(湖北省書記。北京大学卒。父親の愈啓威は元江青の夫だった。再婚した汎謹は北京市副市長を歴任。典型の太子党。夫人も太子党で元国防部長・張愛坪の娘=張志凱。曾慶紅が抜擢を画策中)
張徳江(広東省書記。中央復帰を狙うが自己宣伝が強い)
李源潮(江蘇省書記。李克強のライバルだが、距離がでた)

(このうちの李克強、習近平は確実。一歩おいて、周永康と賀国強が追う。定員が増えたりすれば確実)

◎政治局入りが囁かれる人達
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劉延東(女性政治家、統一戦線工作部部長)
王 洋(重慶市書記)
薄き来(商務部長、元大連市長、前遼寧省長。日本企業には受けがいい)
王岐山(北京市長、桃依林の女婿。助っ人と言われるほどピンチに強い)
張高麗(天津書記。胡派)
趙楽際(峡西省書記。最も若い書記で次の次のホープ)
趙洪祝(せっ江省書記。前組織部副部長)


<<経済を主導する人達>>
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周小川(中央銀行総裁。世界的エコノミスト)
戴相龍(前同、天津市長。やはりエコノミスト)
胡徳平(胡耀邦の息子。政商会議主任か)
韓 正 (上海市長。経済畑)
馬 凱 (エコノミスト。温首相来日に随行)
江綿恒(江沢民の長男。ビジネス界に君臨。中央委員には落選)
曾蔭権(ドナルドツァン、香港行政長官)


<<軍人>>
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◎これから軍を主導する軍人
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陳丙徳(大将、中央委員。総装備部部長)。
梁光烈(前総参謀長。すでに国防部長に就任の可能性)
遅萬春(山東―ハルビン人脈。以下四人とも宇宙開発に貢献したライジング・スター)
葛振峰(副参謀総長。湖北省出身。元軍事科学院長)
楊志埼(総参謀補佐。中将。元参謀総長楊得志の次男)
李継耐(大将、中央委員。総政治部主任)
劉 源(軍事科学院政治委員、劉少奇の息子)
曾剛川(前国防部長。先月来日した)
郭伯雄(軍事委員会副主任)
徐才厚(同)

◎軍事理論家の御三家
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劉亜州(空軍副政治委員、論客。胡批判で盛名)
朱成虎(国防大学防務学院院長、朱徳の息子。核兵器先制使用で有名)
熊光楷(中国国際戦略学会会長、対日タカ派の領袖)

◎影響力がのびそうな軍人群像
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劉振起(空軍中将、総政治部副主任)
李買冨(空軍中将、総後勤部副部長)
張慶偉(中国航天科学技術集団総経理。もっとも若くして閣僚)
黄作興(総装備部副政治部員、少将。太源衛星発射基地(63710部隊)政治委員)
張建啓(中将。元酒泉衛星発射基地副主任)
朱発忠(中将、安徽閥、李克強ラインか)


((((((((( 資料 )))))))))

 李克強
1955年生まれ、安徽省定遠出身。北京大学経済学院在職大学院卒業、法学学士、経済学博士。 
 北京大学団委員会書記、共産主義青年団中央常務委員、学校部部長兼全国学校連合会秘書長などを経て、85年に共産主義青年団中央書記処第一書記。
98年から河南省副書記、88年に副省長、99年に河南省長。2002年に中国共産党河南省委員会書記。04年に遼寧省書記に栄転。中央委員。 


習近平
1953年6月生まれ、陝西省富平出身。1975年10月清華大学化学工程部入学、1979年同校同学部卒業、国務院弁公庁・中央軍委員会弁公庁に就職。
1982年から、中国共産党河北省正定県県委員会副書記、同書記、県人武部第一政治委員、厦門市委員会常務委員、厦門市常務委員会副市長などを歴任。1988年、中国共産党福建省寧徳地区委員会書記、寧徳軍分区党委員会第一書記。1990年、中国共産党福州市委員会書記、福州市全国人民代表会議常務委員会主任、福州軍分区党委員会第一書記兼福州市委員会党校校長、中国共産党第5回福建省委員会常務委員などを歴任。
1995年10月、中国共産党福建省委員会第6期第1回全体会議にて、中国共産党福建省委員会副書記に選ばれる。1999年8月、福建省第9期全国人民代表大会常務委員会第12回会議にて、副省長、省長代理に選ばれる。2000年1月、福建省第9期全国人民代表大会第3回会議にて、省長に選ばれる。中国共産党第15期中央委員候補。 
2002年10月、浙江省代理省長に就任。2002年11月、中国共産党浙江省委員会書記に就任。中国共産党第16期中央委員


  張徳江
広東省書記。60歳で、もう若くはない。1946年遼寧省生まれで、朝鮮金日成総合大学経済学部を卒業した。
共産党吉林省延辺州委員会副書記を振り出しに、民政部副部長、党組織副書記。90年には、吉林省委員会副書記。翌年に書記。
98年浙江省委員会書記に栄転し、ついで繁栄の象徴である広東省党委書記になった。
現在中央政治局委員。

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<< 今月の拙論 >>

(1)「中国共産党が毒フードの産みの親」(『ボイス』11月号)
(2)「サブプライム危機の中国経済連鎖」(『自由』十一月号)
(3)「バチカンと共産党」(『週刊朝日』、10月19日号)
(4)「いま大連、瀋陽、長春はどうなっているか」(『エルネオス』、十月号)
(5)「中国文明の再胎動と周縁国の動揺」(『正論』十一月号)
(6)「二大陸を蹂躙する中国のエネルギー戦略」(『諸君』十一月号)
(7)「赤い夕日だけは美しい 旧満州を行く」(『月刊日本』10月号)
(8)「世界混乱情勢と日本の危機」(『BAN』、11月号)
(9)「中国の反日記念館総覧と近年の陳列傾向」(『正論別冊』、11月13日発売予定)
(10)「中国経済のブラックホール」(「撃論ムック」10月末発売予定、オークラ出版)。
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『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』(徳間書店、1680円)
 http://www.tokuma.jp/book

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 好評を博した拙著『2008年 世界大動乱の予兆』を大幅に改訂増補。新データを満載。大増ページ普及版。
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宮崎正弘のロングセラーズ 
『世界“新”資源戦争』(阪急コミュニケーションズ刊)。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%8B%7B%8D%E8%90%B3%8DO/list.html
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『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
 『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
 『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
 『拉致』(徳間文庫)
 『三島由紀夫の現場』(並木書房)
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