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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日:9/26


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年)  9月26日(水曜日)  
通巻 第1939号  
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 世界最大の観覧車プロジェクトまで上海から奪った天津
   北京との新高速鉄道が貫通、最大のフェリー施設も着工。
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 抜け目のない商人は天津に向かっている。
 青年は荒野を目指し、あきんどは天津を目指す。「中日友好のシンボル」として福田康男新総理は、日本国民から嘲笑されながらも、北京とソウルと平壌から祝福を受けた。天津には「浜海工業特区」が突貫工事で造成中。
 すでに進出したトヨタ、IBM、GMなどにくわえ、錚々たる大企業が天津に勢揃いする勢いである。

 他方、オリンピックを控える北京の軽工業地帯は、突然の立ち退きを命ぜられ、それに応じなかった人々はヤクザから夜中に襲撃を受け、ブルドーザがいきなりやってきて、三十分で家屋は片付けられてしまった。
北京五輪を名目とした都市開発は、製造業の天津移転が強制され、しかもあと150万人の北京市民が立ち退きを余儀なくされる。

天津が輝いている。
北京の一部市民の犠牲のうえに、天津の新開発が輝いているのである。

北京と約113キロの距離にある天津との間には、「京津都市間軌道交通」(つまり「つくば新幹線」のようなもの)が作られる。
すでに工事は急ピッチで終了しており、八月末に全線が貫通、これから試運転に入り、08年8月の北京五輪前に開通を目指している。 
いままでは高速道路をバスで突っ走って一時間半。市内から渋滞に巻き込まれるので天津の繁華街へはいるには、それから一時間。合計二時間半かかる。
もうひとつのルートは従来の鉄道。これは二時間。

日本からは名古屋―天津など相当数が飛行機を飛ばしている。

 九月には年間五十万台の自動車の積み下ろしが可能な、中国最大のカーフェリー埠頭が着工した。
これは「天津港環球フェリー埠頭」と呼ばれ、天津の北疆が現場。二つの大型停泊ドッグと八万トン級のフェリーの停泊が可能となる。
オリンピックを目指し、08年8月に竣工予定。トヨタなどの輸出の拠点にもなりうるだろう。

さて「天津の眼」と呼ばれる慈海橋観覧車プロジェクトだが、工事は据え付け段階に入った。
これも「天津のシンボル」となって輝く。直径110メートルの観覧車。
一方で、上海の世界一の大観覧車プロジェクトは中止された。


▼ 胡温執行部は「天津派」と将来よばれるかも知れない

陳良宇前上海市書記に連座した市の幹部らは懲役18年から無期という判決が下った。
このさき、いよいよ陳良宇(江沢民派。前上海市共産党書記)の裁判が始まるが、一部には「死刑」を予測する向きがある。

ともかくこれで、上海派=江沢民派が完全に非主流派から傍流に追いやられ、今後、中国でプロジェクトの美味しい所は、ごっそりと胡、温体制の利権の巣窟―天津へ、天津へと運ばれる。

こうした急ピッチの動きに歩調を合わせ、「天津港連盟国際集装箱碼頭有限公司」がオープンした。
同社は7〜10万トン級のコンテナ船停泊スペースを4カ所、全長290〜340メートル、幅42〜44メートル、搭載数7500〜8500TEUの超大型船舶が停泊できる。
これにより天津港の貨物取扱量は170万TEU(標準コンテナ)分、増加した。

 こうした工業躍進を背景として天津では工場視察などをセットとして、パックツアーの「工業旅行」が天津港の客船埠頭から始まっており、大人気という。
 邦銀は、上海、広州、北京につづいて、この天津への支店開設でも足並みを揃えている。

      ◎み□や◎ざ△き□□ま◎さ□ひ▽ろ◎
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(休刊のお知らせ) 小誌は地方講演旅行などの事由で明日(27日)から10月2日まで休刊です。
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     ♪
(読者の声1)貴著 『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』 のタイトルのごとくにシナは周りに迷惑をかけず、一国で静かに「自滅」していって欲しいものです。
中見出しに「中国人は息を吐くように嘘をつく」とありますが、これは秀逸です。
我々日本人は中国人と目鼻立ちが似ていて、欧米人に彼らと間違われることがありますが、幸いにも言葉が通じないのであまり騙されずにすんでいます。
しかしそんな中国人を相手に商売をしに出掛けている日本人の気が知れません。
   (有楽生)


(宮崎正弘のコメント) 中国とビジネスを展開している企業は、それなりの自信に溢れているんでしょうね。
 話は飛びますが、昨晩は韓国から池東旭氏がお見えになり、オークラでしばし懇談しました。韓国企業の中国進出熱も、まったく衰えていませんが、「経営的には大半が失敗している」と、マスコミの伝えない裏面を伺うことが出来ました。



    ♪
(読者の声2) 早速、宮崎さんの新刊『中国は猛毒を撒き散らして自滅する』(徳間書店)を購入、一気に拝読しました。
 「自滅する」という、そのプロセスを知りたかったのですが、これは表題のみがやや誇大で、要するに「自滅」の危険性もある、と中国および中国とかかわる多くの人々に警告を発している書と思いました。
 それにしても、いまの日本で中国に直言しているのは、黄文雄先生と宮崎さんが双璧。ところが、政権は親中派の代表格。政権のまわりを囲んでいる党役員も主要閣僚も親中派ばかりで憂鬱になります。
 ますます宮崎さんの中国批判が冴えて行きますよう健筆を祈る次第です。
        (SY生、広島)


(宮崎正弘のコメント) 本はタイトルが勝負のところがあり、版元も頭を絞って、こんどの表題を考えてくれたようです。
たしかに書店で目立つところに置かれたようですが、問題はこれからの売れ行きです(苦笑)。
    
           ○
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    ♪
((( 宮崎正弘の新刊 )))
   ♪♪
『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』(徳間書店、1680円)
全国主要書店発売中! 下記でも申し込めます。翌日配達!
http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AF%E7%8C%9B%E6%AF%92%E3%82%92%E6%92%92%E3%81%8D%E3%81%A1%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%A6%E8%87%AA%E6%BB%85%E3%81%99%E3%82%8B%E2%80%95%E5%85%A8%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%83%90%E3%83%96%E3%83%AB%E7%A0%B4%E5%A3%8A%E3%81%AE%E5%BC%95%E3%81%8D%E9%87%91%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8F%E3%81%AE%E3%82%82%E4%B8%AD%E5%9B%BD-%E5%AE%AE%E5%B4%8E-%E6%AD%A3%E5%BC%98/dp/4198624097/ref=sr_1_1/249-3265561-8406761?ie=UTF8&s=books&qid=1190668724&sr=1-1


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((( 宮崎正弘のロングセラーズ )))
『世界“新”資源戦争』(阪急コミュニケーションズ刊)。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%8B%7B%8D%E8%90%B3%8DO/list.html
  ♪
『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
 『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
 『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
 『拉致』(徳間文庫)
 『三島由紀夫の現場』(並木書房)
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宮崎正弘の新ホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
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  1. 中国の悪口はヤメロ!!

    共産党支持 2007/10/1

  2. TVや新聞ではわからない本当の情報がここにはある。

     2007/9/26

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発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

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