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 評論家の宮崎正弘が独自の情報網を駆使して世界のニュースの舞台裏を分析

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み

発行日:9/18


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成19年(2007年)  9月18日(火曜日) 貳
通巻 第1927号  
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 中国は2030年までに米国の真の競合国家たりうる
   あのグリーンスパン(前連邦準備制度議長)が回想録で予言
****************************************

 昨日、アメリカではグリーンスパンの回想録が発売になった。浩瀚531ページもある回想録の題名は『乱気流の時代 新世界の冒険』。
 この最後の章で、米国、露西亜、イギリス、日本そして中国の次の二十年の変貌についての予想が述べられており、もっぱら米国ジャーナリズムは、このグリーンスパンの予言する近未来の世界に焦点を当てている。

 「中国の資本主義的マーケットの発展は、市場に民主化をもたらし、やがてそれらは独裁体制に置き換わるであろう。それがより偉大な政治的自由化への道である」。

 中国の未来にこれほど楽観的であるとは意外だった。

 「すでに世界最大の人口大国である中国のGDPは、2005年にイギリスを抜き去り、次の中国の新世代指導者が、いまの共産党独裁から、さらに自由な体制を望み始めるだろう。もし、中国が、この民主化の道を模索し続けるのであれば、世界は新しい繁栄に導かれるだろう」。

 やや抽象的な予言だから、ぼんやりと大綱を述べているに過ぎない。
 ならば日本の未来は?
 グリーンスパンは、淡々として日本の近未来予言を、次のように言う。
 「米国に次いで4兆5千億ドルの経済が、これからも、そのランクを継続できるかどうかは難しいだろう。人口動態の急激な老齢化は、欧州よりも深刻であり、しかしながら日本は『かなりの位置に留まるであろう』けれども」。

      ◎◎み◎や◎ざ◎き◎◎ま◎さ◎ひ◎ろ◎◎
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   ♪ 
(読者の声1) 「日米同盟から国連の集団安全保障へ――。こうしたオザワの主張はアメリカの戦略理論家たちの疑念を呼び覚まさずには置かなかった」とあるジャーナリストは書いています。
クリントン政権の安全保障政策に関わっていたジョセフ・ナイ、カート・キャンベル、エズラ・ボーゲル、共和党のリチャード・アーミテージらが一堂に集まった折、彼らはオザワをしっかり分析しました。
アメリカの疑念は、オザワが日米同盟派ではなく、国連の集団安全保障機能に拠ってたつ対米自立派ではないかというもので、オザワのなかに故ドゴール仏大統領のように対米自立を密かに模索する「隠れゴーリスト」の影がちらついていたのです。その疑念は今にいたるまで消えていないのです。
そのオザワは、参議院選挙の勝利で十年ぶりに脚光を浴びています。
オザワの策略でテロ対策特別措置法の延長問題が、日本の政局に強風を巻き起こしました。 それに心身共に耐え切れなくなった宰相安倍の辞任と共に自公政権はひとつ潰えました。
しかし敵は本能寺です。オザワは「隠れゴーリスト」の鎧をかなぐり捨てたと、ブッシュ政権は見ているようです。
小泉改革で既得権益を失った人々の心に潜む反米ナショナリズム。 オザワはそれを揺さぶって政権奪取のテコにしようとしていると見ています。
昔々、米石油メジャーは、彼らに楯突く石油資源戦略を画策し展開しようとしたカクエイを恫喝しました。 それに屈せず動ぜず突っ張ったカクエイは、宰相の座から引き摺り降ろされました。米の横暴を目の当りにしたオザワは、米に従順でいようとは思わず、密かに復讐を誓いました。
オザワが大恩顧を蒙った尊師カクエイを鴻毛のように軽く扱って政権の座から葬った米国。
これに深甚なルサンチマンを抱くオザワは、嫌米であり非米であり反米です。
その真意をチラと見せたのは国連維持軍構想でした。米政府はそれを鋭く感得しています。嫌米・非米・反米のルサンチマンに彩られたオザワという政治家を国連維持軍への自衛隊編入論を唱えているオザワを、米政府は警戒するのです。
日米同盟を潜脱し改憲せずに、軍事力を持ちその行使を堂々と進めようとする高度緻密な戦略を編み出したオザワを「侮れない奴だ」と米はみています。
   (HN生、品川)


(宮崎正弘のコメント) 友人でジャーナリストの徳本栄一郎氏の研究に依ると、田中首相が米国の資源戦略の勘気に触れて失脚などという「台本」は後智慧の産物で、通産次官だった小長啓一氏が、「田中と図って、それでいこうや」と決めたと、回想録か何かで明言しています。 
 歴史は、日本でも捏造された?
 で小沢氏ですか。かの司令塔は朝日新聞じゃありませんか?

     ◎ △ ◎ △ ◎
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    ♪
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(2)「長春はいまどうなっている」(『共同ウィークリー』、9月29日号)
(3)「反日展示が柔らいだ?」(『週刊朝日』、10月1日号、9月18日発売)
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(5)「手抜き工事大国・チャイナ」(『WILL』10月号、発売中)
(6)「中国周縁諸国の憂鬱」(『正論』十一月号、10月1日発売)
(7)「中国の資源戦略が世界を揺らす」(『諸君』十一月号、10月1日発売)
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     ◎ ◎ ◎ ◎
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(休刊のお知らせ) 小誌は地方講演などにより、9月27日から10月2日が休刊です。
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宮崎正弘の新ホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2007 ◎転送自由。ただし転載は出典明示のこと。
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  1. 世界制覇

    中国共産党は最強 2007/9/19

  2. 1928号の“三島由紀夫はなぜ改憲を目指したのか?”の中で、「隠れマルクス主義がGHQにも。。。」とありました。これと関係が有るのかどうか分からないのですが…。
    戦後まもなく、カスリン(KATHLEEN)とアイオン(IONE)という二つの台風により大きな風水害を受けました。御承知のように、米国では台風の名称をA・B・C順で女性の名前を付ける習慣があります。が、この二つの名前はどうにも英語っぽくないように思うのです。単にKやIで始まる名前が無かったからなのでしょうか。その他の名前も調べてみないと確かなことは言えないのですが、何となくユダヤ系の名前では?と推測してしまいました。
    と、言いつつも最近のカトリーナもフランスっぽいので、英語にこだわる必要は無いかもしれませんね。

    はる 2007/9/19

  3. 宮崎さん 日本語に翻訳して発行出来ないのでしょうか?

     2007/9/18

  4. 真正保守、これからも頑張りましょう。

     2007/9/18

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発行者プロフィール

宮崎 正弘

宮崎 正弘

http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

国際情勢の裏情報を豊富なデータと人脈から解析してゆく。独特な方法と辛辣な批判精神によるニュースの裏側で織りなされている人間模様に興味を持つ。筆者の人生観と執筆を継続する動機の基軸は同じ。ホームページは http://miyazaki.xii.jp/

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