国際情勢

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

全て表示する >

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

2007/09/19


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年)  9月19日(水曜日) 貳
通巻 第1929号    
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

 中国がドル資産を売却する「核オプション」を行使した、と英・露紙
   7−8月で800億ドルの米国債券が売られたのは事実だが。。。
****************************************

 不思議な報道が世界に流れた。
 発端は英紙「テレグラフ」で、「中国は核オプションを行使」と言うのである。

 NY連銀発表では7月統計で480億ドルの米国債が市場で売却され、8月の二週間でも320億ドル、合計800億ドルが売り抜けられた。
 これは「ありあまる外貨準備を持つ中国が、米国議会の中国批判に対応して政治的武器として使った反撃である。
まさに『核の選択』だ」などとセンセイショナルに書いた。(同誌、9月6日付けおよび10月8日付け)。

 後追い記事はロシアの『プラウダ』英語版に出た(10月9日付け)。「ドル暴落は必至、ドルは崖っぷちに立った」
と欣喜雀躍の見出しが踊った。

 現実に、九月にドルはいくぶん下がったが、逆に人民元の高騰も止んだ。
 不思議な符丁だが、中国がドル暴落を望んでいない、なによりの証拠である。

 簡単な図式である。
中国の輸出の70%は、海外企業が中国へ進出しての現地生産、それも過半はアメリカ企業である。GM、フォードからコカコーラまで。
 米国の消費市場は中国製品に溢れ、アメリカ企業は要するに中国依存で成り立ち、中国もまたアメリカ企業を通じて米国市場にどっぷり浸かっている。

これは両国の普遍的利益であり、北京がドル安を企図して、政治的武器になにかを使ってドル暴落を演出することは中国の利益にはならない。
 これを山崎養正氏は「米中経済同盟」と喩えたが、言い得て妙である。

 中国の思惑とは関係がなく、ドルが雪崩を打って安くなりそうな兆候はたしかにある。
 サブプライム(低所得者向け住宅ローン)の破綻は、かなりのブローを米国経済に与えた。しかし、全体でみれば、6兆ドルのGDPのなかの、最悪に見積もっても、4000億ドル内外の規模であり、崩落の切っ掛けにはなりにくいのではないか。

 ドルの10%程度の下落なら、日本にとってはプラスマイナス・ゼロ。
中国経済は、足がもつれるほどの打撃になるだろう。
 資源輸出の大半の決済をユーロ建てとしたロシアだけは、哄笑することになるだろう。

 こう考えてみると英紙のニュースをことさら転載したのがロシア紙だけであったことも、なんとなく納得がいくのである。

      ◎◎み◎や◎ざ◎き◎◎ま◎さ◎ひ◎ろ◎◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪ 
(読者の声1) 《第6回9・29反中共デー東京大会》
 昭和47年9月29日、我が国は中華人民共和国との国交を樹立しました。
その日から35年の年月が過ぎましたが、我が国と中共との関係が正常かつ友好的であった事はありません。靖国神社に対する冒涜、歴史教科書への介入、尖閣諸島への侵犯…、さらに東シナ海における海底資源の盗掘、我が国の領土である沖ノ鳥島の存在の否定…など、我が国に対する中共による主権侵害や内政干渉が繰り返されています。
さらに中共は、我が国からのODAや円借款など多額の経済援助によって、軍備を増強し、我が国をはじめ周辺諸国に軍事的脅威を与えています。「反日」「共産」「中華」の3悪国家である中共は、我が国にとって明確かつ危険な敵国です。
我が国は現在、中共による侵略という重大危機に直面しています。
我々は草莽の有志として、祖国の危機を坐視する事は、断じて出来ません。
平成14年9月29日、所謂「日中国交正常化」30年の秋、我々は中共との国交断絶を勝ち取る為、第1回9・29反中共デーを開催いたしました。第5回の昨年は東京をはじめ神奈川(横浜)、中部(名古屋)、関西(大阪)、九州(福岡)と各地において大会を開催いたしました。これは「中央での共闘」から「全国での連帯」への拡大であり、統合から連合への発展といえます。
北京オリンピックを来年に控えた今、「9・29反中共デー」の旗の下、「打倒中国共産党」「日中国交断絶」「中華覇権主義排撃」「まもれ!尖閣諸島」を声高らかに叫び、勝利を目指して、同志同憂各位が共に起ち上がり、共に闘う事を熱望いたします。

             記
☆日時 9月29日(土)午前11時〜集会開始/正午〜徒歩行進出発(雨天決行)
☆場所 三河台公園  東京都港区六本木4の2の27(六本木通り沿い/俳優座の横)

☆合意事項 超党派の運動の為、次の行為はご遠慮下さい。
!)会旗の掲揚
!)車輛での参加
!)隊服の着用
9・29反中共デー東京大会共闘委員会
 事務局03-3918-9524(三澤浩一)
  
    ◎ △ ◎ △ ◎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   ♪  
(サイト情報) ブッシュ大統領は9月13日、イラク状況の分析と今後の政策について米国民に向けて演説を行い、ぺトレイアス駐イラク米軍司令官の提言を受け入れ、12月以降イラク駐留米軍を一部削減すると発表した。14日にがイラク情勢に関する最終評価報告書をまとめた。
(1)ブッシュ大統領の演説 
http://www.whitehouse.gov/news/releases/2007/09/20070913-2.html 
(2)ファクトシート 
http://www.whitehouse.gov/news/releases/2007/09/20070913.html 
(3)イラク改善目標評価報告書http://www.whitehouse.gov/news/releases/2007/09/20070914.html 
   ▽
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
♪ 
(((((((( 宮崎正弘の新刊 ))))))))

『2008年 世界大動乱』(改訂最新版、1680円。並木書房)
 四月に刊行された拙著『2008年 世界大動乱の予兆』を大幅に改訂増補。新データを満載。増ページ。25日ごろ配本。なお、ネットで版元にご予約いただいた読者の皆さん、20日までにお手元に届きます!
 

  ♪♪
 『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』(徳間書店、1680円。下旬発売)
全国主要書店で月末ごろ一斉発売!
(毒入り食品からオモチャの鉛、段ボール入り「肉まん」に至るまで、[MADE IN CHINA]は、いかにして世界で嫌われ、忌避されるにいたったのか、その原因は奈辺にあり、今後、解決される見通しはあるのか?)


   ♪♪♪
(((( 宮崎正弘のロングセラーズ ))))
http://esearch.rakuten.co.jp/rms/sd/esearch/vc?sv=2&sitem=%b5%dc%ba%ea%c0%b5%b9%b0&p=0&v=3&f=O

 『世界“新”資源戦争』(阪急コミュニケーションズ刊)。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%8B%7B%8D%E8%90%B3%8DO/list.html

 『中国から日本企業は撤退せよ!』(阪急コミュニケーションズ刊)
 『中国人を黙らせる50の方法』(徳間書店刊)
 『出身地でわかる中国人』(PHP新書)
 『拉致』(徳間文庫)
 『三島由紀夫の現場』(並木書房)
     ◇ 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宮崎正弘の新ホームページ http://miyazaki.xii.jp/
◎小誌の購読は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
http://www.melma.com/backnumber_45206/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2001-08-18  
最終発行日:  
発行周期:ほぼ日刊  
Score!: 99 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。